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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.06.23
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カテゴリ: 文芸

 途中、 『すべての道はローマに通ず』 という特別企画をはさんだので、
 お話しとしては 『賢帝の世紀』 シリーズの続きとなる。
 今巻の主役は、五賢帝時代の最後を飾る皇帝マルクス・アウレリウス。

 紀元138年、次期皇帝に決まっていたアエリウス・カエサルが突然逝去。
 そして、1か月を経ず、アントニヌス・ピウスが後継者に決定。
 しかし、ハドリアヌスが、中継皇帝後に真の後継者として期待していたのが


ハドリアヌスが予想したよりも約十年遅れて、マルクスは皇帝の座に就任。
だが、マルクスは、皇帝に就任するのは自分一人でなく、弟のルキウスの二人だと宣言。
ルキウスは、マルクスと同様、アントニヌス・ピウスの養子で、9歳年下の人物。
こうして、前例のない二人の皇帝並立という形の治世が始まった。

すると、これまでの平穏な時代が嘘だったように、次々と問題が湧き起こってくる。
飢饉と洪水、そして、パルティア王国のアルメニア王国への侵入。
半世紀の間、戦役と無縁で過ごしてきたローマ帝国であったのに、
誰よりも戦争とは遠い気質の哲人皇帝マルクスが、軍団を指揮することになってしまった。

マルクス同様、ルキウスも軍事経験がなかったが、
体力と年齢を理由に、ローマ全軍の最高司令官として東方に向かうことになる。
5年に及んだパルティア戦役にローマは勝利し、盛大に凱旋式が行われた。


   ***

さて、今巻で私が一番印象に残ったのは、この部分。

  だが、快晴つづきであった次の日に雨が降ることは珍しくない。
  一般の市民が誰でも雨傘を用意するくらいならば、指導者は必要ないのである。
  一般の人よりは強大な権力を与えられている指導者の存在理由は、

  ハドリアヌスが偉大であったのは、帝国の再構築が不可欠とは誰もが考えていない時期に、
  それを実行したことであった。(p.68)

その時代に生きる人々が、その真の価値に気付いておらず、
それ故、評価もしてもらえず、反発さえ示されてしまう可能性のある行為。
しかし将来のことを考えると、それを断固として成し遂げていく必要がある。
その実行を迫られる指導者は、何と孤独で困難な役割だろう。





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Last updated  2012.06.23 10:36:41 コメントを書く
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