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映画の感想ページのフォーマットを微調整する事を思い立つ。ささいな調整なのだけど、感想は一作品一ファイルになっていて、全部で300ファイル近くある。これはひとつ自動化するべえと思ってperlの勉強を始める。なぜか一部解決できないところもあって(jcodeがらみがうまくいかない)手作業を少し交えながら、なんとか作業を終えたのだけれど、昔書いた映画の感想とか読み返してみると恥ずかしいね。27歳くらいの時の青臭い文章なんてもうプププ。
2003.08.31
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「生命40億年全史」、ISBN:4794211899を読み終える。タイトルから想像されるような重厚で学術的な内容ではなく、著者のパーソナルなライトエッセイと言う感じである。それもそのはず、原題は「Life: an unauthorized biography」。で、この著者は化石屋さんなので、生態的な話も期待していた私は少々肩を透かされた感。教養の授業で参考図書として紹介するにはちょうどよい。子供がマンマと言うようになった。完全ではないが使い分けているみたいだ。うちの小さな生命には着実に成長が見られるな。
2003.08.30
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レポートの結果を成績簿に書き写す作業が何だか億劫でずっとさぼっていた。しかし、いくらなんでもそろそろ締め切りが近づいてきたので、取りかかろうと決めたわけだ。決めたけど、やっぱり面倒でぐずぐずヨメサンにぼやいていると、子供の世話とバーターしようじゃないかと言う。向こうは一日子供の顔を見て暮らしているわけで、こんな単純作業でも嬉しいらしい。渡りに船と飛びついた。結果、子供はすぐに寝てくれたのでまるもうけ。
2003.08.29
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今日もシネコンで「ファム・ファタール」。感想はそのうち書くけど、私的には傑作。デ・パルマの中でもかなり好きな方。私が行くシネコンはちょうど三年前にできたばかり。それまでは仕事が終わってから町に飛んで行って、ハンバーガーあたりでひもじ抑えをしながら正規の料金で最終回の上映を観て、ションベン臭いトイレで用を足して人気のなくなった商店街を歩いて帰ったものだった。で、シネコンが出来てから既存の映画館がバタバタ潰れていって、結局スクリーン数はあまり増えなかったのだけど、それでも関西時代の後期、シネコンとアート系の劇場以外ではほとんど映画を観なくなっていた私には、シネコンは神の救いのように思えたものだ。それが、最近そのシネコンでトイレが臭い事に気がついた。よく見ると小便器に黄ばみがびっしりついている。頼むよ勘弁してくれよ。映画はヒトトキの夢で、シネコンはスクリーンが開く前から、夢見心地にさせてくれるからいいんじゃんよ。そういう細かいサービスをさぼっちゃダメだよ。っていうか、競争相手が潰れちゃったら途端に手を抜くってそういうことなのかな。前から思っていたが、ここはサービス業果つる地だな。どうでもいいけど、上映が始まる前の広告で、勤めている大学のCMがかかってのけぞった。あんまり高校生はレイトショーに来ないと思うのだがどうか。
2003.08.28
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今日、ヨメサンが聞いてきた話だが、近所の中学生は夏休みの宿題に読書感想文を出されたらしい。で、その子が通う塾では、先生が課題の本を音読したテープを生徒に貸し出しているとか。それを聞いて感想文をさっさと仕上げて、余った時間で勉強しなさいと言う事らしい。一瞬、私には理解できない類いの冗談かと思ってヨメサンに問いただしたが、どうも本当らしい。なんせ本人から聞いたのだそうだ。まず第一に、塾側と教わる側との間に本を読む事より重要な勉強があるというコンセンサスが成立しているらしいことに戦慄した。私ならそんな塾にお金積まれたって子供を通わせたりしないんだが。もう一つ気になる事は、こんなふうに大人が手助けをすると言うのは、子供に対して「課題に直面しても、出来るだけ楽に片づくように小賢く振る舞いなさい」と教えているようなものではないか。そんなこと、学校の中でだけしか通用しないぞ。現実の社会で直面する課題には愚直に取り組まないと解決できない事のほうが多いのに。しかし、こういう子供が長じてネットからのカットアンドペーストでレポートを仕上げて平然としているアホウになるのだから、迷惑千万である事だ。全然関係ないが、昨日見た呪怨2の感想を書いた。
2003.08.27
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昨日から6-7月にかけて行なった実験結果であるところの、100枚ほどのクモの網のデジタル写真からデータおこしを始めた。デジタルなんだけど人力でやるので、何枚か処理すると目がしょぼしょぼしてくる。最近寝苦しくって睡眠不足なのでなおさら。どうでもいいが、去年まではマンション一階に住んでいたのが今年から最上階に引っ越した。最上階と言うのは昼間太陽でがんがん熱せられて夜も壁から熱が放出されて室内にこもる。で、ちょっと暑いとすぐエアコンをつけたがる今どきの若者のヨメサンと、エアコンなんて贅沢の極みと思っている60年代生まれの私とは鋭く対立するのである。「だいたい、エアコンってのは誰にとっても不要な熱を共有空間であるところの戸外に排出して自分だけ涼しい顔をするためのものであって、大変に下品な機械である」と主張するのだが、へ理屈だととられるようだ。そういえば、最近は小学校までエアコン完備になるらしい。エアコンがなければ生きて行けないと考える人間をこれ以上作ってどうしようというのだ?
2003.08.26
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最近、子供はだいぶん知恵がついてきて、運動能力も高くなってきた。で、おむつが嫌い。横にしようものなら、すぐさまコロリと回転して逃げて行く。暑い夏に蒸れるおむつがイヤなのはわかるんだけど、かといってそこら中にまき散らされる事態に直面すると、そうも言っていられなくなる。板の間ならまだしも、じゅうたんの上にまかれると後処理が大変なんだよな。で、ヨメサンと二人がかりでイヤがる子供の上半身を無理矢理おさえつけておむつをつけるわけだが、そっくり返って泣きわめく。親の敵にでも会ったのかお前は。しかししょせんは赤子。手もなくひねられ、おむつがついて解放だ。するとたいがいは次の瞬間何事もなかったかのようにおもちゃで遊び、ご機嫌である。あんなに泣いていたのはウソかいなと思うが、まだ自意識が時間方向に統一されていないってことだろう。
2003.08.25
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家庭菜園の季刊雑誌「やさい畑」の広告を新聞で見たので、本屋で買ってみた。おしゃれな壮丁で、とれた野菜を使ったレシピなど載っていてオレンジページみたい。そんなわけで、ちょっと前に買ってみた武骨な「現代農業」という雑誌よりも、読んでて楽しい(現代農業も面白いんだけど)。まあ、私らはいまだすちゃらか百姓だから、「あこがれの農園生活」みたいな記事を必要としているのよ。すちゃらかなんだけど、本当のところは少し真面目な部分もある。私のような職業だと環境問題のことを考えざるを得なくって、で、考えれば考えるほどその解は「社会全体を現在の生活を維持できるできる限り小さな自給自足可能な部分に分割し、部分間の人の交流を断つ事」のように感じてくる。そうすれば、環境に悪影響を与える行為がすぐに自分に跳ね返ってくる事になるわけで、個々人の意識も高まる事が期待できる。いや、もちろん世の中そんなに単純にできているわけではないのはわかっているのだが、環境問題にある「共有地の悲劇」性はなんとかしなくてはいけないと思うのだ。で、自給自足するためには食べ物が必要不可欠になる。そんな社会では農業生産が極めて重要になると思うのだな。ここまで考えてしまった以上、自分が実践しないわけにはいかないではないか。でも、もちろん家族のある身で突然山にこもって自然生活と言うわけにもいかない。というわけで、今の私に想像できる最大限の努力が裏山の小さな畑というわけである。今日はサツマイモの蔓をヨメサンが料理してくれた。しゃきしゃきした食感で、予期せずおいしかった。
2003.08.24
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近ごろは堆肥作りやら流行っているらしいが、畑の雑草を肥料にする一番お手軽な方法と言えば燃やすことである。焼き畑だな。で、ここのところ晴天続きだったので、むしってあった草をヨメサンが燃やしに行った。私も子供を連れて後から追っかけた。いやこれがわたくし、たき火が大好きで大好きで大好きで。一日中でも燃やし続けていられそうなくらい好き。たき火師みたいな職業があったら、絶対なる!やっぱこの、紙とか木とかじゃなくって、葉っぱとか草とかまだ少し湿り気が残っているようなのを燃やすのがいいんだ。なんていうのか、燃え上がるときよりもその前のブスブスくすぶっているときが楽しいんだなあ。人生も一緒ね。
2003.08.23
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今週ずっとやっていた野外実験が終わる。マークした個体がどんどん減っていって、途中で脱皮してデータが無効になる個体も出てきた結果、最終的にサンプル数があまり取れなかった。こんなのでは、統計的に有意な結果が出ないんじゃないかと心配していたが、操作に対する反応にまったく個体差が見られなかったので小サンプルでも結果的に問題なかった。ありがたやありがたや。調子に乗って封印を解いたシネコンに今夜も。10日間で男を上手にフル方法。解放感からか、こういう軽い映画が楽しい。
2003.08.22
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今日は雲が半分ほど出ていたので干物にはならずにすんだ。とはいえ、やはり汗でタオルとTシャツがぐちょぐちょになったので、調査地から研究室に戻る途中、一旦家によって着替える事にした。で、昨日の事がやっぱり腑に落ちなかったので、今日はぐちょぐちょのままのタオルをヨメサンの鼻面に押し付けてみたが、やはり何も臭わないと言う。これはヨメサンの鼻がイカレテいるのか?はたまた私の汗が類い稀なる無臭のものなのか?昨日、書きかけの論文がほぼ完成したので、今日は封印していたシネコン通いを解く。「パイレーツ・オブ・カリビアン」、面白かった。今日、子供の前で自分を指さして「この人だれー?」とやったら「パーッパ」とか言うもんで、もうやたら舞い上がる私である。ヨメサンを指さしても「パーッパ」って言うのはお約束だ。どうでもいいが、シネコンで「ファインディング・ニモ」の予告編を見て、うかつにも泣きそうになった。さらわれた子供を探す父親の話なんだが、予告編だぞ、私の心はどうなっちまったんだいったい?
2003.08.21
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午前中はフィールド。私がこれまで調査対象にしていたクモは木陰に網を張ることの多い種で、夏のフィールドワークといっても、それほど暑さを感じるわけではなかった。しかし、今調べているナガコガネグモは、草っぱらによく見られるもので、ということは陽光を遮るもの無し。もう汗も出てきませんって状態になってやっと作業が終わり、ぐっちょり濡れた汗拭きタオルはそのまま車の中に放置して、午後は研究室で論文書きをした。で、帰りに車に乗ろうとすると、すえた臭いがする。タオルからである。ピンと来て、いそいそと家に帰り、晩ご飯の用意をしているヨメサンを後から羽交い締めにして、そのタオルで鼻を覆ってやった。ダンナの昼間の奮闘を体感してもらおうという目論見だ。しかし、ヨメサンは何も臭わないと言う。おかしいなあ、と思って自分の鼻に持って行くとやはり臭う。そういえば、私は納豆の臭いがもうどうしようもなく嫌いなのだが、多くの人はそうでもないらしい。どんな感覚にも人によって鋭い鈍いがあるように思うが、嗅覚は個体差が一番甚だしいような気がする。
2003.08.20
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昨日の夜、食後にコーヒーを飲んだら眠れなくなって2時まで起きてた。当然、今日は眠いので、晩ご飯後にうとうと。今も眠いので早く寝ようと思うが、そうすると寝過ぎで明日の夜眠たくなくなるだろう。ほんとうに加減と言うのはむずかしい。
2003.08.19
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クモびっくり実験の続きを快調に行なう。書いてみて思ったが、実験と言うほどのたいそうなことではないな。スイスの共同研究者の仕事がNatureに載ったことを知る。1億2000万年前のクモの糸の化石の話。昨日ナガコガネグモ34個体にマーキングしたのだが、今日そのうち31個体を発見できた。マークしたらびっくりしていなくなってしまう種もあるのだが、この種は平気みたいだ。マーク剥げもなくて、いい感じ。帰りに大学の近くのスーパーでお買い物をしたら、レジでバイトしている学生に「もう仕事ですか?」と言われた。わしらは季節労働者だからなあ。
2003.08.18
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音叉を持って、クモが捕食者に襲われたときどうやって逃げるかを調べた。クモを見つけたら音叉をカーンと鳴らしてそのまま近づけてやると、クモは音叉から出る振動をハチの羽音だと勘違いして逃げ出すという仕組み。概ね予想通りの結果が出て満足。サンプル数がちょっと少なめだから、明日足さなきゃ。で、音叉を使うというのはスイスの共同研究者から教えてもらったのだが、そもそも音叉ってどこに行けば手に入るのかわからない。そこで、昔ピアノに熱心に取り組んでいた妹に電話で尋ねたところ、普通の楽器屋で500円くらいで売っているとの事、早速店に行って若い女の店員さんに「あー、音叉が欲しいんだけど」と言ったら「おんさ?」「そう、音叉」「あのー、おんさって何ですか、っていうか私が名前を知らないものはこのお店ではちょっと」「えーっと、音叉ってのは調律するときに使って、カーンと鳴らすもので。。」「。。。それって、ひょっとしてあのU字型のですか?」「そうそう。その音叉が欲しいです」「それなら、こちらにー」といって、音叉の並んでいる(といっても2種類しかなかったが)棚に連れていかれた。店員さんバツが悪かったと見えて、色々ちゃらけた事を言って笑かせてくれる。しかしどうやらこの店員さん、ちゃらけてはいてもちゃんとした音楽教育を受けた人物であることが伺われた。で、「いやー、私もよく使うんですけど、これを音叉って言うなんて全然知りませんでしたー」「いったい、なんて呼んでたんですか?」「あのカーンっていうやつ」そのままやんけっ!と、まあそういう話。
2003.08.17
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今日、子供が予防接種に行ってきた。ヨメサン曰く、注射を打たれて泣くどころか、ちくっとされたことすら気づいてない様子だったとの事。そういえば、最近つかまり立ちの途中で転ぶ事がよくあるのだが、そのときも痛くて泣いていると言うよりか、びっくりして泣いているような。痛覚がなかったらどうしよう。
2003.08.16
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今日の長崎は精霊流し。こちらに来てから4回目の夏だが、なぜか精霊流しの日は必ず外食していたので、今日も外食する事にした。といってもロイホだが。国道沿いのロイホで、精霊舟が爆竹鳴らしながら曳かれて行くのを眺めながらハンバーグを食べる。どうでもいいのだが、こちらではお盆にお墓で爆竹鳴らして先祖を祀る。で、うちは玄関開けたら目の前がお墓で、ここ数日はもう大変。赤ん坊が寝ているときに鳴らされると、さすがに勘弁してくれよーと思うが、こちらのやり方だから仕方ない。頼むからロケット花火を家の中に撃ちこまんでくれよ。
2003.08.15
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寒い。あんまり寒いので、今日は一日長そでで過ごす。三日前に雨降られたせいで昨日から風邪気味なのと、朝から雨が降っていてフィールドに行けないと言う事で、一日だらだら。二回も昼寝した。疲れてるのかな。今日はついにとうもろこしを収穫。あまり大きくないし、少し虫がついていたりしたものの、甘い。いやもう満足。今日の晩ご飯、シシトウ、焼き茄子、とうもろこし、キュウリの酢の物に入っているシソ、と自家製。少しあるべき暮らしに近づいた気がする。なんか、もう止められん。
2003.08.14
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いつまで逃避したからと言ってレポートの採点が終わるはずもないので、腹をくくって200枚の束に取りかかる。小人さんはどこ?集中講義なのでレポートの課題もいい加減に「私と生物の関わり」ということにしていた。とはいえ、この課題じゃ何だって書けるから、それもなんだろうと思って、「授業で聞いた内容を絡めて書いてね」ということも言っておいた。で、読み始めたら、講義内容のまとめしか書いていないレポートか、「人間も生物の一種だが、、」式のレポートがほとんどだった。自分のペットとか子供の頃の虫取りとか好きな食べ物とかそんな話題が多いだろうと予想していたので、ちょっと当惑した。題とそぐわんじゃないかー!と。単位大盤振る舞いしてあげようと思っていたのになあ。まさかと思うが、最近の学生達は「私」について語るべきものを持ってないのじゃなかろうな。そりゃいかん、そりゃいかんぞ。
2003.08.13
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6月ごろ、ヨメサンがピーマンの苗を買ってきたと言うので、畑に植えましたわな。で、先月の終わり頃から実が生り始めたですよ。生り始めたはいいんだけど、実が細いままなんですな、これが。まるでしし唐。まあ、家庭菜園も始めたばかりだし、最初っからうまく育つはずもないと半ばあきらめながら、でもまあ、もう少しくらいは太るだろうと様子を見ていたですよ。しかし、いつまたっても細いままで、気がつくと何十個も実が生っていて、「しっかし、いつまでたってもしし唐のままやなあ。ホントにピーマン買ってきたの?」「そうよ、当たり前じゃない」とかいう会話をしながらも、これはさすがに収穫しないとと思ったわけです。で、今朝の食卓には細いままのピーマンが焼かれて供され、二人で「いただきまーす」。。。「これ。しし唐やん」思わず二人でハモりました。これここに至って、なぜいつまでたっても実が太らないかがわかったというわけ。そりゃあ、しし唐はピーマンには成らんわなあ。しかし、ヨメサン共々ピーマンであると信じきっていて一ミリたりとも疑う事はなかったわけで、実物を食べてた後ならどこをどうみたってしし唐じゃんと思うわけだが、収穫してから持ち帰る間に小人さんあたりにすり替えられた事だってありえるかもしれんと思って、家族で畑に確認しに行く。確かにしし唐であった。どうもヨメサンが苗を間違ったようだ。どうでもいいが、畑の一メートルほど上空を無数のトンボが舞い踊っていて、なんだろうと近づいてみたら、どうもアリの婚姻飛行が起こったようで地面を多数の羽アリが歩いている。で、よくよく見たら歩いている羽アリの多くが腹部を失っていて、頭と胸だけで歩いている。で、その羽アリに働きアリが襲いかかっているという光景。なんかすごかったが、トンボってのは餌が豊富に有るときはおいしいところだけ食ってあとは捨てちゃうって事なのかしら?
2003.08.12
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よく行くフィールドには大きな公園があって、なんか愛犬家の社交場になってるんだ、これが。放されたイヌがそこら中を駆け回ってるんだが、飼い主達はおしゃべりに興じてるんだよなあ。もう無法地帯。で、今日私が飼っていたクモを放しに行ったと思いなせえ。途中から強烈な雨が降りだしたのだけど、あいにく傘を持ってなかったので駐車場でしばらく待っていたら少し勢いが弱まったので、濡れるの覚悟で外に走った。するとだ、隣に止っていた車から三匹のイヌが放たれて、そのうち2匹が走る私を追っかけてくるではないですか。あと一匹は公園の方に走って行って、飼い主もその後を追っかけている様子。で、こちらにくるイヌは、じゃれていると言うよりは剣呑な雰囲気で、歯を見せてこちらに吠えかかってくる。しかたがないので足を止めてがーって威嚇して追い払った。余計な時間をとられたおかげでずぶ濡れ。いや、この公園に集う愛犬家の何が腹立つかって、自分らはイヌをかわいがって御満悦かもしれんが、それで迷惑被る人がいることに一ミリたりとも思いが至ってない事だな。世の中には私を含めてオバQな人もいっぱいいるんだぞ。で、夜は家族で中華街に行った。奮発して座敷でコース。ちゃんぽんを小さく切って子供に食べさせたのだが、おいしいと見えてものすごい勢いで食いついてくる。日ごろテトラレプトミンを食べているカメに刺し身をやったときの事を思い出した。
2003.08.11
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集中講義が終わって、200枚のレポートの山を前に途方に暮れる。途方に暮れていても仕方がないので、スカパに逃避したりしながら一日を過ごす。お盆休みってやつですか?
2003.08.10
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集中講義終わり。「最後の時間にレポートを書いてもらって、それで単位を出す」と言ったものだから、終わりに近づくにつれてどんどん学生が集まってきて少し心が空しくなる。今回はKeynoteでスライドを作ったのだが、野暮なテキストは似合わないと思って、極力写真だけのスライドを使うようにした。で、説明には黒板を併用しようと。ところが教室に行ってみれば、プロジェクターを使おうとするとスクリーンが黒板を覆ってしまう。しかたがないもんで、ほとんどしゃべくりと写真だけで授業をしたのだが、こういう文字を与えない授業は今の学生にはノートを取る手がかりがなくて困るようだ。流れてくる音とイメージの中から、何かを文字に定着させるときの、捉えたような捉え損なったような座りの悪い感覚こそ理解への足がかりになるんだけど、そういうのはまだ一回生には難しいのかな。
2003.08.09
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台風のせいで集中講義三日目は明日に延期。明日予定がある学生もいるだろうに。しかし、こちらとしては思わぬ休み。帰ってきたらヨメサンと子供がいない。さては強い風に飛ばされたかと思って雲の向こうを探してみたが、畑に行って隣のおばあさん家でお茶を飲んできたらしい。やっぱ日本人は縁側のある生活だよねーということに。とうもろこしが台風で半分くらい倒れてしまったとか。ちょっと残念だが、まあ、そういうこともあるだろう。
2003.08.08
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集中講義二日目。昨日より楽だと思うのは慣れたからかしら。しかし学生の反応というか雰囲気というかは学校毎に違うものであることだ。今回の学生達はクールな印象。これはひょっとしたら教室が大きくて学生との間に物理的距離があるせいかもしれないし、ひょっとしたら集中講義ということで話の中身に興味の有る学生だけが聞き続けてくれると言う純化の効果が働いていないせいなのかもしれないが、とにかく話をしていて手ごたえが少ない。それにしても初日に出席をとらない事と最終日にレポートを書いてもらって単位を出すということを言ってあるのだから、中日の今日に教室に来て話も聞かず、かといって友達とのお喋りに興ずるわけでも無く、一人で他所の事をしている学生がいるのは不思議のフであることだ。
2003.08.07
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今日から三日連続の集中講義。9時から6時まで昼休みと若干の休憩時間を除いてぶっ通しの講義だ。しかも場所は佐世保なので、行くだけでも2時間ほどかかる。というわけで6時起き。いやー、喋る方もくたくたになるが、聞く方だって大概しんどいだろうに。最近の学生はかわいそうだ。大学も人員削減が始まると、専任だけでは講義をまかなえなくなって、いきおい非常勤に頼る事になる(人員削減がもっと進むと、今度は非常勤の首が切られて専任の負担が急増するのだが)。で、非常勤をやる側としては、近くならともかく今回のように片道2時間もかかるような場所ではレギュラーな講義形態では負担が大きすぎる。で、集中講義になると言う仕組みだ。間違った合理化のせいで学生が割を食うと言う。いや本当にくたびれた。あらかじめこうなる事を見越して途中息抜きをかねて一時間ほど自然物のビデオを見る時間を作ったのに、それでもくたくた。あんまり疲れたので、家に帰ってきてご飯を食べてふっと寝室に入ったらなぜか布団がしいてあって、そのあまりの魅力につい倒れ込んで軟らかい感触をしばし楽しんだ夜更けである事よ。
2003.08.06
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友人を朝バス停にまで送り届けて、そのままフィールドにクモを採集しに出かける。それが私のフィールドであるところの長崎市を見下ろす山の中腹にある公園には野外ステージがあって、毎年この時期にさだまさしがコンサートをやるのである。で、どうも明日らしい。コンサートをやるとステージ周辺広い範囲が囲われて立ち入り禁止の札が立つ。普段から森を普通に利用している側としては(普通じゃないかもしれんが)大変不便である。不便なので、向こうの事情など無視して立ち入ってやろうかと思ったのだが、それも大人げないので門番役の学生バイトさんに「あー、あー、この塞がれている道を通りたいんだがねえ」と言ったら「?」「いや、だから山頂に続くあの道に行きたいんだけど」「上の者に聞くので少し待ってください」と。でも、一向に聞いてくれる気配が無い。「僕はここを離れられないので、上の人がここに来るまで待ってくれ」と。むむう、そんな悠長なことするくらいなら裏道から進入してやろうかしら、と思っていたら、なんか掃除をしていた公園関係者とおぼしき人が「向こうからまわればよい」と教えてくれる。うへへ、と思って草むらを抜けてその道にたどりつくと、先客が。なんか自然観察会とおぼしき親子連れの集団。うわ、ちょっとこの集団の前で斜面に張り付いてクモを採るのはちょっと恥ずかしいぞ、とモジモジしていたら向こうから学生バイトが飛んでくる。「ここは立ち入り禁止だから出てください」と。「向こうから回り込んだらいいって言われたんだけどねえ」と言ったら「そうですか」。後から考えたら、回り込めば山頂に行けるという意味で、その道の部分にいて良いとは言われていないような気がしたが、ウソは言ってないわけだからまあいいか。で、自然観察組は素直に道から出て行ったので、静かにクモを採る事が出来た。いや、リハーサルの声がずっと聞こえていたから静かと言うわけじゃなかったか。
2003.08.05
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今日は京都からお友達がウチに。本当はちゃんぽんでも食べに行くところなのだが、子供と言うのは決まってこういうときに体調を崩す物なので、出前の寿司をつまみながら家で赤ワインを飲む。なんか昔のようにくだくだ喋った。どうでもいいが、子供は風邪で鼻水ずるずる。いくら拭いても止らない。汲めども尽きぬ愛の泉。
2003.08.04
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いつまでもしょんぼりしていても仕方がないので気を取り直す。ヨメサンにお願いして子育ての分担を少し軽減してもらって仕事にもう少し労力を割けるようにする。で、今日は日曜日だけど講義の準備をさせてもらう。おかげで目処がついたので、畑に行って一メートル半くらいの幅の斜面にへばりつくような畝を切る。隣のおじいさんの指導であるが、ネコの額ほどの土地も無駄にせず畑にするというのは、いかにも。そういえばおじいさん曰く百姓は何も捨てないのだそうだ。今日も耕したところから出てきた石を畝の周りに配して土の流出を押さえ、掘り出した根っこは乾かして燃やして肥料にする。知恵だ。知恵なのだ。で、一通り作業が済んで帰ろうと思ったら、畑の隣の家の縁側からおじいさんが呼ぶ。で、そのお家のおばあさんと縁側でお茶をご馳走になりながら世間話。鶏糞は芋には使わないとか、じゃがいもを植える前に落ち葉を撒いてはいけないとか教わる。そういえば畑の横の土手にマムシが出たらしいので、草を刈っておかなくてはいけないらしい。今日、はじめて茄子を一本収穫して焼き茄子にした。掛け値なしに、これまで食べた茄子の中で一番おいしかった。ちょっとびっくりするような味。
2003.08.03
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しょぼん
2003.08.02
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私がやっている生態学や行動学などのマクロ生物学は基礎科学、いわゆる「役に立たない」学問である。そのうえ長寿命の生物を相手にしていたりするとちょっとした研究成果を出すだけでも長い長い時間がかかったりして、昨今のインスタントに役に立つ研究が求められるご時世では肩身が狭いのである。で、中にはそういう状態を、学問分野として「遅れている」と考える人がいて、流行のミクロ系生物学の流儀や雰囲気をマクロ系の学会に導入しようと躍起になっている。やれシンポジウム主義だやれ国際化だと。しかし、私は思うのだな。地力に勝る相手に真っ向から勝負を挑むなんて馬鹿げているよ。どうやったってミクロ系生物学の方が「役に立つ」ことに結びつきやすいのだから、同じ土俵に乗ったら必ず敗れる。弱者には弱者なりの闘い方とかあるのだ。一番良いのは向こうが寄って立つゲームのルールを壊してしまう事だ。国際化?こちらは多様性を旨とするマクロ生物学でござい、と言えば良い。二つ目には外にシンパをたくさん作る事だ。「遅れている」ということは逆に言うと、学問の外との距離が近いと言う事だから、それを利用しない手は無い。弱点を最大の武器に転換するのだよ。こういうのって、これまで学会の中で強者でいた人たちにはわからんのだろうか。
2003.08.01
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