森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.06.18
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会社の中でも、親子の間でも意見の対立は常に存在します。
その前提に立って、その事実を自覚しながら生きていくことはストレスを軽減する意味でもとても大切なことです。

そうした自覚を持つことができれば、自分勝手の考えで相手を抑え込むということがなくなります。
また相手にすべて合わせて盲従するということもなくなります。

またその時々の気分に応じて、ある時は自分の意地を押し通そうとしたり、またある時は他人の主張にイヤイヤながら追随するといった優柔不断な態度が改められると思います。

そのためには、まず自分の気持ちや意思をしっかりと持つことです。
そして自分の気持ちや意思を分かりやすく相手に説明する。
相手に自分のことを分かってもらうように最善を尽くす。

それから自分の気持ちや意思は横において、相手の言いたいことに素直に耳を傾けてみる。


最後に自分と相手の言い分の違いを整理してみる。
相手と自分の双方にとって一番よいと思われる道を自分なりに考えてみる。
妥協点を探っていくのです。

これで自分の意見を一方的に通してしまおうという考えは少なくなってくると思う。
反対に、相手に無条件に屈服するということもなくなってくると思う。
これがストレスにさらされない対人関係のコツとなります。

これは森田でいう精神拮抗作用の考え方です。
どちらにも偏らない、どちらにもきめつけない考え方です。
バランスのとれた考え、調和のとれた考えということになります。
これは親業でいうと「勝負なし法」の考え方です。

この世の出来事は常に流動変化しています。

人間関係も例外ではありません。
バランスを無視すると、自らを破壊して、存在することすらできなくなります。





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Last updated  2024.04.06 22:59:57
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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