《櫻井ジャーナル》

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2012.02.12
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 リビアの体制転覆にアル・カイダ系の武装集団が参加していたが、今では シリアへ兵士を送り込んでいるとする情報

 こうした話は、 イラクのアドナン・アル・アッサディ内務副大臣 の口からも語られている。イラクで活動しているアル・カイダの勢力にはシリア出身者がいて、そうした兵士が帰国しているほか、武器もシリアへ密輸しているというのだ。イラク北部の都市、モスルからラビアへ運び、そこからシリアで国境を越えているという。武器の需要が高まっているため、カラシニコフ・ライフルの価格が100~200ドルから1000~1500ドルへ急騰しているという。

 こうした報道にタイミングを合わせるように、 ザワヒリはシリアの反政府軍への支援を呼びかけた 。戦闘に参加するだけでなく、あらゆる形で支援するよう、トルコ、イラク、レバノン、そしてヨルダンのイスラム教徒に呼びかける声明を録画したビデオを、2月12日にウェブ・サイトにアップしたのだ。

 リビアにおける地上軍の主力、 リビア・イスラム戦闘団(LIFG)はアル・カイダ系 。つまり、リビアでNATOとアル・カイダは同盟関係にあった。それに対し、ザワヒリの発言はアル・カイダの単独作戦であるというシナリオ。NATOとアル・カイダとが手を組んでいるという話は都合が悪いという判断から、ダメージ・コントロールを始めたのかもしれない。

 昨年8月、対戦車ミサイル、地対空ミサイル、重機関銃などの武器を供給するためにNATOとトルコ政府が話し合っているとする情報が流れたが、その後11月下旬、リビアでムアンマル・アル・カダフィ体制を倒した武装勢力は、 昨年11月下旬の段階で、数週間もすればシリアで自分たちの軍事行動が目に見える形になるとリビアの武装集団は語っていた

 その頃、つまり昨年11月25日に反シリア政府軍とリビア新政権の代表、そしてトルコ政府の高官が イスタンブールで秘密会談 を開いていること、あるいは リビアの武器庫から持ち出された武器をNATO軍機がトルコへ運び込んでいる ことも伝えられている。 シリア領内にイギリスやカタールの特殊部隊 がすでに入っているとする情報もイスラエルから流れてきている。そして ロシアは西側の反政府軍に対する武器供給を非難 しているわけだ。

 ロシアや中国がシリアへの本格的な軍事介入を阻止している間に、シリア内乱の実態が少しずつ知られるようになってきた。メディアもプロパガンダが難しくなってきている。シリアの内戦、体制転覆プロジェクトを「民主化運動」と言い張る人もいるようだが、いい加減、妄想から抜け出して欲しいものだ。





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最終更新日  2012.02.12 23:34:44


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