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2013年4月26日に初の3Dで日本公開が決まった大ヒットシリーズ「アイアンマン 3」!!下記サイトにて第1弾となるフル予告編とコミコンでの模様が公開されました! 「アイアンマン3」 予告編 (Yahoo! Movies) (英語)この予告編を観る限り、前2作よりかなりシリアスでダークな雰囲気になっているようです。でも、笑わせてくれるシーンもちゃーーーんと用意されていることと・・・。(笑)間違いなくアイアンマンことトニー・スタークに扮しているロバート・ダウニー・Jr.が大活躍です!監督がジョン・ファブローからシェーン・ブラックに代わり、脚本も手掛けています。ブラック監督はロバートさんが主演した「キスキス、バンバン」で監督デビューしています。また音楽もこれまでのロック系からフライアン・タイラー(「エクスペンダブルズ」シリーズ)による壮大な楽曲に代わっていて、3D化による迫力ある映像もストーリーもすごーーーく楽しみです。また、キャストもグウィネス・パルトロー、ドン・チードル、ポール・ベタニー(声の出演)などが続投し、ジョン・ファブローも秘書役でまたまた登場するようです。さらに予告編にも登場していたベン・キングズレー、ガイ・ピアーズが新キャストとして加わっています。お2人はアイアンマンの敵役になる感じが・・・。さらにレベッカ・ホール、ウィリアム・サドラー、ジェームズ・バッジ・デールなども、IMDbのリストに載っていてるので、新キャストとして参加しているようです。全米公開日が、今のところ5月3日となっていますが、イギリスやスペイン、イタリア、オーストラリア、ドイツなどは日本と同じ4月下旬が公開予定になっています。アメリカより早く公開されることってあるのかなぁ。 (←素朴な疑問・・・。)
Oct 24, 2012
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1979年にイランのアメリカ大使館で起きた人質事件で、カナダ大使の私邸に逃げた6人の職員を、架空のSF映画を製作するロケ班として救出させるという驚愕の作戦をCIAが実際に行ったという、18年後に明かされた実話を基にした内容を、スリリングに描いたポリティカル・サスペンスです。 “この≪実話≫は、フィクションよりも大胆”原題はそのまま、“ARGO”。≪ストーリー≫1979年11月。革命の嵐が吹き荒れていたイランの首都テヘランで、民衆がアメリカ大使館を占拠し、52人の職員を人質にとるという事件が発生する。何とか裏口から6人の職員は脱出し、カナダ大使の私邸に逃げ込んでいた。しかし、過激派に見つかるのは時間の問題であり、見つかれば公開処刑は免れなかった。1日、1日と時間は過ぎるばかりで、6人の救出は絶望的な状況にあった。国務省から協力を求められたCIAの人質奪還の専門家トニー・メンデスは、架空の映画製作をでっち上げ、ロケ班スタッフとして偽装出国させるという、あまりにも奇想天外、荒唐無稽な救出計画を提案する。トニーは「猿の惑星」の特殊メイクでオスカーを受賞したチェンバースの協力を得て、SFファンタジー大作「アルゴ」の製作発表を行い、前代未聞の作戦を始めるのだったが・・・。≪スタッフ≫監督はベン・アフレック、製作はグラント・ヘスロヴ、ベン・アフレック、ジョージ・クルーニー、製作総指揮はデヴィッド・クローワンズ、ニーナ・ウォラースキー、クリス・ブリガム、シェイ・カーター、グレアム・キング、ティム・ヘディントン、脚本はクリス・テリオ、撮影はロドリゴ・プリエト、編集はウィリアム・ゴールデンバーグ、プロダクションデザインはシャロ・シーモア、衣装デザインはジャクリーン・ウェスト、音楽はアレクサンドル・デスプラ。≪キャスト≫トニー・メンデスにベン・アフレック、上司のジャック・オドネルにブライアン・クランストン、ジョン・チェンバースにジョン・グッドマン、プロデューサーのレスター・シーゲルにアラン・アーキン、カナダ大使のテイラーにヴィクター・ガーバー、他にテイト・ドノヴァン、クレア・デュヴァル、スクート・マクネイリー、ロリー・コクレイン、クリストファー・デナム、ケリー・ビシェ、カイル・チャンドラー、クリス・メッシーナ、ジェリコ・イヴァネク、タイタス・ウェリヴァー、マイケル・バークスなど。演出の手腕が高い評価を得ているベン・アフレックの監督3作目の「アルゴ」です。日本では劇場未公開だった「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)で監督デビューし、エイミー・ライアンがアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の助演女優賞にノミネート、NY批評家協会賞、LA批評家協会賞、放送映画批評家協会賞では見事、同賞を受賞しました。(放送映画批評家協会賞ではアンサンブル演技賞にもノミネートされました。)そして、主演も兼ねた2作目の「ザ・タウン」(2010年)では、受賞こそ逃しましたが、ジェレミー・レナーがアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、イギリスアカデミー賞などで助演男優賞にノミネートされ、放送映画批評家協会賞では作品賞・脚色賞・助演男優賞など、5部門にノミネートされました。全米では10月12日に公開され、興行収入も初登場2位、2週目も2位をキープしています!観客はもちろん、批評家やマスメディアからも絶賛評の嵐だそうで、今年の映画賞レースでは、作品賞や監督賞への期待が高まっています。3作ともいわゆる“事件もの”ですが、「アルゴ」は実際に起きた事件を扱っていて、結末はわかっていても、緊迫感に溢れた演出で最初から最後まで超ドキドキでした!!単に出来事を描くだけじゃなく、しっかりとエンタテイメント作品に仕上げていて、ベン自身が演じた主人公トニー・メンデスをはじめ、さまざまな登場人物の人間像が絶妙なセリフのやりとりによって描かれていて、リアリティ感がたっぷり味わえました。緊張感が続く中、ふと笑わせてくれたのがプロデューサー役のアラン・アーキンと、特殊メイクアーティスト役のジョン・グッドマンのベテラン2人が登場するシーンです。ハリウッドの内側を暴露するような場面もあって、映画人ベンの遊び心も感じました。当時の映像も上手く入れ込み、見事なセットやファッションや小道具で当時を再現し、音楽も当時のヒット曲が使われています。架空の映画製作をでっち上げる作戦は、まさに“事実は小説より奇なり”・・・。それをCIAがやっちゃうところ、有名な特殊メイクやプロデューサーなど、映画関係者までも協力しちゃうところが、いかにもアメリカらしい!(笑)どこまでが事実なのかと疑ってしまうくらい奇想天外で危険な救出作戦です。ドラマチックな要素を脚色したところもあるそうですが、実際の出来事が、まさにドラマチックだったそうで、必要最低限のアレンジだったとか・・・。監督としてもですが、今作でのベンは、役者としても素晴らしかったです!一昔前に「デアデビル」に出た時にはどうなっちゃうのかと心配しましたが、その後、作品選びに紆余曲折しながら、「ハリウッドランド」で演技が評価され、さらにラブコメやマイナー作品に出演しつつ、着実に監督業をステップアップさせ、「アルゴ」が大絶賛されていることが、まるで身内のように嬉しくって!(笑)顔中髭だらけなのも似合っていて、髪型のせいかとっても若く見えました。ドキュメンタリーかと思わせるような会話で、シーンを見事に作り上げている決して派手さではないのですが、実力派の共演キャストたちもスゴイです!ベンの奥さまジェニファー・ガーナー主演の「エイリアス」のヴィクター・ガーバー、「CSI:マイアミ」のロリー・コクレインなどTVドラマで活躍した顔ぶれや、いろいろな映画やTVドラマで、主演ではないところで存在感を魅せている顔ぶれが本当にたくさん出演していて、キャスティングの素晴らしさを感じました。(ロリ-・コクレインは髪型と髭のせいで、しばらく気づきませんでした! 笑)こんな作戦が実行されていたのかと、隠されていた真実を知るという面白さもあり、サスペンス映画として、本当に見ごたえのある演出で堪能できる作品だと思います!公開されたら、もう1度じっくり映画館で観直したいと思っています。10月26日(金)より全国ロードショー公開されます。「アルゴ」 オフィシャルサイト
Oct 22, 2012
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旅行先のスペインで何者かに家族を拉致され、陰謀に巻き込まれてしまった青年が、追われながらも家族を探し出そうとする姿を描いたサスペンス・アクションです。 “自分だけ、知らない ―――”原題は、“THE COLD LIGHT OF DAY”。≪ストーリー≫青年実業家のウィル・ショーは家族とのバカンスのため、アメリカからスペインにやって来たが、空港に迎えに来た父マーティンと久しぶりに会い、話すことがなく気まずい思いをしていた。翌日、ウィルは両親と弟ジョシュ、ジョシュの恋人ダラとクルーザーに乗り沖へと向かう。しかし、経営している会社にトラブルが起きていたウィルは、携帯を操作している時に、舵取りを誤り、ダラにケガをさせてしまう。その場の雰囲気に耐えられなくなったウィルは、薬を買いに泳いで海岸まで戻り、再び海岸へ戻ると沖に停泊していたクルーザーが見当たらなかった。別の場所でクルーザーは見つかったが、船内は荒らされ全員の姿が消えていた。ウィルは警察に捜索を依頼するが、警官から襲撃されるが、父マーティンに助けられる。そして、マーティンからCIA局員であることを打ち明けられるのだったが・・・。≪スタッフ≫監督はマブルク・エル・メクリ、製作はトレヴァー・メイシー、マーク・D・エヴァンズ、製作総指揮はスティーヴン・ザイリアン、スコット・ワイパー、ヘスス・マルティネス・アセンシオ、ケヴィン・マン、マシュー・ナーニシアロウ、マーク・キャントン、脚本はスコット・ワイパー、ジョン・ペトロ、撮影はレミ・アデファラシン、編集はヴァレリオ・ボネッリ、プロダクションデザインはベンジャミン・フェルナンデス、音楽はルーカス・ビダル、音楽監修はジョジョ・ヴィリャヌエヴァ。≪キャスト≫ウィル・ショーにヘンリー・カヴィル、父マーティンにブルース・ウィリス、弟ジョシュにラフィ・ガヴロン、ジョシュの恋人ダラにエマ・ハミルトン、母ローリーにキャロライン・グッドオール、他にシガニー・ウィーヴァー、ベロニカ・エチェギ、ソシュディ・ゼム、オスカル・ハエナダ、ジョゼブ・マウルなど。舞台はオールスペインで、南欧の美しい海辺や由緒ある街並みのマドリードなど、背景だけを見れば、観光地を巡っているようなロケーションになっています。ところが、そこで展開するのは、突然、家族全員が姿を消してしまった理由もわからず、地元警察もアメリカ大使館も頼りにならず、やがて明かされる父親の本当の仕事・・・。やがて孤立無援となったウィルが、誰が味方で誰が敵なのかわからないまま家族を探し、知らない相手から脅しの電話が入り、CIAの仲間だという人たちも全く信用できず、ある出来事で出会ったスペイン人の女性ルシアだけが頼りとなってしまいます。観ている側はウィルと同様、何がどうなっているのかわからないまま引き込まれて、ドキドキハラハラしながら、一気に終盤へと導かれていきます。主人公のウィルは、“ジェームズ・ボンド”でもなければ“ジェイソン・ボーン”でもなく、ましてや格闘技や武道の達人でもない、(体格はいいのですが)ごく普通の青年です。ところが、いきなりの銃で狙われたり、屋上を逃げまくったり、高い所から飛び降りたり、ラストには市街地でド派手なカーチェイスも!人間、窮地に追い込まれたら何でもできる、いえ、やってしまうものなんでしょうね。(苦笑)今作の主演は、新たに製作される“スーパーマン”シリーズ(「マン・オブ・スティール」)で、主人公に抜擢され、ハリウッドで期待される若手の1人と言われているヘンリー・カヴィルです。「インモータルズ -神々の戦い-」で主役を演じ一躍注目を浴びた・・・そうです。残念ながら「インモータルズ」は観ていないので、どんな活躍ぶりだったのかはわからず、「人生万歳!」(2009)などいくつかの出演作も観ていますが強烈な印象はなく・・・。「マン・オブ・スティール」での活躍を楽しみにしたいと思っています!ブルース・ウィリスは共演・・・と言っても、出演シーンは前半(序盤?)だけで、アクションを見せることもなく、ストーリーからいなくなってしまいます。(同じく、シガニー・ウィーヴァーもそれほど出演シーンは多くなかったです。)ちょっとキャスティングで気になったのは、父役がブルース・ウィリスで、母役がキャロライン・グッドオールで、次男役は生まれできそうな感じでしたが、あんなに濃~い息子(ヘンリー・カヴィル)は生まれてこないのでは~?!(爆笑)特に今作のヘンリーは、天然パーマらしきやや長めの髪でヒゲもとっても濃くて、彫りの深い、やや中東系の雰囲気も漂わせている顔立ちだったので・・・。フランス人のマブルク・エル・メクリ監督は、母国で短編作品をいくつか手掛けた後、「その男ヴァン・ダム」(2008年)で長編作品を初めて監督しました。製作国はアメリカ、メインキャストもアメリカ人ですが、監督がフランス人で、ロケはスペイン、現場スタッフもヨーローッパ系のお名前がほとんどなので、アメリカ映画という雰囲気より、スペイン映画かフランス映画のような、全編欧州の雰囲気で仕上がっています。10月27日より全国ロードショー公開されます。「シャドー・チェイサー」 オフィシャルサイト
Oct 19, 2012
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新旧アクションスターが結集した「エクスペンダブルズ」の続編で、新たな顔ぶれも加わり、さらにスケールアップさせた、目が離せないアクション・エンタテイメント作品です。 “最強無敵の、その先へ。”原題は、“THE EXPENDABLES 2”。≪ストーリー≫軍用銃のエキスパートであるバーニー・ロス率いる少数精鋭の凄腕傭兵軍団“エクスペンダブルズ”。CIAのチャーチがバーニーに持ち込んできたミッションは、バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収というものだった。エクスペンダブルズにとっては簡単な仕事だったが、ミッションが完了しようとする直前、残忍なヴィランが率いる謎の武装組織が現われ、データボックスを横取りされた上、大切な仲間の命も奪われてしまう。怒りに燃えるバーニーたちエクスペンダブルズの面々は、仲間の仇をとることだけを胸にヴィラン一味の行方を追い始めるのだったが・・・。≪スタッフ≫監督はサイモン・ウェスト、製作はアヴィ・ラーナー、ケヴィン・キング=テンプルトン、ダニー・ラーナー、レス・ウェルドン、製作総指揮はジョン・フェルトハイマー、ジェイソン・コンスタンティン、イーダ・コーワン、ベイジル・イヴァニク、ガイモン・キャサディ、ダニー・ディムボート、ボアズ・デヴィッドソン、トレヴァー・ショート、キャラクター創造はデヴィッド・キャラハム、原案はケン・カウフマン、デヴィッド・アゴスト、リチャード・ウェンク、脚本はリチャード・ウェンク、シルヴェスター・スタローン、撮影はシェリー・ジョンソン、編集はトッド・E・ミラー、プロダクションデザインはポール・クロス、衣装デザインはリズ・ウォルフ、音楽はブライアン・タイラー。≪キャスト≫バーニー・ロスにシルヴェスター・スタローン、リー・クリスマスにジェイソン・ステイサム、チャーチにブルース・ウィリス、ジャン・ヴィランにジャン=クロード・ヴァン・ダム、トレンチにアーノルド・シュワルツェネッガー、ガンナー・ヤンセンにドルフ・ラングレン、ブッカーにチャック・ノリス、イン・ヤンにジェット・リー、ヘイル・シーザーにテリー・クルーズ、トール・ロードにランディ・クートゥア、ビリー・ティモンズにリアム・ハムズワース、ヘクターにスコット・アドキンス、マギーにユー・ナンなど。(※ネタバレになる感想が含まれていますので、あらかじめご了承くださいますよう・・・。)1作目もかなりアクションいっぱいで楽しめましたが、続編はさらにスケールアップして、またまたアクションたっぷり、最初から最後までハラハラドキドキの展開でした!今回は、強敵ヴィランに扮したヴァン・ダムの“ワル”ぶりが光っていて、また、1作目では出番が少しだったブルース・ウィリスとシュワルツェネッガーも本格参戦(?!)していて、暴れまくったり小ネタを披露したりと活躍しています。逆にジェット・リーの出番は序盤のみで、“友情出演”っていう感じでした。チャック・ノリスはカッコイイ登場でオイシイところを持っていってます。(笑)楽しみにしていたのは、クリス・ヘムズワースの弟リアムくんの活躍でした。凄腕の若きスナイパーとしてチームに加わりましたが、残念ながら出番は途中まで。予告編を観た時からそんな予感がしていましたが・・・。 でもかっこ良かったです!お兄さんのクリスとよく似ていますが、クリスよりスッキリしたハンサムくんです。(笑)公開中の「ハンガー・ゲーム」では主人公カットニスの恋人ゲイル役で出演しています。チームはリーダーであるバーニーと右腕のクリスマスが中心に作戦を進めていき、他のメンバーがそれぞれの得意分野で力を発揮して敵との闘いに挑みます。銃撃戦もボディアクションも、1作目よりさらにパワフルになっていて、これでもかと見せ場をたくさん作ってくれています。あちこちに入っている、それぞれの出演作にちなんだ小ネタも楽しめました~!アクションスターたちのファンは、懐かしく&嬉しくなって観れちゃいます!3作目の製作もあり・・・っていう気がします。(苦笑)10月20日より全国ロードショー公開されます。 (PG-12)「エクスペンタブルズ2」 オフィシャルサイト
Oct 17, 2012
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女性医師が重い喘息患者から安楽死を託されるまでの深い信頼関係が築かれていく過程と、殺人容疑の執拗な取り調べに追い詰められていく姿を描いたヒューマン・ドラマです。 “医療か? 殺人か?”≪ストーリー≫1997年、天音中央病院に勤める呼吸器内科の医師、折井綾乃。不倫関係の同僚医師の高井に捨てられた綾乃は、自殺未遂騒動を起こしてしまう。綾乃は重度の喘息で入退院を繰り返していた江木秦三の優しさに救われ、いつしか心の交流が深まり、強い絆によって結ばれていった。自らの死期を覚悟した江木から、“その時が来たら、早く楽にして欲しい”と綾乃は最期を託されるのだったが・・・。≪スタッフ≫監督・脚本は周防正行、製作は亀山千広、原作は朔立木 (“命の終わりを決めるとき”)、撮影は寺田緑郎、編集は菊池純一、音楽は周防義和、テーマ曲は種ともこ (“遠く、そして近く”)。≪キャスト≫折井綾乃に草刈民代、江木泰三に役所広司、高井則之に浅野忠信、検察官の塚原に大沢たかお、江木の妻陽子に中村久美、他に細田よしひこなど。尊厳死、安楽死という難しいテーマを扱っているだけに、とてもシリアスな作品でした。TV番組で周防監督が、“映画らしい映画を撮りたかったんです”と仰っていました。確かにTVドラマとしては扱いにくい、映画ならではの内容ではあったかと・・・。原作は読んでいないのでわかりませんが、2時間24分という長編作ですが、前半で描かれている担当医師である綾乃と患者である江木との絆が強く結ばれていく、今作にとって1番重要な部分が、中途半端(あいまい?)に感じてしまいました。後半で描かれている、綾乃が検察官の塚原から厳しい追及に必死に対峙するシーンは、緊迫感のあるやりとりが展開し、観ていて思わず力が入ってしまいました。重度の喘息患者に扮した役所さんは、痛々しいほど本当に苦しそうでした。体重も役作りのために7kg落としたとインタビューで仰っていましたが、喘息の息ができない苦しさや形相など、本当にすごかったです。また、これまでと違った検察官役の大沢さんの熱演にも圧倒されました。最初は静かに話を進め、徐々に容疑者を追いつめていくという非道さも・・・。余談ですが、序盤の綾乃と高井のベッドシーンは話題作りにはなっても、作品としては、意味がなかったように思います。 女性目線だからかも・・・。(苦笑)あと、試写会場のスクリーンのせいかも知れませんが、ぼやけていると言うか、映像がとても暗く感じ、作品のトーンには合っていましたが、江木が添えた手紙や検察の待合室の張り紙などの文字が読めず、ちょっと残念に思いました。作品の長さもあり、内容の重苦しさもあり、観終えてひどく疲れました。10月27日より全国ロードショー公開されます。 (PG-12指定)「終の信託」 オフィシャルサイト
Oct 15, 2012
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未来の独裁国家を舞台に、最後の1人になるまで戦いを続けるという“ハンガー・ゲーム”に、貧困地区の24人の若者たちと取り巻く人々を描いたサバイバル・アクション作品です。 “生存率1/24 それは究極のサバイバル。 戦うことでしか、生き残れないのか ――― ?”原題は、“THE HUNGER GEMES”。≪ストーリー≫強大な権力を握る独裁者スノー大統領が君臨する国家パネム。パネムはエリート階層が暮らす都市キャピトルと12の貧困地区で構成されていた。反乱の抑止を目的に、毎年、12地区から12~18歳の男女1人ずつを選出し、最後の1人になるまで殺し合いをさせ、TVで生中継される“ハンガー・ゲーム”という、貧困層に対する見せしめのためのイベントを開催していた。プレイヤーの抽選会で、第12地区からは12歳の少女プリムが選ばれてしまうが、姉カットニスが身代わりを志願し、男子で選ばれた同級生ピータ・メラークとともにハンガー・ゲームが開催されるキャピトルへ、用意された豪華列車で向かった。各地区から集まった24人の若者たちは、教育係による過酷なトレーニングが行われ、また、エリート層のスポンサーを掴むためにスタイリストからアドバイスをもらっていた。そして、24人は究極のサバイバル・ゲームに身を投じていくのだったが・・・。≪スタッフ≫監督はゲイリー・ロス、製作はニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク、製作総指揮はロビン・ビセル、スーザン・コリンズ、ルイーズ・ロズナー=マイヤー、原作はスーザン・コリンズ、脚本はゲイリー・ロス、スーザン・コリンズ、ビリー・レイ、撮影はトム・スターン、編集はスティーヴン・ミリオン、ジュリエット・ウェルフラン、プロダクションデザインはフィリップ・メッシーナ、衣装デザインはジュディアナ・マコフスキー、音楽はジェームズ・ニュートン・ハワード、エグゼクティブ音楽プロデューサーはT=ボーン・バーネット。≪キャスト≫カットニスにジェニファー・ローレンス、ピータ・メラークにジョシュ・ヤッチャーソン、教育係のヘイミッチにウディ・ハレルソン、スタイリストのシナにレニー・クラヴィッツ、スノー大統領にドナルド・サザーランド、カットニスの妹プロムにウィロウ・シールズ、他にリアム・ヘムズワース、エリザベス・バンクス、スタンリー・トゥッチ、ウェス・ベントリー、トビー・ジョーンズ、ジャック・クエイド、アレクサンダー・ルドウィグ、アマンドラ・ステンバーグ、イザベル・ファーマンなど。アメリカでは今年3月に公開され、4週連続で興行収入トップを獲りました。ホラーものじゃなく、若者同士が殺し合う映画ってどんな内容なのかと思っていました。しかも、アクションものとはこれまで無縁のゲイリー・ロス監督(脚本)だったし・・・。でも、キーファーさんのパパ、ドナルド・サザーランドが出演しているのを知ってから、公開されたらやっぱり観に行っちゃうかなぁと思っていました。観る前は、“ハンガー・ゲーム”のサバイバルな部分が中心かと思っていたのですが、予想は大きく外れて、サバイバルに突入するまでがとーっても長かったです。(苦笑)かと言って、突入前にこれといった重要なストーリー展開があるわけでもなく・・・。ストーリー全体の導入として、パネムという国家がどういう社会状況になっているのか、どうやって各地区から若者が選ばれるのか、教育係やスタイリストの役割は何なのか、ゲームを盛り上げるためのTVショーの存在、大統領、ゲームメイカーの紹介など。煌びやかなパネムの富裕層の人たちのファッションとメイクには驚かされました。特に女性たちのメイクがド派手ですごかったです!また、24人のプレイヤー1人1人を描くことも、時間的に無理があるので、カットニスとピータ以外は、数人のプレイヤーにしかスポットがあたりません。それにしても、戦うのが12歳から18歳までって年齢差が大きいような・・・。(笑)“ハンガー・ゲーム”のシーンは実写が多く、大自然の中で展開します。参加者は武器を使ったり、自然を生かして身を隠したり、食料を確保したり、ある者たちはチームを組んだり、助け合ったりし、眠る時も気が抜けません。誰かが殺されるたびに号砲が鳴り、また時にゲームルールの変更もあって、誰かを優位にさせたり、凶暴な動物を登場させたりと、ゲームメイカーによって、リアルタイムで観ている人たちを惹きつけるために演出が施されます。「ウィンターズ・ボーン」で演技力が高く評価されたジェニファー・ローレンスをはじめ、子役から活躍するジョシュ・ハッチャーソンなど、若手キャストがたくさん出演していて、前述のドナルド・サザーランド、さらにウディ・ハレルソン、スタンリー・トゥッチ、エリザベス・バンクスなど、実力派キャストが個性溢れる役で脇を固めています。レニー・クラヴィッツ、クールでメチャクチャかっこ良かったです!すでに続編「キャッチング・ファイヤー(原題)」が製作されることが決まっていて、全米公開が2013年11月22日の予定になっています。ゲイリー・ロス監督は準備期間が短いため辞退となり、「コンステンティン」「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンス監督が新たにメガホンを取ることが発表されています。また、完結編となる「モッキングジェイ(原題)」が2部構成になることも決まっていて、前編は2014年11月21日、後編は2015年11月20日に全米公開予定です映画の内容から離れて、思いっきりキャストの余談になりますが・・・。オフィシャルサイトの“選ばれたプレイヤーたち”登場キャラクターの紹介では、カットニスが身長170cm、ピータが178cmと書かれていました。でも、映画の中では明らかにジェニファーの方がジョシュくんより背が高いです。IMDbで調べたら、ジェニファーが175cm、ジョシュくん170cmでした!現在20歳のジョシュくん、続編の撮影する頃になったら背が伸びているかな?それと、マーヴェル(第1地区)役に扮したジャック・クエイドくんですが、名前からわかる通り、デニス・クエイドの息子さん=メグ・ライアンの息子さんです!どちらかと言うと、お父さんの方に似ているかなぁ。とっても可愛い気のないクローヴ(第2地区)役のイザベル・ファーマンですが、あの異色ホラー「エスター」で主人公の少女エスターを演じた子です。あと、カットニスの恋人ゲイル役のリアムくんはクリス・ヘムズワースの弟さんで、クリスよりもやや甘いマスクですが、今秋公開される「エクスベンダブルズ2」に、元オーストラリア特集空挺連隊の凄腕スナイパー役で出演しているようです。そんなこんなで(?)若者向けのサバイバルものですが、プチッと恋愛物語も絡んでいます。極力、残虐なシーンは抑えられて描かれていますが、“殺し合う”のでそれなりには・・・。PG12に指定されていて、小さなお子さんにはあまりオススメできないかも!9月28日(金)より全国ロードショー公開されています。 (PG12指定)「ハンガー・ゲーム」 オフィシャルサイト
Oct 3, 2012
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