2018/12/01
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テーマ: 社交ダンス(8598)
カテゴリ: アートのはなし
フェルメールは大好きな画家の一人なんですが、大混雑してるなら今回は行かなくてもいいかなと思っていました。

でも世界中に散らばっている9作品が一堂に会するのはこれが最初で最後かもしれない。

実物を見たことない絵もあるし。

このくすぶってた『見に行きたいウズウズ感』に負けて、ついに日時指定入場制のチケット購入することに。

オランダまでわざわざ行って 2回見たからボクは行かないと大将が言うので一人で行くことにしました。


1 牛乳を注ぐ女(1658-1660年頃)アムステルダム国立美術館



ネットからフジテレビダイレクトに登録する必要があって、個人情報の入力が結構面倒でした。

何度も確認の画面が出てきて煩わしいし。

図録付き5000円を購入したんですが、送ってもらうことにしたら送料が756円かかります。

当日券もありますが前売りの方が若干お得で、図録付きだと数百円ですけどさらにお得なせいか、もう週末の昼間はいっぱいで夜のチケットしかなかったので、12月1日19:00からの夜の上野の森美術館へ行ってきました。


2 真珠の首飾りの女(1662-1665年頃)ベルリン国立美術館



怖い絵展





昼の早い時間から出かけて、明るいうちに道程を下見しときました。


3 リュートを調弦する女(1662-1663年頃)メトロポリタン美術館



4 マルタとマリアの家のキリスト(1654-1655年頃)スコットランド・ナショナル・ギャラリー



5 手紙を書く女(1665年頃)ワシントン・ナショナル・ギャラリー



6 手紙を書く婦人と召使い(1670-1671年頃)アイルランド・ナショナル・ギャラリー



1から6まではこれまでに見たことがあって絵の解説はそちらに書きましたのでご興味ある方は下記をご覧ください。

1の牛乳はオランダで、2・ 3・4 は上野で、 5と6は京都 です。

展覧会に行くと、いつも『自分の家に飾るならどの絵がいいか』を考えるのが楽しみなんですが、今回は2点が既に家に飾ってありました。

1の牛乳はキッチン に、 2の真珠の首飾り は廊下にコピーが飾ってあります。

6の 手紙を書く女と召使い は盗難事件にあった絵でテレビで特集番組を見た作品です。



7 赤い帽子の娘(1665-1666年頃)ワシントン・ナショナル・ギャラリー



8 ワイングラス(1661‐1662年頃)ベルリン国立美術館



7・8は 日本初公開

数年前に フェルメールセンター でコピーは見たはずなんですが、覚えていませんでした。

7はとっても小さな作品です。8は今回一番気に入った絵だったのでコピーを売店で買ってきました。

『美の巨人たち』というTV番組で今日このワイングラスが特集されていて、作品の歪みについての解説が面白かったですね。言われるまで気がつきませんでした。

9作品目の 『取りもち女』





フェルメールの絵画は現在世界中に35作品しか残っていなくて、そのうちの9点が日本に集結って凄いことですよね。

観客数も30万人を突破したと数日前のニュースで言っていました。

並ばずに入れましたし、展示作品全部の解説を描いた小冊子と音声ガイドがチケット代に含まれています。

図録は家宝にしたいくらい立派ですので、購入をお勧めしますね。

大将が私の墓に一緒に入れてくれると言ってました。


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フェルメール作品は順路の最後にある フェルメールルーム にかたまっています。

入場する時間は指定されていますが、中に入ったら好きなだけいていいのでフェルメールルームはちょっと混んでました。

そこに行き着くまでには約50点の17世紀オランダ絵画が展示されています。

遠く日本にもやってきたくらい国力が充実していたオランダ黄金時代と言われた頃の作品です。


アブラハム・ストルク『捕鯨するオランダ船』1670年頃 ロッテルダム海洋博物館



さすがにレンブラントなどの超有名どころの作品はありませんが、フランス・ハルスやフェルディナント・ボルの肖像画、美しい風景画、写真みたいな静物画、ピーテル・デ・ホーホやヤン・ステーンの庶民の日常を切り取った風俗画などじっくり楽しむことができます。


ニコラス・マース『糸を紡ぐ女』1657年頃 アムステルダム国立美術館



ヘラルト・ダウ『本を読む老女』1631-1632年頃 アムステルダム国立美術館



アムステルダム国立美術館 でこの2作品を見たかどうか、記憶にないんですよ。

せっかく行っても覚えが悪いと意味ないですね。逆に何度見ても新鮮に感動できていいのかもしれませんが。

上の『糸を紡ぐ女』はしみじみといい絵です。作業中の庶民を描く彼の作風はフェルメールにも影響を与えたと言われています。

下の『本を読む老女』が読んでいるのは新約聖書のルカによる福音書19章だそうです。

ものすごく細かく書かれているので文字が読めるくらい。作者のボルはレンブラントを師匠に持つ画家で、この絵はレンブラントの母親がモデルではとも言われているそうです。


​ ​ ​ ​ ​ ​


フェルメール展は2018.10.5〜2019.2.3が東京で、その後2019.2.16〜2019.5.12が大阪で開催されます。

公式サイトは こちら です。







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Last updated  2018/12/03 06:57:22 PM
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