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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2010.02.06
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カテゴリ: 教育・子育て

 そこに登場するカリスマ転職代理人が、生瀬勝久さん演じる海老沢康生。
 本著の著者・海老沢嗣生さんは、そのモデルとなった人である。
 実際に大手転職エージェントでナゾの仕事(?)をしているらしい。

 しかし、そんなこととは全く関係なしに、本著はスグレものである。
 扱ってるのは、大学入試や大学卒業後の就職に関する様々な問題について。
 それらを、データを用いながら説得力あるクールな切り口で、
 読者に、ズバッと明快に現実を突きつけてくれる。

  「科目減と無試験入学」というトレンドの裏では、二つの人口動態の変化が糸を引いていた。

  この時期に第二次ベビーブーマー世代(1971~74年)が大学進学年齢に達したため、
  大学齢人口(19~22歳)は85年の656万人からピークの93年には816万人(24.4%増)へと拡大。
  すなわち「お客様」が増えるまたとないビジネスチャンスだったのだ。
  神風が大学関係者には吹いた。
  一つには雇用機会均等法の施行、そして、この直後に起こるバブルの崩壊。
  この結果、従来なら短大進学率が高かった女子高校生にも、4大進学熱が高まる。
  その結果、85年に26.5%だった大学進学率は、95年度32.1%へと上昇。
  この両方を受けて大学生の数は184.8万人→254.7万人と
  10年間で実に37.8%も増えることになった。
  これだけの基礎条件がそろえば、当然、新規参入者も増える。
  1985~95年の間に大学は一気に460→565校と105校(22%)も増加した。

  同時に「ライバル」も急増する時代だったのだ。(p.68)

しかし、このベビーブーマー卒業後は、少子化の波が大学に押し寄せることになる。
今後の顧客減少が必然となった時点で、大学はその経営規模を縮小すべきだったのだが、
一度開いた店舗を、そう簡単に縮小したり、閉鎖したりするわけにはいかない。
その後、顧客獲得に向けて様々な営業努力が展開されることになる。


顧客獲得と自己ブランドの維持を図ろうとする大学。
その結果、大学数と大学生数はその後も増加し続け、
結果、95年に32.1%だった大学進学率は直近で50.2%にまで上昇したのだ。

20年余りで、ほぼ2倍に高まった大学進学率。
しかも、全大学入学者の4割が推薦とAO入試によって入学している(私立だけなら5割)。
本著によると、その基準や選考方法はかなり曖昧なものらしく、信頼度は高そうにない。
同じ大学生、大学卒業生といっても、その質が20年前に比べ低下するのは当然だろう。

そして、この不況下、大卒を受け容れる企業側のキャパが、
20年前に比べて、増加しているはずが決してない。
企業として必要な人材数が、大学生の増加と連動して増えるはずがないのである。
結果、「大卒ならこのレベルの職場に就職できるはず」という思惑が外れる者が出てきて……

その他、「人気企業ランキング」や「採用実績校」にまつわるエピソード、
インターンシップの実態なども、たいへん興味深いものであった。
また、玄田有史さんの主張や「就社より就職」という考え方を批判しつつ、
「誰でも20代にチャンスは2回ある」とする、著者の「働く」ことの考え方にも共感できた。





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Last updated  2010.02.06 15:02:17 コメントを書く
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