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死海周辺にはソドムとゴモラという都市があったと考えられています。ソドムとゴモラとは聖書の創世記18章に出てくる都市の名前。聖書の記述は知らないけど、名前は聞いたことがあると思われる方も多いかもしれません。これらの都市の遺跡は、現在では死海の湖底に沈んでいると考えられています。
ソドムとゴモラの話をかいつまんでいたしますと・・・これらの都市はそれはそれは遠い昔、アブラハムが生きていた時代に存在していた都市です。アブラハムの時代、ソドムとゴモラがあったといわれている死海の付近は今よりもはるかに多くの部分が肥沃だったようです。
土地は素晴らしく潤っていたのですが、そこに住む人々は極めて不道徳なことで知られていました。そこで神はこれらの都市を滅ぼすことにされます。ソドムには、義人ロトが住んでいました。イスラム教では、このロトは預言者の一人と呼ばれています。
ロトには妻と2人の娘がいたのですが、神はこの4人を悪い人々と一緒に滅ぼすことを望まれませんでした。そこで、天使が遣わされます。もうすぐこの都市は滅ぼされること、救われたいなら急いでこの都市から出る必要があること、逃げるときには決して後ろを振り向いてはいけないこと、などが指示されます。

← 塩の柱の反対側

天使に従って、ロトとその家族はソドムを出ます。その後、ソドムとゴモラは硫黄と火によって滅ぼされました。ところがロトの妻は,自分が後に残してきた物を惜しんだのか、天使からの警告を無視して後ろを振り返ったのです。その結果、彼女は塩の柱となりました。
そのロトの妻の塩の柱が現在でも残っている?? と言われています。それが写真の柱。死海沿いの道を車で走られる方は、この柱を見ることができます。
もちろん、本当にロトの妻の柱かどうかは不明。イスラエル側にも「ロトの妻の柱」があるようで、これらの真正性は証明されておりません。ま、よくある話・・・。
それでも、死海の南東部付近(死海のヨルダン側)がソドムとゴモラの存在した地域であることは証明されています。死海に来られる観光客の方は、ぜひロトの妻の柱がある場所で、写真をパチリと撮ってみてくださいね。この柱の向かい側から見る死海もとても美しいです。
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