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本屋大賞の候補作だったので気になって読了。最初は読んでいて暗い気分になった。辻村深月の「朝が来る」の生みの親のように、何をやってもうまくいかないつらい登場人物を思い出した。登場人物市木 かおり主人公。妊娠中に乗用車で轢き逃げ死亡事故を起こし、服役中に息子・拓(たく)を出産する。出所後、息子に会いたい一心で引き起こした騒動により面会を禁じられ、罪を隠しながら各地を流浪する。拓 息子田中 徹也かおりの元夫。鶴子 かおりの友達久住呂百合 拓の同級生の咲のお母さん いろいろと世話を焼いてくれる叔母の法事からスタート。親戚みんなから疎まれていた叔母はお供え物の熟した柿にストローを刺して飲んでいたらしい。妊娠中のかおりは酔いつぶれた警察官の夫を助手席に乗せ大雨の中を帰宅中に老婆を轢いてしまった。ひき逃げによる殺害でかおりは留置場で生活し、その間に出産をする。そして、出所時に夫から離婚を迫られる。この時の言葉も、母親が死んでいるのと犯罪者であるのはどちらが拓にとって幸せかなどという救いもない言葉だった。しかも、最後の方で実は事故当時夫は起きていて、車から降りて確認するよう促すことができたことが明らかになる。ここからがなかなかしんどい。幼稚園に息子の姿を見に行こうとしたら警察官に捕まる。 ここで久住呂さんと知り合いになる。小学校の入学式に行って校舎まで入るもまた警察官に捕まる。拓のためにお金を遺そうと働くも、ルームシェアしていた人が結婚していなくなるので別な職を求めて引っ越したり、同じくルームシェアをしていた同僚から預金を奪われたりとうまくいかず。ようやく福岡まで行ったときに、仕事もうまくいきだし、同僚ともうまくいきだし、かおりに好意を寄せる男性と出会ったりと少し明るくなってくる。こんな時に元夫が登場。拓が自分の生みの親に興味を持っているという件で自分の都合を押しつけるような形に。そして、不用意な発言から先ほどの事故当時は起きていたことが露呈した。クライマックスは咲の手引きで千葉に行ったときに拓と対面することに。最初は、感動的な対面とはならず、ほとんど会話もなくただ一緒に歩くだけだった。少しずつ会話が始まり、拓が「自分を捨てたのに、なぜ幼稚園に会いに来たのか」の発言の後、かおりが自分が捨てるわけないと真っ向から否定して少しずつお互い打ち解けた。かおりは泣くのを必死にこらえていた。時間の制約があったが、連絡先も知ることができ今度新しい関係が始まることが期待できそうだった。最終的にはかなり大変な人生だったけど、ようやく少し救われてきなのかなぁと感じられた。子を思う母親の絆みたいなものを書こうとしていたのかもしれないが、自分にとっては少し重い気分になり途中はそんなに楽しい気分にはなれなかった。ラストで少し報われてよかったなぁという感じ。熟柿 [ 佐藤 正午 ]価格:2,035円(税込、送料無料) (2026/6/29時点)楽天で購入
2026.06.29
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気になっていた本だけど忙しかったりものすごく興味を持てたわけではなかったので、ざっと読んで終了。最初のほうが印象に残った。というか、最初の方しかちゃんと読んでなかった。1章の子育ての遺産は連鎖する親の自分が子に対してイラついてしまったりするのは、自分が子どもの時に同様のシチュエーションがあった時の自分が受けた子育てが影響していると。子どもは、親が言うとおりに育つのではなく親の行動を見て親がやっているように育つというのも耳が痛いけどその通りだと思った。2章子どもの環境を見直す夫婦仲良くしましょうなど、なかなか耳が痛い話だった。わかってはいるんだけどねって感じ。3章感情に向きあう子どもに共感する。子どもがめんどくさい訴えをしたときも、まずは子どもの気持ちを一度受け止めるのが大事。自分に余裕がない時はなかなか実践できないんだけどね。以降は、妊娠中や新生児の時期の話はうちには関係ないので読み飛ばし。読んでみて、自分の感情をコントロールして余裕をもてるようにしつつ、子どもに共感できるようにならないとなと感じた。子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本 [ フィリッパ・ペリー ]価格:2,420円(税込、送料無料) (2026/6/29時点)楽天で購入
2026.06.29
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好きなシリーズの最新刊が発売されていたので読了。新田が完全にメイン。今回は、ある文学新人賞の候補が事件の重要参考人ということで、実績のあるホテルコルテシアで発表を行うことに。コルテシアへの変更を提案したのが梓で、前作と違ってかなり好意的な雰囲気になった。さらに、新田の父親も登場。海外で弁護士として活躍している父がコルテシアに宿泊することに。ちなみにその事件とは、宮原亜子が殺害され当時付き合っていた青木晴真が重要参考人になっている。新人賞当日に現れたのは常盤健太朗という全くの別人であり、ここで新田、梓、能勢などのチームワークで事件を解き明かしていく。真相は、青木晴真は病気のため宮原亜子と別れ死に際に「イノチノアマリ」を執筆しどこかで遺体として発見される。宮原亜子は別れがショックで自殺し、姉の死を発見した朋葉と瑛人が青木晴真のせいにしようと殺人を偽造したものだった。父は新人賞とは無関係。父は昔に大泉学園家族殺傷事件の弁護を担当していた。この事件は、梶谷徳雄が介護疲れで自分の母を殺害するが、ちょうど訪問した娘の頼子を刺し、孫を殺してしまった事件だった。頼子の娘の奈々絵が頼子と釈放された梶谷を新田の父の立会いの下引き合わせようということだった。まあまあ面白かったけど、以前のマスカレードシリーズのほうが面白かった。重要参考人もただの替え玉だったというのもちょっと拍子抜けだった。それでも好きなシリーズなので次回作が出たら読みたいと思う。マスカレード・ライフ (マスカレードシリーズ) [ 東野 圭吾 ]価格:2,200円(税込、送料無料) (2026/6/15時点)楽天で購入
2026.06.15
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中山先生の本が気になって読了面白かった。ご本人の体感的な話も多かったが、いろんなことをぶっちゃけていてよかったと思う。第1章 医者の本音 ?その一言に込められた真意 第2章 正しい病院の選び方 第3章 クスリ・手術の本当のところ 第4章 医者の収支と恋 第5章 「人の命は平等」は本当か?自分の考えとだいたいは一致していた。医療関係者では常識であってもそうではい人にとっては実情はわからないので、こういう本があってもいいのではと思った。ほかの業界でもこういうぶっちゃけ本があるといいな。合コンで医師はモテるかでは、モテないと書いてあったけど、モテなくはないとは思った。医者の本音 (SB新書) [ 中山 祐次郎 ]価格:902円(税込、送料無料) (2026/6/8時点)楽天で購入
2026.06.08
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成瀬シリーズで第3弾かつ完結編ということで読了今回も面白かった。第一作のようなインパクトはなかったが、今までの人物がみんな登場していて完結編としてよくまとまったのかなと思う。やすらぎハムエッグ神奈川の田舎の高校から京大理学部に合格した坪井さくらが登場。片思いの同級生が言うので同じ兄弟を合格したつもりが、その男は東大に進学して勝手に失恋してしまった。入学式から逃げ出したところで成瀬と出会う。やりたいことがなければ料理したらと勧められ、料理をしていくうちにメンタルを取り戻していく。実家が北白川 京都大学農学部に合格し北白川の実家から通学することになった梅谷誠。こたつ集団の「達磨研究会」の2回生3人組と出くわし入会することに。『夜は短し歩けよ乙女』のヒロイン「黒髪の乙女」のような女性との出会いを求めていて、それにぴったりの成瀬と出会う。ぼきののか簿記合格を目指す大学生YouTuber ぼきののかこと田中ののか。合格祈願に生配信で訪れた北野天満宮で、参拝客にびわ湖大津観光を宣伝する成瀬あかりに遭遇する。一緒に簿記合格を目指し、成瀬はyoutubeでも人気を得る。そういう子なので母の成瀬美貴子あかりが「ぐるりんワイド」に出演するので取材を受けることになり、母もインタビューされることに。5年前の「ぐるりんワイド」で西武デパートの閉店関連で成瀬と一緒にテレビに映れなかったことや、あかりが小学6年のころの「三者面談での苦い思い出」があり、過去の後悔からインタビューに向き合うことになる。親愛なるあなたへ2年前の夏、競技かるた高校選手権で成瀬と出会った 西浦航一郎 。実は、それ以来スマホを持たない成瀬と文通で交流を続けていた。夜中にハイテンションで書いた手紙を返してほしくてデートすることに。デート中は、麻雀をやったり献血をしたり達磨研究会に顔を出したりと成瀬は大忙し。結ばれることはあるのだろうか。個人的にはこの回が一番好きだった。琵琶湖の水は絶えずして島崎みゆきが登場。虫垂炎で入院しているから、びわ湖大津観光大使の最後の仕事となる疎水のイベントの代役をしてほしいと頼まれる。当日は成瀬も参加でき、そこでは様々な人たちが登場し、島崎が東京に行った後も成瀬がさまざまな人に影響を与え続けていることを知る。社会人になってどうなっていくのかも気になるけど、きれいに完結できてよかったと思った。成瀬は都を駆け抜ける [ 宮島 未奈 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2026/6/1時点)楽天で購入
2026.06.01
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