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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2025.11.08
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カテゴリ: 文芸
『あきない世傳金と銀』シリーズ の特別巻全2巻の上巻。
 シリーズに登場したキャラクターたちのラブ・ロマンス4編。
 各話の主役は、五鈴屋五代目徳兵衛で後に井筒屋三代目保晴となった惣次、
 五鈴屋江戸本店支配人・佐助、五鈴屋江戸本店小頭役・お竹、
 そして「五鈴屋の要石」と呼ばれた元番頭・治兵衛の一人息子で
 江戸本店手代相談役頭となる賢輔というお馴染みの面々。

 「第1話 風を抱く」は、五鈴屋を出奔した惣次が江戸の両替商・井筒屋店頭で揉め事を解決、
  店主から娘雪乃の婿養子にと請われ銭両替の仕事を習得、地廻り酒の酒元への貸付で大成功。

  再会した幸には要所で助言、自身も義父や妻に家族の絆を感じる迄に変貌を遂げていきます。

 「第2話 はた結び」は、佐助が男女御奉公口入所で出会ったのは、あのさよの妹たち。
  近江屋にいた佐助と逢瀬を重ねていたさよは、17年前突如姿を消し10年前には亡き人に。
  佐助は、五鈴屋江戸本店に女衆奉公することになった末妹・ちかにさよとの思い出を語る。
  丸屋店主からの縁談を断った佐助は幸に、ちかはお竹に背中を押され互いに思いを伝えあう。

 「第3話 百代の過客」は、江戸に移り住んで18年間一度も大坂に帰っていなかったお竹が、
  古希を迎え隠居仕舞登りする近江屋支配人・久助から、往路を一緒に旅しないかと誘われる。
  一方、幸は、お竹が世話になった医師・白鳳に手代・大七を預け医者の道を歩ませることに。
  お竹は、大坂には戻らず寿命の尽きるまで傍で五鈴屋の商いの役に立ちたいと幸に申し出る。

 「第4話 契り橋」では、40歳になる賢輔が、いよいよ九代目店主にとの話が持ち上がる中、

  下野国の白生地を巡る白子組、大伝馬町組への対応が迫られる中、嵐で東本願寺御堂が倒壊。  
  巻き込まれた賢輔は、生死の淵を彷徨うが生還、幸に九代目就任の決意を伝え求婚する。

   ***

第1話は、延享2(1745)年から、江戸本店が仲間外れとなった翌年の宝暦6(1756)年までを、
第2話は、浅草寺雷門が焼失した翌年の明和5(1768)年卯月から霜月までを、

第4話は、明和8(1771)年睦月から神無月までを描いています。

第13巻 は、明和4(1767)年師走14日、江戸本店創業から丸16年目を迎えた日まででしたから、
第2話からは、ほぼほぼ第14巻に当たる続編のお話ということになります。
第13巻では、まだ準備段階だった孫六織も、本著のお話の中で商いの道筋がつきました。
そして、第13巻では、幸の賢輔に対する感情は次のように記されていました。

  かつて、夫だった惣次の怒りを買い、殴られたことがある。
  その時、身を挺して幸を守ろうとしたのは、幼い賢輔だった。
  小さな身体で惣次に挑み、蔵の壁や扉に叩きつけられても、
  惣次の腕にしがみ付いて離れなかった。
  師走の暴風が放った青竹の矢から、幸を守ったのも、やはり賢輔だった。
  主筋ゆえに守られている - そう思っていた。
  否、思おうとしていたのかも知れない。
  どうなるものでもないことを、幸自身がよくわかっている。(第13巻p.350)

そして、賢輔の方については、

  「『賢輔は銀になり、どないなことがあったかて金の傍を離れず、
    命がけで金を生かす努力をせぇ』
   - 父は私に、強う言い聞かせました。(中略)
   せやさかい、私は何があったかて、ご寮さんのお傍を離れしません。
   生涯をかけて、金を生かす銀となります」(第13巻p.351)

それが、本著では次のように記されることになります。

  幸と出会った時、賢輔は7つ。
  14歳の幸が、賢輔の袖口の綻びを繕ってくれたことを、よく覚えている。
  - 本当はね、着たまま針を使うのは駄目なの。でも今だけね
  繕い終えて、歯で糸を切った幸。
  あの頃から、賢輔にとって、幸は誰よりも尊いひとだった。(p.274)

そして、遂に二人は互いの思いを伝えあうことになったわけですが、
事はそう簡単にはいきそうもありません……
そのあたりは、次巻でということになるのでしょう。





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Last updated  2025.11.08 14:05:59 コメントを書く
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