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発動機を探していたが、なかなかよいものが無い。有っても高い!
発動機を3台修理する事になった。
一度も触った事が無いので練習として、レストア開始。
1号機、錆の塊、クランク回らず・・・パス。
2号機、6年前まで動いていた・・・・パス、簡単に回りそうだ。
3号機、クランク回る、バルブ固着、電気ダメ、欠品あり。
とりあえず、3号機からが普通の発想。
最初の発動機としたら、上首尾。
クランクは回る、それ以外はダメ。
上から見るとプッシュロッドガイドに大きな亀裂あり、水漏れする。
ダイアル類は固着して回らず、電気ダメ。
マフラーが根元から折れて無い。
それ以外は・・・なんとかなりそうだ。 回して見せます?
全バラ開始。 分解すると構造が良く分かる。
カムにガバナーが付いてる、これも有りか~感心。
新三菱重工業京都・桂製作所 「かつら J1A」 もちろん戦後の発動機。
桂製作所は戦前バルブを作ってたそうだ、たぶんゼロ戦と同じ材質。
本体は鉄かと思ってたら・・アルミだった。
バルブを外すのは大変だった、本来は半年ほどオイル漬にしておくと良いのだが。
コタックピンは馬蹄形、この方が簡単に外せる。
さっそく余計な分解をしてしまった。
マグネットは本体ごと外せば良いのを、ギアを先に外したら
逆回転防止?のスプリングが飛び出した。
どっちみちマグは分解するが、このスプリングを納めるのは
大変では? まず腕力だけでは無理、これからの課題。
今回の分解で発動機購入の注意点が分かった。
オークションなどに売り物は多い。
実動なら問題なし。
不動の場合は2種類ある。
1)昔動いていたが、電動モーターなどに交換してお蔵入り。
これなら簡単に回る場合が多い。 狙い目。
2)故障して、動かないのでお蔵入り。 この場合は致命的故障が多いので、できるだけ避けたほうが良い。
今回の「かつら」は致命的水漏れで止まったみたいだ。
なんとか修理は可能だが、
避けたほうが良い発動機、しかし、
オークションの写真だけで判別は難しく・・・ 当たり外れは運しだい。
それにしてもネットに発動機レストアのブログなど、ほとんど無い。
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