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アンマンには悪ガキ達がたくさんいます。悪ガキと言っても、子供らしい他愛のないものではありません。「どうしようもない子たち」「矯正不能」といったほうが正確かもしれません。
こういう言い方はしたくないのですが、アンマンでは住んでいる地域によって人々の質やタイプがかなり異なります。”下品で粗野な住人たち”として知られている地域が幾つかあります。実際にその地域を歩いてみると実感。特に子供たちが悪いのです。そして子供たちは大人の反映です。
彼らの限られた知識では、アジア人というとフィリピン人かスリランカ人または中国人。アジア系の顔や黒人を見かけると、悪さをします。その悪さときたら、かなり意地が悪いのです。髪の毛を引っ張る、追いかける、石を投げる、汚い言葉を吐く、いやらしい笑い方をする、などなど。でも集団でなければ行動できません。実は本当に弱虫です。
大人たちはというと、そういう子供たちを見て笑っていたりするのです。無知ゆえの人種差別がまかり通っています。彼らにとっては、ヨルダンどころかその路地が世界のすべて。そこしか知らず、そこから出ることもないのです。国際的な価値観を養うための教育的環境も文化的環境も整っていないのです。観光客が見ることのできない、そして私としては見てほしくないヨルダンの現実です。
どんな子供にも等しく与えられるべきもの-正しい教育と健全な価値観-の大切さを改めて感じさせられます。
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