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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.02.18
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カテゴリ: 文芸
​ ​ 平成17年発行のハードカバーで読みました。
 まず、最初に現れる「詩」と「プロローグ」に驚かされます。
 サイズ違いの3枚のページの冒頭に「詩」が、
 次の2枚に「プロローグ」が記されています。

 「詩」のページを読むときには、
 その後に続く2枚のページが少しずつ見えるようになっています。
 そして、その何れのページにも「Eugenia」のブルーの文字。
 とても凝った装丁です。


(おいおい、遅すぎるんじゃないの?)、
本文が、右側に傾いて印刷されています。
その傾き具合も、ページにより若干の違いがあります。

   ***

「第一章 海より来るもの」は、
このお話の根幹となる9人の毒殺事件に関わり、
後にそのことを『忘れられた祝祭』という作品にまとめ発表した女性が、
インタビューに答えていくなかで、事件の概要が提示される。

「第二章 二つの川と一つの丘」は、
第一章でインタビューに答えていた雑賀満喜子が、
事件に関する調査を進めていく際にサポートをしていた


「第三章 遠くて深い国からの使者」は、
第三者視点で、事件当日の様子が語られる。
青澤緋紗子と思われる少女はヒサちゃん(相澤久代)、
雑賀満喜子と思われる少女はマキちゃんとして登場する。

「第四章 電話と玩具」は、

青澤家のお手伝いさんの娘に当たる人物へのインタビュー。
事件がまさに起ころうとしているときの電話とミニカーが鍵。

「第五章 夢の通い路(一)」は、
事件の真犯人を青澤緋紗子と確信した刑事について、
当日の事件現場の様子も含め、第三者視点で語られる。
彼が折り鶴を折るようになった経緯も添えられている。

「第六章 見えない人間」は、
雑賀満喜子の長兄へのインタビュー。
両親が離婚し、父親が家を出ていく前夜、
満喜子は、夕食のシチューに吐き気を催す野草を投入した。

「第七章 幽霊の絵」は、
蕎麦屋の入口に飾ってある掛け軸の絵を見つめる男について、
文房具屋の若旦那を主人公にして、第三者視点で語られる。
その男は、三つ目のある場所を見つけた。

「第八章 花の声」は、
第七章で登場した男、そして事件の犯人とされている男を
子どもの頃「兄ちゃん」と呼んで慕っていた男へのインタビュー。
男は「僕には花の声が聞こえる」と言っていた。

「第九章 いくつかの断片」。
一、三は、二人の会話文だが、この時点では誰と誰の会話か分からない。
二、四は、一人語りだが、語りかける相手がいるのかどうか分からない。
この部分の持つ意味合いは、後に明らかになる。

「第十章 午後の古書店街にて」は、
事件を追いかけている際の、雑賀満喜子の日記。
そして、『忘れられた祝祭』出版に関わった男性へのインタビュー。
彼の元にかかってきた不可解な電話と、古書店の火災について語られる。

「第十一章 夢の通い路(二)」は、
第五章で登場した刑事へのインタビュー。
『忘れられた祝祭』では、著者が意図的に現実と異なる記述をしていた。
それは、古本屋があるべき場所だけが、他の店になっていること。

「第十二章 ファイルからの抜粋」。
一、三、六、八は、吉水満喜子が熱中症で死亡したという記事と、
青澤邸の取り壊しに関する一連の記事。
二、四は、満喜子の死亡状況に関する照会への、担当者からの回答。
五は、事件に関する新聞記者の手記。
七は、満喜子の次兄から誰かに向けての手紙で、
事件当日の新たな事実について語られる。

「第十三章 潮騒の町」は、
第十二章の七の手紙の受取人であり、
これまで数々のインタビューを続けてきた女性による記述。
視力を回復した緋紗子は、浜辺のベンチでの思い出を語り始める。

「第十四章 紅い花、白い花」は、
死の直前の満喜子の行動が、第三者視点で描かれる。
青い部屋と白い百日紅の謎は解き明かされるが、
最後……

   ***

  それぞれの人は皆事実だと思って喋ってるけれど、
  現実に起きた出来事を、見たまま話すのって、難しい。
  というよりも、不可能ですよ。
  その人の先入観とか、見間違いとか、記憶違いがあって、
  同じことを複数の人から聞いたら、どれも少しずつ違う。
  その人の知識とか、受けてきた教育とか、性格で、
  見方も異なるわけでしょ。
  だから、実際に起きたことを、
  本当に知るというのは絶対に無理なんだなあと思いました。
  そうやって考えると、新聞の記事や、
  教科書に載っている歴史っていうのは本当に大まかな、
  最大公約数の情報なんだなって。
  誰かが誰かを殺した、というのは事実かもしれないけれど、
  その時の状況や、そこに至るまでの経緯なんて、
  たぶん当事者どうしにも分かっていない。
  いったい何が真実なのかなんて、
  それこそ全能の神にしかわからない-
  まあ、そういう存在があるとして、ですが。(p.59)

本著を読んでいて、唯一付箋を貼った部分。
まぁ、こういうことなのかな。





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Last updated  2017.02.18 14:19:47コメント(0) | コメントを書く
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