全22件 (22件中 1-22件目)
1

エコール・クリオロの中目黒店は、駅の改札ななめ前という非常に便利な場所にありますが、テイクアウトのみなので、残念ながらそこでお茶をすることはできません。それではケーキのお持ち帰りだけかというと、他にもちゃんとおすすめ商品が数は多くありませんが、ショーケースの上で売られている“お菓子屋さんの作るパン”に光るものがありますよ~エコール・クリオロ 『クロワッサン』 180円 今までにいくつかの種類のパンを食べたことがありますが、はずれることがないので安心していただいています。このクロワッサンは本当にオーソドックスなものですが、かじるとバターが染み出してきそうな(実際に染み出してはきませんよ~)リッチ感たっぷり♪お菓子屋さんが作るとこうなる!というお手本のようなパンです。 私が最も好きなタイプのバリバリバリバリッザクザクザクッ!という「強い」クロワッサンよりは幾分おとなしい感じ。かみしめた瞬間の感触が、フランスっぽくて(変な表現ですね)好きなんです~。あ、もちろん、ホイルで包んでオーブントースターでちょっとだけ温めてからいただきます。ふわっと広がる香り、さくっとした食感。 クロワッサンはバターが入っているからバターをつける必要はない、と今更ながらに実感。◆エコール・クリオロのパン 『フォカッチャ』 『パニーニ』他のパンについては、家族で眼鏡さんが「エコール・クリオロのパンたち」に美味しい感想をいろいろ書かれていますよ☆ エコール・クリオロに立ち寄って、世界一のお菓子を買われたら、ついでにクロワッサンを一個買ってみて、お味をみて下さいね♪もちろん本店でも扱っています☆ ◆今までのエコール・クリオロに関する記事 エコール・クリオロでお買い物 ・ 楽天 エコール・クリオロの生菓子・焼き菓子・ 楽天 エコール・クリオロの製菓材料 ECOLE CRIOLLO エコール・クリオロ <中目黒店> 2009年3月26日Open!東京都目黒区上目黒1-23-1 中目黒アリーナ10303-5724-3530営業時間 11:00~21:00不定休イートインなし東急東横線・東京メトロ 日比谷線 中目黒駅前エコール・クリオロ 中目黒店の地図<千川本店>東京都豊島区要町3-9-703-3958-7058 営業時間 10:00~19:00 定休日 火曜 ('09年7月より第3水曜は営業)イートインあり / お菓子教室併設東京メトロ 有楽町線・副都心線 千川駅 3番出口 徒歩 2分エコール・クリオロ本店の地図クロワッサンはバリッと音がしそうなのが好き♪と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.29
コメント(8)

エコール・クリオロのサントスシェフは、フランス人でありながらすっかり日本に溶け込み、日本人が好むツボを抑えたお菓子を次々と作りだされています。 お菓子に「駄洒落」をきかせたネーミングをするのもフランス人離れした感覚☆3月にオープンした中目黒駅前新店のオリジナル商品『Nakameguro』の中に、黒い目玉(!?)を入れているのもご愛嬌~。 さて、この写真は…モンブラン?エコール・クリオロ 『モンゴー・マンブラン』 480円 2009年4月27日から販売開始 さらっと見逃している人のために、一応確認。「マ」ンゴー「モ」ンブランではなく、「モ」ンゴー「マ」ンブランですよ☆ この名前は、エコール・クリオロのスタッフとシェフと協議の上、決定したそうです。いきさつは、店長の愛さんの日記「新商品ができるまで」に。 照明の関係で写真の色がきれいに出ていませんが、ぐるぐるの所は本当はもう少し明るめ。 ↓『モンゴー・マンブラン』2つのうち右は“世界一プティガトー”『マルグリータ』 注目の『モンゴー・マンブラン』のお味は? わ~、サントスシェフが作ると、マンゴーもパッションフルーツも、こんなに“円い・優しいお味”になるとは!ちょっとびっくり。 形は確かにモンブランでも、マンゴー、パッションフルーツ等トロピカルフルーツを使っているので、もっと果物果物した感じで酸味が強かったりする?と思っていると、いい意味で裏切られます。とてもまろやか。 メレンゲがザックリ…かと思えば、底はふんわりスポンジ生地。ごろんとしたマンゴーのソテーに、マンゴーとパッションフルーツのジュレが中心から「ここにマンゴーがいるよ~!」と主張します。 巻き巻きしているクリームはなんと、栗+マンゴー。これは不思議ななめらかさ。「濃い」栗の風味を期待する人には、ちょっと違うかも。繰り返しますが、「ふんわりとした優しいお味」です。ほ~。これは新しいモンブラン 今までの◆エコール・クリオロに関する記事 お菓子屋さんのリッチなクロワッサン に続きます 新発売!モンゴーマンブラン4個セットマンゴーと栗が絶妙のマッチング!暑い季節にぴったりのひんやりス... ↑ 世界パティスリー アントルメ1位『ガイア』 φ15cm(冷凍便で配達可)この『ガイア』のデコレーションが進化し、母の日バージョンに変身♪店舗受け取りのみですが、母の日バージョン限定『ガイア』です。 φ12cm ↓ エコール・クリオロでお買い物 ・ 楽天 エコール・クリオロの生菓子・焼き菓子・ 楽天 エコール・クリオロの製菓材料 ECOLE CRIOLLO エコール・クリオロ <中目黒店> 2009年3月26日(木)Open!東京都目黒区上目黒1-23-1 中目黒アリーナ10303-5724-3530営業時間 11:00~21:00不定休イートインなし東急東横線・東京メトロ 日比谷線 中目黒駅前エコール・クリオロ 中目黒店の地図サントスシェフの創りだすやさしいお味にノックアウト!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.29
コメント(6)

またまた、「“世界一のシュークリーム”なんて、大げさな~!」という声が聞こえてきそうですが、これは皆さんご存知の通り、根拠のあるホントのお話 3月に東京ドームシティで行われた世界パティスリー2009 の、プティガトー部門味覚審査1位に輝いたフランスチームの 3品のうちの一つが『マルグリータ』“お菓子でエコロジーを表現”という世界大会の難しいテーマに沿って作られたストーリー性のあるシュークリームです それをお店で販売できる形にしたのがこちらエコール・クリオロ 『マルグリータ』 450円 4月24日から販売開始 『マルグリータ』は、非常に凝った内容のため、本店・中目黒店とも一日20個限定販売です。 「エコール・クリオロ本店が 4月26日に 6周年感謝フェアを開催」、とお知らせしましたが、結局その日に都合がつかず、翌日に買いに行ったお間抜けな私。世界パティスリーのお菓子が新発売されたとあっては、どうしても食べたい。行ってきましたよ~ ※感謝フェアの様子は、その日に本店まで行かれたブログ友達の家族で眼鏡さんのレポートをご覧下さいね☆ マルグリータを半分に切ってびっくり。シュークリームなのに複雑な断面!ぱくぱくっとまずは半分いただきます。真っ先に感じたのは中心のコーヒー味。う~ん、コーヒー大好き♪と思った直後にキャラメルのほろ苦さがふわっ。コーヒーとキャラメル、どちらも好きなお味が時間差で両方楽しめて幸せ☆さらに口の中ではボリボリボリッと気になる食感が。 世界に通じるお味にする時は、「すべて柔らかい」とか「ふんわり、だけ」というのは避けて、必ず何かひとつ“食感を感じさせる物が入る”のが王道。その食感はいくつもありすぎるとだめ。「がりがりボリボリあっちにもこっちにも食感があってはいけない」と、以前世界大会に出場された時の体験談を和泉シェフが語っていらっしゃったのを思い出します。 そう、アクセントは一つ。それが印象的です。サントスシェフがアクセントに選んだのはピーカンナッツ。うるさすぎず、適度なガリボリ感が心地よい幸せをもたらします 肝心のシュー生地は、「世界一の美味しさ」を目指すのであれば、店頭に並んでできるだけすぐに、朝のうちにいただくのがベストでしょう。店長の愛さんも、ブログの「マルグリータ販売開始!」の所で、できるだけ早く食べることをすすめていらっしゃいます。世界パティスリー2009プティガトー『マルグリータ』Marguerita (=マーガレット) 私は他の予定との兼ね合いで、この日はお取り置きをおねがいし、実際に口にしたのは夕方5時半ごろ。ザクザクッとした感じはしっかり残っていましたが、きっとクリームを詰めたて、できたての時は更に美味しかっただろうなーと想像できます。シュークリームの楽しさは、いただく時間によって皮の状態が変化するところにもあるので、これはこれでオッケー。 エコール・クリオロの通常のシューは、ばりんばりんのシュークリーム。注文があってからクリームを詰めるこだわりぶりです。マルグリータはちょっと複雑な構成なので、先にクリームを詰めなければなりませんね。世界パティスリーと同じ状態でいただきたい方は、本店のできあがり時間を電話で確認して、(おそらくは朝一で)注文してその場で食べるのがベストでしょう♪あ~~、私もリピートしなくては。2009年4月27日 夕方5時頃 エコール・クリオロ 中目黒店 世界パティスリーのお菓子を販売! ・アントルメ1位(フランスチーム)『ガイア』 @エコール・クリオロ ・ガトー・ド・ボワイヤージュ1位(日本チーム)『ヴォワイヤージュ』 @帝国ホテル ガルガンチュワ ・プティ・ガトー1位(フランスチーム)『マルグリータ』 @エコール・クリオロ ・ガトー・ド・ボワイヤージュ(フランスチーム)『ナチュラリア』 @エコール・クリオロにて開発中 近日中に販売予定 エコール・クリオロに関する記事一覧 マンゴーと栗のお菓子「モンゴー・マンブラン」に続きます。ECOLE CRIOLLO エコール・クリオロ <中目黒店> (2009年3月26日にオープン)東京都目黒区上目黒1-23-1 中目黒アリーナ10303-5724-3530営業時間 11:00~21:00不定休イートインなし東急東横線・東京メトロ 日比谷線 中目黒駅前エコール・クリオロ 中目黒店の地図エコール・クリオロから目がはなせない!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.28
コメント(14)

湯島のロワゾー・ド・リヨンのお教室が新しくなってから初めての受講。今、帰りの電車の中です。実はパイ生地は今一つ苦手で、かなり避けていたのですが、そうも言っていられないので真面目にお勉強を。ロワゾー・ド・リヨンの加登 学シェフの説明は、以前ル・コルドンブルーで教えていらしただけのことはあり、実に理路整然。それより何より、加登シェフの作りだすお菓子の深い美味しさにいつもひきこまれています☆今日のお菓子は、苺たっぷりのミルフィユ。キャラメリゼしてバリンと薄く焼くフィユタージュ生地の香ばしくて美味しいこと!しっかり焼き込んだ生地に作りたてのクリームを絞って食べる幸せ♪ 最も美味しい状態でいただけます☆☆☆こちらのお菓子教室では、デモだけでなく実習あり。差し替えとなって作った生地はお持ち帰りなので、家でもう一台しあげなくちゃ!! ロワゾー・ド・リヨンの今までの記事はこちら生地はキャラメリゼしてバリンバリンに 苺はたっぷり並べるロワゾー・ド・リヨン 苺ミルフィユロワゾー・ド・リヨン お店のブログはこちら文京区湯島3-42-12 03-3831-9901 営業時間 10:00~21:00定休日 年中無休[サロン・ド・テ(本館2階)]営業時間 11:00~19:00(L.O.18:30)定休日 臨時休業あり 「お店にお問い合わせ下さい」(HPより)東京メトロ 千代田線 湯島駅2番出口から徒歩3分 銀座線 上野広小路駅・大江戸線 上野御徒町3A出口から徒歩3分JR御徒町駅・京成上野駅から徒歩5分 地図 ←ロワゾー・ド・リヨンの 母の日ケーキ『桃と紅茶のケーキ』 (お取り寄せ)※久しぶりに携帯からアップしました。帰宅後に少しだけ加筆しています。バリンバリンのできたてミルフィユが食べたい!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.27
コメント(12)

スイーツ関連の情報満載の人気のポータルサイト Sweet Cafe 主宰、自宅ではお菓子教室をされ、『とびきりスイーツ見つけた!』の著者でもある下園昌江さんが、7月にフランス地方菓子の旅 -アルザスを訪ねて- 6泊8日のツアーを企画。まだお申し込みに若干余裕があるということで、こちらでもご紹介しますね “コンフィチュールの妖精”マダム・フェルベールの、アルザスの果物を使って作るコンフィチュール スイーツ好きにはたまらないメゾン・フェルベールでのコンフィチュールとタルトの講習会、エーグルドゥースの寺井則彦シェフも修行されたジャックでのクグロフの講習会をはじめ、個人旅行では行きにくい場所を訪問。例) パティスリー巡りはもちろん、クグロフ型などの陶器で有名なスフレンアイム村やパンデピス博物館、アルザスの果実で作るリキュールの工場見学ほかパリでは、朝市の見学や人気のパティスリー・ブーランジェリー、製菓道具店、食料品店などを探訪 詳しくは下園さんのブログ に フランス地方菓子をしっかり研究されている下園さんの案内で、無駄なく動き回れる魅力的な内容となっています アルザスの陶器のクグロフ型 イーストを使って焼くクグロフが有名■ 開催日 2009年7月6日(月)~7月13日(月) 6泊8日 ■ 旅行代金 32万円+燃油サーチャージ(別途) エールフランス利用 日程表など詳細はSweet Cafe 旅のお知らせに■ 下園昌江さんへのメールでのお問い合わせはこちらから おまけサロン・デュ・ショコラにも2年連続来日された浅見欣則シェフが働くストラスブールのパティスリー キュブレー(kubler)にも訪問予定。浅見シェフにお会いできたら厨房見学もさせていただけるかも☆(未定) 浅見欣則(あさみよしのり)シェフの『クレ・デ・ヴォージュ』浅見シェフとこのショコラについて、詳しくはこちらに さらに主催者の下園さんにお聞きしたところによると、このツアーのもう一つの魅力は「添乗員さんが面白い☆」とのこと。 「ブルーエコーツアーズの藤本さんは、とっても明るく面白い方なんです。さらに、フランスの食文化や宗教、歴史などにも詳しく、さまざまなエピソードを聞きながら旅行を楽しむことができます。このツアーを終えるころには、藤本さんのファンになっているかも!? 」という楽しいメッセージをいただきました。 単なる観光旅行ではない、目的を持った旅には、また一味違った面白さがありますね。今回私は(本当に残念ながら)参加することができないのですが、パリだけではないフランスのお菓子に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、この機会にどうぞおでかけ下さいね。7月のパリ(今回の旅はアルザスがメインでパリ滞在は少ないのですが、アルザスの写真がないので、フランスのイメージ写真としてノートルダム寺院を)下園昌江さんのHP Sweet Cafe下園さんのブログ Sweet Life 『とびきりスイーツ見つけた!』 下園昌江・著 『小さなジャムの家』 クリスティーヌ・フェルベール著アルザスの地方菓子に興味津々!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.26
コメント(6)

千川のエコール・クリオロ本店が、4月20日に開店6年目を迎えたのを記念し、一日限りの★6周年感謝フェア★を開催♪ 4月26日(日)は、エコール・クリオロ本店始まって以来の大特価。ほとんどの店頭商品(生ケーキもパンも焼き菓子もチョコレートも)が 通常価格から20%オフとなります♪ (※一部対象外あり) 3月23日のケーキ写真※対象外商品ワインは10%オフ。カフェと配送料は対象外。予約のホールケーキやインターネットで注文の店頭お渡し商品等も対象外。4月26日当日は混雑が予想されるため、お取り置きはできません。このフェアは6周年をむかえた本店のみ開催。この3月にオープンしたばかりの中目黒店では行われていませんので、ご注意を。3月23日のケーキ写真 世界パティスリーのお菓子販売・第二弾 アントルメ1位の『ガイア』の販売に続き、プティガトー1位の『マルグリータ』(シュークリーム)も、ついに4月24日から販売開始。非常に凝った内容のため、本店・中目黒店とも一日20個限定販売です。さてさて、どんなお味~? 世界パティスリー2009 プティガトー『マルグリータ』Marguerita ガイアを作るサントスシェフ (店長日記) マルグリータ販売開始! (店長日記) エコール・クリオロに関する記事 ECOLE CRIOLLO エコール・クリオロ <千川本店>東京都豊島区要町3-9-703-3958-7058 営業時間 10:00~19:00 定休日 火曜 ('09年7月より第3水曜は営業)イートインあり / お菓子教室併設東京メトロ 有楽町線・副都心線 千川駅 3番出口 徒歩 2分エコール・クリオロ本店の地図エコール・クリオロ 本店へGo!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.25
コメント(8)

夏になると店頭に華やぐグラスデザート。ヴェリーヌ、ヴェリンヌ、ベリーヌなどの単語が去年の夏頃から特に目につくようになってきましたね 流行の発端はピエール・エルメのグラスデザートからとも言われています。 プティガトーは、普通お持ち帰りを考え、ある程度の強度が必要ですが、グラスデザートはかなりゆるめでも大丈夫。お菓子の可能性が一気に広がりますね。 そんな夏のイメージが強いグラスデザートですが、ひそかに進化を遂げ、他の季節でも存在感を示しつつありますよ~。 サロン・ド・テ・スリジェ(洋菓子スリジェ) 『ベリーヌ プランタン』(数量限定) 525円 printemps=春 苺とパッションフルーツのクレームはあっさりした食感。苺味がふんわりと香り、パッションフルーツは酸味はあるものの酸っぱすぎるということはないので、食べやすい爽やかさ。ちょっと口の中に何かがあたる…?シャキシャキッ??あ、ココナッツだ!中にはココナッツのダックワーズが潜んでいました♪上に苺・ブルーベリー、ラズベリー、黒すぐりが飾られ、粉糖でお化粧。やわらかな春そのもの印象です。 和泉シェフがスリジェを退社される前に行われたアントルメの会の帰りがけに、お土産に買って持ち帰ったのがこの二品。 斬新な色使いやデコレーション、クラシックなバタークリームの薔薇、小ぶりでぎゅっとおいしさが詰まったタルトなどをさんざん堪能した後ですが、どうしても食べたかったの~ サロン・ド・テ・スリジェ(洋菓子スリジェ) 『ベリーヌ オートンヌ』(数量限定) 525円 automne=秋 冷凍技術の大いなる進化により、栗のお菓子が春にも楽しめるようになりました。(宝塚歌劇の歌にもあるように)“花と紅葉が一度に見える♪”状態。 和栗のクリームがたっぷりですよ~~マロンのババロワのアクセントにはキャラメルが。中にはグリオットチェリーも入って単調にならないように工夫がこらされています。まずは半分だけ食べて、あとは翌日に…なんて思ったのですが、気づくと完食。うぅぅ 絶対食べすぎだ。 ベリーヌを二つ並べてみると、楽しい目の錯覚が。どちらもφ4.7cm×8cmの器ですが、春の方がスリムで、秋の方が背が低く見えますねー。フルーツの飾り方や色合いによって違って見えるのが面白い!今までこのブログでご紹介したグラスデザートは ・デフェール 安食シェフ(当時)の 『ちゅらうみ』 ・エコール・クリオロ サントスシェフの 『ジュレライチ』 ・ドゥ・パティスリー・カフェ 菅又シェフの 『ヴェリンヌ・ジョンヌ、ヴェリンヌ・デュック』 ・帝国ホテル ガルガンチュワ 望月シェフの びっくりグラスデザート『サバラン』 グラスデザートは今後更なる進化をとげそうですね 『一流シェフのとっておきカップデザート』安食シェフ、和泉シェフ、奥田シェフ、マドレーヌシェフ他 8人共著 カップデザートの発展。それにはどんなデザインの可能性が?…世界を見てみましょう。 世界パティスリー2009 各国が提案するグラスデザート(φ3.8cm×高さ8.5cmの細長グラス使用) 国名ABC順 オーストラリア 中国 フランス イタリア 日本 マレーシア シンガポール U.S.A. グラスの中の小さな世界に、様々なデザインが生まれそうですね☆ ヴェリーヌ(ベリーヌ)とは?『料理通信』の編集長で『東京手みやげ逸品お菓子』の著者、君島佐和子氏が、「TRIPPA通信」に、その詳しい解説を。グラスデザートを楽しめるのは夏だけではなさそう!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.24
コメント(10)

お菓子屋さんの名前がそのままお菓子の名前になっていると、そのお店を代表するお菓子かな、と思い、初訪問の時には必ず買うようにしています。華麗なケーキが並ぶ店内でも、お店の名前がついたお菓子は意外に素朴な焼き菓子だったりすることが多いんですよ☆ 例えば、 パティスリー キャロリーヌの『キャロリーヌ』中川二郎シェフは“キャロリーヌ=小さいニンジン”を、バターとアーモンドの香り高いシンプルな細長い焼き菓子として表現。(『キャロリーヌ』のレシピは『人気パティシエが教える評判の焼き菓子』に掲載) アン・プチ・パケの『アン・プチ・パケ』及川太平シェフの作るこのお菓子は、飾り気が全くない、拍子抜けするほどぶっきらぼうなメレンゲとバターの丸デコ型焼き菓子。シンプルすぎるその外見ですが、食べるとなんとなく心惹かれ、リピートしたくなる不思議な魅力が。 他に、店名がお菓子の名前になっているものをご存知でしたら、どうか教えて下さいね☆ それでは、サロン・ド・テ スリジェ(フランス菓子スリジェ)では?和泉シェフの頭文字から名付けた『 I 』に続き登場するのは…『タルトスリジェ』 Tarte cerisier φ12cm 1,050円 和泉シェフのアントルメ会の最後を飾るのは、三種類のタルト。スリジェでは、φ12cmの可愛らしいサイズで数種のタルトを展開しています。上品な丸い箱に入ったこれらのタルトは、なんと全ての生地を(同じパート・シュクレでも全て)、フィリングにあわせ微妙に配合を変えています。さすが、生地にこだわる和泉シェフ その中に、絶対にはずせない『タルトスリジェ』が。 cerise(スリーズ)=さくらんぼ cerisier(スリジェ)=桜の木 軽くて甘くないブリゼ生地、ピスタチオのクレームダマンド、さくらんぼのキルシュ漬けを組み合わせ、表面にはサクサクした食感のシュトロイゼル(ソボロ)を。小さいけれど非常~に印象深く、相性のよい完成された味わい ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~『タルト・オ・ミラベル・オ・フリュイ』 シルパンの上で焼いているので底は網目状でまっ平ら ミラベル(黄すもも)参考写真 φ3cmほどの(杏に似た)ミラベルを中心に、洋梨、さくらんぼ、グロゼイユ、カシスを焼きこんだ贅沢なタルト。やや厚めに敷きこんだ生地がしっかり。見た目の艶やかな美しさも魅力的~♪ ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~『タルト・オ・ザブリコ』 abricot(アブリコ)=アプリコット(杏) クレーム・フランジパーヌ(クレームダマンド+クレームパティシエール)の上の肉厚なアプリコットがふっくらとして豊かな印象。酸味がきいています♪ 長きにわたってご紹介してきました今回の和泉シェフのアントルメ会は、この3種のタルトを含め、全11種類。プティガトーだけでは味わえない、アントルメならではの楽しさをたっぷり堪能しました~主催者であり『アフター6のスイーツマニア』の著者・平岩理緒さんに感謝!「8人でアントルメをわけあう会」という人数設定は絶妙。 私は<1,2,3,4,5,7>の6個をその場で食べ、それ以外はお持ち帰りにしてその晩から翌朝にかけていただきましたが、この8人の半分くらいの人は全てを食べきり、さらにこの後、ノリエットとフラウラに寄ってまだ食べるという超人ぶりを発揮。スイーツマニアの世界って、どこまで深いの~私なんて、まだまだまだまだ。 2009年4月5日 和泉光一シェフ ※掲載許可をいただいています 和泉シェフ、スリジェのスタッフの皆様、本当に楽しいひとときをありがとうございました! ※和泉シェフは、2009年4月20日を最終日としてサロン・ド・テ・スリジェを卒業されました。 『主張する生地』 和泉光一・著アントルメの会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代フランス菓子 スリジェ(サロン・ド・テ・スリジェ)東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありません店名が名前になっているお菓子は必ず食べなくては!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.22
コメント(14)

きちんと作られたバタークリームは美味しい♪と、これをいただいた時に思いました。昔懐かしい感じはありながらも、柔らかく一番いい状態でいただくバタークリームは、ふんわりサロン・ド・テ・スリジェ 薔薇のデコレーションケーキ トップからサイドにかけての流れるようなラインが実に美しい。英国のシュガーデコレーションの技術を応用し、きれいにカバーしているとのこと。 細かい絞りに目が点に。薔薇の花は、二色のバタークリームを使い分けて絞っていますね。花びらの周りの色は淡く、中心は濃く。素敵です。 アントルメ会の8個目に登場したこれは、当初の予定にはありませんでしたが、当日目にしてやっぱり食べてみたい、という方がいらして、急遽追加リクエスト。ラッキーでした。 また、プロのカットは本当に気持ちいい☆スパッ!とした切り口が素敵。 サロン・ド・テ スリジェでは、駅の反対側にレストランとサロン・ド・テが移転して以来、こちらの以前からあるビルではお食事はできなくなっています。一階がテイクアウトのケーキショップ、右の入口から地下におりると、お店のケーキがいただけるティールームになっています。 このビル全体が“スリジェビル”なんですね。壁の中心には堂々とスリジェのさくらんぼマークが。 ※ 和泉シェフは、2009年4月20日をもってサロン・ド・テ・スリジェを卒業されました。今後のご活躍に期待します。アントルメの会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代フランス菓子 スリジェ(サロン・ド・テ・スリジェ)東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありませんバタークリームを柔らかくしていただくととても美味しい!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.20
コメント(20)

お菓子の名前が店名と同じだと、それはお店を代表するお菓子に違いないと思い、買いたくなりますね☆ましてや、パティシエご本人のお名前がついていれば、どれほど想いがこもっているものなのか、食べるのがすごく楽しみ♪ ところが、とても控えめな名前の付け方をしているため、それがシェフの名前だと気づかないことがあります。今回ご紹介するものがまさにそれ。 サロン・ド・テ・スリジェの『 I 』(アイ)です。 (これ↓はアントルメ) 『 I 』といえば、「私は」とか「愛」?とか思っていました。でも、この I は、和泉シェフの頭文字の I だそうです。伺ってびっくり!そうでしたか~。 では、このお菓子には、どんな思いいれがあるのでしょう? プラリネのババロワ、アプリコット、そしてバニラのブリュレにダッコワーズ生地。 この取り合わせのベースとなったのは、世界大会のWPTC2008(チームJAPAN総合2位)の時に作った プティガトーの『オール(ORE)』。 それを発展させ、お店で出せるアントルメに作りかえられました。このお菓子は、濃厚なプラリネが意外な軽さを持ち、杏のフレッシュさがたっぷりと楽しめますスソにつけたカカオニブもガリガリガリガリッと食感の刺激に。お皿を持ち上げると、ぷるぷると左右にふるえる柔らかさ♪ヘーゼルナッツのクレームが重くなく、おいしいっ 和泉シェフは、2009年4月20日を最終日としてサロン・ド・テ・スリジェを卒業されます。新しい世界に進まれるのを心から応援いたします。 『主張する生地』 和泉光一・著アントルメの会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代フランス菓子 スリジェ(サロン・ド・テ・スリジェ)東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありません世界大会に使ったケーキへの思い入れは特別♪と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.19
コメント(8)

講習で習ったショートケーキ(左上)の写真がかすんでしまうほどの、実にインパクトのあるケーキ写真でしょう 華やかですね~。 パティス・ガストロノミー協会(Patis)の、パティシエを招いての特別講習の時は、習ったケーキの他におまけがつきます♪サロン・ド・テ・スリジェのお菓子 2009年4月12日 このプティガトーの中から食べたいものを一つどうぞ、という状況☆どれも美味しそうで激しく迷います~なかなか決まらない!どれを選びます?<プティガトー> この中から1個 (写真左手前から右へ順に後ろへ) 『モンブラン』 愛媛産の栗 『タルトフレシェール』 4種のフルーツ 上はメレンゲ。周りにフランボワーズ。朝クレームを詰めてフレッシュ感を出す。 『ルビー』 フランボワーズ入りクレーム・ダマンド、生チーズと3種の果物のクレームをのせたピンク色のケーキ 『ソレイユ』 オレンジとミックスフルーツ、ホワイトチョコレートのクレーム。コンクールに勝ちだした時に作った思い入れの強いお菓子。 『C.C.B.』(セー・セー・ベー) チョコレートムースとトロ~ンとしたキャラメル 『イビサ』 真っ赤なレッドルバーブ入り苺とバニラのクレームブリュレ 上はメレンゲ 『オペラ・プラリネ』 キャラメル、ヘーゼルナッツ、プラリネの横長オペラ。伝統を守りながらオペラを新しく作りかえた。 『ケリー』 マンゴー、キャラメル、ミルクチョコ 横長で上にマカロン。世界大会で使ったルセットを新しく作り変えたもの。 『カサノヴァ』 上にバナナ、横長トロピカルなシブースト。生地感が強く、スタッフ人気NO.1 『ジャスマン』 世界大会でも使った高価なジャスミンティーを利用したババロワーズ 上にシャンティーショコラを絞る。 和泉シェフの説明で、どれも魅力が倍増!選ぶのに大いに迷います。 『ガトー・オ・フレーズ』(苺のショートケーキ)、ワゴンの中から1つ選んだプティガトーをいただくだけじゃありません。まだまだおまけは続きます。<焼き菓子>3種 『ベニエ・オランジュ、ショコラ、マドレーヌ』<アントルメ> 『 I (アイ)』 チョコレートとプラリネのケーキ 又は 『プロヴァンサル』パッションのシブースト のどちらか一カット<ケイク> 2種のうちどちらか この日は、会場に早く着いた人から順にケーキを選ぶことに。一番に気になっていた『オペラ・プラリネ』は早々に品切れ 私が選んだプティガトーは…じゃじゃ~ん『C.C.B.』 <プティガトー> ケーキを常温にしばらくおいてから食べることをあまりしない人のために、冷蔵庫から出したてすぐでもキャラメルが柔らかく美味しく食べられるように和泉シェフが工夫されたのがこの『C.C.B.』。お酒でマリネしたセミドライイチジク・アプリコットの食感も加わって、味わい深い♪ 断面を見ておわかりのように、チョコレートのムースは空気がたっぷり。とろ~~んとしたキャラメル、大好き~~ 丸々一個食べて大満足。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~『プロヴァンサル』 <アントルメ> 伝統のお菓子シブーストの進化形。薄いパータ・フォンセの生地の中にパッションフルーツのシブーストクリーム(カスタードクリーム+メレンゲ)。周りはサクサクザクザク、中がまったりネットリ、トロピカル~ 『プロヴァンサル』カット 今回の講習会には、ブログ友達で面識もあるmarielilieさんも同じ時間に参加されていらっしゃいましたのに、不思議なことにお互いに全く気づきませんでした!それだけ目がケーキだけに集中してしまっていたのでしょうか~ちょっとびっくりです。和泉光一シェフ ※掲載許可をいただいています 4月20日にスリジェを卒業された後は、しばらくは自分の時間を大切にされるとのこと。今まで仕事をしているとなかなかできなかった海外での生活や、国内のイベント参加も積極的に。また、今やっているルセットをもう一度見直し、材料を考え直したりして整理。材料の産地まで出かけ、栽培されている所を見てくるなど、忙しく過ごされるご様子。 新店オープンはしばらく先になるようですが、「お客さんがただ買い求めるだけでなく、集まってくれる場所にしたい」と。その日が待ち遠しいですね!今までに受けたパティスの特別講習 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 和泉シェフの近々の活動としては、2009年 5月3日(日)~5月6日(水) G.W.に軽井沢で行われるイベントCu-cal(クーカル)カフェに登場。信州フルーツを使ったアシェットデセール(皿盛りデザート)を目の前で仕上げて下さいます。詳細はCu-cal(クーカル)スタッフブログに。また、このイベントで和泉シェフと共に仕事をする接客スタッフを一部公募予定。和泉シェフを含め、スタッフ全員が近隣の宿泊施設に泊まる合宿スタイルとのこと。こちらの詳細はスイーツ大好き委員会のHPに随時更新されますので、ご興味のある方はお見逃しなく 『主張する生地』 和泉光一・著次ページ プラリネのケーキは世界大会のアレンジに続きますアントルメ会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代どれを食べるか迷う、迷う!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.16
コメント(6)

同じ苺のショートケーキでも、前ページの丸いアントルメはお誕生日ケーキとして見慣れた形、万人に親しみやすい味をしています。全く違った生地を使い、名前は同じでも異なる印象をもつお菓子を作りだしているのが和泉シェフのすごいところ 苺のショートケーキ 『ガトー・オ・フレーズ』 2009年4月12日 お店では、この生地を使ったものは、通常はプティガトーのサイズで販売。お客様からこちらが好きなので大きく作ってほしい、というリクエストがある場合は、このタイプで大型を作ることも。(この生地は、シート状に焼いてカットしてアントルメにも使え、プティガトーにもなる生地) サロン・ド・テ・スリジェのアントルメ会の記事の途中ですが、ちょうどパティス・ガストロノミー協会(Patis)で和泉光一シェフの講習会がありましたので、こちらを先にご紹介。和泉シェフがスリジェを卒業されるのは、4月20日。“サロン・ド・テ・スリジェの和泉シェフ”としての最後の講習会です。テーマは「究極のショートケーキ」※掲載許可をいただいています「ぼくらの世代は、ショートケーキを軽く考えているかもしれない。最初から、あたりまえのように存在していたから。」「口溶けと生クリームの相性はどうか、食べ終わった後、最後に何を残したいか」「生クリームは北海道産原乳を使うのか内地産を使うのか、苺の硬さをどう考えるか、粉は何を使うのか、卵をどうするか」「生地、クリーム、苺だけのシンプルなお菓子であればあるほど、簡単に作れば簡単だし、こだわればすごく奥深い。」 “日本独自のショートケーキはフランス菓子ではないから”と、お店に置くのをためらうフランス菓子パティシエもいる中、和泉シェフは日本で根強い人気のショートケーキを再構築。 ひとつには、フランスのものに近づけるため、香りに注目し、その中心となる素材を研究。アーモンドの香り、ベリー、そしてアンビバージュに使うお酒の香りは? 以前は“軽いスポンジにアンビバージュを打たない”方向。それを、生地を変え、クリームの乳風味の強さに負けない甘さを持たせるようにし、さらにその甘さを感じさせないようにキレのよいお酒を選ぶ…など、この一つのシンプルなお菓子を作り上げるために次々と思いを重ねていきます。 しっかり乳化 和泉シェフが苺を選ぶため産地まで足を運ぶなどしていることに対し、Patis主宰の鈴木博士シェフは「苺ありきでルセットを考えたのか、ショートケーキのイメージが先にあってそれにあわせて苺を選んだのか」を質問。 その答えは…。プティガトーは小さいので、インパクトを残すため生地を重視。まず生地を主体に考え、それにあう生クリーム、苺を選んだそうです。そのため、まず、ある素材をベースにリッチな配合の生地を作ります。 和泉シェフが重視するのは「最後に何を残すか」。それぞれのシェフの考え方により、めざすお菓子が変わってきます。最後に苺が残るのか、乳風味を残したいのか。 今回目指したのは「最後に全部が一緒にダ~ッとなくなっていく」こと。そのため、最初にドン!と風味を感じるものをもってきて、同時に苺の風味を感じさせ、そしてスパッと切れて残らないように粉を選び、最後にスッとなくなるキレのよいお酒を選びます。 う~むむむむ。言葉で書くと難しいですね。 苺はヘタをとってスライス。道具にもこだわります。ここでは、水分が出ないようになるべくよく切れる包丁を使うのがポイント。 さらなるワザは「苺の空中切り」。↓写真に撮ったつもりですが、スピードが全然追いつきませんでした~左手に持った苺を、まな板に置かず、空中でスパスパッとスライス。早業です。この方法だとドリップが少ないとのこと。こ・この切り方は難しそう~。 苺を切る方向、並べ方、生地の重ね方や他にも色々こだわりが。美味しく作ろうとすると、隅々にまで心配りが必要!これは家庭でも使えます。それを見ることができるのが講習会の醍醐味♪お勉強になります。 説明を聞いていると少し重めの生地のような気がしましたが、実際にいただくと濃くしっかりとした味わいの上、口溶けがいい。ふわっふわに軽いわけではありませんが、重くなく、いえ、やっぱりふんわり軽い。味わい深い~。苺の酸味もすごくバランスがいい 本に↓このタイプの『ガトー・オ・フレーズ』のルセットが。 『主張する生地』 和泉光一・著次ページ パティスの講習会の試食はすごい! に続きますアントルメ会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代ショートケーキ、食べ比べてみたい♪と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.13
コメント(12)

ふんわりとしたスポンジ生地、真っ白な生クリームに苺がのったショートケーキは、日本のお菓子屋さんの定番 この、いわゆるショートケーキは、フランスにはありません。2番目にご紹介した、苺を使うフランス菓子 『フレジェ』 について和泉シェフは、 「日本のショートケーキはフレジェとは全然違うものに位置する、と、ぼくは考えています」 フランスやヨーロッパ各地でお菓子を学び、フランス菓子を極めたシェフのお店が増えています。その一方で、「ふわふわ」「しっとり」とした食感を好むといわれる日本人の間で、 苺のショートケーキは、不動の人気を誇っていますね サロン・ド・テ・スリジェ 『ガトー・オ・フレーズ』 アントルメ fraise=苺 きれいですねー。このシンプルな美しさ♪デザイン性が高くスタイリッシュなフランス菓子も大好きですが、苺と生クリームと生地だけのショートケーキを見ると、ほっとする嬉しさが。 世界コンクールで味覚1位を受賞するようなパティシエ・和泉シェフが苺のショートケーキを作る時には、どんなこだわりがあるのでしょう? 和泉シェフはこのお菓子も、アントルメ(大型)とプティガトーで全く配合を変えて作っていらっしゃいます アントルメは「お誕生日ケーキ」として使われることが圧倒的に多いため、子どもから年配の方まで誰もが安心して食べることのできるお味に。“普通の作り方の”ジェノワーズ(スポンジ)生地を使い、粉にこだわります。 苺は、実際に栽培している産地まで足を運び、生地とクリームとのバランスを考えて選び、切り方、並べ方にも工夫を。サロン・ド・テ・スリジェ(フランス菓子スリジェ)のショーケース ショーケースに並ぶ苺のショートケーキは、アントルメとは全く違ったお味!小さくカットされたこのプティガトーのサイズにあう、インパクトのある生地が使われています。「まず生地ありき。」そして、他の素材をその生地にあわせます。 ラッキーなことに、たまたま、このアントルメの会の一週間後に、和泉シェフの「サロン・ド・テ・スリジェ時代最後の講習会」に参加しました~そこで、プティガトーの『ガトー・オ・フレーズ』を習いましたよ☆☆☆詳しくは次ページ 番外編:和泉シェフの『ガトー・オ・フレーズ』講習会 に 『主張する生地』 和泉光一・著↑こちらの本の中には、プティガトーのガトー・オ・フレーズの作り方が。アントルメの会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代フランス菓子 スリジェ(サロン・ド・テ・スリジェ)東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありません苺のショートケーキへの思いは格別♪と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.12
コメント(18)

生クリームの輝く白ではなく、色合いがやさしいアイボリーのケーキ。上にフランボワーズと苺が飾られていますので、きっと中にも入っているのね、と想像できます。 最先端の濃いオレンジ色、濃い真紅のケーキが続いた後に、スッキリとしたデザインで口当たりのよさそうなアントルメが登場。緊張感は一気に溶け、心なごむ思いです。金箔ではなく銀箔が飾られているのは珍しいですね『レトゥ』 laiteux(se)=乳白色の、乳のような 見た通りになめらか~~~なアーモンドのクリームの間に入る赤いジュレは、フランボワーズと苺。ジュレは少しゆるめで、全体の柔らかさになじんでいます。 バニラのブリュレ、そしてしっかりとした美味しさを感じさせるダックワーズ生地。カリッと口にあたったのは、中に入った小粒のグロゼイユ(赤すぐり)。酸っぱい! アントルメを食べ続けている場所は、お店の地下のサロン・ド・テ。スリジェのレストランが駅の反対側に移転した時に閉鎖されたサロンが、いつの間にか再オープンし、全時間帯、ケーキがいただけるようになりました 昼でも陽がささない地下。スタンドの灯りが落ち着いた雰囲気を盛り上げます。時を忘れ、ここで心ゆくまでケーキを食べ続けている私たち… サロン・ド・テ・スリジェ 『主張する生地』 和泉光一・著『ガトー・オ・フレーズ』 に続きますアントルメ会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代フランス菓子 スリジェ(サロン・ド・テ・スリジェ)東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありませんシンプルなデザインのケーキが好き♪と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.10
コメント(16)

真っ赤でツヤツヤな グラサージュショコラ仕上げ は最近時々目につくようになりましたが、真っ赤でマットな質感の ピストレ・ショコラ仕上げ は、まだ珍しいかも? サロン・ド・テ・スリジェ 和泉シェフのアントルメ会。4個目には、一つ前のオレンジ色の『エソール』同様、チョコレートが吹き付けてあります。注目はそのあざやかな「真紅」の色サロン・ド・テ・スリジェ 『イリュージョン』 φ15cm illusion=錯覚、幻影 ヨーロッパでは、マカロンにもかなりカラフルな色粉を使い、賑やかな色合いのものがお店に並びます。日本のお菓子屋さんでは、可愛らしい色重視のところと、ナチュラルな色にこだわるお店、あるいはその両方をおくお店と、それぞれポリシーを持って工夫をこらしているように思います。 今回の和泉シェフの提案は、フランボワーズを使い、ど~んとストレートに真紅のお菓子。見ただけで赤いフルーツとチョコレートのお菓子かな、と想像できるわかりやすさですね。 イリュージョン 断面 よーく冷えた状態で登場。フォークをいれると、なめらかな手ごたえの後、底の部分でザクッ!と切れましたので、あれっ?と注意をひかれます。がっちり固まっている所にガツッ!と当たるのではなく、固まっているのにフォークがザクッと入る。とても心地よい手ごたえ。 口にするとムースもジュレもスーッと軽く、とても滑らかそしてシャリシャリザクザクザクッという食感が残ります。軽くザクザクザク…。ジュレの部分はフランボワーズと苺。中にはレッドカラントなど赤いフルーツの酸味やキャラメリゼしたナッツも食感に彩を添えます♪ 和泉シェフは、底の食感について「ガツッと硬いのが嫌なので、フィヤンティーヌが湿気らないようにし、手で持ったら集まってはいられなくて溶けるくらいの硬さに調整しています」と説明。やっぱり意識して硬くなりすぎないようにされていました☆ イリュージョンという名前も素敵♪ 『主張する生地』和泉光一・著アントルメ会 もくじ ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 2ページ前に、「アントルメとプティガトーでは、基本的には配合が違う」と書いた上で、「同じ配合のものもあるかも?」と問いかけっぱなしにしてしまいました!ちょっと補足を。 昨日、テオブロマの土屋シェフの講習の時にお聞きしたところ…。 大きな丸いお菓子の場合は、周りを囲む生地の厚み、中に入るムースや生地の分量をそのサイズにあわせて作るので、プティガトーにする場合、そのまま縮小するとバランスが狂う。(アントルメとプティガトーでは配合を変える) カードル(角セルクル)を使って仕込む時は端まで同じ生地やクリームが重なり、どこを切ってもバランスは同じ。大きいサイズて売る時と小さいサイズでは配合は変えていない、とのこと。なるほど、わかりやすい説明に納得です。 また、この時習ったお菓子は『オペラ』で、バタークリームやガナッシュが使われる濃厚な味わいですが、ベストな大きさは好みで選べるともいえます。(濃いお菓子のため、シフォンケーキのように大きく切り分けることはありませんが。) 例えばお茶の時間にいただくプティガトーのサイズ(3cm×8cm位~)はもちろん、パーティーの時に銀のトレイにずらっと並ぶプティフール(手でつまめる一口小菓子)のサイズに切っても、この配合のままでO.K.です。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~次のページ『レトゥ』に続きますアントルメを食べながら色々な発見が!…と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.08
コメント(10)

あざやかなオレンジ色のチョコレートに覆われた、とっても目立つアントルメ『エソール』。今回いただいた中でも、その色とデザインで、異彩を放っていました。ちょっとシュールで、ユニークですサロン・ド・テ・スリジェ 『エソール』 essor=飛翔、発展、飛躍 これは、春から夏に向けてのアントルメ。和泉シェフがスリジェを離れる今この時に、“飛翔”というネーミングのお菓子はぴったりですね。 お味はヘーゼルナッツとビターオレンジの組み合わせ。最初にさわやか~なオレンジの香りがして、しっかりと生地の食感を感じます。少ししてから後口に残るのがヘーゼルナッツの香り。 断面は複雑。美しい層になり、ヘーゼルナッツのビスキュイ生地は二枚使われています。 チョコレート用の色素の質が飛躍的にアップしたのでしょうか?ここ数年、本当にあざやかな色合いで独特の質感のものが登場するようになりましたね。赤や黄色の、今までに見たことがないような思い切った色を吹き付けた仕上げのケーキは、最先端な雰囲気ですね。少し前まで、チョコレートケーキがどれもこれも同じ茶色の「ピストレ」仕上げになっていた大流行を思い出します。 私がこの手法に初めて気づいたのは、昨年2008年夏、ベルギーのファブリス・コリニョンでオレンジ色のラベンダーのケーキ『ラバンダン(Lavandin)』を食べた時だったかもしれません。この時はすごい色に仰天し、怖いもの見たさでおそるおそる食べました ここでぐっと注目を浴びるのは、今まであまり大切にされてこなかったホワイトチョコレート。「カカオマスの入っていないホワイトチョコレートは、チョコレートとはいえない」とされることがあり、特にフランスのショコラティエからはチョコレート扱いされないことが多いと、以前何度かご紹介しました。参考: 和泉シェフのX'masアントルメホワイトチョコレートをオレンジ色に染めた『美香栞mi-kan(みかん)』 カラフルに染めるには、普通のチョコレートでは色が出せません。美しい仕上げができるということで、がぜんホワイトチョコレートの白さに人気が集まりましたね。その白い色のおかげでお菓子の仕上げの可能性がぐんと広まったとは、本当に面白い! ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~外は桜の季節ですが…。 花より団子。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 『主張する生地』 和泉光一・著次のページ『イリュージョン』に続きますアントルメ会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代フランス菓子 スリジェ東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありませんチョコレートはどんどん美しい色になっていく!…と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.07
コメント(14)

なんという鮮やかな赤い色と可憐な薔薇の花びらなのでしょう!これはフランス菓子の定番フレジェであって、フレジェを超えた愛らしさ。うわ~っ、すごい、と思わず見入ってしまう華麗な姿です。このタイプのデコレーションは、和泉シェフのお菓子にはあまりないかも。サロン・ド・テ・スリジェ 『フレジェ・オ・ローズ』 16.5cm×13.5cm 楕円 前ページの『ミルフィーユ・オ・ポンム』に続き、2個目のアントルメは『フレジェ・オ・ローズ』 。薔薇のフレジェという名の通り、ほのかに薔薇の香りが。ピスタチオ入りの緑のビスキュイも彩を添えます。 フレジェといえば日本で人気のショートケーキのフランス版のように言われることもありますが、内容はちょっと違いますね。アーモンドなどが入った生地はさほど厚みがなく、ふわっふわな食感を求める日本のショートケーキとは別のところを目指します。生地よりも苺を包み込むクリームの方がボリューム感たっぷり。 クリームは、クレーム・オ・ブール(バタークリーム)にクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)をあわせて少し軽くしたクレーム・ムースリーヌが定番。日本が更なる軽さを求め泡立てた生クリームで飾るのに対し、もっと味も硬さもしっかりとしたクリームというイメージが。 ところが和泉シェフは、このアントルメも「できればお持ち帰りではなくカットしたらすぐ食べてもらいたいお菓子」として最初に出されました。ちょっと意外。重くないのかな?どんなお味?『フレジェ・オ・ローズ』 ああ!目の前に登場したフレジェの断面を見て納得。持ち歩いたら崩れそうなクリーム!これはすぐこの場で食べたいですー。全体の甘さはしっかりありますが、なんといってもクリームがとろける柔らかさ!フレジェと聞いて想像するものよりも遥かに軽く、驚きがあります 著書の『主張する生地』の中でも書かれていますが、フレジェに関しては各パティシエがクリームの濃度にそれぞれのこだわりを持つとのこと。和泉シェフのクリームは、アングレーズベース。さらに考え抜かれた製法でクリームを軽く仕上げます。 味は苺が強い。薔薇は?…薔薇…、あっ、食べきった最後にふわっと香りがします。ほんのり。あまり薔薇の香りが強いより、私はこのくらいの、あるか無しかに香る方が好きですねー。特にこれはフレジェ(fraisier=いちごの木)という名前でもありますし、主役は苺。薔薇はほのかに香って上品な気がしました。お菓子に使う薔薇の香りって、いかがですか?スリジェのティールームに飾られていた大輪の薔薇 ところで、「こんなに柔らかいと、カットしてお店で売ることができないのでは?」と疑問を持たれた方、いらっしゃいます?私の頭の中は、答えを探してフル回転。(頭の体操になりますね♪) じつは、アントルメとプティガトーでは、基本的には配合が違うんですよ~!アントルメ=(いくつか意味がありますがこの場合は)丸ごとの大きなケーキ 大きいサイズのものをそのまま縮小したのでは、一個を食べ終わった時に感じる甘さ、満足感が足りないこともあり、小さく作る時には甘さを強めにする、というのも一例です。生地やクリームのバランスは、大きさによって変化し、一切れを食べてちょうどよいと感じられるように調整されます。硬さ・柔らかさも変わってきます。 参考:オーボンヴュータン モンブランアントルメと普通サイズのモンブランの違い …というようなことが一瞬のうちに頭を駆け巡り、和泉シェフにお聞きしてみました。「フレジェを店頭でカットして売られる時は、これではないですよね?」 そうそう、といった感じで「その時はもっとクリームを強くしなくちゃね。」と笑顔でお答えが。あ、やっぱりプティガトーにする時にはこの柔らかさではないのですね。このフレジェのアントルメは、デザート感覚。今回、ここでいただけてよかった~~~♪ プティガトーは気軽にお店で買って帰れますが、アントルメを持ち帰るのは、お祝い事など人が集まる時でないと、なかなか機会がありません。今回のようにいくつものアントルメをその場でいただけるのは貴重な経験。主催の平岩さん、ありがとうございました~。※アントルメとプティガトーは、全て配合が違うわけではなく、中には同じものもあるのかも。そのままカットして持ち帰っても大丈夫なものもありますし…。このあたりは、プロのパティシエの方にお聞きしてみたいですね。次のページに続きます(もう少しテンポアップして書かなくては!)↓今回いただいたお菓子のうち、5個がこの本に掲載されています 『主張する生地』 和泉光一・著和泉シェフのお菓子・講習 これまでの記事一覧フランス菓子 スリジェ東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありませんアントルメをその場で食べるっていい企画!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.06
コメント(14)

和泉光一シェフがサロン・ド・テ・スリジェを卒業され、いよいよ独立準備に。和泉シェフがいらっしゃるうちにと、お菓子好き8人がお店に集まり、アントルメを盛大に食べてきました『ミルフィーユ・オ・ポンム』 φ15cmアントルメ 軽いお菓子から食べ始めるのが鉄則ですが、最後の方で食べきれない場合、お持ち帰りすることを考えて、「持ち帰らずにできるだけ早くこの場で食べた方がいいアントルメ」から順に出していただきます。 まず最初に現れたのは、よーく焼きこんである薄切りリンゴのキャラメリゼがのったミルフィーユ・オ・ポンム。見るからに美味しそうな焼き色がついていて、可憐なお花のような形にもインパクトがあります♪ 絞ってあるのはキャラメル風味のバタークリーム?最初から重そうなものが登場し、ちょっとびっくりでしたが…。 いただくと、中心まで茶色くしっかり焼き上げた薄いパイ生地がパリパリパリパリッ。上のリンゴもバリッ、と気持ちよい音をたててくれます。頭に心地よい刺激が伝わる感じ。いいぞいいぞ。 二段になっているクリームは、下がクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)、上はバタークリームではなくキャラメル味のシャンティイ(砂糖を入れて泡立てた生クリーム)でした☆見た目で想像したよりもずっと軽いもう本当に、言葉が出ないほど美味しい~~! このお菓子、普通に家でカットすると、絶対に崩れてしまうと思いますが、プロのカットは素晴らしい!実に綺麗にスパツ!と切れた断面がなんとも美しい~。和泉シェフに切り方のコツを伺うと、「波刃を押すように、はねて切ります。引かない。」とのこと。これはかなり難しそうです。 今回の会の主催者は、幸せのケーキ共和国主宰、『アフター6のスイーツマニア』の著者・平岩理緒さん。(いつもお世話になっています) 集まったメンバーは、スイーツイベントの行く先々で顔をあわせる常連さんばかり。みなさん底知れない知識と胃袋の持ち主で、どこのお店の何のお菓子がどんなお味で、どこに注目の新店ができて…と本当によくご存知!私、足元にも及びません~。大先輩達です。(すごいですよ~~~ある意味、超人 色々教えていただいています) 注文したアントルメが一度に目の前に登場した時にはその美しさに感激!一旦下げて冷やし、二種類ずつカットして出していただきました。↓今回いただいたお菓子のうち、5個がこの本に掲載されていました。 予習をし、本を持参された方がいらっしゃいましたよ~。 私も先に読んで下調べしてから行けばよかった! 『主張する生地』 和泉光一・著『フレジェ・オ・ローズ』 に続きますアントルメ会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代フランス菓子 スリジェ東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありませんいくつ食べたの~!?…と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.05
コメント(14)

帝国ホテル ラ ブラスリーでいただくクラシックなランチの最後をしめくくるのは、デザートワゴン。しずしずと運ばれてきます。帝国ホテル トラディショナルダイニング ラ ブラスリーのデザートワゴン 手前は『フランボワーズタルト』 ワゴンが近づいてくる時の、なんともいえないワクワク感が好きですね~。プチ贅沢気分いくつものデザートが並ぶ中、鮮やかな赤い色が目をひきます 『クレームキャラメル』『フルーツコンポート』『キャラメルチョコ』 この日のデザートは、他に『ミルクレープ』を加えた5品。スタッフも心得たもので、「全部盛り合わせますか?」と尋ねて下さいます。「全部」という人が多いのでしょう☆うふふっ♪ つい先ほどまではビジネスマンであふれていた店内ですが、彼らはランチタイムが終わりに近づくにつれ、いつの間にか姿を消し、後に残るのはゆっくりお食事を楽しむ女性グループがほとんど。さぁ、お待ちかねの、デザートの時間です ほんの少しソースが飾られるだけで華やかになるのが、白いお皿のいいところ。テーブルの上がお料理の時とはがらっと変わり、可愛らしい色調に。まずは目で見て楽しい、楽しい。 『キャラメルとチョコレートのムース』を除き、他は昔からある定番のデザート。『クレームキャラメル』とはプリンのことですし、クレープにバタークリームを塗って何枚も何枚も重ねた『ミルクレープ』もよく知ったもの。 クレームダマンドを焼きこんでカスタードクリームを絞りフランボワーズをのせたフルーツタルトも、味が想像できる安心の一品。 『フルーツコンポート』は、昔はフルーツポンチと呼ばれていましたよね。最近の人は聞いたことないかな? この「ポンチ」という語感があまり好きじゃなかったのと、色合いは綺麗だけれどなんとなくパーティーの時にはいつまでも残っているイメージがあり、今回もパスしてしまおうか、と一瞬考えましたが、頼んで正解。一口食べた時に、すごい濃厚な香りがして、目が覚める思いでしたよ~!その香りがフルーツをひきたてて、美味しい♪ これはいったい何の香り?と不思議に思い、尋ねると…。 答えはマラスキーノでした。 マラスキーノとは、1821年にイタリア特産のマラスカ種チェリーを原料に作られた甘口のリキュール プリンもイマドキの生クリームの入る滑らかプリンではなく、昔ながらの材料を使った定番の味わい。これが嬉しかった☆ 嵐のようなランチタイムが終わると、お店は着々とディナーの準備を。夜はどんな雰囲気になるのかな~。気取らずにお料理もデザートも会話も楽しめて、また訪れたいお店でした。帝国ホテル トラディショナルダイニング ラ ブラスリー東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルタワー地下1階03-3539-8073営業時間 ランチ 11:30~14:30(L.O.)ディナー 17:30~21:30(L.O.) 席数 115席 (禁煙席76席) ※土日祝(11:30~14:30)全席禁煙 ラ ブラスリーのお徳情報通常のランチメニューはこちら(税込み・サービス料10%別 上二つのコース+追加料金でデザートワゴンをいただくこともできます)ですが、平日に限りスローランチというお徳コースがあります。スローランチを予約し(20名限定)、13:30以降にお食事をスタートすると、メイン・デザートワゴン、コーヒーまたは紅茶つきで 3,000円(税・サービス料込)♪詳細はラ ブラスリーの平日限定プラン に。今回私達は12:15頃~14:45頃と、2時間半たっぷりおしゃべりも楽しみましたが、1時間半ほどでしたら、↑のコースはおすすめ☆ 帝国ホテル ガルガンチュワで世界パティスリー1位の焼き菓子 『ヴォワイヤージュ』販売開始ワゴンデザートに心ときめく☆…と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.04
コメント(16)

お皿に残ったソースをパンでぬぐって最後まで食べきる…。そんなクラシックな食べ方をしたのは久しぶりかも。 懐かしく、そして美味しい時間を与えてくれたのは、帝国ホテル東京 トラディショナルダイニング ラ ブラスリー。インペリアルタワーの地下にあります。 クリームソースがクラシック♪2009年4月1日 メイン『そいの白ワイン蒸し 菜の花のクリームソース』 じゃがいものピューレ添え 淡白で身がぷりぷりっとした白身魚の「そい」。弾力があり嬉しい食感コッテリというほどはしつこくなく、サラッとしすぎていない適度な濃度のソースをからめていただくと、古典的なフランス料理が現代でも美味しくいただけるのがよくわかります。食べやすいように作り方は現代風に微調整されているのでは、と思えるような、“ちょうどよさ”。クルミのパンなど、シンプルなパンをちぎってはソースをぬぐい、ちぎってはつけて。これがまた美味しい♪ 参考・黒ソイは白身魚 この日はお友達とランチ。アールヌーヴォー様式のダイニングということで静かなお店をイメージしていましたが、ちょっと違います。広々とした店内は平日ビジネスランチの男性客が多く、スーツ姿がめだちます。お昼時は、想像以上に活気があふれていて、ちょっとびっくり。でも、天井が高いため話し声が響くこともなく、隣の席も気になりません。気軽な雰囲気でお食事を楽しめました。 オードブル、メイン、デザートワゴンのコースを選択。ネットで事前にメインのお料理を見て、だいたいこれにしよう、と選ぶことができてよかったですよ。予約もインターネットで。便利な時代~。ランチメニューと予約オードブル『魚介のテリーヌ』 ホタテ、うに、サーモン、カレイの卵で一層、その下にジュレが挟まり、更にカボチャのピューレと豆でもう一層。蒸したホタテのソースとアスパラガスピューレから作った緑色のソースでいただきます。カレイの卵がプチプチプチプチッなめらか~なテリーヌの中に魚介がごろごろ。 真上から見たところ 友人はメインにお肉を選択。『リブアイステーキ』 こちらもトラディショナル お店のスペシャリテは『ローストビーフ』。隣席の外国人を含むビジネスマングループは全員がローストビーフを食べていました。そのやわらかそうでジューシーな見た目と色加減にぐらぐらっと心惹かれ…。とってもおいしそうでしたよ☆アールヌーヴォーといえば アルフォンス・ミュシャ帝国ホテル トラディショナルダイニング ラ ブラスリー東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルタワー地下1階03-3539-8073営業時間 ランチ 11:30~14:30(L.O.)ディナー 17:30~21:30(L.O.) 席数 115席 (禁煙席76席) ※土日祝(11:30~14:30)全席禁煙 華やかなワゴンデザートに続きます♪ 帝国ホテルのお菓子とランチ 帝国ホテル ガルガンチュワで 世界パティスリー1位の焼き菓子 『ヴォワイヤージュ』販売開始フランス料理も最近はそんなに重くない…と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.03
コメント(10)

すごい断面でしょう~これが世界一の焼き菓子『ヴォワイヤージュ』。うわ~、みるからに複雑そうな構成。この写真を見ただけで、色々なものが入っていそうだとわかりますね。 ホワイトデーに行われた世界パティスリー2009 。 そのコンクールのガトー・ド・ヴォワイヤージュ(焼き菓子)部門で、チームジャパンが見事1位に輝いたのがこのお菓子。どんなお味~?と思っていたところ、食べることができました♪ gâteau=お菓子 voyage=旅行ガトー・ド・ヴォワイヤージュとは、直訳すれば「旅のお菓子」ですが、転じて「常温保存、持ち運びができる焼き菓子」という意味で使われています。 今回の世界パティスリーでは、“一週間以上常温で保存が可能である”という規定が設けられていました。 そのチームジャパンの作品『ヴォワイヤージュ』が、昨日4月1日から、帝国ホテル東京のショップ ガルガンチュワで販売開始『ヴォワイヤージュ』 美しい箱入り 3,675円(6cm×6cm×長さ約14~15cm・約10切にカット) 賞味期限 9日間世界パティスリー2009では、↓この形。『ヴォワイヤージュ』 コンクールでは、パッケージも審査対象。葉っぱのようにも見え、発芽玄米が反対側にも芽を出してしまったようにも見える個性的な形です。ガルガンチュワでは箱入りで販売 フタを開けると箱を開け、ケーキにかかっているラップをはずした瞬間にフワッと鼻をくすぐるトロピカルな香り。「美味しいものには香りがある」という言葉を耳にしたのは、この大会だったかな…。 この焼き菓子を作るきっかけは、ハワイの名門ホテル ハレクラニと帝国ホテルの業務提携。それを記念し、南国の優雅なバランスをイメージして考案されたお菓子だと説明が。 真中でカット さてさて、お味は~♪ 手で持つとずっしり重い。なによりもすごい香りが…。複雑な香り。スパイシーで異国的。上面だけにかけられたパッションフルーツのグラッセは、一見甘そうだけれどとてもフルーティなので、はずさずに一緒に食べれます。口に入れると、う~むむむむむ?わかりにくい。 サクサクざくざく、あ、ねっとり。歯ごたえがあるのはチョコ?今感じているのは刻みオレンジピールかな。おっと、ナッツがカリッ。底の生地はサックリ。ん、少し後から鼻をくすぐるのはスパイスの香り。これは何だろう~。 次々と違う食感、香り、味わいがやってきては、もう一度同じ食感がくりかえすものもあり、ねっとり、さっくり、さくさく、かりっ、あ、またねっとり、と脳が忙しく働いているのを感じます。きっと頭の体操になっています。う~、今はチョコレートの風味がでてきた、でてきた。 これはおいしい。楽しいですよ。小さいお子さんにはわかりにくいかもしれない。一口食べただけではさっぱり訳がわからないかもしれない。でも、私はかなり楽しんでいただきました。 バナナやオレンジなどの果物に加え、タイムのエキゾティックな香り。ナッツにチョコレート。たくさんの素材が一つに集まって同じ方向をめざし、固まっている印象です。 帝国ホテルには看板商品に“果樹園”という名の極上のフルーツケーキ『オーチャード』があります。非常に多くの素材を自在に使いこなすのに慣れていらっしゃいますよね☆なにより、目を閉じると確かに南国を旅する気分になっていました。一切れでかなりの満足感あり、です 世界パティスリー2009 帝国ホテルのお菓子とランチ世界一のお菓子を食べることができるってすごい♪…と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.02
コメント(24)
今、電車を待つ間に携帯から自分のページを読んでいて赤面!!前のページ、冒頭の1980年頃と書いてしまったのは、「1780年頃」の間違いです!ああ、恥ずかしい~↑帰宅後、修正しました★
2009.04.01
コメント(2)
全22件 (22件中 1-22件目)
1