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たまたまニュースを見ていましたら、パキスタンに潜伏していたオサマ・ビンラディン氏が米国主導の作戦によって殺害されたというニュースが報道されていました。日本ではこのニュース、どう受け止められているんでしょうか。
オバマ大統領は「正義が達成された」という演説を行ったようです。もちろんこれによって、テロ組織が衰退するのは喜ばしいことです。ただし、報復の連鎖が切れるわけではありません。欧米諸国は報復への警戒を強めているとのこと。
ビンラディン氏が死んでも、同氏の思いを受け継ぐ次なる人物が現れることでしょう。その人物はビンラディン氏以上に fanatic かもしれません。報復は続きます。ビンラディン氏うんぬんに関係なく、中東諸国での反米感情はかなり高いのです。それには様々な理由があり、反米感情を抱くどの人も「自分たちが正しい」つまり正義だと信じているのです。
では、今回アメリカが達成したという「正義」とは一体何でしょうか。そもそも人間が人間を殺すことで本当に「正義が達成」されるのでしょうか。
どちらの側も自分たちがしていることを「正義」だと確信しています。「正義」のために戦います。そして沢山の人が死んでいきます。正義とは一体何ぞや? この疑問は続くことでしょう。
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