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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2010.11.06
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カテゴリ: 文芸

 その中で、私が最も身近に感じるのが、
 かつて、私が住んでいた街を走り抜けている京阪電車と、
 学生時代、毎日通学に利用していた阪急電車。

 そして、阪急電車と言えば、他の私鉄に比べ、ワンランク上のお洒落さが魅力。
 それは、あの車両の落ち着いた色合い、その走りの端正さ、
 さらには、それを利用する乗客の雰囲気も含め、本当に際立っている。
 そんなお洒落な阪急電車の名を、ストレートにタイトルにしたのが本作。

私が利用していたのは阪急神戸線だが、本作の舞台は今津線。

逆瀬川に住む大学教授のお宅へ伺ったときを含め、何度か利用したことがあるが、
同じ阪急電車でも、私にはやや馴染みが薄い路線である。

それでも、本著を読むと、そこに漂う空気というものを、
実感として、強く受け取ることが出来た。
逆に言うと、ブランド物のバッグを投げて席取りをする女性というのは、
阪急電車においては、あまりピンとこない(他の某私鉄なら十分想像できるが……)。

もちろん、私が阪急電車を利用していたのは、もう随分昔の話で、
通勤特急や快速急行などというものは存在せず、
夙川や岡本に、特急は止まらなかった頃のこと。
だから、今では、多少なりとも雰囲気が変わっているのかもしれない。

   ***


それだけなら、単なる短編集で終わってしまうのだが、
著者は、そのキャラクターたちを、阪急今津線の車両に偶然乗り合わさせることで、
少しずつ着実に繋げていき、そこからさらに話を発展させていくのである。

この、キャラクターたちが次々に繋がっていく過程や、
そのキャラクターたちの繋がり具合の塩梅が、

「上手いなぁ」と、思わず感心させられてしまう。

   ***

私は巻末の児玉清さんの「解説」を読むまで、有川さんを男性だと思っていた。
「有川浩」なんて名前、どう転んでも、普通「ありかわ ひろし」と読むでしょ?
でも、著者は「ありかわ ひろ」という女性だったんですね。
でも、そのことを知った途端、「なるほど!」と合点がいきました。

それは、この作品全体が、実にライト感覚でありながら、
女性の描写については、あまりにも核心を突いていたものなので、
「こんなものが書ける男って、一体何者?」と感じていたから。
でも、女性なら「なるほど!」です。





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Last updated  2010.11.06 16:00:09 コメントを書く
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