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クリスマス・ソング選2023(その4) アーサ・キット(アーサー・キット,Eartha Kitt,1927年生まれ、2008年没)は、米国のシンガー、女優、キャバレー・スター。彼女の代表曲の一つが、クリスマス・ソングとして親しまれている「サンタ・ベビー(Santa Baby)」です。1953年にシングルとして発表されたナンバーです。 この定番クリスマス曲の秀逸なカバー・ヴァージョンということで、いろんな人がカバーしているのですが、今回は、1987年のマドンナ(Madonna)によるものもお聴きください。1980年代のマドンナと言えば、まさにデビューからスターダムに駆け上がった絶頂期だったわけですが、この歌唱もトップ・シンガーとなったの貫禄が十分に出ているものではないかと思います。 コケティッシュで独特な魅力のこのナンバー。これをスタンダードとして定着させたアーサ・キットが素晴らしいのはもちろんですが、これを30年以上経って絶妙にカバーしたマドンナもまたお見事といったところでしょうか。[収録アルバム]Eartha Kitt / Revisited(1960年)Various / A Very Special Christmas(1987年) 【輸入盤CD】Eartha Kitt / Essential Recordings (アーサー・キット)【★】 【中古】 A VERY SPECIAL CHRISTMAS(クリスマス・エイド) /(オムニバス),ザ・ポインター・シスターズ,ユーリズミックス,ホイットニー・ヒュ 【中古】afb 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年12月16日
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クリスマス・ソング選2023(その3) 先ごろ、稀な難病を患っていると公表したセリーヌ・ディオン(Céline Dion)。カナダ出身の有名シンガーですが、今回は、彼女が1998年に発表したクリスマス盤に収録されているナンバーです。 今回の曲のタイトルは「フェリス・ナビダー(Feliz Navidad)」。スペイン語で“メリー・クリスマス”(あるいは“ハッピー・クリスマス”)という意味です。 余談ながら、この曲のタイトルが「フェリース・ナヴィダッド」と表記されたりしているようですが、「フェリス(またはフェリース)・ナビダー」です。実は、このブログでは、このナンバーのオリジナル・ヴァージョンを以前に取り上げました。プエルトリコのシンガーソングライター、ホセ・フェリシアノが元曲を歌っており、ラテン系クリスマス・ナンバーの定番曲です。よろしければ昨年の記事も、あわせてご覧ください。 ともあれ、セリーヌ・ディオンが病を乗り越えていずれ復活してくれることを祈りつつ、今は彼女がこれまでに残したきた歌声を楽しむことにしたいと思います。[収録アルバム]Céline Dion / These Are Special Times(1998年) 【送料無料】[枚数限定][限定]THESE ARE SPECIAL TIMES[GOLD VINYL]【アナログ盤】【輸入盤】▼/セリーヌ・ディオン[ETC]【返品種別A】 【中古】スペシャル・タイムス/セリーヌ・ディオン、R.ケリー、アンドレア・ボチェッリ 【中古】 スペシャル・タイムス−レガシー・エディション−(完全生産限定盤)(紙ジャケット仕様)(DVD付)/セリーヌ・ディオン 【中古】afb 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年12月14日
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クリスマス・ソング選2023(その2) さて、今回は今もあちらこちらで耳にする、ヒット・ナンバーとなったクリスマス曲です。 マライア・キャリー(Maraiah Carey)は1990年代にデビューしたニューヨーク出身のシンガー。1994年に初のホリデー盤として発売された彼女の4枚目のアルバム『メリー・クリスマス』からのシングル曲としてリリースされたのが、この「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」です。 この曲は、一過性のヒットで終わらず、後々も聴き続けられるクリスマス・ナンバーとして定着してきたのではないかという気がします。マライア自身は、アーティストとしての活動がやや停滞した時期もありましたが、1990年代から2020年代の今に至るまで活躍していて、今後も期待されます。この間、2010年にもクリスマス盤を発表していますので、いつかそちらの曲も取り上げてみたいな、などと思ったりもしています。[収録アルバム]Maraiah Carey / Merry Christmas(1994年) メリー・クリスマス [ マライア・キャリー ] メリー・クリスマス 25th Anniversary Edition [ マライア・キャリー ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年12月12日
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クリスマス・ソング選2023(その1) 街に出れば、クリスマス向けの曲があちらこちらから聞こえてくる時期になりました。本ブログでも、クリスマス曲をいくつか取り上げてみたいと思います。 最初は、陽気なラテンのクリスマスということで、キューバの歌手セリア・クルス(セーリア・クルース,Celia Cruz)によるナンバーです。セリア・クルスは、1925年キューバのハバナ生まれで、米国で幅広く活動した歌手で、2003年に77歳で没しています。20世紀最大のトロピカル・ミュージックのシンガーとも言われ、“サルサの女王”などの愛称があります。 1961年に “セリア・クルス&ラ・ソノラ・マンテカ”名義で発表された「クリスマスのチャチャチャ(El cha cha cha de la Navidad)」です。 クリスマスが迫ってくるまで、数日おきのペースで更新できれば(あくまで希望的観測)と考えています。何曲ピックアップできるかわかりませんが、ぜひお付き合いください。[収録アルバム]Celia Cruz / Fiesta de Navidad(クリスマスのフィエスタ)(1992年、日本盤) ↓ベスト盤です(今回の曲が含まれるわけではありません)↓ 【輸入盤CD】Celia Cruz / Exitos Eternos (セリア・クルース) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年12月10日
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INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。しばらく更新が滞っていましたが、ここ1か月ちょっとの間の最新記事へのリンクを追加しました。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-I)へ → つづき(J-N)・つづき(O-Z) アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2022年12月07日
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次世代の子どもたちへ捧げた盤 オリビア・ニュートン=ジョン(Olivia Newton-John)は、1970年代から80年代にかけていくつものヒットを残した。そんな彼女の80年代の作品の中で、例外的に“売れなかった”作品の一つが、1989年の『美しい星と子供たちに~ウォーム・アンド・テンダー(Warm and Tender)』である。 “売れなかった”と述べたが、その理由は明白である。時代のアイコン、若者の憧れの的としてのオリビアも、30歳代を経て40歳を迎える頃となっていた。1980年代も後半になると、結婚を機に音楽界とは少し距離を置くようになっていた。そして、出産後、『噂~うわさ』(1988年)に続いて届けられたのが、この『美しい星と子供たちに~ウォーム・アンド・テンダー』だった。 娘の誕生(1986年)が本盤の構想のスタートになったのだという。8.「きらきら星」、10.「ロッカ・バイ・ベイビー」、14.「星に願いを」、15.「リーチ・アウト・フォー・ミー~ブラームスの子守歌」といった曲などからわかるように、娘および次世代の子どもたちに捧げた歌唱集なのである。ついでながら、表題曲の9.「ウォーム・アンド・テンダー」は自作曲で、これもアルバムのコンセプトをよく伝える好曲である。 以上のように、多くのファンが欲する“オリビア像”と本盤の内容に間に、そう簡単には埋まらないギャップがあったというのは確かだったのだろう。けれども、当時、まだ若者だった筆者は、意外と本盤が気に入った(手元にあるCDも、その当時に入手したものを未だに聴き続けている)。最初に聴いた時の感想は“やっぱり歌がうまいな”というものだった。母性がどうとか、次の世代がどうとか、本当は本盤を評するのに必要なのかもしれないけれど、筆者的には、このシンプルな美しさだけで十分。先頃(2022年8月)、オリビアは亡くなってしまったけれど、このアルバムもまた聴き継いでいってほしい作品の一つに違いないと思う。 [収録曲]1. Jenny Rebecca2. Rocking3. Way You Look Tonight4. Lullaby My Lovely5. You'll Never Walk Alone6. Sleep My Princess7. The Flower That Shattered the Stone8. Twinkle Twinkle Little Star9. Warm and Tender10. Rock-A-Bye Baby11. Over the Rainbow12. Twelfth of Never13. All the Pretty Little Horses14. When You Wish Upon a Star15. Brahms Lullaby(intro)~Reach Out For Me~Brahms Lullaby(reprise)1989年リリース。 【中古】 ウォーム・アンド・テンダー(美しい星と子供達に)/オリヴィア・ニュートン=ジョン 【中古】afb 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年12月03日
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オーケストラをバックにし、アレンジが光るライヴ作品 ジョアン・マヌエル・セラー(Joan Manuel Serrat)は、1943年バルセロナ生まれのシンガーソングライター。地元のことばであるカタルーニャ語が禁じられていた時期(フランコ独裁下)から活動を重ね、スペインだけでなく、スペイン語圏各地で人気を獲得した有名シンガーである。 そんなセラーが還暦を迎えた年(2003年)にリリースされたライヴ・アルバムが、この『セラー・シンフォニコ(Serrat Sinfónico)』であった。ライヴ盤と言っても、通常のライヴ盤ではなく、表題(“シンフォニコ”は、英語で“symphonic”)が示す通り、交響楽団とのコラボによるライヴ演奏盤である。 演奏をしているのは、地元カタルーニャのバルセロナ交響楽団。アレンジを担当したのは、同じくバルセロナ出身のジョアン・アルベルト・アマルゴス。普段とは異なる演奏形式、アレンジにもかかわらず、セラーは貫禄一杯に淡々と1曲1曲を歌いこなしていく。 個人的な見解も含め、本盤の聴きどころを見ていきたい。1.「エル・カルセル・デル・フロ」は、冒頭の幻想的かついかにもオーケストラルなアレンジが、本盤のコンセプトへ聴き手を引き込むのに十分な効果を持っていると思う。中盤では、セラーの語りがうまく楽団の演奏と溶け合っているという感じがする(聴く人によっては、若干間延びしているように感じられるかもしれないが、個人的には聴き入ってしまう)。例えば、5.「ラ・ベジャ・イ・エル・メトロ」、8.「プエブロ・ブランコ」、9.「エリード・デル・アモール」なんかが筆者には特に印象に残る。 そして、圧巻は終盤の静かな盛り上がり。11.「パレ」の辺りからそれは始まっているような気もするのだけれど、具体的には、有名曲の13.「メディテラネオ」以降の楽曲である。15.「ファ・ビンタン・アニス・ク・ディク・ク・ティンク・ビンタン」(カタルーニャ語がよくわからないので、表記がおかしくてもご容赦を)では、オーケストラも盛り上がり、しかもカタルーニャ語での歌唱となっている。この長ったらしい表題は、1984年発表のアルバムの表題曲をもとにしていて、“20歳だと言ってから20年が経つと言ってから20年が経つ”というもの。つまりは、40歳を過ぎて発表した楽曲(20歳+20年)が60歳(20歳+20年+さらに20年)の曲として提示されている。アルバムを締めくくるのは、やはり代表曲の16.「カンターレス」。この歌唱は、淡々としながらも、ファン的には噛みしめて盛り上がるタイプのものに仕上がっていると思う。[収録曲]1. El carrusel del furo2. Bendita música3. Cançó de matinada4. Barquito de papel5. La bella y el metro6. Princesa7. Aquellas pequeñas cosas8. Pueblo blanco9. Herido de amor10. De cartón piedra11. Pare12. Es caprichoso el azar13. Mediterráneo14. Mi niñez15. Fa vint anys que dic que fa vint anys que tinc vint anys16. Cantares2003年リリース。 下記のランキングサイトに参加しています。お時間の許す方は、 バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年11月29日
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ポップながら深みのある愛聴盤 ホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina)は、スペイン南部のハエン近郊の出身で、フランコ独裁政治を逃れてロンドンで過ごした後、1970年代後半からはスペインに戻って長く活動を続けているシンガーである。本盤『オテル・ドゥルセ・ホテル(Hotel, Dulce Hotel)』は、1987年に発表された作品で、1980年代を通じて積み重ねてきた人気が高まっていた時期のアルバムである。 1980年代という時代背景もあり、どちらかというと、きらびやかで華やかなサウンドがある程度耳につく。しかし、全体としては、彼のもう一つの顔でもある“詩人”としてのソングライターの実力がそれを単なる流行りものにしていない。言い換えれば、一聴した感じは軽快であっても、聴けば聴くほど深みが感じられる盤に仕上がっていると言える。 個人的な好みで、注目の曲をいくつか挙げておきたい。オープニング・ナンバーの1.「アシー・エストイ・ジョ・シン・ティ」は、ゆったりとした曲調と落ち着いて聴かせるヴォーカルがよく、本盤のベスト曲と言えそう。一方で、アップテンポのナンバーとしては、2.「パクト・エントレ・カバジェロス」や5.「オイガ・ドクトール」といったあたりが受けがよさそう。とはいえ、筆者的にはテンポを落として聴かせるサビーナの歌唱の方が好みで、そういう意味では、3.「ケ・セ・ジャマ・ソレダー」なんかがいい。そして、忘れてはいけないのは、アルバムを締めくくる表題曲の9.「オテル・ドゥルセ・オテル」。なぜだかわからないが、直感的に好きなサビを持つナンバーで、筆者的には1.とこの9.が特にお気に入りだったりする。 [収録曲]1. Así estoy yo sin ti2. Pacto entre caballeros3. Que se llama Soledad4. Besos de Judas5. Oiga, doctor6. Amores eternos7. Mónica8. Cuernos9. Hotel, dulce hotel1987年リリース。 ↓ベスト盤です↓ ホアキンサビーナ Joaquin Sabina - Esencial Joaquin Sabina CD アルバム 【輸入盤】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年11月25日
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着実な進化を見せたサード作 トレイシー・チャップマン(Tracy Chapman)は、1964年、オハイオ州クリーヴランド生まれで、アフリカン・アメリカンの女性シンガーソングライター。1988年にデビュー盤を発表し、一躍人気を獲得して翌年にも2枚めのアルバムをリリースした。それから2年半のインターバルを経て発表されたのが、サード作となる本盤『マターズ・オブ・ザ・ハート(Matters of the Heart)』だった。セールス面では、大きな人気を獲得した初作(全米・全英ともに1位)、その勢いに乗っての第2作(全米9位、全英1位)に比べると、数字上は見劣りのする結果(全米53位、全英19位)だった。 けれども、筆者は本盤がなかなか優れたアルバムだったと思っている。第一に、アルバム全体を通しての落ち着きぶりが前2作と明らかに違うように思う。言い換えると、いい意味で自信に満ち溢れているように感じるのである。それは、別の表現をすれば、“貫禄”を感じるようになってきたとも言えるかもしれない。第二に、個別の曲として完成度の高いものが多い。初作はどちらかというと社会的、第2作は内省的な色合いが強かったが、それらは共に“独白的”でもあった。本作所収のナンバーを聴いていると、一つ次元が上がって“詩的”な段階に入りつつあるように感じる。 おすすめの曲をいくつか挙げておきたい。1.「バン・バン・バン」は静かに歌いかける曲で、多くのリスナーが求める彼女らしいナンバー。3.「アイ・ユースト・トゥ・ビー・ア・セーラー」も弾き語りシンガーソングライター的な雰囲気を保っているが、上述の通りの詩的世界に一歩踏み込んでいる感じがして、個人的には好み。5.「ウーマンズ・ワーク」は、わずか2分ほどの小品だが、女性をテーマにしていて、やたら心に残る。後半になると、サウンド的にも幅のある演奏が増えてくるが、個人的に勧めたいのは、8.「ドリーミン・オン・ア・ワールド」と表題曲の10.「マターズ・オブ・ザ・ハート」。前者は、上で書いた自信、アーティストとしての余裕が存分に感じられる。後者は、ギターの弾き語りという印象でデビューした彼女がもはや十分に違う地平に立って勝負しようとしていることがよく感じられる。[収録曲]1. Bang Bang Bang2. So3. I Used to Be a Sailor4. The Love That You Had5. Woman's Work6. If These Are the Things7. Short Supply8. Dreaming on a World9. Open Arms10. Matters of the Heart1992年リリース。 【中古】マターズ・オブ・ザ・ハート / トレイシー・チャップマン 【輸入盤CD】TRACY CHAPMAN / MATTERS OF THE HEART (トレイシー・チャップマン) 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年11月21日
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イーグルス解散後、元メンバーによるソロ作の一つ ティモシー・シュミット(Timothy B. Schmit)は、1947年、カリフォルニア州オークランド生まれのミュージシャン。カントリー・ロック・バンドのポコに、ランディ・マイズナーの後釜として加入して活動したほか、スティーリー・ダンの複数のアルバムにもバッキング・ヴォーカルとして参加している。 1977年、ランディ・マイズナーに代わってイーグルスのツアーに加わり、1980年の解散までイーグルスでベースとヴォーカルを担当した。彼がヴォーカルを務めたイーグルスの曲としては、『ザ・ロング・ラン』所収の「言い出せなくて(アイ・キャント・テル・ユー・ホワイ)」があると言えば、思い当たる人も多いのではないだろうか。 1980年のイーグルスの解散後、メンバーらはそれぞれに活動を展開し、アルバムをリリースするなどした。それが、この『プレイン・イット・クール(Playin’ It Cool)』だった。 現在からすると、サウンド面では1980年代っぽさがあちらこちらで耳につくが(ついでにアルバム・ジャケットも当時らしいテイストの写真があしらわれている)、豪華なメンバーが参加している。元イーグルスのドン・ヘンリーとジョー・ウォルシュのほか、スティーヴ・ルカサー、J.D.サウザー、リタ・クーリッジといった面々がゲスト・ミュージシャンとして参加している。 9曲の収録ナンバーのうち、ベストの出来は8.「夢をおしえて(テル・ミー・ホワット・ユー・ドリーム)」。シングルとしてはまったくヒットしなかったが、もっと親しまれてしかるべき好曲だと思う。一方、シングルとしてある程度の注目を受けたのは、3.「ソー・マッチ・イン・ラヴ」。筆者の意見としては、彼のヴォーカルがうまく生かされた楽曲として、4.「サムシングズ・ロング」や7.「愛を消さないで(テイク・ア・グッド・ルック・アラウンド・ユー)」があり、これらをもっと売り出してもよかったのかな、と思ってみたりもする。あと、5.「ヴォイセズ」は、表題の通り、“声”のみのアカペラ曲で、短いながら注目したいナンバーだったりする。[収録曲]1. Playin' It Cool2. Lonely Girl3. So Much in Love4. Something's Wrong5. Voices6. Wrong Number7. Take a Good Look Around You8. Tell Me What You Dream9. Gimme the Money1984年リリース。 Timothy B. Schmit / Playin' It Cool 【SHM-CD】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年11月18日
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内容面でも商業面でも成功を収めたセカンド作 スザンヌ・ヴェガ(Suzanne Vega)は、1959年カリフォルニア生まれのシンガーソングライター。彼女のデビュー作は1985年の『街角の詩』だったが、一気に世界中に知られるようになったのは、1987年の本セカンド作『孤独(ひとり)(Solitude Standing)』、そして、そこに収められたシングル曲「ルカ」(ビルボードで全米3位)の成功によってだった。内省的で弾き語りのフォーク調が彼女の楽曲と音楽の基本的特徴ではあるものの、徐々にロックやダンスといった要素も取り込んで、広い聴衆の支持を受けるアーティストになっていった。 本盤の有名曲は、何と言っても冒頭の1.の「トムズ・ダイナー」(アルバム最後の11.にも“リプライズ”として収められている)、それから2.「ルカ」であろう。前者は、無伴奏で声だけの“アカペラ・ヴァージョン”であるが、リリースからしばらく後の1990年にDNAによるリミックスが大ブレークし、リヴァイヴァル・ヒットとなったことでも知られている。後者の2.「ルカ」は、幼児虐待という社会的テーマを詞にしたもので、スザンヌ・ヴェガの代表的ヒット曲となった。 これら2曲でおしまいではなく、本盤はなかなかの好曲揃いである。個人的な好みでは、3.「鉄の街(アイアンバウンド/ファンシー・ポウルトリー)」と9.「ジプシー」が特にいい。「ジプシー」の方は、本盤からの最初のシングルだったのだけれど、後から見れば、なぜチャートアクションがほとんどなかったのかが不思議に思えたりする。これらに続くお気に入り曲は、表題曲の6.「孤独(ひとり)(ソリチュード・スタンディング)」と7.「カリプソ」。特に「カリプソ」の方は、筆者が最初に本盤を聴いた時から気に入っているナンバーだったりする。[収録曲]1. Tom's Diner2. Luka3. Ironbound/Fancy Poultry4. In the Eye5. Night Vision6. Solitude Standing7. Calypso8. Language9. Gypsy10. Wooden Horse (Caspar Hauser's Song)11. Tom's Diner (Reprise)1987年リリース。 孤独 [ スザンヌ・ヴェガ ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年11月13日
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唯一無二の存在感を発揮するギターを堪能できる盤 パット・マルティーノ(Pat Martino)は、1944年生まれの米国のジャズ・ギター奏者。2018年に慢性呼吸器疾患で演奏活動を停止していたが、その後、2021年に亡くなっている。作曲家・理論家でもあり、マイナー・コンバージョンという即興理論を唱えた。こういうことを紹介文に書くと小難しい人かと思われそうだが、生前の写真を見ても確かに小難しそうな顔つきの人である(苦笑)。即興と言っても、なんだかわからない展開を楽しく演る、といった感じではなく、ポリシーのある即興を披露する、というのが彼のスタイルだったという風に言ってもいいのかもしれない。 本盤『イグジット(Exit)』は1976年に吹き込まれたもので、彼らしい演奏姿勢と演奏内容が存分に披露された盤だと思う。ジャズの世界では“ブラインド・テスト(ブラインドフォールド・テスト)”というものが行われたりすることがあるが、要は、演奏を聴いて“これは誰?”を当てるというものである。実際には、マルティーノの演奏は、こうしたテストには向かない。というのも、聴いたらすぐに“マルティーノでしょ”となってしまいそうだったりするほど特徴的なのである。 聴きどころと言えそうな曲の演奏をいくつか挙げておきたい。表題曲の1.「イグジット」と3.「スリー・ベース・ヒット」の2曲は、マルティーノの自作曲。怪しげな曲調の前者は、彼らしさ全開で、思わずのめり込んで聴き入ってしまう(とはいえ、全曲こんな感じだったら、すぐ疲れて飽きてしまいそうだけれど)。後者は、もう少しスマートなというか、広く受けそうなレンジで彼らしさが発揮されていて、これも聴きどころと言えそう。 あと、個人的に好きなナンバーである5.「ブルー・ボッサ」、ベニー・ゴルソンがブラウニーに捧げた有名曲の6.「アイ・リメンバー・クリフォード」に触れておきたい。どちらも聴き手側に一定のイメージがついていそうな曲なわけだけれど、面白いのは、そのイメージを尊重しながら、パット・マルティーノの世界に聴き手を引きずり込んでいく点。有名曲をそのイメージを破壊せずに聴き手を引き込み、気がついたらその演奏者の独自世界の真っただ中にいさせるというのは、誰にでもできる業ではない。これだけでも、パット・マルティーノの“腕のほど”が分かるといったところではないだろうか。[収録曲]1. Exit2. Come Sunday3. Three Base Hit4. Days of Wine and Roses5. Blue Bossa6. I Remember Clifford[パーソネル・録音]Pat Martino (g), Gil Goldstein (p), Richard Davis (b), Jabali Billy Hart (ds)1976年2月10日録音。 【中古】 イグジット/パット・マルティーノ,ギル・ゴールドスタイン,リチャード・デイヴィス,ビリー・ハート(ds) 【中古】afb 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年11月09日
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親しみやすく、ストレートかつスリリングな演奏 マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の作品群の中には、記念碑的とか金字塔とは言われないものの、多くの人に愛されている盤といった類の盤もある。そんな盤の代表例の一つが、この『サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム(Someday My Prince Will Come)』と言えるんじゃないだろうか。ジャズ史の流れを変えるような何かすごい演奏が繰り広げられているというよりは、ハード・バップ然とした、その当時の彼と彼のバンドの演奏スタイルが極めて良好な形でレコーディングに残された作品とでも評せばよいだろうか(余談ながら、筆者的には1950年代後半~1960年代半ばが特に好みだったりする)。 演奏に参加しているのは、『カインド・オブ・ブルー』を含む黄金期のメンバーである。テナーはハンク・モブレーもしくはジョン・コルトレーンで、ピアノはウィントン・ケリー、ベースはポール・チェンバース。そして、ドラムスはジミー・コブという面々である。 表題曲の1.「いつか王子様が(サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム)」は、1937年のディズニー映画『白雪姫』の挿入歌。1957年にこれをジャズで取り上げたデイヴ・ブルーベックをはじめ、このマイルスのものや、さらにはビル・エヴァンス、ハービー・ハンコックなど様々なジャズ奏者が演奏を行っている。本盤でのマイルスの演奏(現在では別テイクもボーナストラックとして聴くことができる)は、進行の巧さ、そして何よりもマイルスのミュート・トランペットのすばらしさが際立っていて、本盤のベストの曲だと思う。同じく、マイルスのミュート演奏という点では、2.「オールド・フォークス」も必聴である。途中でピアノ・ソロを挟むものの、この曲の演奏の大部分でマイルスのミュート演奏が聴きものとなっている。さらに、聴き逃がせない演奏としては、マイルスのペンによる5.「テオ」が挙げられる。曲進行もさることながら、聴きどころはテナー演奏で、この曲のみテナーはモブレーが外れ、コルトレーンがたっぷりとコルトレーン節を聴かせてくれる。 ついでながら、ジャケット写真の女性は当時のマイルス・デイヴィスの奥さん(1953年に知り合ったダンサーで、1959年に結婚し、1968年に正式に離婚)である。表題からして、まさか、怖い顔をしたマイルスが“王子様”っていうわけでもないのだろうけれど(笑)。[収録曲]1. Someday My Prince Will Come2. Old Folks3. Pfrancing4. Drad-Dog5. Teo6. I Thought About You~以下、ボーナストラック~7. Blues No. 28. Someday My Prince Will Come (alternate take)[パーソネル、録音]Miles Davis (tp), Hank Mobley (ts, 5.を除く), John Coltrane (ts, 1.と5.), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds, 7.を除く), Philly Joe Jones (ds, 7.のみ) 1961年3月7日、20日、21日録音。 SOMEDAY MY PRINCE WILL COME【輸入盤】▼/MILES DAVIS[CD]【返品種別A】 Miles Davis マイルスデイビス / Someday My Prince Will Come + 2 【BLU-SPEC CD 2】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年11月04日
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優しさが伝わる変幻自在のソロ・ピアノ盤 フェリペ・ゴルディージョ(Felipe Gordillo)は、メキシコ人のジャズ・ピアノ奏者。生年や音楽的なバックグラウンドについて詳しい情報がなく、あまりよくわからない人物なのだけれど、何年か前に入手し、時折聴いている盤が、この『エン・ブエロ(En vuelo)』である。2016年末に録音され、翌年にリリースされたソロ・ピアノ作品である。 盤全体としては、優しいタッチ、丁寧な演奏が印象的で、聴き手が包み込まれるようなピアノ演奏である。演奏されている曲は、すべてゴルディージョ自身が作曲したものであり、作曲家としてのセンスのよさと能力の高さが際立っている。楽器はピアノだけという演奏でありながら、飽きることなく70分ほどの本盤を聴き続けられるのは、演奏もさることながら、この作曲力によるのではないかという気がする。 収録されているのは18曲。総収録時間が70分ほどなので、1曲ずつはどれも長くなく、概ね3~4分(長いものでも6分)である。これら18曲は実にヴァリエーションに富んでいて、表題を見てわかるように、スペイン語の表題曲もあれば英語の表題曲もある。曲のタイトルから連想される“場”も、スペインだったりアメリカだったりとヴァリエーションに富んでいる。 通して聴くと本当に癒される気がするので、全体を通して聴いてもらいたいと思うものの、気に入っている演奏をいくつか挙げておきたい。彼のピアノ・ソロ演奏の本領発揮と言えそうなの曲の一つは、冒頭の1.「ミ・アルマ」。上述の通り、優しく包み込むような美曲である。この傾向に準ずる楽曲としては、3.「コン・エル・コラソン」や10.「パシエンシア」が気に入っている。あと、静かに流れていくかのような表題曲の4.「エン・ブエロ」もお気に入りである。それから、少し抑揚のある楽曲としては、2.「イン・ア・モンクス・ムード」、8.「モーダル・ヴォヤージュ」、18.「S.F.」が興味深い。日本国内では入手が難しそうな盤ではあるものの、機会があれば、ぜひとも一聴に値するのではないかと思う。[収録曲]1. Mi Alma2. In a Monk's Mood3. Con el Corazón4. En Vuelo5. Sweetness6. Mi Angel7. Buena Señal8. Modal Voyage9. Belleza del Cielo10. Paciencia11. Unión12. Free Spirit13. Travesia14. La Giralda15. Sweet Song16. Un Día Después17. Relaxing18. S.F.2016年12月21日・23日録音。 【中古】 Felipe Gordillo / En Vuelo 【CD】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年11月01日
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2022年10月30日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の30) 1か月ちょっとかけて続けてきた800万アクセス記念の“いま聴きたい曲”、これで最終回です。最後は、アルゼンチンのシンガーソングライター、アルベルト・コルテス(Alberto Cortez)の「エン・ウン・リンコン・デル・アルマ(En un rincón del alma)」というバラード曲です。 アルベルト・コルテスは、1940年生まれで、アルゼンチンはもとより、スペインやメキシコなどスペイン語圏の国々で広い支持を得ました。アルバムも数えきれないほど多く残しており、筆者はそのいくつかしか知らないわけですが、残念ながら、2019年に79歳で亡くなっています。 そんな彼の、年齢を重ねてからの歌唱の映像をご覧ください。一言で表現するならば、年齢を重ねた味わい深さ。筆者はこの手のものは若い頃にはどちらかというと苦手だったのですが、ある時からは一気にこういうのが好きになってしまいました。 次回からは通常の更新に戻ります。引き続き、900万アクセスに向けて地道に更新していきますので、変わらぬご愛顧のほどをお願いします。[収録アルバム]Alberto Cortez / En vivo desde Madrid (1978年)その他、各種ベスト盤、ライヴ盤類に収録。 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月26日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の29) 30回を目指しての長丁場もあと少しとなりました。ここらで元気の出るメドレーを取り上げたいと思います。米ロック界のボス、ブルース・スプリングスティーンによるロックンロール曲のメドレー、「デトロイト・メドレー(Detroit Medley)」です。 ライヴのレパートリーとして、若い頃から演奏しています。まずは、1975年のハマースミス・オデオンでのライヴ(2000年代に入ってからアルバム化されました)をご覧ください。“ザ・ボス”がまだ20歳代半ばだったころの映像です。 「デヴィル・ウィズ・ザ・ブルー・ドレス・オン」から始まり、「C・C・ライダー」など定番ナンバーが気持ちよくメドレーになって演奏されていきます。上で述べたように、このメドレーは、彼のライヴ・パフォーマンスの定番となっていくわけですが、続いては、1980年代(『ボーン・イン・ザ・U・S・A』で一世を風靡した頃)のライヴでのこのメドレーの演奏をご覧ください。 さらに今回は映像をもう一つ。2010年代に入ってからのこのメドレー演奏もご覧ください。E・ストリート・バンドのメンバーともども壮年~老年期に入ったわけですが、これらの曲を歌いながらステージで死を迎えることすらできそうな(縁起でもなくごめんなさい!)勢いというのが、なんとも爽快です。 [収録アルバム]Bruce Springsteen & the E Street Band / Hammersmith Odeon London '75(2006年)Bruce Springsteen & the E Street Band / The Legendary 1979 No Nukes Concerts(2021年) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月25日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の28) ジェームス(ジェイムズ)・テイラー(James Taylor)は、1948年生まれの米国のシンガーソングライター。1968年にデビューし、アコースティックギターの腕前でも知られる。そんな彼の、ファースト作(1968年)に収録され、彼の代表的なナンバーの一つである「思い出のキャロライナ(Carolina in My Mind)」です。 まずは、その当時の生演奏の様子をご覧いただきたいと思います。1972年のライヴの演奏の映像です。 そして年月を経て、髪型もすっかり変わった(というかこの人はわりと早くからこういう髪型のほうに行きましたね)ジェームス・テイラーの姿と演奏をご覧ください。味わいは年とともに増し、決して懐メロになってしまうことないといった気がします。年月を重ねた分、演奏と歌唱にもその重なりが加わったといったところでしょうか。 そのようなわけで、この「思い出のキャロライナ」、後世に聴き継がれたい名曲の一つだと思ってみたりする次第です。[収録アルバム]James Taylor / James Taylor(心の旅路)(1968年) グレイテスト・ヒッツ [ ジェイムス・テイラー ] CD / ジェイムス・テイラー / グレイテスト・ヒッツ (SHM-CD) (解説歌詞対訳付) / WPCR-26242 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月23日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の27) ビートルズ・ナンバーが複数(「ア・ハード・デイズ・ナイト」、「ハー・マジェスティ」)が出てきたところで、さらにもう1曲という気分です。 ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)は、1960年代末から地道に活動を重ねたギタリストで、1980年代からはブルース・スプリングスティーンのバンド(E・ストリート・バンド)のメンバーとしても知られています。そんな彼がかなり前からレパートリーにしてきたビートルズ曲で、「エニタイム・アット・オール(Anytime at All)」です。確認できる限りでは、少なくとも1970年代後半からライヴで演奏していて、アルバムとしては、1981年にリリースされた作品にそのカヴァー・ヴァージョンが収められています。以下の音声は、1980年代のライヴの演奏のもののようです。 ビートルズ・ファンからは賛否両論ありそうなアレンジの“ヘタウマ系”ヴァージョンといった感じです。とはいえ、ニルス好きの筆者としては、彼のロック少年の時からのリスペクトをそのまま成長しても表現し続けているという感じがして、なんだか愛らしい感じで好感を持ってしまいます。そんな姿を1991年のライヴの映像でご覧ください。 [収録アルバム]Nils Lofgren / Night Fades Away(1981年) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月22日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の26) ラテン・ロック関係の楽曲が続きます。ベト・クエバス(Beto Cuevas)は、チリのロック・バンド、ラ・レイ(La Ley)のメンバーで、ソロで活動して作品も発表しています。 今回のナンバーは、2018年の彼のソロ・シングル曲で、コロンビアの4人組グループ、ムッシュ・ペリネ(Monsieur Periné)をフィーチャーしたナンバーです。「ロサス・エン・エル・ロド(Rosas en el lodo)」(”泥にまみれた薔薇”の意味)という曲です。 軽快で滑らかなポップな曲調が印象的なナンバーです。ロック・アーティストらしからぬと言えば、そうなのかもしれませんが、前回記事のロス・アマンテス・デ・ローラの曲もそうでしたが、ロックらしさが前面に出ているわけではない中にもいい曲はあり得るという例に当てはまるのがこの曲なのかなと思ってみたりします。 もう一つの映像は、2018年、メキシコ第3の都市モンテレイでのライヴの様子です。 [収録アルバム]Beto Cuevas / Lateral(2019年、ミニアルバム) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月21日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の25) ロス・アマンテス・デ・ローラ(Los Amantes de Lola)は、1980年代後半から1990年代前半、メキシカン・ロックが普及していく過程を担ったバンドの一つです。 そんな彼らの代表的ナンバーの一つ、セカンド作の『ラ・エラ・デル・テロール』(1991年)に所収の「ベベール・デ・トゥ・サングレ(Beber de tu sangre)」です。 上のビデオは“動かない映像”ですので、動いているライヴでの演奏の様子もご覧いただきたいと思います。ヴォーカルのKazzのソロでのオーケストラとの共演ライヴの様子をどうぞ。 勢いで押すロックの一方で、こういう哀愁漂うナンバーの魅力もまたロックなのだと思います。それにしても年月を経ても変わらぬヴォーカルに、個人的にはなかなか感激だったりします。[収録アルバム]Los Amantes de Lola / La era del terror(1991年) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月20日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の24) 今回は、J・J・ケイル(J. J. Cale)による、筆者のお気に入り曲です。彼が1976年に発表した『トルバドール』はなかなかの名盤なのですが、その中でも一押しの名ナンバーが、「トラベリング・ライト(Travelin’ Light)」です。 まずはアルバム収録のJ・J・ケイルの演奏をお聴きください。 上述の盤には、リリース後にエリック・クラプトンがカバーして有名になった「コカイン」が含まれていますが、実は、この曲もクラプトンが取り上げています。アルバムとしては、2001年の『レプタイル』に収録されています。 そのようなわけで、同じ2001年、エリック・クラプトンによる「トラベリン・ライト」をどうぞ。 [収録アルバム]J.J. Cale / Troubadour(1976年)Eric Clapton / Reptile(2001年) トルバドール [ J.J.ケイル ] 【中古】レプタイル [Audio CD] エリック・クラプトン; ジェームス・テイラー; チャールズ・カルホーン; ジョー・トーマス; J.J.ケイル; レイ・チャールズ; サイモン・クライミー; スティービー・ワンダー; マーレイ・ ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月19日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の23) 唐突ですが、1960年代初期のこのナンバーです。デル・シャノン(Del Shannon)は、1934年生まれのアメリカの男性シンガーで、1990年に鬱からの自殺を遂げています。1960年代前半が最盛期でしたが、その当時の有名ヒット曲の「悲しき街角(Runaway)」が今回取り上げる楽曲です。 まずは、往時の歌声を往時の映像とともにご覧いただこうと思います。 続いては、後世のライヴの様子です。1960年代だと白黒映像ばかりになってしまいがちなので、後世の“カラーTV時代”になってからのステージの様子をご覧ください。1987年のTV出演時のステージの模様です。 古き良き時代を感じさせる楽曲ながら、今でも聴き継ぎたい、そんな1曲ではないかと思っていたりします。[収録アルバム]Del Shannin / Runaway With Del Shannon(1961年) ランナウェイ + ハッツ・オフ・トゥ・デル・シャノン +5 [ デル・シャノン ] 【輸入盤CD】Del Shannon / 25 All-Time Greatest Hits (デル・シャノン) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月17日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の22) 先月(2022年9月8日)、イギリスのエリザベス女王が死去されました。ウィンザー朝の第4代の君主で、“エリザベス2世”(ちなみに、1世は16世紀のテューダー朝の女王)として、イギリス史上で在位期間最長となる人物でした。70年以上も王位にいて、96歳でのご逝去ですので、大往生なのでしょうが、直前まで公務をされていると報道されていたので、急な訃報に驚かれた方も多かったのではないでしょうか。そして、大多数の人々に受け入れられる「国葬」が中継されたのも記憶に新しいところです。 今回は、そんなエリザベス女王にまつわるナンバーです。ビートルズ(The Beatles)の『アビイ・ロード』のいちばん最後に収められている「ハー・マジェスティ(Her Majesty)」です。ポール・マッカートニーによるギターの弾き語りのナンバーです。 発売当時、実はこの曲はクレジットされていませんでした。つまり、表記上は、一つ手前の「ジ・エンド」という曲でアルバムは終わっていることになっていたわけです。けれども、実際には、10数秒の空白の後にこの短いナンバーが始まるという風になっていました。CD化以降、現在まではアルバム最後のナンバーとして、目に見えるように表記されていますが、元々はと言えば、史上初の“シークレット・トラック”だったわけです。 さて、次は動いている映像です。ポールによるライヴでの演奏シーンをご覧ください(最後に一瞬ですが、女王の姿も収められています)。 あらためまして、エリザベス女王のご冥福をお祈りします。[収録アルバム]The Beatles / Abbey Road(1969年) Beatles ビートルズ / Abbey Road 輸入盤 【CD】 【輸入盤】アビー・ロード(アニバーサリー・エディション) [ BEATLES ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年10月16日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の21) 今回は、ブルース・スプリングスティーンの妻かつE・ストリート・バンドのメンバーで、ソロ・アーティストとしても作品を重ねているパティ・スキャルファ(Patti Scialfa)の曲です。 彼女はこれまで複数のアルバムをリリースしていますが、今回のナンバーは、1993年にリリースされた『23rdストリート・ララバイ』の表題曲、「23rdストリート・ララバイ(23th Street Lullaby)」です。まずは、元のヴァージョンをお聴きください。 筆者は、マンハッタンなんてよく知りません。23番街に行ったこともありません。けれども、この曲を聴くと、なんだか夜の23番街の街並みが不思議と浮かび上がってくるような気にさせられます。 続いては、ライヴのパフォーマンスをどうぞ。 ソロ活動としては地味な結果しか残していませんが、パティのアルバムにはなかなかいい曲も多く、この曲以外にも、筆者は複数のお気に入り曲があったりします。そんな彼女のライヴを一度ぐらいは生で聴いてみたいと思うのですが、叶っていません。いつかこの願いが叶う日が来るといいのですが…。[収録アルバム]Patti Scialfa / 23th Street Lullaby(1993年) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月15日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の20) 前回に続き、スペイン語のナンバーです。ルス・カサル(Luz Casal)は、スペインのガリシア地方出身の女性シンガーです。1980年代にデビューして人気を集め、1990年代には国際的な成功を収めました。 1989年のアルバム『ルスV』(題名通り、5枚目のアルバム作品)に収録されたシングル曲、「どうでもいいの(ノ・メ・インポルタ・ナダ、No me importa nada)」をどうぞ。 何だかインパクトの強くない曲だと思った方もいるかもしれませんが、筆者的には、このさらりとした曲調が妙に心に留まっているというものです。 続いて、1990年代に入ってからの、南米チリでのライヴでの歌唱シーンをご覧ください。 [収録アルバム]Luz Casal / Luz V(1989年) あなたにバラの花束を〜ベスト・オブ・ルス・カサル〜/Luz Casal[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年10月14日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の19) 今から1年ほど前でしょうか、ひょんなことからこの曲の入ったアルバムを知り、すっかり筆者の中では定番曲になってしまったというものがあります。アレハンドロ・サンティアゴ(Alejandro Santiago)の「ノマダ(Nómada)」というのがそのナンバーです。 この人のプロフィールは、いま一つ詳細が不明なのですが、メキシコ市生まれで、1990年代末にデビューし、これまで7枚ほどのアルバムを残しているようです。ともあれ、今回の曲「ノマダ」をお聴きください。 スペイン語表題の「ノマダ」というのは、英語の“ノマッド(nomad)”ですから、“流れ者”とか“放浪者”とか言った意味です。どういうジャンルの人なのか、と問われそうですが、メキシコにおける“ヌエバ・カンシオン(新しい歌)”などと呼ばれるジャンルの音楽に関わってきており、本ブログで過去にも取り上げているメヒカントと共演などもしているようです。 といったわけで、もう一本の映像は、そのメヒカントの「アグア・デ・マール」をカバーしているものをお聴きください。 [収録アルバム]Alejandro Santiago / Nómada(2002年)← “Nómada”を収録。Alejandro Santiago / Recuento(2011年)← “Agua de mar”を収録。 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月12日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の18) 唐突ですが、“いま聴きたい”のタイトルどおり、突然聴きたいと思ったレッド・ツェッペリンのナンバーです。「移民の歌(Immigrant Song)」は、サード・アルバム『レッド・ツェッペリン III』の収録曲で、シングル・カットされて複数の国でヒットしました。 同盤にはアコースティックなサウンドに寄った曲が、それ以前より増えていましたが、この曲は堂々としたもので、ツェッペリンらしいハードな音楽を堪能させてくれる1曲だと思います。 さて、この曲のライヴの映像も見ていただこうと思います。1972年の映像をお楽しみください。ハードな勢いもさることながら、その中に演奏の精度の高さがあるというのは、ツェッペリンの演奏全般に言えることですが、お見事としか言いようがありません。 余談ながら、ブルーザー・ブロディの入場曲にもこのナンバーは使われていましたね。1988年に42歳で不慮の死を遂げたプロレスラーでしたが、思わず彼のことも思い出してしまいました。[収録アルバム]Led Zeppelin / Led Zeppelin III(1970年) レッド・ツェッペリンIII<2014リマスター/スタンダード・エディション>/レッド・ツェッペリン[CD]【返品種別A】 LED ZEPPELIN III(DLX 2CD)【輸入盤】▼/LED ZEPPELIN[CD]【返品種別A】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月11日
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500万アクセス記念の記事の途中ですが、INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここしばらくの記事へのリンクを追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-L)へ → つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー (1つでもありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月10日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の17) 今回は、ロッド・スチュワート(Rod Stewart)の歌声を楽しんでいただきたいと思います。個人的には、ソロ・デビュー当時や1980年代の一時期のような、一種の“がむしゃら感”のある彼の歌唱が好きで、逆に余裕を見せている感じの彼の歌声はあまり好きではないのですが、今回は彼のヴォーカルと選曲の見事な一致と言えるナンバーです。 21世紀に入り、ロッド・スチュワートはアメリカのロックのスタンダードをアルバム(それも複数のシリーズもの)にするなどしました。正直、“懐メロシンガー”的な雰囲気が個人的にはあまり好きになれなかったのですが、ロック・スタンダード曲の中で、CCRのこの曲とロッド・スチュワートの相性はなかなかぴったり合っていたと思うのが、この「雨を見たかい(Have You Ever Seen the Rain?)」です。言わずと知れた、CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)の1971年のヒット曲です。 続いては、ライヴでの映像もどうぞ。 「ダウンタウン・トレイン」なんかもそうなのですが、カバーに関して言うと、ロッド・スチュワートの場合、ピタリとはまると何とも言い難いカッコよさが一気に前面に出てくるように感じます。この「雨を見たかい」はなかなかの好選曲だったと思うのでしょうが、いかがでしょうか。[収録アルバム]Rod Stewart / Still the Same... Great Rock Classics of Our Time(2006年) 【輸入盤CD】Rod Stewart / Still The Same: Great Rock Classics Of Our Time (ロッド・スチュワート) 【中古】 グレイト・ロック・クラシックス/ロッド・スチュワート 【中古】afb ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月09日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の16) ここでスペインのシンガーソングライターの曲を取り上げたいと思います。ホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina)は、イギリス亡命を経て1977年からスペインに戻って多くのアルバムをリリースしてきました。だいぶ前から知ってはいたのですが、ここ4~5年ほど前から筆者がすっかりはまってしまっているアーティストです。 今回、取り上げるのは、1999年発表の『19ディアス・イ・500ノチェス(19 días y 500 noches)』(“19日と500夜”の意)のタイトル・トラックです。 この「19ディアス・イ・500ノチェス」を表題曲とするアルバムは、サビーナのキャリアの中でも『フィシカ・イ・キミカ』(1992年作)に次ぐ売り上げを残しています。 続いては、この「19ディアス・イ・500ノチェス」のライヴでの演奏をご覧ください。アルゼンチンでのライヴの様子で、2015年にライヴ盤としても公表されています。詩人であり、音楽アーティストであり、という二重の才能がステージ上でいかんなく発揮されている、そんな映像と言えるように思ったりします。 [収録アルバム]Joaquín Sabina / 19 días y 500 noches(1999年) 【輸入盤CD】Joaquin Sabina / 500 Noches Para Una Crisis (Bonus DVD) ホアキンサビーナ Joaquin Sabina - 19 Dias Y 500 Noches LP レコード 【輸入盤】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月07日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の15) さて今回は、ずっと昔、動画がこのブログで貼り付けられなかった頃に、一度記事にしたビリー・ジョエルによるビートルズ・ナンバー、「ア・ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day’s Night)」です(当時の過去記事はこちら)。 1990年代、アルバム『リヴァー・オブ・ドリームズ』に伴うツアーの様子が、CDとビデオの組み合わせで来日限定版のような形で発売されました(表題は『ジャーニー・トゥ・ザ・リヴァー・オブ・ドリームズ』でした)。 当時の人気絶頂の中、ビリー・ジョエルのロック・アーティストとしてのパフォーマーぶりがよく表れている演奏だと思います。まずは、往時のライヴ演奏をお聴きください。 崩壊前のソヴィエト連邦でのライヴでは、「バック・イン・ザ・USSR」なんかを披露したり、実は「シー・ラヴズ・ユー」をやりたかったと述べてみたりと、ビートルズ・ナンバーに関わってきた彼ですが、この「ア・ハード・デイズ・ナイト」は、後のライヴでもレパートリーの一部として使われています。以下は、2008年のライヴの様子とのことですが、「リヴァー・オブ・ドリームズ」(上記アルバムの表題曲)の間にメドレー形式で混ぜ込むようにして「ア・ハード・デイズ・ナイト」を演じている模様です。 [収録アルバム]Billy Joel / Journey to the River of Dreams(1995年) 【中古】洋楽CD ビリー・ジョエル / ジャーニー・トゥ・ザ・リバー・オブ・ドリームス 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月06日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の14) 10月1日、元プロレスラーで参議院議員のアントニオ猪木(本名:猪木寛至)が亡くなりました。横浜市出身でブラジルに渡り、力道山に見出されました。その後は、新日本プロレスを立ち上げ、モハメド・アリとの異種格闘技戦、マサ斎藤との”巌流島の決戦”など数々の名勝負を繰り広げました。プロレスラーとしては、1998年に引退していますが、これと並行して1989年以降、参議院議員(当初はスポーツ平和党、後に日本維新の会)としても活動し、イラク(湾岸戦争)や北朝鮮との外交に関与しました。 猪木と言えば、このテーマ曲ということで、「イノキ・ボンバイエ」をお聴きください。 よく知られているように、この曲には原曲があって、モハメド・アリ(2016年逝去)のものでした。折角ですので、「アリ・ボンバイエ」もお聴きください。 1976年の「格闘技世界一決定戦」は、「世紀の一戦」とも「世紀の凡戦」とも評されましたが、両者の友情がこの猪木のテーマ曲を生んだということでしょうか。以降の猪木のテーマ曲として、すっかり定着しました。 続いては、20年前、2002年の古舘伊知郎の実況による映像をご覧ください。 若い世代の人は、そもそもアントニオ猪木ご本人のことはよく知らない(物まねや引退後の映像などでしか知らない)ということになるのかもしれません。けれども、個人的には、記憶に強く残っている昭和の時代がどんどん遠くなる気がします。誰の挑戦でも受ける、一世を風靡した無敵のカリスマの逝去、謹んでご冥福をお祈りします。 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月05日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の13) アマイア・モンテーロ(アマイア・モンテロ、Amaia Montero)は、ラ・オレハ・デ・バン・ゴッホというバンドのヴォーカルとして1990年代後半から活躍し、2008年からは、ソロとして活動し、これまで何枚かのアルバムをリリースしています。 そんな彼女のナンバーのうち、ソロ・デビューした当時の曲で、筆者的には妙に耳について離れない1曲があります。「キエロ・セール(Quiero ser)」というのが、その曲です。バンドを抜けてソロ・デビューしたファースト・アルバムの冒頭に収録され、ソロ活動の最初のシングルとしてリリースされたナンバーです。 続いては、比較的最近の映像もご覧ください。2018年のライヴでの歌唱の様子で、この「キエロ・セール」と、以前に紹介した「ナシードス・パラ・クレセール」です。40歳代に入って若干ふくよかにというか、貫禄もついてきた気がするのですが、コケティッシュな部分を持ち合わせたヴォーカルは相変わらずといったところでしょうか。 [収録アルバム]Amaia Montero / Amaia Montero(2008年) ↓ いずれも同じアーティストによる別の盤です。↓ 【輸入盤CD】Amaia Montero / Si Dios Quiere Yo Tambien (アマイア・モンテーロ) 【送料無料】 Amaia Montero / Nacidos Para Creer 輸入盤 【CD】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月03日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の12) この辺りで、最近知ったライヴ映像でなかなか感動的だと思ったものを一つ。エミリー・エステファン(Emily Estefan)は、1994年生まれで、現在27歳のアメリカ人シンガーです。母はキューバ系のグロリア・エステファン、父は有名プロデューサーのエミリオ・エステファンの娘で、まさしくサラブレッドです。 そんな彼女が母親のヒット曲「ミ・ティエラ(Mi Tierra)」と「オジェ・ミ・カント(Oye Mi Canto)」を歌っているビデオ映像を、しばらく前に見かけました。“両親の七光り”などとは言わせない、見事な歌唱が強く印象に残りました。まずは、その映像をご覧ください。 高い歌唱力、感情豊かなスペイン語、そして観客席からの母の柔和な笑顔。すべてが感動的でほほえましい光景に見えてしまいます。母グロリア・エステファンの頃には、キューバ系の子孫によるアメリカでの活動は容易ではなかった(実際、グロリアも最初は英語で名声を確立した後にスペイン語で歌った曲をリリースしていました)わけで、エミリーはまったく異なる時代(スペイン語を話す人たちがマイノリティとは言えないマイノリティとして認識された後の時代)を生きているわけですが、それにしても堂々たるものです。どうでもいい話かもしれませんが、この母子は、英語で会話しているんでしょうか、あるいはスペイン語なのでしょうかね(「ミ・ティエラ」の感情の入ったスペイン語歌唱を聴くと、スペイン語のような気もします)。 さて、今回のさらなるビデオは、母グロリア・エステファンによる「ミ・ティエラ」(過去記事はこちら)と「オジェ・ミ・カント」それぞれをお聴きください(それにしても、エミリーには母の面影が強くありますね)。 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2022年10月02日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の11) 「ソロ・レ・ピド・ア・ディオス(Sólo le pido a Dios,近年のスペイン語表記ではSolo le pido a Dios)」は、南米の偉大なるシンガー、メルセデス・ソーサでよく知られたナンバーで、アルゼンチンの名曲選で史上6位とされたりする名曲です。有名なナンバーだけに、スペイン語圏のいろんなアーティストがこの曲をレパートリーにしてきました。今回は、スペインの有名な歌手で女優のアナ・ベレン(Ana Belén)による歌唱を取り上げたいと思います。 まずは、比較的若い頃(といっても、1988年のこの映像はすでに彼女が30歳代後半の時のものですが)の映像をご覧ください。スペイン国営テレビの出演時の様子です。 続いては、1990年代後半になってからの映像です。長年デュオとして活動してきたビクトル・マヌエルと共に、チリのビニャ・デル・マール音楽祭に出演した時の映像です。 そして、今回はさらにもう一つ。最新の映像ということで、今年(2022年)に入ってからの「ソロ・レ・ピド・ア・ディオス」の歌唱をお聴きください。今年71歳を迎えたアナ・ベレンですが、驚きの美貌をいまだ保持しています。 Ana Belen / Mucho Mas Que Dos 輸入盤 【CD】 Ana Belen - Grandes Exitos CD アルバム 【輸入盤】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月01日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の10) ズッケロ(Zucchero)は、1955年イタリア出身のシンガーソングライター。1980年代から活動していて、イタリアで有名というだけでなく、世界でも知られたアーティストです。そんな彼が、スティング(Sting)と共作・共演し、コロナ禍でリリースされたのが、この「セプテンバー(September)」というナンバーです。9月が終わってしまう前に、ということで、まずは「セプテンバー」をお聴きください。 録音当時、2人ともが60歳代(その後、スティングは間もなく70歳を迎えました)。円熟のヴォーカリスト2人の共演は、なかなか味があってよかったと思います。 続いて、この曲の“アコースティック・ヴァージョン”なるものをお聴きください。こちらも、スティングとズッケロの2人での共演映像です。 [収録アルバム]Sting / Duets(2021年)Zucchero / D.O.C.(2019年) *デラックス・エディション(イタリア)のボーナスディスクに収録。 【送料無料】 Sting スティング / Duets 【SHM-CD】 下記のランキングサイトに参加しています。お時間の許す方は、 バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年09月29日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の9) 今回は、マリアーノ・ベッロペーデ(Mariano Bellopede)というピアノ奏者のナンバーです。2015年発表の『ディ・アルトリ・ズグアルディ』という盤に収められた曲をピックアップしたいと思います。「ラ・メール・ヴェルス・リタリエ(La Mer Vers L’Italie)」というナンバーです。 ナポリ出身のピアニストで、既に様々な作品を発表しているとのことです。まだ30歳代末(1983年生まれとのこと)ですので、今後の作品も期待できる音楽家といったところでしょうか。 ライヴでの演奏シーンもご覧いただこうと思います。映像が乱れてしまっていて、音とあっていませんが、雰囲気だけでもということでご容赦ください。「ラ・メール・ヴェルス・リタリエ」から始まり、上記の同じアルバムに収録された「フオッコ・ア・マーレ」という別のナンバーも演奏している映像です。 [収録アルバム]Mariano Bellopede / Di altri sguardi: Racconti dal Mediterraneo(2015年リリース) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月28日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の8) ラウラ・パウジーニ(Laura Pausini)は、イタリア北東部出身の女性シンガー。彼女は、イタリア語だけでなくスペイン語や英語でも歌い、とりわけスペイン語圏で大きな人気を博すに至りました。1990年代から現在まで、多数のアルバムやシングルを発表しています。 今回は、「ボルベレ・フント・ア・ティ(Volveré junto a ti)」というナンバーです。2001年の初ベスト・アルバムのリリースの際、同盤の中に新曲として収録され、シングルとしてもリリースされました。この曲名は、同ベスト盤の副題にも採用されています。 この曲名、スペイン語版では「ボルベレ…」なわけですが、イタリア語のタイトルは「エ・リトルノ・ダ・テ(E ritorno da te)」と言います。上記ベスト盤も、スペイン語のものとイタリア語のものがリリースされています。そんなわけで、続いてはイタリア語で歌っているヴァージョンをお聴きください。いかにもイタリアな雰囲気をということで、ミラノでの屋外ライヴでの歌唱をどうぞ。 [収録アルバム]Laura Pausini / Lo mejor de Laura Pausini: Volveré junto a ti(2001年)←スペイン語ヴァージョンLaura Pausini / The Best of Laura Pausini: E ritorno da te(2001年)←イタリア語ヴァージョン 【中古】Lo Mejor De Laura Pausini/Laura Pausini 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月27日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の7) ジャズ・ナンバーが続きます。ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)は、テキサス州出身のトランペッター(1924-1972年)で、個人的にたいへんお気に入りの演奏者です。 筆者は、“静も動もカッコいい”などと言いながら、すっかり虜にされているのですが、どちらかと言えば“静”の代表作である『静かなるケニー』に所収の「蓮の花(Lotus Blossom)」というのが、今回取り上げるナンバーです。 “静”と言ってしまうとしんみりとかしっとりしたものを想像される方が多いでしょうが、この曲、全然そうじゃないんですよね。おとなしめながら“熱い”トランペット演奏なのです。ともあれ、元の曲演奏をお聴きください。 ちなみに、“蓮の花”という意味の、少々紛らわしい曲(「ロータス・フラワー」)が、これ以前に録音の『アフロ・キューバン』に収められています。この盤の方は、“動”の代表作と言われたりしますが、この曲だけ少し浮いていて、バラードです。 「ロータス・ブロッサム」(こちらは「エイジアティック・レエズ(Asiatic Raes)」の名称でソニー・ロリンズが吹き込んでもいます)と「ロータス・フラワー」。いったいどういう関係にあるのか、はたまた単に“蓮好き”だったのか、筆者が知らないだけなのかもしれませんが、どなたかご存じならぜひ教えていただきたいところです。ともあれ、その「ロータス・ブロッサム」の方をお聴きください。 静かなるケニー +1 [ ケニー・ドーハム ] アフロ・キューバン +2 [ ケニー・ドーハム ] ケニー・ドーハム|フォー・クラシック・アルバムズ [ ケニー・ドーハム ][収録アルバム]Kenny Dorham / Quiet Kenny(静かなるケニー)(1959年録音)Kenny Dorham / Afro-Cuban(1955年録音) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月25日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の6) さて、ここら辺で少しジャズ・ナンバーを取り上げてみたいと思います。ウィントン・ケリー(Wynton Kelly)は、マイル・デイヴィスのクインテットの一員としても活躍したピアニスト。リーダー作品としては、代表盤としてよく名の挙げられる『ケリー・ブルー』がありますが、今回は、その表題曲である「ケリー・ブルー(Kelly Blue)」です。 ピアノのウィントン・ケリー、ベースのポール・チェンバース、ドラムスのジミー・コブというトリオに、コルネット(ナット・アダレイ)、フルート(ボビー・ジャスパー)、テナー(ベニー・ゴルソン)が加わった演奏です。特にこの曲ではフルートが効果的かつ印象的なように思いますが、ウィントン・ケリーのピアノ演奏のよさも、初めて聴いた人にもわかりやすく印象に残るといったところではないでしょうか。 そんな彼の動いている姿を見ていただこうと思ったのですが、この曲のライヴ映像というのは、残念ながら見当たりません。そのようなわけで、やむを得ず、今回は別のナンバーで動くウィントン・ケリーの姿をご覧いただこうと思います。上記のトリオがジョン・コルトレーンと共演している演奏で、「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street)」です。なぜこの曲なのかというと、私的な理由としか言いようがないのですが、この曲は、筆者のお気に入りジャズ定番曲の一つだったりします。 [収録アルバム]Wynton Kelly / Kelly Blue(1959年録音) ケリー・ブルー +2 [ ウィントン・ケリー ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月24日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の5) 続いては、ブルースです。1990年に35歳で飛行機事故によって非業の死を遂げたスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)のナンバーです。死後、1991年に遺作として『ザ・スカイ・イズ・クライング』というアルバムが発売されましたが、そこに収録された演奏です。 当時、彼の急死(エリック・クラプトンがその飛行機に同乗していたかもしれないというエピソードも含め)は、本当にショッキングなニュースの一つでした。今となってあらためて思いをはせてみれば、まだまだ進化し得た演奏のその先を聴くことができなくなってしまったことは、大いなる損失だったという風に感じます。30歳代で亡くなる人も、80歳台やそれ以上まで生きる人があるというのは、確かにそうなのですが、いま生きていれば60歳代後半になっていたであろうスティーヴィーの後世の演奏を聴きたかった、という人も多くいることではないでしょうか。 ライヴでの演奏シーンもご覧ください。なかなか映像が少なくて、アルバム収録の演奏にはかないませんが、生前のスティーヴィーの雄姿をご覧ください。 [収録アルバム]Stevie Ray Vaughan / The Sky is Crying(1991年) 輸入盤 STEVIE RAY VAUGHAN / THE SKY IS CRYING [CD] 【中古】洋楽CD スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル / ザ・スカイ・イズ・クライング ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月23日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の4) ジャンル面での迷走は続きますが、ご容赦ください(苦笑)。今回は、少し前に紹介したニール・ヤング(Niel Young)のアルバム、『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』に収録されているナンバーで、「サザン・マン(Southern Man)」です。 まずは、元のアルバムに収録されたヴァージョンをお聴きください。 続いては、ライヴでの演奏シーンをご覧いただきたいと思います。ブッカー・Tらが参加してている渾身のライヴの演奏です。1993年の演奏とのことですので、最初の発表から20年以上が経過した時点でのライヴということになります。 今回はライヴの演奏をもう一つ。2000年のCSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)によるライヴの演奏の場面です。 [収録アルバム]Neil Young / After the Gold Rush(1970年) アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ [ ニール・ヤング ] Neil Young ニールヤング / After The Gold Rush 輸入盤 【CD】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月22日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の3) いきなりでジャンルが迷走していますが、今回はプログレです。キング・クリムゾン(King Crimson)の1973年作、『太陽と戦慄(Larks' Tongues in Aspic)』の表題曲です。同アルバムでは、A面が「太陽と戦慄 パートI (Larks' Tongues in Aspic, Part One)」から始まり、B面が「太陽と戦慄 パートII (Larks' Tongues in Aspic, Part Two)」で終わるという曲構成になっています。まずは、13分の長丁場ですが、アルバム冒頭の“パートI”をお聴きください。 この曲が収められている上記のアルバムは、キング・クリムゾンの代表作ともされます。何よりもその良さは、静と動を意識した精緻な即興演奏という点にあると言えるでしょう。 続いては、アルバム最後に収録されている“パートII”の方をお聴きください。こちらは上のものよりは短いのですが、それでも7分超の演奏です。彼らのライヴのレパートリーとしても親しまれることになった楽曲です。 何だか“動かない映像”だけになってしまいましたが、今回は精緻な演奏をお楽しみいただくということで、ご勘弁ください。[収録アルバム]King Crimson / Larks' Tongues in Aspic(太陽と戦慄)(1973年) 太陽と戦慄(SHM-CD Edition) [ キング・クリムゾン ] 【国内盤CD】キング・クリムゾン / 太陽と戦慄 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月21日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の2) 続いては、キューバ出身でメキシコに帰化して活躍しているシンガーソングライター、フランシスコ・セスペデス(Francisco Céspedes)の楽曲です。本ブログでも過去に紹介している2002年リリースのアルバム『…アイ・コラソン』に収録されているナンバーで、筆者のお気に入り曲の一つです。映像が動かず、アルバムのジャケット・イメージだけなのですが、まずは元のヴァージョンをお聴きください。 ずんぐりむっくりの髭のおじさんという風貌(失礼!)からは想像がつきにくい美曲で、味のあるヴォーカルのナンバーです。彼は、名のフランシスコの部分の愛称である、 “パンチョ”とも呼ばれて親しまれています。上でメキシコに帰化したと書きましたが、メキシコを拠点としつつ、スペインやチリなどスペイン語圏の主な各国でも人気を博している人物です。 そのようなわけで、もう一つの映像は、スペイン絡みのもので、スペインの著名グループ、プレスントス・インプリカドス(Presuntos Implicados)によるヴァージョンです。単にフランシスコ・セスペデスの曲を彼らが演奏しているというのではなく、ご本人が登場して歌っているヴァージョンです。 [収録アルバム]Francisco Céspedes / …Ay corazón(2002年)Presuntos Implicados / Versión Original(1999年) ↓いずれも、これらのアーティストによる別盤です(今回の曲が含まれている盤とは異なるのでご注意ください)。↓ 【中古】 Francisco Cespedes / Donde Esta La Vida 輸入盤 / Francisco Cespedes / Warner Music Latina [CD]【ネコポス発送】 【中古】 Francisco Cespedes / Vida Loca 輸入盤 / Francisco Cespedes / Warner Music Latina [CD]【宅配便出荷】 Presuntos Implicados / Gente 輸入盤 【CD】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月20日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の1) 800万アクセスを記念して、今回も、“いま聴きたい曲”を30曲、順に取り上げていきたいと思います。しばらくの間続くことになりますが、ぜひともお付き合いください。 まずは、少し前から突然聴きたくなっていたナンバーからスタートです。マドンナの1989年リリースのアルバムの表題曲で、シングルとして大ヒットして全米や全英で1位を記録しました。 続いてもう一つ映像をご覧ください。同じ曲の後世のライヴのシーンです。2005年7月、ハイド・パークでのチャリティ・ライヴでの様子をご覧いただきたいと思います。堂々のライヴ・パフォーマンスと歌唱です。 [収録アルバム]Madonna / Like A Prayer(1989年) 【輸入盤CD】Madonna / Like A Prayer (マドンナ)【★】 【中古】 ライク・ア・プレイヤー/マドンナ 【中古】afb 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月19日
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2022年09月18日
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INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここ最近の記事を追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-L)へ → つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでも ありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月15日
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ジャズ・シンガー然としたヒット盤 ダイアナ・クラール(Diana Krall)は、1964年カナダ生まれの女性シンガー、ピアニスト。1990年代以降で大成功を収めたジャズ歌手として知られ、何度もグラミーを受賞している。 本盤『ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム(The Girl in the Other Room)』は、2004年に発表された彼女の7作目のアルバムである。ジャズというジャンル分けを超え、全米チャート(ビルボード)で4位。カナダでは1位のほか、ポルトガルでは6週連続1位(他にも英・仏・独など各国のチャートで上位入り)というヒットとなった。 何を隠そう筆者がちゃんと彼女のアルバムを通して聴いたのは、この作品が最初だった。その時からの印象なのだけれど、ダイアナ・クラールという人は、シリアスなジャズ歌手である。“ジャジーにキメたポップな歌い手”(だからと言ってそれが悪いわけではないが)とは、一線を画していて、陰鬱なジャズ・シンガーらしさをなかなか崩してはくれない。 とはいえ、本盤の選曲はなかなか面白い。まず、リリースの前年(2003年)に結婚した夫のエルヴィス・コステロとの共作が、本盤収録曲の中核(2.、5.、9.~12.がこれに該当)を占めている。さらに、注目なのは、ロック/ポップといった分野も分け隔てなく、曲を選んで、結果、ジャズ・シンガーとして歌い上げている点である。この点に関して、3曲ほど挙げておきたい。まず、3.「テンプテーション」は、トム・ウェイツの曲で『フランクス・ワイルド・イヤーズ』(1987年)に収録されていたもの。次に、4.「オールモスト・ブルー」は、夫のエルヴィス・コステロのナンバー(原曲は、1982年の『インペリアル・ベッドルーム』に所収)。さらに、8.「ブラック・クロウ(黒いカラス)」は、ジョニ・ミッチェルの曲で、『逃避行』(1976年)に収録されていたナンバー。こういう風に、ジャンルを超えたジャズ側での選曲・パフォーマンスは、歴史的に見れば、決して特異なことではない。その当たり前のことを、自分流に解釈してこのように提示できるダイアナ・クラールの力量は恐るべしといったところだろうか。[収録曲]1. Stop This World2. The Girl in the Other Room3. Temptation4. Almost Blue5. I've Changed My Address6. Love Me Like a Man7. I'm Pulling Through8. Black Crow9. Narrow Daylight10. Abandoned Masquerade11. I'm Coming Through12. Departure Bay~以下、日本盤のボーナス・トラック~13. I'll Never Be the Same14. Sometimes I Just Freak Out2003年録音、2004年リリース。 ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム [ ダイアナ・クラール ] 【中古】 【輸入盤】Girl in the Other Room/ダイアナ・クラール 【中古】afb 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月13日
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レア・トラック集で追うザ・フーの進化の過程 ザ・フー(The Who)は1964年レコードデビューのイギリスのバンド。ビートルズ、ローリング・ストーンズと並び、そして日本ではあまり評価されていないキンクスを加えて、英国ロック史上の4大バンドと呼ばれたりする。 ザ・フーと言えば、以前にも書いたように、大音量やファズのかかった歪みのサウンド、暴力的な破壊性などが思い浮かべられることも多いが、その音楽性の展開や幅の広さはあまり話題にならない。デビュー時の『マイ・ジェネレーション』から『トミー』(1969年)や『フーズ・ネクスト』(1971年)にいたる道のりは、ある種、急激な変化のうねりの中にあった。10数年の時を経て、1985年になってからリリースされた『フーズ・ミッシング(Who’s Missing)』は、いわゆる未発表・レア音源のコンピレーション盤で、1965年から71年にかけての音源を編んだものだったが、そうしたザ・フーの進化の過程を如実に示すものになったと思う。 でもって、その“進化”の真髄はどこにあったのだろうか。それがすべてというつもりはないけれど、なによりも第一に“洗練”があったと感じる。その洗練度が上がる大きな動機の一つは、シンセの導入にあると思うが、“洗練”されたからといってすなわちこじんまりした演奏に落ち着いてしまうわけでもない。実際、最後に収められているライヴ・テイクにおいても、進化すれどもこじんまりするわけではないことが十分に示されていると感じる。 なお、2011年のリイシュー日本盤ではさらに6曲が追加収録された(追加収録の部分は、筆者は未聴)。また、1985年当時のリリースの後(1987年)には本盤のタイトルをもじった『トゥーズ・ミッシング(Two’s Missing)』という続編となるコンピ盤も発表されている。[収録曲]1. Shout and Shimmy2. Leaving Here3. Anytime You Want Me4. Lubie (Come Back Home) 5. Barbara Ann6. I'm a Boy7. Mary Anne with the Shaky Hand8. Heaven and Hell9. Here for More10. I Don't Even Know Myself11. When I Was a Boy12. Bargain (Live)1985年リリース。 【中古】 【輸入盤】Who’s Missing/ザ・フー 【中古】afb 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月10日
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