КАПЛЯ В МОРЕ

КАПЛЯ В МОРЕ

2005.02.13
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あれは・・・4~5年前・・・

その人へ愛の深さを知らしめるべく、ХАТИБЭЭはケーキを作る事にした。
でも、その時のХАТИБЭЭにはあまりお金がなかった・・・。
お金をかけず簡単に作れるケーキ・・・
ХАТИБЭЭは閃いた!!!

















ミルクレープを作ろう!!。゜+.(*`・∀・´*)゜+.゜
買うものはクレープの素・・・?と生クリームだけ!!
なんて経済的なんだ!!

夜遅くでもミルクレープの材料はコンビにでも買える。
本当にいいことを思いついたとХАТИБЭЭは思った。

が・・・あんなことになろうとは、その時のХАТИБЭЭには想像も付かなかった。











13日午後9時。
ХАТИБЭЭは買い物から帰り、ミルクレープを作る作業に取り掛かった。
クレープの生地を薄~く焼いていく。
出だしは順調☆
クレープを焼く事・・・数十分。
ミルクレープに使うだけの枚数を焼き終えた。
そして、いざホイップクリーム。
これも順調☆


















枚数を重ねていくごとに下のほうからだんだんと・・・


















クリームが乾いてきている・・・










これはいかん!!と猛スピードで残りの数枚を重ねた。
そして一応完成!!
いざカット・・・。

なので、お父さんを呼び、切ってもらう事にした。
するとお父さんは何を血迷ったか、ケーキを三角ではなく・・・
四角に切り始めた!!!ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!!!

「あぁぁぁぁぁぁ!お父さん!四角じゃなくて三角に切ってよ~!!!(;゜■゜)ノ」

「・・・この方が崩れない。」


ときっぱりすっぱり返され、ХАТИБЭЭはなす術もなく・・・
四角に切られていくミルクレープをただ見詰た。

作り直す時間も無い・・・ХАТИБЭЭは仕方なく、それを箱に詰めた。

時刻は11時。
何としてでも、12時に渡したい!!

ХАТИБЭЭは大急ぎで着替え、チャリンコにまたがり彼の住む街までマッハで走った。

気ばかりが前に出てチャリンコが進んでないような感覚に陥る・・・もっと早くもっと早く・・・
その時、気持ちが焦りすぎて・・・ハンドルの操作を誤った・・・

大きな段差に気付かず乗り上げてしまった・・・籠の中の箱は・・・










籠の中の箱は・・・










ХАТИБЭЭの目線までクルクル回転しながら登ってきた・・・
そして・・・またクルクルと回転しながら籠へ戻った・・・









一瞬何が起こったのかさっぱり分からず・・・



でも、ここで止まる訳にいかないと箱の中を気にしつつ先を急いだ。









時刻は11時55分。
何とか間に合った。
彼と一緒にお店に入る。

「ごめん、ちょっと煙草買って来る。」
席に着いて間もなく彼がそう言って席を立った。
「うん。」
ХАТИБЭЭは彼の姿を見送ってから、急いで、箱の中身を確認した・・・。



!!( ̄□ ̄ノ)ノ

えっと・・・ХАТИБЭЭは・・・ミルクレープを作ったんだよね・・・б(´・ω・`:)

この箱の中身は一体・・・何だろう・・・σ(゜・゜*)
・・・見なかったことにしたい・・・。
ってか・・・これを彼に渡すのか!?
愛の深さを知ってほしくて頑張って作ったものが・・・コレ・・・と思われるのか・・・!?

今から直す・・・でもどうやって・・・?


と考えていると・・・

「ごめんお待たせ~☆」
彼が戻ってきた。
とっさに箱を隠すХАТИБЭЭ。
「・・・どうしたの?」
と彼は聞く。
箱の中身がジャングルだなんて言えない・・・。
「あのさ・・・○○君トイレ行きたくない??」
「へ?」
「トイレ・・・行きたいよね~★」
「う~ん・・・特に・・・」
トイレ 行ってきていいよ~★」
「・・・?うん。分かった・・・トイレに行ってくる。」
彼が席を立ったのを見て、隠した箱をテーブルに戻す。
コレを彼が帰ってくるまでに何とか戻さなきゃ・・・
と頑張って戻すが、上手く戻らない・・・
箱に詰めた時は皆背が同じだったのに・・・どうしてこうもバラバラになるんだ!?
そして・・・クリームが乾いているから綺麗にくっつかない・・・
もう・・・ヤケクソ・・・一応背が揃ったので箱の蓋を閉じた。

すると彼が戻ってきた。
「ごめんね~ちょっと諸事情で・・・」
「・・・いやいいけど・・・どうした?」
「え!?あぁ・・・うん。ちょっとね・・・ははは。」
「そう言えば・・・今日バレンタインだよね?」
「うん!ちゃんと持ってきたよ!!」
と引きつった笑顔で答える。
そしてあの箱をテーブルに出した。
彼は嬉しそうに
「おっすごいじゃん!!中身何?」
とその場で開けようとしたのを見て・・・
「あ!!今開けちゃ駄目!!!帰ってから見て!!!」
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃん?」
と、何やら変な勘違いをしている風だった。
ХАТИБЭЭはあなたの絶句した顔だけは見たくないんだよ!!
と心の中で何度叫んだか・・・
「とにかく!帰ってからにして」
「はいはい。分かったよ~」
とまた変な笑顔で彼は笑った。
そして暫く話して家に帰った。
とても疲れていたのでそのままХАТИБЭЭは眠りに付いた。

起きて携帯を見たら・・・彼からメールが届いていた・・・
内容は殆ど覚えていないが・・・
「クレープの味しかしなかった。」
と書かれていたのはハッキリと覚えている。
それからと言うもの、ミルクレープを見るとその時の事を必ず思い出すようになった。





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Last updated  2005.02.13 19:40:39
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