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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2010.11.06
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カテゴリ: 文芸

 鈴木が、唯一、最も一般人に近い存在として描かれており、
 読者としては、彼に同情心を感じ、肩入れしながらページを捲ることになるが、
 彼とて、決して善人とは言えない。

 教師という仕事をなげうって、妻を殺された恨みを晴らすため、
 怪しげな所と知りながら、フロイラインという会社に勤務し始めた鈴木。
 そして、そこでの仕事が人を欺き、人を貶めることになると気付きながら、
 一ヶ月間、その部分に目を瞑り、復讐を果たすための好機を窺い続けた。

ところが、鈴木の魂胆は、既にフロイラインに気付かれていたらしい。

抜き差しならぬ状況に追い込まれたとき、復習の標的が鈴木の目前で交通事故死。
しかし、それは単なる事故ではなく、押し屋による殺人だフロイラインは言う。

フロイラインに命じられ、押し屋を追う鈴木。
そして彼は、押し屋だと思われる男の家に辿り着く。彼の名は槿(あさがお)。
しかし、彼は槿(あさがお)を押し屋だと断定することに対し、必要以上に慎重。
さらに、彼に妻や子どもがいることを知り、フロイラインに所在地すら報告しない。

この一連の事件の中での、鈴木の心の動きや行動を詳細に描き出すことで、
著者は、鈴木がまともな感覚の持ち主だと、読者に印象付けることに成功している。
それでも、やはり、フロイラインに務め始めた時点で、鈴木は既に普通の一般人ではなく、
鯨や蝉と同じ側の世界に居る人間だったはず。

  「兆候はあるんですよ。幻覚のしるしは。

   歩いても歩いても階段が終わらなかったり、
   駅にいる時も、通過する列車がいつまで経っても通り過ぎない、とか、
   この列車ずいぶん長いなあ、なんて思ったら、まずい兆候ですよ。
   そういうのは全部、幻覚の証拠です。
   信号や列車は、幻覚のきっかけになりやすいんです。


最後の最後、回送列車が通過した後の鈴木は、一体どうなっていくのだろうか。





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Last updated  2010.11.06 17:15:58 コメントを書く
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