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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.08.10
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カテゴリ: 文芸

 読者が「読む」という作業を、そこできちんと打ち切りきれず、
 かと言って、そこから何をどうすればいいのかもハッキリしないので、
 いるかどうかも分からない誰かに向けて「これって何!?」とコッソリ叫びたくなる感じ。

 でも、本著のような本を読んでしまうと、
 村上さんの作品に「解説」というものがない理由がよく分かる。
 そう、村上さんの作品を読もうとする人は、きっと、あの不明瞭で拠り所がなく、
 方向感覚を全く失ってしまったような行き場のない空気自体を愛しているのだ。 

もちろん、本著を読むと「なるほど、そうだったのか」という箇所が多々ある。

だから、著者の指摘というのは、間違いなく恐ろしいまでに正確・的確なのだろう。
そして、世の中にはそういう真っ当な読み方も確かに存在する。

しかし、村上さんの作品が好きな人(少なくとも私)は、
それくらいの解説や指摘で、あの「行き場のない空気」を払拭することはできない。
その空気は、払っても払っても次から次へと押し寄せてきて、読む者を包み込んでしまう。
その向こう側で、村上さんはどんな表情でこちら側を見つめているのだろうか。





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Last updated  2009.08.10 22:51:10 コメントを書く
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