読書日記blog

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2005.12.29
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カテゴリ: 教養・実用


日経BP社

面接官の本音(2006)

早いもので、私も就活生となった。

今年の三月に卒業した先輩に就職活動をするにあたって読むべき本は?と訊ねて教えていただいたのがこの『面接官の本音』。敬愛する先輩お勧めの本とあってはすぐに読まねばと意気込んでいたのだが、気が付けば購入してから一ヶ月以上も経っていた。なんとしても今年の間に読まねばと意気込んで本日やっと読み終えた。

私の大学で国際政治学、安全保障論、近代日本外交戦争史を教えているM教授は、日頃から学生に物事の本質を理解することの大切さを訴えている。国際政治の講義も、E・H・カーやモーゲンソーの話の前に、ソクラテスやデカルト、自然主義、理想主義、汎神論、実存主義といった哲学的問題にかなりの時間を割く。いわく「国際政治は、政治や、それを動かす人間とは何なのかという、本質的、哲学的問題を学ぶことである」。

話が少々脱線しているようであるが、要は何事も本質的な根本問題から考える必要があるということである。就職活動についても同様だといえるだろう。面接に当たって学ぶべきはテクニックではない。面接で問われるのは何かを知ることこそが重要なのである。たぶん。面接ではかなりその人間の深い部分まで見られるので小手先のごまかしが通用しないことを本書で再確認する。もちろん就職に向けて自分を高めていく努力を続けることも大切だが、自分とあう会社を探すことこそが就職活動なのだろう。

いろいろと感想を書きたいのは山々だが、就職活動を始めたばかりの者が偉そうなことを書いていても…ということで、ここら辺で筆を擱く。





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Last updated  2005.12.30 00:46:14
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