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マシュマロちゃんはくりーむの一つ下の妹。小学校2年生。生まれたときからくりーむと付き合い続けているわけだから、一番の理解者でもある。マシュマロちゃんにはくりーむの障害名等は伝えていない。でもくりーむが療育や病院に定期的に行っていることはもちろん知っているので、ちょっと前にこう説明してある。「くりーむは頭の中の回路が普通の人と違うんだよ。だからすぐ泣いちゃったり、小さい子みたいなことを言ったりするんだよ。その回路がうまくつながるように病院とか行っているんだ。マシュマロちゃん知ってた?」「なんかへんだな~って思ってたよ。でもくりーむテストで100点取るし、英語しゃべれるし、なんでなんだろう?」「全部の回路がうまくつながっていないわけじゃないんだよ。すご~くよくつながっているところもあるし。それが英語とかなのかなあ。」「くりーむ、かわいそうだね。」「そうか、そう思うか。」「くりーむ、そのこと知っているの?」「ううん、まだ言ってないんだ。だってくりーむのこともだもん。脳の回路がうまくいっていないなんて言ったら、さぼりそうじゃない?それにショックかもしれないし。もうちょっと大きくなってくりーむの気持もお兄さんになったらお母さんから言おうと思っているんだ。」「そうだね、まだ言わない方がいいと思うよ。絶対さぼろうとするもん!私も言わないでおく。」「ありがとう。だからくりーむが困っているときマシュマロちゃんには助けてあげてほしいんだ。助け方も難しいんだけど、なんでもやってあげたら本人のためにならないでしょ。くりーむができるように少しだけ助けてあげるようにしてね。」確かこんな会話を去年した。
2006年10月12日
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「のだめカンタービレ」のコミック本を読んでいたら、主人公のだめちゃんがアニメのフランス語版を集中して見続けてフランス語を習得する場面があった。のだめちゃんは天才的ピアノ弾きなんだけど、譜読みが苦手でもっぱら耳から聞いて弾く。これはマンガだし、のだめちゃんは自閉症でもなんでもない。でもかなり個性的でオタクなところもあるので、自閉的要素は持ち合わせているのかもしれない。そこでちょっと思った。絶対音感と語学の習得って共通点があるのかも。自閉症の人で、ものすごい記憶力で本一冊をお経のように唱えちゃような特殊な能力を持っている人がいる。うちはそこまではいかないけど、まだ言葉のコミュニケーションがままならない幼児の頃、お気に入りの本は一冊暗記していてぶつぶつ言っていた。英語の子供用の辞典とCDを渡したらこれもすぐインプットした。でもそのときはコミュニケーション能力がないので、会話が成り立つわけもなく、やっぱり独り言。その後ピアノを習わせたら、やっぱり耳がいいことが判明。自閉症の多くがそうであるように視覚優位でもあるから譜読みも強いけど、記憶に残った音の再現は得意。電車の車内アナウンス時にかかる音楽の再現がお気に入り。難解なピアノ曲を聴いて再現できれば天才なんだろうけど。そこまでは至らない。で、数年たち現在。日本語のコミュニケーション能力は年齢相応とはいかないものの、それなりに普通学級でやれる程度までは成長。で、学校で英語の授業が始まり、今まで蓄積してきたものを一挙に爆発させている。ピアノは表現力の問題を抱えながらも、譜読みは強いし、相変わらず耳もいい。くりーむは脳の回路が人と違う。普通の人には簡単なことができなくて、普通の人には難しいことが簡単にできてしまったりする。でも結局はコミュニケーション能力を磨かないと、いくら暗記ができたり耳がよくても、生活の場では生かせない。自閉の子にはそこがネック。というより、コミュニケーション能力がないから自閉なんだけど。それでもその下手なコミュニケーション能力をそれなりにでも向上させれば道は開ける気がする。才能を磨きつつ、苦手克服の努力を継続。これが生きる道か?
2006年10月11日
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まもなくある持久走の大会のために学校あげてみんな走る練習をしている。先日たまたま学校の近くを歩いていたら、子供たちが集団で走っていた。よく見るとくりーむの学年で、学年全体でタイムをとっているようだ。金網越しに見ていたら、くりーむがいた。3,4人のビリ集団のなかで一生懸命走っている。私は心の中で「がんばれ~!」と応援。すると子供たちの声がした。「くりーむくん、がんばってー!」何十人ものこどもたちが必死に応援してくれていた。その声に後押しされるかのようにくりーむはがんばって一人抜いてゴールした。そしてまた歓声。金網越しにうるうるしている私。ビリ集団のほかの子たち、ごめんね。くりーむだけひいきされているみたいだもんね。そしてありがとうね、みんな。子供たちに支えられているくりーむなんだなあ。あとで担任に聞いたら、応援していてくれたのは、今同じクラスの子達と去年同じクラスだった子達だったそう。ほんと、ありがとう。
2006年10月06日
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3年生になってからなかなか100点がとれなくなってきていた。本人も気にしている様子もないし、間違った問題をもう一度解かせるとできるのでさほど気にはしていなかった。もともと自分からテストの答案を見せる子じゃなかったし、こういう感情が育っていないのかなと考えていた。最近立て続けに100点の答案を持って帰ってきた。驚いたのは、ランドセルを開けて本当に嬉しそうに答案を持ってきたこと。「ねえ、すごいでしょ?先生もはなまる書いてくれたんだよ!100点は10人だけだったんだよ!」変な言い方だが、3年生になってから少しずつだけど人間的な感情が育ってきたような気がする。喜びを表現する。怒りを表現する。驚き、悲しみ・・・自然と湧いてくる複雑な感情を言葉にしようとしている。1,2年生の頃はノーリアクションなことが多かった。その頃は、この子はきっとずっとこうなんだろうなと未来を予測していたのだけど、今考えれば、表現方法を持ち合わせていなかっただけで、今ほどではないにしても感情は動いていたのだと思う。表現のしようがなかったからノーリアクション。それは本人にしたらとてもつらいことだったろう。100点の答案は算数と理科。2つとも学校外では学習していない科目だ。ということは今年はちゃんと授業を聞いているのだろうか。3年生になって授業に参加できるとは思ってもいなかった。
2006年10月04日
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放課後クラスの友達が7人来た。4人は約束していた子。3人は突然やってきた子。男子5人、女子2人。私は下の部屋で仕事を片付けながら、子供たちの会話にときどき耳をそばだてる。うちの子たち2人をいれると9人の子供が遊んでいることになる。さすがに1つの遊びをいっしょにはできないらしく、2,3グループに分かれて遊んでいるよう。くりーむは初め女の子たちとおにごっこをして遊んでいたけれど、「すみません!ぼくいっぱい走って疲れちゃったからちょっとぬけまーす!」と言って下に降りてきた。遊びから抜けるときはちゃんと断りを入れられるようになったのねとしみじみ。そのうちに9人が全員降りてきて、下の部屋で遊び始めた。カードゲームとフレンドパークに分かれてそれぞれ遊ぶ。くりーむはもちろんフレンドパークで遊んでいたのだけど、途中女の子たちに「くりーむくん、もう一回鬼ごっこ2階でしようよ!」と何度か誘われていたが、「だめだよ、ぼくこれで遊んでるんだから!」とちゃんと自分の意思を伝えていて、私はまたしみじみ。9人を家に収容するのが限界だわ。これ以上増えないように何か策を考えないとね。いい考えありますか?
2006年10月03日
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くりーむ妹が『カードキャプターさくら』にはまってコミックを集めている。テレビでやっていたころから見ていたんだけど、コミックを手にしてからくりーむは一段とこのアニメが好きになったようだ。この中に「ともよちゃん」という髪の毛の長いかわいらしい女の子が出てくるのだが、くりーむはこの子がお気に入り。で、最近のお気に入りの遊びは「ともよちゃんとの会話ごっこ」。私がともよちゃん役を、くりーむは本人役で何気ない会話を楽しむのだ。例えば・・・「くりーむくんはどんな勉強が好きなの?」「ぼくは国語と算数だよ。」「えっ、国語?なんか意外!」「国語は漢字が得意なんだよ。」「すごいね。くりーむくん私のどんなところが好き?」「〈テレながら)かわいいし、髪が長くてリボンとかつけてるし、全部好きだよ!」「じゃあきらいなところは?」「ないよ!きらいなところなんてないよ!」こんな感じで、誰にも聞かせられないような甘いトークをして遊んでいるのです。ほとんど妄想?フィギュアの存在とか知ったら集めだしそうなので、とりあえず秘密にしておきます。
2006年10月02日
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