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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2015.12.23
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 著者の樋口さんは、東大卒の警察官僚。
 外務省情報調査局や内閣安全保障室にいたこともある。
 現在は、警察大学校教授として危機管理分野を担当している方。

 第1章の「東日本大震災を振り返る」は、福島第一原発についてのお話で、
 電源喪失の経緯や緊急記者会見の記述は、とても興味深いものだった。
 続く第2章の「危機管理の極意」は、セウォル号転覆事故についてのお話しで、
 多数の犠牲を出してしまった理由が、明らかにされている。

  韓国ほどひどくないかもしれないが、

  被害者が「事実上の権力者」と化す構図が存在する。
  「被害者」あるいは「弱者」という立場に自ら規定した側が、
  その後の議論の主導権を握ってしまうのだ。
  それに対して論理的に反論しようものなら、
  「同乗の気持ちがない」「思いやりに欠けている」と一方的に糾弾され、
  憲法に規定された言論の自由は黙殺されることになる。
  「被害者」あるいは「弱者」に同情するのは自然なことだが、
  同情に流されてしまうだけでは「情実国家」になってしまう。
  同情は同情、ルールはルールと切り分けて考えることが
  「法治国家」の在るべき姿なのである。(p.71)

この記述には、 『大放言』
樋口さんが言うように、「切り分けて考える」ことが、とても重要だと思う。

そして、第3章の「日本の安全保障」では、日本のジェットエンジン開発や、
尖閣問題、反日問題、海外テロ、オスプレイについて、
第4章「なぜ失敗の教訓を生かせないのか」では、トムラウシ山ツアー遭難や、
排ガス浄化装置データ捏造事件、テーマパークのアトラクション事故について述べている。


自衛隊が使用している機関銃についても記されている。
この辺りの事情に、樋口さんは精通しているらしく、
この第4章以降、戦闘に関する記述が多くなっていく。

続く第5章は「歴史に学ぶ(幕末・明治編)」で、
戊辰戦争と西南戦争についての記述、
そして第6章は「歴史に学ぶ(第二次世界大戦編)」で、
日独両軍が敗北に至った経緯について語られる。

  情報システムの発達によって報告連絡が容易になったのは結構なことだが、
  その一方で上級管理職が細かいことまで介入し、
  中間管理職からの裁量権を奪っていれば、人材が育つはずがない。
  また、やたらと規則やマニュアルを作って中間管理職を雁字搦めに縛り上げてしまえば、
  ルーティーン以外の仕事を誰もやらなくなる。
  「ウチの課長連中は指示待ちで困る」と嘆く経営者は多い。
  しかし、彼らをそのように育て上げてきたのは誰なのか、
  胸に手を当てて考えてみるとよいだろう。(p.192)

  第2の新人パイロット養成の失敗からは、
  「若手社員の育成は組織の重要課題であって、
  一時的な業務の浮き沈みに振り回されてはいけない」という教訓を導くことができる。
  バブル崩壊後の不況下で採用数を極端に減らしたツケで、
  現時点では40歳前後の社員層が非常に薄く、
  いびつな年齢構成に悩んでいる企業は少なくない。
  ベテランの大量退職に伴う技能伝承が問題となるのも、
  中堅層の人数が絶対的に不足しているため、
  いきなり20代の若手に伝承せざるを得ない状況に陥っているからだ。
  以上の二つの教訓に共通するのは、
  「組織経営は長期的視点に立脚しなければならない」という当たり前の話であるが、
  現実にはなかなかそれができないものらしい。
  だから失敗が繰り返されるのである。(p.239)

いずれも、育成に関する内容であり、頭の痛い問題である。
双方とも、既に大きな問題となってしまっていることは間違いない。
「あの時、ああしていたら」などと嘆いていても、もうどうしようもない。
現状をどう打破していくか考え、実行していくしかない。





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Last updated  2015.12.23 16:03:51 コメントを書く


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