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今年のFTP「ちょっと旧いクルマ」に参加する1910年製クルマに試乗してきた。

ペダル、手前からブレーキ、スピード(アクセルはハンドル)、バックの配置。
手前レバーはサイド、奥がミッション(2速)。
昨年FTPのカーブドダッシュは更に古く(1905年)遅かったが、
このクルマ、たぶん、その気を出せば高速道も走れる?けっこう速い!

そしてこれがインパクト・マグネトー。
始動はインパルス・マグネトー付き石油発動機と同じ。
圧縮上死点手前でスットプし、足で軽く蹴りこめばインパクトが働き始動。
バッテリーもセルもない車は、ラジエター下のクランクを
力まかせにグルグル回すのかと思っていた。
始動は簡単。
マグネトーの前はウオーターポンプ、水車そのまんまの形。

右からフライホイール、カバーの部分がクラッチ(コーン型)左はブレーキ、基本的には現代の車。
100年前に完成されてた。
ただし、始動には助手がいる。
上死点まではマグネトーOFF、蹴りこむ時、合図をしてON(コンタクト)にする。
でないと、ケッチン食らい腕の骨を折る。
このシーンは昔の飛行機と同じ。映画で見る昔の戦闘機はセルもバッテリーも
無いのに簡単にエンジンがかかる、
あれはインパクト・マグネトーだった?

ヘッドライト用アセチレンガス発生装置、カーバイトの容量は凄い。
これだけ満タンにしたら・・・お値段が・・
スモール、赤色尾燈は石油ランプ。
マフラーは二本ある、写真のマフラーは郊外走行用の直管マフラー、
レバーで切り替え、音は直管そのもの。
これだけ古くてオイル漏れ無し、我がAKは50年も経ってないのにオイル漏れだらけ・・・はぁ~
このクルマは5月24日 FTP(フレンチトースト・ピクニック)で見れる。
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