森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.11.23
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カテゴリ: 神経質の性格特徴
元中日監督の落合博満氏のお話です。

中日監督時代、選手にバッティング教えたことはほとんどない。
打撃コーチも見ているだけで、教えることは何もしない。
絶対変えなければいけないというときだけは、教えることはあった。
その教え方ですが、「こういう方法もあるよ」というような言い方をしていた。
これをやれ、こうしろという押し付けはしていない。
本人に考えさせ、導く形をとっていた。

ソフトバンクの柳田悠岐選手の打撃については、「よくこれで打てるなと思う。一番独特な打ち方をする選手。同じような打ち方の選手は記憶にない」
でもそれでいいんじゃない。

彼の代名詞は、フルスイングだけど、「力強いスイングができなければ、ボールは飛ばないしね」と理解を示している。
また彼の打撃は、アッパースイングだけど、この打ち方はかつてはタブー視されていたものだ。彼はその常識を見事に覆した。痛快です。
また柳田選手がスイングした際に、踏み込んだ右足の甲が投手側から見えます。
昔は、これは修正すべき欠点だとみなされていた。
コーチなどから「打った後に右足の甲を見せるな」と指摘されていた。
でも柳田選手が今それをすると、膝を痛めてしまう。
ケガをしてダメになってもだれも責任を取ってくれない。
自己責任というのがプロ野球の世界だ。
柳田選手は実績を出すことで、常識を変えていったといえる。

落合さんは、プロ野球の世界で生きている人は開拓者のようなものだという。
プロ野球選手としてスカウトされる人は、それなりにいいものを持っている。

プロ野球の選手になることが最終目標だった人は、そこから伸びてこない。
そこが出発点だと自覚して、努力精進した人が脚光を浴びる。

勝ち星が伸び悩む、打率が上がらない、ホームランが打てないとき、ついコーチの助言に依存してしまうことがある。それは仕方がない面がある。
でも基本的には、プロ野球選手になった人は、コーチの指導に過度に依存してはいけない。依存し過ぎて、自分の考えやスタイルを軽視すると墓穴を掘ることになる。

落合氏は現役のとき、だれが何と言おうと「オレ流」を推し進めた人だ。

でもそれは違うと思う。
自分の信念をもって、押し通すことが絶対に必要になる。
自分の感情や気持ち、意思や理想、欲求や欲望、希望や夢を軽視・無視する人生に陥ってはならない。
これは森田理論でいえば、課題や目標を持った生き方、つまり生の欲望を軽視した生き方は、人間本来の生き方から離れてしまうということだと思います。
他人中心ではなく、自分中心の生き方を追求していかないと、後悔することになると指摘されているような気がする。





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Last updated  2022.11.23 06:33:37
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