吟遊映人 【創作室 Y】

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2009.07.12
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カテゴリ: 映画/アニメ

「うん!」

我々大人も、昔は子どもだった。
子どものころはそれなりに純粋で、宇宙人を信じたり、神様や妖精なども信じていた。

吟遊映人も例外でなく、アンデルセンのお話にあるような「人魚姫」は必ずいるのだと信じ、もしもどこかで顔を合わせるようなことがあっても、決して大げさにするのではなく静かに見守っていてあげよう、などと心ひそかに決めていたものだ。
「崖の上のポニョ」は、5歳の純粋無垢な男の子と、同年齢ぐらいの小さな小さな人魚との交流の物語なのだが、杓子定規な童話の世界とは異なり、悪役の存在しないファンタジー性にあふれた児童文学なのだ。
海の中を悠々と泳ぐ古代生物や、おとぎの国に棲んでいそうな可愛らしい人魚の群れ。

小さくて愛くるしくて、思わず頬を押し付けて感触を確かめたくなるような、子ども心を上手く引き出すことに成功している。

父から“ブリュンヒルデ”という名前で呼ばれていたが、沖で5歳の男児宗介に拾われた際、“jポニョ”と命名されとても気に入る。

その後、宗介と同じ人間として暮らしたいと強く望むようになる。

宮崎監督の描く子どもたちの表情やしぐさは、どうしてこれほどまでに可愛らしく、惹き込まれる魅力にあふれているのだろう!
笑った顔はもちろん、怒った顔つきや泣き顔まで、全てが本来人間の持ち合わせている豊かな感情表現に彩られているのだ。
幼いころテレビで毎週欠かさずに見ていた「未来少年コナン」や、友人といっしょに映画館で鑑賞した「風の谷のナウシカ」も実に素晴らしい近未来ファンタジー作品であった。
宮崎監督の色褪せない才能と表現力と、そして何より、大人も子どもも魅了して止まない詩情あふれるストーリーは、永遠に子どもたちのバイブルとして語り継がれていくことだろう。

2008年公開
【監督】宮崎駿
【声の出演】宗介・・・土井洋輝、リサ・・・山口智子、ポニョ・・・奈良柚莉愛

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.07.12 18:17:58 コメントを書く
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