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2017.11.03

11/01の続きで、「20代を振り返る」第2回。
今回は室蘭に住んでいた頃を思い出そう。

大学院を卒業した後、2年7か月ほどいた前職。
実は就職が決まったのは卒業する3月のことである。
理系修士にあるまじき遅さだった。
結論から言ってしまえば、「限りなく失敗に近い成功」である。

さらに言えば、その半年以上前にはもう旅の予定を立てていた。
つまり「最初の仕事は数年でやめる」とすでに決めていたのだ。
となれば、会社で生き残る方向よりも旅のために自分を育てるべきなのは自明。

ならば何でも言うこと聞いてるわけにはいかないんだよね、どう思われようと。

この将来設計について理解してくれる上司や環境に出くわせれば、この限りではなかったが
残念ながらそれはかなわず。1週目で「言わない方がいい」と判断した。

というわけで、遠慮なく時間も気力も投資した。主に英語に。
今から思えば、もう少し専門の方に回せばよかった気もするが。
会社からの評価は蹴り出されない程度に稼げばOK。

まあ、残業少な目のゆるい環境だったのは助かったけど。
平均で月10h、最高でも月32hである。
給料は相応に安かったが、力の限り節約して少しでも貯金。
駅伝じゃないが、「その10円を削り出せ」だ。
食費に関しては週4500円を目標としていた。かなり削らないときつい。

週末の焼きカレーが毎週の楽しみだった。久々に食べたい。

室蘭は製鉄所で有名な町だが、人口は減り気味。10万いないくらい。
無謀にも車無しで通した。後輩は即買ってたが、僕にそんな金は無い。
おかげで休日もあまり出かけない生活だった。

そんな感じで、静かに過ぎた2年7か月。

その続きは記事を改める・・・が、これは最後にしよう。
他の話を先に回す。

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