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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2026.09.15
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カテゴリ: 文芸

 これまで読んできたマハさんの他の作品とは、随分と色合いが異なるものでした。
 強いて言えば 『暗幕のゲルニカ』 に近いものが漂っていると言えるでしょうが、
 それでも、訴えかけてくるものは圧倒的にこちらの方が強烈です。

   ***

サンフランシスコの精神科診療所で、60年以上前に描かれた絵を眺めながら、
84歳のエドワード・A・ウィルソンは、軍医として過ごした沖縄での日々を振り返る。

1946年5月、医科大学院修了直前、従軍医に任命され婚約者を残して沖縄へやって来たエド。

そこでサンフランシスコの美術学校に留学、東京美術学校でも学んだセイキチ・タイラと出会い、
その妻・メグミや他の画家たちとも親交を深め、母国から送られた画材で一緒に絵を描くように。

婚約者にクリスマスプレゼントとして送る肖像画を描いて欲しいとエドが頼むとタイラは快諾。
しかし、昼間から酒を飲んだくれている画家・ヒガに初めて引き合わせてもらった時、
エドが次の言葉を発すると、タイラは激高しエドを村から追い返してしまう。

  絵を買うのは、僕ら軍の人間だろう?
  こんな暗い絵、誰も欲しがらないよ。
  君や、ほかの画家たちが描いているような、きれいで、明るくて、
  故郷への手みやげにもちょうどいいと思えるような絵でなくちゃ……(p.123)

その後、同僚からメグミを軍人向けバーで見かけたと聞き、
エドはタイラに内緒でそこで働くメグミと会うが、居合わせた将校に絡まれることに。

エドはタイラを家に送り届け、壷屋で働くようになったメグミに肖像画の代金を手渡す。

ヒガは描いた絵が第1回沖展には選ばれなかったものの、酒を断って壷屋に絵付師として復職。
しかし、メグミと市場に買い物に行った際、あの将校に絡まれメチルアルコールを一気飲み。
タイラに救いを求められたエドは村に駆けつけると、院長に掛け合って眼科医を派遣してもらい、
あの将校、ヒル少佐のオフィスを訪ね、何度もその顔面を殴りつけたのだった。 


仲間たちは、エドからクリスマスに贈られたコンパクトを用いて太陽の光を明滅させ見送った。

   ***

佐藤優氏による巻末『解説』に、本著の存在意義は言い尽くされています。
それにしても、私はなぜこれまでこの作品をスルーし続けてきたのでしょう……
残念というより、不思議でなりません。
原田マハという作家に対する印象が、一味違うものに変わりました。





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Last updated  2026.09.15 16:45:18 コメントを書く
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