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2年ぶりに抽選があたったKidoワイナリー Autumn Colorsシリーズ。ルージュ 2023はメルロー 64%、マスカットベーリーA 26%、ピノノワール 6%、カベルネソーヴィニヨン 4%の混醸だそうだ。ピノ・ノワールやマスカット・ベーリーA単独のワインに比べると、味わいは筋肉質に感じるが、新世界のワインにありがちなどぎついワインではない。色調はやや濃い目のルビー色。香りはカシスのような黒系果実主体でラズベリーやハーブのようなニュアンスが加わる。アルコール度数表示は13.5%で日本のワインではかなり高め。しっかりとした果実味と強い酸のバランスが良く、タンニンは控えめで単独で飲んでも気にならない。決して安くはない(送料負担も考慮すると3,000円超)が、価格に十分見合ったワインだと思う。コルクの長さは46mm、質も悪くないのだが妙に白っぽいのが気になる。
2024年06月30日
フランソワ・ラヴノー François Raveneau のシャブリ一級フォレ Chablis 1er cru Forêts 2006。2006年当時は樹齢10年に満たない若樹から作っていたらしい。ラヴノーのワインは長熟で、普通の年の一級ものでも最低10年は寝かせてから飲みたい。今回は18年経過ということで、ちょうど飲み頃だった。色調は薄めの金色。白桃、ハチミツ、マッシュルームのような熟成したラヴノー独特の香り。アルコール度数表示は13%で、凝縮感がある果実味と酸・ミネラルのバランスが素晴らしい。後10年は楽しめそうだ。コルクは標準的な長さ(約50mm)で、質は良い。状態も良好だった。
2024年06月29日
アンドレ・クルエ André Clouet のブリュット・グラン・レゼルヴ Brut Grande Réserve NVブラン・ド・ノワールを名乗っていないが、ピノ・ノワール100%らしい。温度が低い間は少しひねた感じのシェリーっぽい香りが目立ったが、少し温度が上昇するとシェリーっぽさは消え、良いバランスになった。冷やしすぎないのが吉なのだろう。
2024年06月26日
ドイツの生産者マーカス・モリトール Markus Molitor のピノ・ノワール・ハウス・クロスターベルク Pinot Noir Haus Klosterberg 2018。このワインはなかなか良かった。ブルゴーニュが高騰してしまった今、このレベルのピノ・ノワールが3,000円台で買えるのなら、こちらの方が良い気がする。色調はやや薄めのルビー色。赤系果実の魅惑的な香りが印象的。アルコール度数表示は12.5%で、エレガントな果実味と綺麗な酸のバランスが好ましい。タンニンは柔らかく、単独で飲んでも気にならない。今飲んで美味しいワインだと思う。コルクは46mmの長さで品質はそれなり。状態は良好。
2024年06月23日
共栄堂 K23HR_RZ_99 2023色調はほんのり桃色がかった金色で、ブラインドで出されたら白ワインと思っただろう。デラウェアを思わせる葡萄の香り。アルコール度数表示は11.5%の軽やかなワインで、少し苦みを伴うデラウェアのような味わい。共栄堂のワインにしては果実味の輝きが鈍い気がしてちょっと残念。
2024年06月21日
ピノ・ノワールが人気急上昇のブラック・エステート。本日はリースリング Riesling 2014。熟成が進んでいるせいなのか、香りの主体は灯油のようで、若干グレープフルーツのような香りを伴う。アルコール度数表示は11.5%で、ほんのり甘く、酸はリースリングにしてはマイルド。フイッシュに香り同様、グレープフルーツのような苦みを伴う。正直、私の好みのリースリングからはずれた味わい。安かった(2,000円ぐらい)ので、多くを期待してはいけないのだろうけれど、Treble Pinot Noir 2018 や Pinot Noir Damsteep 2014 が結構美味しくて期待していただけにちょっと肩透かしを食った感じ。
2024年06月18日
2005年ヴィンテージを最後に引退した名手ジャッキー・トルショ Jacky Truchot。現役の頃は知る人ぞ知る、といった感じの生産者だったが、いまや幻の生産者となってしまった。この生産者のワインを初めて飲んだのは、2003年に1999年物のシャンボール・ミュジニー一級センティ絵 Chambolle-Musigny 1er Cru Les Sentiersだった。当時のメモを見ると結構気に入ったようなのだが、トルショのワインはネット販売されておらず、販売店も限られていて気軽に行ける場所にはなく、しばらく遠ざかっていた。その後、2005年を最後に引退するらしいという話を聞いて、2004年物と2005年物は少し買い込んだ。2005年物はACブルは若いうちに飲みきってしまったが、一級畑以上はセラーでずっと寝かせていて、今回ようやく最初の1本を開けることになった。今回開けたのはモレ・サン・ドニ一級ルショット Morey St.-Denis 1er Cru Ruchots 2005。開栓直後から魅力全開と言う感じで、単独で飲んでもスルスルと飲んでしまえるようなワインだった。色調は全体に褪色が見られる薄めのルビー色。香りは少しジャムっぽい赤系果実主体で、いかにも綺麗に熟成したピノ・ノワールの香り。アルコール度数表示は13.2%(普通0.5%刻みで表示されるので、13.2%というのは珍しい)で、程よい濃さだった。今がピークとは思うが、もう10年ぐらいはピークが続くのじゃないだろうか。2007年に購入して16年余りセラーでずっと寝かせていたのだけれど、その甲斐あったというもの。素晴らしいワインだった。キャップシールを剥がすとコルク上面には結構カビが生えていた。コルクは50mmの長さで質も良い方。状態はあまり良いとは言えず、部分的に最上部までワインの染み込みが見られた。
2024年06月15日
共栄堂 K23FY_SR 白 2023。リアルワインガイド86号P74で紹介されている。デラウエアが主体で、シャインマスカットと甲州が入っているらしい。色調は少しオレンジがかった薄いレモン色。香りはデラウェア主体で、グレープフルーツのようなニュアンスを感じる。味わいもデラウェアの旨味をそのままワインにしたような果実味豊かなもの。アルコール度数表示は12%と控えめ。いつの間にか杯が進んでしまい、気がついたら1本飲みきってしまっていた。
2024年06月09日
ブルゴーニュの大手ネゴシアン、ルイ・ジャド Louis Jadot のビュイ・サン・ジョルジュ一級ブード Nuits St.-Georges 1er Cru Aux Boudots 2006。ブードという畑はヴォーヌ・ロマネ Vosne-Romanée村に接する畑なせいか、このワインもニュイ・サン・ジョルジュのワインに良く感じる冷涼な感じよりはヴォーヌ・ロマネ的な艶やかさを感じるワインだった。色調は全体に少し褪色が見られる薄めのルビー色。赤系果実のドライフルーツ、腐葉土の香り。アルコール度数表示は13.5%で、果実味は意外にいきいきとしており、肉付きも良い。タンニンは柔らかいけど旺盛なので、単独で楽しむよりは赤身の肉を食べながら飲むワインだろう。ルイ・ジャドも一部のワインはとんでもない値段になってしまったが、このワインは2023年に1万円を少し切る値段で購入できた。1本しか買わなかったことが悔やまれる。コルク長は50mmで結構良質。状態は少し劣化が進んでいた。
2024年06月08日
ニュージーランドのブラック・エステート Black Estate ピノ・ノワール・ダムスティープ Pinot Noir Damsteep 2014。この生産者のワインは昨年Treble Pinot Noir 2018を飲んだのが初めて。リアルワインガイドに取り上げられてから人気が上昇したのか、安く売られているのを見かけなくなった。このワインも4,000円弱したので結構良い値段である。味わいの方は、ブラインドで出されたらブルゴーニュのピノ・ノワールと答えてしまうであろう、エレガントな味わい。アルコール度数表示は13%で、程よい濃さ。Treble Pinot Noir 2018 は2,000円ちょっとで入手できたので、とてもお買い得だと思ったが、今回のワインは美味しかったものの、価格を考えるとリピートするかどうか微妙なところ。
2024年06月05日
マルキ・ド・サド Marquis de Sade のブリュット・セレクション Brut Selecion NV。なんとも覚えやすい名前の生産者だが、飲んでみるのは意外にも今回が初めて。最近の購入だが4,000円と昨今のシャンパーニュとしては比較的安価に買えた。セパージュはピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。ブラン・ド・ノワール寄りのコクのあるシャンパーニュで、しっかりとした果実味が感じられる辛口仕立て。今回の価格で購入できるなら、また飲んでも良いかも。
2024年06月02日
クリスチャン・モロー Christian Moreau のシャブリ特級レ・クロ Chablis Les Clos 2014 は当時購読していた Burghound.com で95点の高得点を獲得したワイン。割と好きな生産者だったこともあって、2017年に購入し、今までセラーで寝かせてきた。色調はまだまだ若々しく、香りはわずかに熟成したシャルドネのニュアンスが出始めている感じ。ようやく飲み頃に入ってきたところだろうか。アルコール度数表示は13%だが、結構肉付きの良い印象。とはいえ、ミネラルも酸もしっかりしており、バランス的には重くはない。今飲んで美味しいワインだが、もう5~10年寝かせても良いかもしれない。コルクは49mmの長さの10年保証ディアム・コルク。生産者としてはある程度の長期の熟成を想定しているのだろう。
2024年06月02日
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