吉村昭『桜田門外ノ変』
「安政の大獄」1859年(安政6年)
「桜田門外の変」 1860年(蔓延1年)
と暗記した昔が懐かしい
けれどもたった2行の年表事項、試験が終われば忘れてしまう
その歴史的事実を忠実に吉村昭さんは小説になさった
ルポルタージュでもない、創作でもない作品
ましていわゆる時代小説でもない
しかし
感動を呼び起こし夢中にさせる筆力
それはなんだろうなぁ、誠実な筆運びというのかな
と、わたしは夢中で読んでしまったのであったが
さてさて、この事件を肯定する気にもなれない
歴史は人々を幾人殺せばいいのかと思う
人間は殺し合いという遺伝子をたれながしつつ滅亡に向かう
よみがえり 2023年12月21日
こういうエンタメが好き 2023年12月19日
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