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2017.11.07

今夜はNBA観戦。
モントリオール旅行に続く、今月2つ目のイベントだ。

本題の前に、NBAについて軽く説明しよう。
アメリカのプロバスケットボール・リーグだ。
MLB（野球）と同じく全30チームある。
15チームずつ2つのカンファレンスに、さらに5チームずつのディビジョンに分かれている。
この辺もMLBと同じと考えてよいだろう。

NBAのレギュラーシーズンは10月下旬に開幕し、各チーム82試合を行う。
各リーグ15チームのうち、8チームがポストシーズンに進出できる。

もちろんカンファレンス優勝同士の頂上決戦（NBAファイナル）もある。

ルールに関しても、国際標準と異なる点がいくつかある。
まず、試合時間は12分×4の合計48分。
それに合わせてファウル6個で退場となっている。
タイムアウトも両チーム7回まで認められる。

トロント・ラプターズは1995年に結成された。
MLBのブルージェイズと同じく、アメリカの外に拠点を置く唯一のチームである。
まだカンファレンス優勝は無く、2015-16シーズンの準優勝が最高成績だ。
2013-14から3年連続で地区優勝し、昨シーズンも51勝31敗と
近年は結成以来の好成績が続いている。

さて、そろそろ本題に入る。

対戦カードは、トロント・ラプターズvsシカゴ・ブルズ。
ラプターズにとっては今シーズン10試合目となる。
ここまで5勝4敗と、なかなかの成績だ。
対するブルズは2勝6敗と不調なスタート。

試合開始は19:30で、1時間前に開場となる。

場内は飲食物持ち込み禁止なので、水筒を置きに行く。
さらに、パソコンに入れっぱなしだったSDカードも回収。

入場したら、まず1階を一巡りしてみる。
予想通りフードスタンドやグッズショップが並んでいるところだ。
外より明らかに高いのは、気のせいではないはず。
それでもポップコーンを買う。
味が薄いのでケチャップやマスタードを試してみるが、おいしくなったとはあまり言えない。
特にマスタードは完全に合わなかった。

ここでもやはり、レプリカユニフォームを着た観客が多い。
特に多かったのが、7番と10番。
7番はカイル・ラウリー。チームを引っ張るポイントガードだ。
身長183cmは、NBAの基準では相当低い。
NBAは200cm以上が当たり前のようにいる世界で、センターに関しては210cmが基準になる。
10番はデマー・デローザン。攻守で中心となるガード&フォワードだ。
2015シーズンでは1試合24本連続フリースロー成功のNBA記録を立てたという。

この2人がラプターズで特に人気の選手ということだろう。
僕の4つ5つ隣にいた兄妹が、それぞれ7番と10番のユニフォームを着ていた。
見たところ11～13歳くらいだが、帽子かぶってたりフラッグ持ってきてたりで
結構熱心なファンであろうことがうかがえた。

予定より少し遅い、19:35に試合開始。
ジャンプボールこそ逃したものの、ラウリーが先制を決める。
しばらくはラプターズの僅差リードが続いていたが、
1Q（第1クオーター）終了近くに交代で入った0番C・J・マイルズのダブル3Pで引き離す。
結果、1Qは29-26で3点リード。

dia171107-1

2Qでは、ラプターズのシュート成功率の高さが目立つ。
前半でフィールドゴールの成功率59%という数値が出た。3Pもよく入る。
この2Qでは、9番サージ・イバーカが豪快にダンクを決める。これが生で観られるとは。
以下のページにある、「[TOR 55-41] Ibaka Driving Dunk Shot: Made (4 PTS) Assist: Lowry (2 AST)」がそれだ。
https://watch.nba.com/game/20171107/CHITOR

17番ヨナス・ヴァランチュナスも活躍し、一気に点差を広げる。
前半を終えて65-45、気づけば20点リードに。

15分のハーフタイムをはさみ、後半へ。
3Qは前半の流れのまま、つかず離れずの展開。
途中出場したブルズのボビー・ポーティスが次々とゴールを決める。彼はこの試合で21点を挙げた。
一方、20点取っていたロビン・ロペスが4ファウルを機にベンチへ下がる。
温存かと思っていたが、結局その後出てこなかった。これは助かったかもしれない。
3Q終了時に98-81。勝利が見えてきた。

しかし4Qで流れが変わる。ラプターズのシュートがことごとく外れる。
最大23点あったリードが減り続け、一時はわずか3点に。
最終盤にはデローザンがターンアラウンドからのジャンプシュートを決め、なんとか逃げ切る。

本日の試合は、119-114でラプターズが勝利した。

dia171107-2

プロバスケの試合を観戦するのはこれが初めてだったが、予想以上に楽しかった。
スピーティーな上に点が入りやすいので見ていて飽きず、結構な点差があっても逆転があり得る。
さらに、試合中に次々と選手交代を行う。ゲームで言えばDQのような総力戦だ。
後でデータ見たところ、この試合に登録されていた12人全員が10分以上出場していた。

ひとつ問題があるといえば、チケットが高いこと。
今回買ったのは、3階席ではまずまずのグレードであろう席。
コートから距離はあるものの、中央近くなのでどちらかに偏ることがない。
しかし、それでも実に$99.25。簡単に出せる額ではない。
1階席なら普通に数百ドルかかる。

また試合観たくなったら、今度はTV中継やってるバーにでも行こうかね。

First Updated 2017.11.08 03:57:28

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