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2019.04.08

日本だとちょうど新学期が始まる頃か。
カナダにいると、そうした感じはあまり無いが。
会社には特に新入りが来たりなどはしてないし。

ちょうど6年前、室蘭で前職を始めたのがこの日だった。今年と同じく月曜だ。
就職が決まったのが3月下旬だったため（理系修士にあるまじき遅さである）
引っ越し等の準備が間に合わず、入社が1週間遅くなったのだ。
というわけで入社式も出ていない。静かな始まりだった。

そういえば数日前、こんなツイートを見かけた。

私「素直」って言葉の意味をずっと間違えていて「自分に正直であること」だと思ってたんですよ。だから「素直になれ」って言われたら、正直に気持ちを述べていたんですが、そうすると余計相手を怒らせるんだよね、変だなあと思っていた。「言うことを聞け、受け入れろ」ってことだったんだね。
2019年4月5日

これこれ、僕も6年前に何度も言われた。

それでいい場合もあるのかもしれない。新人の側にとって。
本人の進みたい方向性と、周囲の期待する「成長」の意味が一致するのであれば。

だが、そうじゃない場合もある。僕がそうだ。
何でも言うことを聞いていたら、行きたい方向に行けない。それはわかっていた。
あの時にはもう、数年働いたら海外に行こうと決めていたのだから。

技術的な話は聞いたけど、性格や価値観を変えさせようって話は全て突っぱねた。
あの会社で出世する必要も無かったし、評価は追い出されない程度に稼げば十分だ。
人付き合いへの投資を極力避け、ひたすら勉強と貯金に全力を注いだ。
田舎暮らしにもかかわらず、車を買おうとしなかったのもそのためだ。

実際にそれから6年が過ぎたこの日を、ここカナダのトロントで迎えている。
地獄のような胃痛と付き合いながらの、綱渡りの連続だったが

何言われても自分のやりたいようにやった、あの積み重ねがあったからここまで来ることができた。
それが、今から6年前を振り返っての結論だ。

そんなわけで7年目に入る。
もう1年過ぎたら、そろそろ3社目を考えてもいい頃だろうし
もっと勉強が必要になりそうだ。

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