森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2017.03.04
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カテゴリ: 身近な社会問題
私は人間として、日本人として、森田理論学習以外にもう2つほど学習しておくとよいものがあると考えている。これを怠ると、真の意味で満足のできる人生にはなりえないのではないかと思う。
その一つは、子育てである。もう一つは、資本主義社会の仕組みや問題点の学習である。
私はこれまで森田理論はもちろんのこと、子育てのことはこれまでも度々投稿してきた。

今日からしばらくは、強欲資本主義社会の学習がなぜ必要なのかを考えてみたい。
それは、今の資本主義社会を牛耳っている人たちが、多くの国民や後進国から徹底的に収奪を繰り返すからである。収奪される人たちは、最低限の生活さえも成り立たなくなる可能性がある。
これは今のアメリカの国民が置かれた悲惨な状況を観察していて強く感じることである。
仕事がない、住むところがない。食べるものがない、最低限の生活さえも保障されない人がいる。
教育が受けられない、医療や介護から見放される。アメリカの社会は悲惨だ。
こんなことを資本主義の社会を牛耳っている人たちが、巧妙に仕掛けているのである。


鳴り物入りで始まった医療保険制度改革「オバマケア」は、恐るべき悲劇をアメリカ社会にもたらした。 「がん治療薬は自己負担、安楽死薬なら保険適用」 「高齢者は高額手術より痛み止めでOK 」
「ひとつぶ10万円の薬」 「自殺率1位は医師」
「手厚く治療すると罰金、やらずに死ねば、遺族から訴訟」これらは、フィクションではない。
全て、超大国アメリカで進行中の現実なのだ。国民はどこに怒りをぶつけてよいかわからない。
石油、農業、食、教育、金融等の領域を蝕んできた「 1%の超・富裕層」たちによる国家解体ゲーム。
その最終章は、人類の生存と命に直結する「医療」の分野に迫ってきた。

これはアメリカと同盟関係にある日本に無関係の話ではない。
アメリカ社会の悲惨な状況は、10年後の日本の現実となってくるのが常である。
アメリカの官民挙げた攻勢と日本政府の追随で、日本の国民が骨の髄まで絞り取られ丸裸にされるのはそんなに遠い日の事ではない。

今世界の経済、金融、政治を思いのままに動かしているのは、マネーゲームで利益を上げている巨大投資会社と多国籍企業である。それはフォーチュン500に入っている企業群を見ればわかる。
そうした企業が米政府の中枢に入り込み、巨大メディアを買収して利益をむさぼっているのだ。

多くの罪のない人に車をぶっけてケガをさせたり、建物を壊し続けている。
損害を与えながらも一切責任はとろうとしない。今まで以上に我がもの顔で街中を走りまわっている。

そのやり方は巧妙にカモフラージュされており、一般にはなかなかわかりにくい。
知らない事ほど恐ろしいことはないのではないか。知らないうちにその人たちの片棒を担いでしまう。
あるいは鍋に飛び込んだカエルがやがて茹で上がって死んでしまうという現象を招いている。


これはアメリカや中国等の外国に容易に支配される可能性があるのだ。
特に中国はフォーチュン500の中に110社も入っている。中国を甘く見てはいけない。

この先、食料、石油、教育、金融、医療や介護、情報、軍事産業などでアメリカ等の多国籍企業が日本上陸を狙っている。日本政府は規制緩和、民営化でそれを後押ししようとしているのだ。
特にこれからアメリカ資本は「医療と介護分野」に絞って日本に攻勢をかけてくると思われる。
まず、日本の国民皆保険制度を徐々に骨抜きにして切り崩されていくと思われる。
そして、アメリカの医療保険、製薬会社は我がもの顔で日本での利潤獲得を目指してくる。
すでにアヒルのコマーシャルでお馴染みのアフラックは利益の80%を日本で稼ぎ出している。
これは序の口である。これからどんどん医療と介護は儲けの手段として攻勢をかけてくる。
アメリカ資本の目的が達成された時点で、日本の医療と介護は今現在アメリカの国民が現在置かれている厳しい現実に直面させられるだろう。アメリカの過酷な状況と同じになるのが目に見えている。
命を守る日本の医療と介護が、アメリカの保険会社や製薬会社に言わせれば、 1番儲かるビジネスなのである。その額は最大で100兆円と試算しているのである。

だから私達が森田理論や子育てを学習し、それを生活に応用していくだけで素晴らしい人生が待っていると考えるのは軽率ではないかと思えて仕方がない。
大企業やそれに密着した政府は私たちのささやかな生活を破壊する、あくなき利益追求のマシーンと化している。そういう人たちは国民の最低限の文化的な生活を根こそぎ奪いとろうとしているのである。
だから私達は、政治や経済などは関心はありませんなどと言っている場合ではないと思う。
関心を持って観察して、その仕掛けから距離をおいた生活を心がけていくべきであると考える。
無知でコテンパンにやられっぱなしというのでは情けないと思う。
だからアメリカの国民が今直面している問題点については詳細に観察していこうと思う。

そのためには、堤未果氏の次にあげる本を丁寧に読んでみたい。
「ルポ 貧困大国アメリカ」「ルポ 貧困大国アメリカ2」「(株)貧困大国アメリカ」「沈みゆく大国アメリカ」「沈みゆく大国アメリカ 逃切れ! 日本の医療」「政府は必ず嘘をつく」「政府はもう嘘をつけない」など。まずはアメリカの現状や事実を正確に把握していこうと思っている。





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Last updated  2024.04.07 11:01:05
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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