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kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2025.03.15
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カテゴリ: 文芸
『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』 とは、
 主人公が蔦屋重三郎というところが重なるだけで、
 谷津矢車さんの手による全く別のお話。
 単行本は2014年4月に刊行され、昨年10月に文庫化されたもの。

   ***

プロローグは、日本橋の老舗地本問屋・豊仙堂の店主である丸屋小兵衛(51)が、
店をたたむ決意をしたところへ、吉原の地本問屋・耕書堂店主・蔦屋重三郎が現れ、
「あなたが死ぬまで毎年20両の給金を払い続けるので、仕事を手伝ってほしい。


第1章では、売り払った物や離れた職人たちを、小兵衛に3日で呼び戻させたにも拘わらず、
重三郎は10日経っても日本橋の店を再開せず、連日真昼間から小兵衛を吉原へ連れ込みます。
しかし、やがてそこで同席していた寝惚、六樹、喜の字の正体を知った小兵衛は大いに驚愕。
さらに、店にやって来た重三郎の遠縁で絵師の北川勇介の面倒を、小兵衛が見ることに。

第2章では、太田南畝・宿屋飯盛・朋誠堂喜三二が手を組んだ新作狂歌集が大成功を収め、
小兵衛は、筆名を喜多川歌麿とした勇介と共に、京屋の伝蔵の住む長屋に代金を届けることに。
さらに、夫の浮気を疑う妻・お春の依頼で、歌麿と一緒に吉原で重三郎の居場所を探し当てると、
そこには、体調を崩した元遣手・お雅が一緒にいたのでした。

第3章では、伝蔵こと山東京伝、そこに朋誠堂喜三二と酒上不埒を加えた3人を前に、
重三郎が、松平定信の政を馬鹿にした草双紙を作ることを提案、京伝を除く二人が受諾します。
喜三二の『文武二道万石通』は、初売りから日本橋耕書堂前を黒山の人だかりに。


第4章では、定信から2度目の召喚を受けた春町が、自ら命を絶ってしまいます。
喜三二、春町、南畝ら売れっ子作家の戯作が一斉に消える中、更なる本屋統制が実施されると、
奉行所に連れていかれた重三郎には罰金の、京伝には手鎖50日沙汰が下されます。
そして、歌麿は耕書堂との関係を断ち切って、江戸の町に飛び出していったのでした。

第5章では、地本問屋や戯作者が罰を恐れてのびのび書けず、面白くない本ばかりに。

経営に行き詰った重三郎は、日本橋耕書堂で扱う商品を変更し、立て直しを図ります。
しかし、寛永8年12月に重三郎が仕事中に倒れると、そこに歌麿がやって来たのでした。

第6章では、歌麿が小兵衛に、重三郎とお春の恋路を手助けした時のことを話します。
そして、小兵衛から耕書堂でやり直してくれるように頼まれ、歌麿が了承すると……

エピローグでは、新たな店主となった元番頭の下で、18歳の重三郎の息子・吉蔵が修行中。
定信は老中を降り、小兵衛は春町の遺稿となった滑稽本を寛政10年に版行しました。

   ***

  「人の縁だけが本屋の全てかもしれません」
  重三郎の言葉に、小兵衛は相槌を打った。
  本は自分一人でできるものではない。
  戯作を書き、絵を描く職人たち、文字や絵を版木に彫る彫師、
  その彫を元に紙に絵を写し取る摺師、紙を作る漉き師。
  色んな職人の仕事を縒り集めて本が生まれ、客の手に届く商い品となる。
  はたして版元は、本のために何が出来るのだろうか。
  本のために、何をしなくちゃならないのだろうか。(p.176)

  重三郎は、自分が何を為すなど考えてもいない。
  自分の役目は繋ぐこと。
  そして、繋いだ糸を絡めてくっつけて引っ張ることだけ。
  重三郎は自分の生きた証など必要ないのだ、そう小兵衛は悟った。
  ただ、判じ物を解くかのように人と人とを繋げて、
  何か新しいものを世に放つだけで満足な人間なのだ。(p.298)

  歌麿は目を細めて口に煙草を宛がった。
  「店が潰れて困るのはてめえなのに、そんなことは関係ねえ。
   あいつには、てめえの金勘定よりもっと大事なものがあったんだ」
  吉原の埒を壊す。小兵衛も耳にしたことがあった。
  ようやく小兵衛は、重三郎という男のことを掴むことができた気がした。 (p.327)

何れも、小兵衛から見た重三郎という人間を示した箇所です。
大河ドラマの蔦重も、この辺りは共通する所が多いですし、
また、第2章のお雅については似たようなエピソードがありました。
これらは、実在の重三郎について何らかの記録が残っているのかな?





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Last updated  2025.03.15 18:46:37 コメントを書く
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