森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.05.17
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カテゴリ: 行動のポイント
私たち神経質者は、主体的に生きていきたい、後悔しない生き方をしたい。
積極的に生きていきたい。夢や目標を追い求めて生きていきたいと願っています。

ところが多くの人の現実は、対人的な不安や恐怖が発生して、積極的な生き方に抑止力がかかっている。自分の思いや願いとは反対の結果に終わっているのが現状です。

その原因として考えられることは、他人から拒否、無視、批判、否定されることを気にしている。
プライド、自尊心、誇り、人格、存在を脅かされることに我慢がならないのです。
他人が自分をどう扱うのか絶えず神経を研ぎ澄ましている。
専守防衛的な生き方になっているのです。
何よりも社会的な死を恐れているのです。
ある意味実際に命を落とすことよりも怖いと思っています。


お眼鏡にかなう彼氏や彼女がいても、もし拒否されたらどうしようという気持ちが湧いてきます。もしそんなことになればみじめだ。そうだ。なにもしなければみじめな気持ちは味わうことは避けられる。ここは夢や希望は我慢して、現状維持で我慢しよう。
独身というのも案外楽しいものだと、自分を納得させてしまう。

私は書籍の訪問販売の仕事をしていました。
断られることが多い仕事です。
断られると自尊心がものすごく傷つくのです。
その結果、仕事をさぼるようになりました。
営業成績を上げて同僚や上司から評価されたいという気持ちは強いのですが、自尊心が傷つくことが恐ろしくて、逃げ回る事しかできないのです。
仕事で成果を出さないという事は分かっていますが、金縛りにあったようで身動きができないのです。

私は対人的な不安や恐怖は取り除くことはできないと思っています。
また逃げ回ると後で後悔するという事もよくわかっております。
それでも、夢や目標はあきらめきれない。あきらめてはいけないと思います。

事実を認めたうえで、目標をしっかりと視野に入れていれば何とかなります。

私の場合は人の力を借りることが有効だと思いました。
自分一人ではすぐに仕事をさぼる方向に向いてしまいます。
ところが二人一組の営業活動になりますと、相手の目がありますので、すぐにさぼるわけにはいかない。何とか仕事にしがみつくことになります。また断りを受けても、自尊心が傷つく割合が低くなることも経験しました。二人でやると成果が上がらないように思いますが、さぼっているよりはましでした。ただいつもそういう相手が見つからないというのが難しかった。

結婚したい人は自分一人で考えていてもどうにもならないと思います。

こういう場合も他人の援助を受けることです。
友だち、親戚、職場の先輩、同級生、趣味の仲間などに幅広く声をかけておくことです。
そうすると誰でもそういえばあの人がいいのではないかという人は1人や2人は思い浮かぶものです。そしていろんな集まりに参加しておくことです。
縁というのは不思議なもので突然にやってくるものです。

対人的な不安を抱えていても、それを認めて受け入れ、夢や希望を追い求めている限り必ず実現します。そのためには幅広く薄い人間関係を広げておくことが有効です。





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Last updated  2020.05.17 06:20:05
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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