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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2015.03.01
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カテゴリ: 文芸
『クラインの壺』 を読んで、
 次に『おかしな二人』を読み始めたのだが、
 「はじめに」に次のように書いてあった。

  もし、岡嶋二人の小説をこれから読もうと考えていて、
  ネタをばらされるのが厭だという方は、
  どうかこれは読まないでいただきたい。(p.16)

 ということで、「はじめに」を読み終えたところで、
 『おかしな二人』を中断し、本作と『99%の誘拐』を先に読むことにした。



中学生連続殺人事件の犯人であるとされ、
自ら命を絶ったとされてしまった息子の汚名を晴らそうと、
探偵のように行動する小説家・近内泰洋が主人公。
昭和60年3月の作品である。

息子の同級生・貫井直之が殺されたことを、夕刊の記事で知った近内が、
その翌日、息子の省吾の欠席や身体中のアザについて様子を聞くため、
学校の職員室を訪ねたときの、担任の植村とのやりとりに驚いた。
まず、近内は職員室に普通に入室し、そこで話が始まってしまうのである。

そして、出席簿を使って息子の出席状況だけでなく、
他の生徒の出席状況が悪くなっていることまで説明する。
さらに、この一月ほどの間に、生徒たちの授業態度が悪くなり、


また、下級生を脅してお金を巻き上げたり、万引きをする生徒がいるとか、
親の金を無断で持ち出したり、無断外泊をしたり、
保護された女生徒を引き取りに、警察に自分が出向いたことまで話すのである。
これは、昭和60年頃には、何の違和感なく読まれたのだろうか?

まず、自校の生徒が殺されたばかりなのに、

というか、学校自体も、通常通りの授業が行われ、
職員室が、こんなにのんびりしたムードでいられるだろうか?

さらには、出席簿を、他の生徒の出席状況を見ることが出来る状態で、
そのまま保護者に見せたりして良いものだろうか?
また、自分の息子の身体がアザだらけになっているのに、
こんなに冷静に、学校で担任に話をする保護者なんているのだろうか?

そして、教室内で問題行動が目立ちはじめて一カ月も経っているのに、
それを沈静化するための、努力があまり感じられない話しぶりで、
校外での問題行動のあれこれを、ペラペラと話してしまうに至っては、
もう、驚くというか、呆れるしかない。

個人情報保護法成立前で、今とは随分感じ方が違っていたとは言え、
昭和は、こんなにものんびりした感じだったろうか?
今だったら、学校はマスコミに包囲され、職員室は厳戒態勢、
アザなんかついていたら、理由は分からずとも、親は怒鳴り込んでくること間違い無し。

ましてや、他の生徒の校外での問題行動をうっかり喋ろうものなら、
どんなことになるか、もう分からない。
でも、30年近く昔だったら、こんな感じだったのかも知れない。
話の筋よりも、そんなことの方に気が行ってしまった。

本作は「日本推理作家協会受賞作品」だが、
『the TEAM』を読んだ後だと、
「まだ、若い頃の作品だなぁ」と感じてしまう作品だった。





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Last updated  2015.03.01 13:40:58 コメントを書く
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