森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.10.22
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
神経症で苦しんでいる人の多くは対人恐怖症の人のようです。
今日は対人恐怖症の方の職業の選択を考えてみたいと思います。
どんな仕事も他者と関わる、他者と協力する、他者のお世話になる部分はあります。しかしその程度は千差万別です。

訪問営業のような仕事は、相手の購入意欲を高めて、相手を説得する必要があります。プロジェクトチームで仕事をする時は、役割分担して目標や目的に向かって仲間と協力しながら仕事をすることになります。
対人恐怖症の人は、人の思惑を絶えず気にして、ビクビクハラハラしながら仕事をしていますので、絶えず利害関係が対立するような仕事は難しいかも知れません。

反対に、人間関係よりも職人さんのように出来栄えが重視されるような仕事もあります。
人を相手にするよりも、どちらかというと物を相手にしている仕事があります。

私も対人恐怖症ですが、大学を卒業して選んだのは訪問営業の仕事でした。マネージメントの仕事も任されて、心身とも立ち行かなくなり9年で退職しました。
次は営業事務の仕事でした。得意先から注文をもらってパソコンなどで加工して工場に流す仕事でした。上司や同僚、営業マン、得意先、施主、職人、メーカー、工場関係、配送センターとの人との接触や交渉事が多く毎日神経をすり減らして仕事をしていました。


今考えると、対人恐怖症の人は人を相手にするよりも、物を相手にするような仕事を選択すべきであったという思いがあります。
対人接触が全くないという職業はありませんが、比較的緩いという仕事はたくさんあります。
思いつくままにあげてみると、職人、士業、検査や調査、税関、分析関係、研究開発、農業、刑事、獣医師、設計士、パイロット、電車や車の運転などです。

そこで、もっと掘り下げて調べてみました。
専門職・技術職・・・プログラマー、システムエンジニア、データサイエンティスト、会計士、税理士、弁護士・司法書士、裁判官、検事、刑事、校正者、編集者

クリエイティブ・創作系・・・ライター、小説家、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、作曲家、編曲家

その他・・・図書館司書、学芸員、品質管理、検査官

これらはいずれも、臨機応変な対人折衝能力よりも、「正確さ」「出来栄え」「論理的思考」「探究心」「分析力」がより重視されます。
その人の性格や興味によって向き不向きはあると思いますが、これなら一生涯関わり続けられるという仕事を見つけて努力してゆきたいものです。
そして森田理論やアドラー心理学を学習して活用していけば、人間関係で破綻してしまうこともなくなるはずです。





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Last updated  2025.10.22 06:31:13
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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