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大家さんが亡くなって、私たちは立ち退きを頼まれています。最初、10万円の引越し費用を出す、というお話をされました。でも、これでは引っ越せません。いろいろ調べて、立退き料としては、家賃の6ヶ月から1年分か、同等の物件に対する転居の実費のすべてを出してもらう、というのが一般的のようです。仲介の家政婦さんに「敷金や礼金などを含む、引越しにかかる費用のすべてを出して欲しい。」とお話ししました。家政婦さんが伝えたところ、大家さんの娘さんは、「いくらくらいかかるのか」を聞かれ、「30万位ではないか」と答えたので、それでは全額払う、というお返事だったらしいのです。私たちは物件がきまらないと、金額の提示はできない、と仲介の人には言っていました。でもすれ違ってしまったのは、家政婦さんは敷金・礼金を1カ月づつくらいだと思ったからのようです。ここらあたりの物件は、敷金・礼金が2ヶ月くらいが相場です。今の物件は、敷金・礼金は1カ月で、月々の家賃も、相場より随分安くて住んでいます。物件は大家さん宅の敷地内にある一軒屋です。もともとは8万円でずっと貸しており、リフォームをして、家賃は12万くらいはとれるだろう、と不動産屋さんにいわれたそうです。でも、そこは貸さずに家政婦さんに住んでもらって、大家さんを看て欲しい、というのが娘さんの希望で、そういう話がすすんでいたそうです。実は、大家さんは、認知症だったそうです。リフォームを仲介した不動産屋には貸家中止の旨を伝えていたけれど、前から出入りの不動産屋には、リフォームをしたことも値段の変更も伝えていませんでした。その古い不動産屋の紹介で、私たちが部屋を見ました。大家さんと、たまたま敷地内に住む直接の相続人であるお孫さんも立ち会っていました。そして、次の日、私たちは大家さんと契約をしました。認知症とはまったく知りませんでしたし、家賃の話はありませんでした。事情を知る家政婦さんはいませんでした。後で大家さんと娘さんはもめたそうです。「ここにはTさんが住む事になっていたでしょ」「でも、Tさんが住んでもお金が入ってこないでしょう」他にも2つ、敷地内に部屋があります。大家さんは、自分が認知症であるとは思っていませんから、自分が昔どおり借家の管理をしていました。私たちは引っ越ししました。引っ越して間もない頃、家政婦さんは、うちの夫に「この物件をこの値段で住めるなんて、宝くじがあたったようなものだ、あの奥様は痴呆がはいっているから」というようなことを話されたそうですが、夫の方はおぼえていないそうです。大家さんは、私たちから見て、とても可愛い人でした。いつもニコニコとして、ちょっとしたお願いも、すぐに対応してくださったし、わたしたちの帰省の時のおみやげにもすごく喜んでくださいました。夫はよく大家さんのことを気にしていて、大き目の地震があった時は、様子を見てきてあげたほうがいいんじゃないか、といっていました。お隣のお孫さんがいるから大丈夫だろうと私が行ったので行きませんでしたが。私たちは、大家さんともっとなかよくなりたいなぁと、ずっと感覚的に思っていました。でも、機会を捕らえることができずにいて、そのうち、と思っていたのですが、お亡くなりになってしまいました。このことは、じんわりと哀しく思います。心がしんとします。大家さんの庭の花が、今年はありまり咲かなかったそうで、大家さんの死を感じているのではないでしょうか。この続きで私たちの立ち退きのお金の話を書くのは、不届きな感じがしてきました。でもやはり、自分の考えに向き合いたいと思います。私は、仲介人の家政婦さんとずっとお話をしてきました。今のところ、娘さんとの交渉は家政婦さんが行います。家政婦さんは、1・もともと痴呆の人の契約なので、契約そのものが無効にできること2・相場より安価であること3・敷金礼金が1ヶ月ずつであったことから、30万円以上は難しいとおもっているようです。私は1のことは、法的にはわかりませんので、調べようと思っています。2と3について、立退き料の一般的な「今すんでいるのと同等の物件にかかる引越し費用の負担」というのと、どんな風にかんがえたらいいのかと思っています。私たちは、今の家を探すのに、2カ月くらい歩き回りました。相場より安い物件を探していたからです。条件に合うよい物件は、ここを含め2つありました。2つしかなかったとも言えます。ですから、「今すんでいるのと同等の物件」に引っ越すのが私たちの希望ではありますが、それを探すのは、とても労力がいる可能性が高く、見つからないかもしれません。同等の物件、というのは、敷金礼金などの契約状況も同じくらいでないといけないのかはわかりません。家賃は少しは高くなるかもしれません。ただ、気に入った物件が、敷金礼金が高かった時、それを私たちが負担するべきなのでしょうか?私たちの望む引越しではありません。この引越しで得をしようとは思いませんが、損をしたいとも思いません。正直なところ引越しや家探しの労力を思うと、引越しにかかる費用くらいは出して欲しい、と思っています。他の借家の人は「長年相場より安い家賃で住まわせてもらったのだから」と、快く引越しを決めたそうです。こちらの方には、引越し代の話は最初からしていないそうです。私は、欲を出しているのでしょうか。もう1つ、私が心に引っ掛かっている事は、「お金がないのでどうか出してください」という態度になってしまったことです。どうも自分が必要以上に卑屈になっている気がします。「無いんだから出してあげるわ」といわれた感じなきがして、なんだか腹が立ちます。これから「足りないかもしれません」というのは、「おねだり」しているようなきにさえなります。それは、相手のせいでは「全く」なく、自分が勝手に卑屈になっているので、相手の話をそういうふうにとってしまうのでしょう。「情に訴える」というアドバイスを人から頂いたのですが、それは卑屈になれ、というのとは全く違うと思います。居座りをほのめかしたり、法律を縦に取ったりすること無く、正直に誠実に、自分の現状と引越しした時の負担を語ることだと思います。今の私は、大家さんに拒絶をされたわけでもないのに、ああなったらどうしよう、と不安でかんがえてばかりいるようです。「今の生活を無くす上に損までしたくない!」という執着が強いのです。堂々と自分らしく、現実をみつめて、これからも交渉を進めたいと思っています。
Jul 31, 2006
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靴下と、部屋着の繕いをする。破れている靴下を履いていると、そこからエネルギーがもれてしまう、とある人に教えてもらったことを思い出す。繕ったものはそこに心が充填されたみたいにあったかくなると思う。景気の上向きは、物が売れることみたいだけど、豊かになることって何かな。夫のチノパンのお尻が擦り切れた。夫はもったいないから直せないか?というけど、裾も擦り切れているし。テカテカだから、ほかの布を当てても目立つし、最近のリメイクジーンズ風におしゃれにするのも嫌うだろうし、私の力量では裾を短くしてお尻に当てるくらいしかできない。繕ったものを着ているのが自然な社会のほうが私たちには行き易いなぁ。
Jul 30, 2006
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前売りを買おうと思っていたけれど、夫が試写会の評判がむちゃくちゃ悪い、というので、いったん買い控えました。が、今日映画館の前を通りかかり、やっぱり見たい、という気持ちがむくむく。レイトショーで見てきました。映画を初日にみるなんて、生まれて始めての体験。つまらないと覚悟したのですが、最初から引き込まれて、「どのへんからつまらなくなるのだろう・・・」と思いながら見ところ、最後まで面白かったです。エンターテイメント性には乏しいのかもしれません。哲学がはっきりしていて、メッセージ性が強いと感じました。そこが相容れない人がいるのでしょうか?ここがこうだったらいいなあ、と思うところはありましたが、世界観が好きです。監督は、お父上より、繊細でナイーブなのではないかと思います。世界中で公開が決まっているとのことで、日本でこけても、意外とヨーロッパでは評価されて再評価される、なんてことになるような気もします。私は、みてよかった!と心から思いました。失うからこそ、大切さが分かる、というメッセージには、ほんとそうだよなぁと。大家さんが亡くなり、ああ、もっと仲良くしたかったなぁという気持ちだけがぷかぷか浮かんでいます。その機会は何度もあったのに。私たちの家は取り壊されることになり、もともと大好きな家ですが、とてもいとおしくなり、床をていねいに磨きたくなりました。庭に生えている梅の樹も、あじさいも、全部抜かれてしまうのだ、と思うと、さみしくて、じーっと見上げたりしています。木々たちのことをみんなに知ってほしくて、梅の実のジャムやアジサイの枝を友達にくばり、亡くなった大家さんの思い出話をさせてもらったりしています。ゲド戦記を改めて読んでみるつもりです。
Jul 29, 2006
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前期実技試験にむけて、米粒大の灸を1分間に30個作れるように練習中。せっかくよったモグサをゴミにするのももったいないこともあり、家人の水虫にすえている。1日目は、そのすぐあとにすこし患部がかゆくなったそうだが、2日目の今日は、みかけも良くなってきたし、丸一日かゆくもならなかったらしい。水虫は、中指と薬指の間と、薬指と小指の間の2個所にある。治療は、すえにくくて時間がかかって嫌がられるのと、比較のためもあり、中指と薬指の間にのみやっていた。今日は疲れていて早く寝たいといわれたので、患部2個所ともにティートリーを塗布した。しばらくすると、しびれて痛くなってしまった。すぐに治ったのだが、原液をつけても安全と言われているティートリーでも、傷のありそうなところは、もっと注意しておくべきだった。お灸をすえていた方の個所は、もともとはひどかったほうのだけど、なんともなかったようで、これもお灸効果か。最近販売されている水虫の内服薬は、肝臓への影響が取り立たされている。肝障害を起こす可能性が高いくすりで、肝臓に問題がある人には処方されないらしいが、それが肝臓のよい人にとてよいものだとは考えずらい。水虫はお灸やアロマオイルで治せますよ!と人から聞いてはいたけれど、私が実感をもって言えて、皆様のお役に立てれば、家人もかゆい痛い熱い思いをした甲斐があるというもの。ちなみにすえる人がうまければ、痛かったり熱かったりはしないのだ。これからもお灸の腕をみがきましょ。
Jul 24, 2006
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随分前に録画した深夜映画を見た。うちのビデオは使い勝手が悪いので、めったに録画はせず、しても、何か急に資料で必要なものを上書きしてしまうので、自分の撮った映画などを見ることはほとんどない。それでも、全く予備知識のないこの映画を取っておいたのは、オープニングのブルーの映像が美しく、タイトルも知らないで「青い映画」とビデオテープ本体にした鉛筆の走り書きを見るたび、その色が思い起こされたからだ。遺伝子情報により、職の適合・不適合が振り分けられる近未来。子どもが生まれた瞬間に、病気の可能性・余命ともにはじき出される。遺伝子操作でデザインベイビーを産むことが常識の時代である。自然に生まれた子どもである主人公は、心臓の疾患が起こる可能性99%と診断される。遺伝子差別が常識で、普通の生活を営むことも難しい。人々は、遺伝子の情報に縛られた生活を送っている。病気の可能性を持つ人は、自分の夢に蓋をし、超エリートは、遺伝子のすばらしさに対するプレッシャーにつぶれる。その中で主人公は、小さい頃からのただ1つの夢である超エリートしかなれない宇宙飛行士を目指す。。。古くなって痛みの入った映像は、それでも最後まで美しく、音楽も「ピアノ・レッスン」のマイケル・ナイマンだそうで、せつなく心に響く。人は、自分のことを知りたがっているはず。サッカーをやめた中田だって、自分探しをするという。なのに、この映画の中では、遺伝子情報を知ることは、幸せには繋がっていかない。遺伝子情報が振り落としにしか使われていないから。人はすべて役割をもって生まれてきている。その哲学がない世界では、こうなってしまうだろう。何がかかれているか知ったときに、それがなんのために描かれているのか、それを読み解く知恵が、必要とされる。
Jul 17, 2006
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1960年代、中米の森林を焼き払って、牧場を作り、ハンバーガーのための牛を飼っていた。そのために、ホットスポット(生物種の多い地域)では、多くの種が絶滅。大気中の二酸化炭素の1/3を生産。熱帯雨林の植物、日々草の葉からは抗がん剤が作られる。25個所のホットスポットに関心を寄せること。過食の分の食費と、ダイエットのために費やす費用と、ホットスポットの救済に必要な金額は、同じ400億ドル。数十年の時間がある。何百万もの種を救おう。中国では、豚や牛に穀物を食べさせる。中国の水不足により、穀物の増産ができない。穀物不足が起こり、穀物を輸入する。今日はバナナを食べた。バナナのプランテーションは、熱帯の伐採によりできている。私たちは経済生活を変えねばならない。「今日は、バングラディッシュや、中米の国々と関わることをしたか」と毎日自分に問い掛ける。世界中の国々とつながっている地球市民である。限られた時間のうちに、考えを飛躍させねばならない。(放送大学より)
Jul 12, 2006
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