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出国当日、フランス・アルザス地方のストラスブール空港に到着すると、私が乗る飛行機はそこにありませんでした。「あなたは間違った場所にいます。」と言われ、頭の中は真っ白に。その時は、出発時間の1時間20分前。 電子チケットをよく見ると、旅程表の「都市/空港」の下に書かれていた文字は「STRASBOURG BUS ST」 ストラスブール バスステーション????? 空港職員は、「ここは空港です。あなたはストラスブール駅に行かなければなりません。」空港駅の方を指差し、「そこから電車に乗り、ストラスブール駅に着いたら、あとは駅で聞いて下さい」と。 アルザス プラリネ入りプチサイズのクグロフ 『Kougelhopf Pralin』 お礼を言い終えた瞬間には、スーツケースを引っ張りながら走り出していました。とにかく駅へ。ストラスブール駅へ。そして切符を買って列車に乗り込み、先ほど来たのと逆方向へ、再びストラスブール駅に戻ります。きゃ~っ! 息を整え、考え始めたのは列車の中で。 あと 1時間と少しで出発時間。私はチェックインをし、荷物を預け出国し、フランクフルト行きのLH6911便に乗れるのだろうか。地方空港は小さいから出国 2時間前に行く必要なし、と考えたのが裏目に出た?! そもそも、ストラスブール駅で「ストラスブール バスステーション」を探し出せるのか???私の語学力で、なんとかなるのかしらっ! 乗り遅れて自腹で航空券を買い直す自分の姿がチラッと頭をよぎります。そんな。まさか。 きっと、駅の近くにルフトハンザ専用空港があるに違いない。フランクフルト行きの飛行機は小型機で、駅のバスステーションからバスに乗るとそのまま飛行機の横まで連れて行ってくれて、タラップで飛行機に乗り込むのだ。それなら間にあうかも。あれっ?その場合、荷物は?税関は? う~ん、わからないっ。それより、駅で誰に聞けば、バスステーションの場所を教えてもらえるの~~~? 列車内から夫に、震える指でヘルプのメールを送ってみましたが、仕事中で気づかないのか、返事なし。 考えても答えがでるはずはなく、そうこうするうちに10分でストラスブール駅に到着。…到着してしまった!! アルザスのお土産物屋さん 陶器が可愛い 通路に降り、とりあえずスーツケースを引っ張りながら走りだします。駅で走っているなんて、私くらいのもの。STRASBOURG BUS STって、どこ、どこ、どこっ!? 通りかかった駅の職員さんをつかまえて「ストラスブール バスステーションはどこですか?」と必死の形相で尋ねると、「まっすぐ出て右に行ったところですよ」と、拍子抜けするほどあっさりと答が返ってきました。え、ほんと?それでいいの?再びスーツケースをつかんで猛ダッシュ。 出て右にタクシー乗り場があるのは、ストラスブールに着いた日に利用して知っていました。念のためタクシーの運転手さんにも聞いてみます。遠いようならタクシーに乗ってしまおう。「その先だよ」と、笑顔で指差す運転手さん。 …。ここでいいのねー。 バス停があるにはありました。人の気配はありません。その先にもバスが停まっているのが見え、ちょっと不安。どのバス停? 英語ができそうな雰囲気のビジネスマンが通りかかったのを幸いに、再び電子チケットをみせながら、ルフトハンザのバスステーションは…と尋ねると、そのバス停よりもう少し先だと親切に(英語で)教えてくれました。聞いてよかったっ! そして出発1時間前。私がたどり着いたバス停に人影はありません。そこに書かれていたのは… ルフトハンザ エアポートバス案内板 ルフトハンザの黄色が嬉しい。ありました LH6911便。空港行きバス?飛行機まで横付けされるバス? …よく読むと、駅→ヒルトンホテル→フランクフルト となっています。もしかして、もしかして、飛行機に乗るのではなく、バスでフランクフルトへ?? 1時間後の出発まで、誰もいないこのバス亭で一人、ぼーっと待つことに。朝7時15分。…ここで 1時間待つ…。泊っていたホテルはこの場所から徒歩10分。スーツケースさえなければ、戻って朝食がとれたのに~。(フランスで合流した友人は、まだチェックアウトせずホテルに残っていました) 出発30分前、人がワサワサと集まってくるのと同時に、目の前に現われたのは… エアポートバスとは… あたりまえですが、バス! 日本でエアポートバスといえば、空港に発着するバスのことですが、これはフランクフルト行き航空機の乗り場まで行くバスではなく、このバスで国境を越え、フランクフルトまで走ります。 スーツケースはこのバスに積み込まれ、手荷物検査もありません。パスポートを見せることもなく、ぞろぞろと乗りこみます。機長さん(運転手さん)が、名簿の名前をチェックするだけ。簡単すぎて、びっくり。乗ると、2列・2列の普通のバスです。お腹がすいた、寒い、眠い。朝5時40分に起きる必要はありませんでした。 はぁ~。航空券をとったはずが、バスでした。この時点で、ようやく完全に理解できました。ストラスブールは、ドイツに近い。バスに2時間45分乗ってフランクフルトまで行くのね。 「eチケットお客様控」には、「航空券番号」とか「空港」とか書かれているため、すっかり飛行機だと思い込んでいました。航空会社がバスを使うとは!おもいきり、脱力。 ルフトハンザのエアポートバスでストラスブールから出国する時には、出発30分前にバス停に行けば十分 です。ルフトハンザの4ケタの便は、バスだけでなく電車のこともあるとか。出発地がどこなのか、しっかりチェックしないといけませんね。 あたりまえですが、キャビンアテンダントはいませんし、朝食も出ない。空港か機内で温かいコーヒーが飲みたかった…。ストラスブール クリスチャンの『クグロフ』を朝食代わりに @バスの中 大聖堂のすぐ前にあるショコラティエ クリスチャンで、お茶をした時に買っておいた小型クグロフ。バターケーキタイプではなく、イーストを使ったパンのようなタイプですが、ふっくらしているわけではなく、詰まった感じ。モサモサといただきました。ミネラルウォーターを持っていてよかった。 そして11時には、ドイツ・フランクフルト空港に到着。フランクフルト空港の巨大案内板と自動チェックイン機 フランクフルト空港!以前乗り継ぎをした時に、かなり長い距離を歩いた巨大な空港。パリのシャルルドゴール空港の煩わしさを避けるためにフランスの田舎の空港から出国するはずが、なぜかドイツの巨大空港で出国手続きをするはめに…。 この写真では人はあまり写っていませんが、かなりの大混雑。自動チェックイン機を使い航空券を発券。そして、この空港の荷物検査で、ミラベルのジャムを没収されてしまったのでした! まぁ………無事に帰ってこれて、よかったですよね。 次のページから、オーストリアとフランスのお菓子レポートに入りますね。 お菓子旅の目的は? に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次無事に帰国できて本当によかった!と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.30
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オーストリア出国の際のザルツブルグ空港での失敗を教訓に、「地方都市の小さな空港から出国する際は、国際線でも2時間前に着いては早すぎる」と学んだ私。ふふっ。こうして、細かな失敗を積み重ねて、だんだんに個人旅行のベテランになっていくのね…。 いよいよフランスを出国する前夜。アルザス地方のストラスブール駅から徒歩10分かからない駅近のホテルに移動し、ホテルのフロントで空港までの時間を確認します。 朝8時15分発の便に間にあうように空港に行くには、何時にホテルを出ればよいか相談すると、「ストラスブールの空港は小さいから、国際線でも早く行く必要はなく、7時までに着けば十分間にあうよ。」と、まさに私が聞きたかった答えがポンポンと返ってきました☆(英語なので助かります) そうそう。そうでなくちゃ。2010年6月21日 ストラスブールではクグロフ型があちこちで売られている フロントのおじさんは、ちゃちゃっとストラスブール駅からストラスブール空港駅までの国鉄の時刻表を渡してくれて「駅から空港までは電車で10分。6時35分発に乗ればいい。」と印を。頼もしい♪ 6時台の空港駅行きの列車は 4本。時刻表が手元にあると心強いですよ~。それでも念のため、二本早めの6時16分発の列車に乗るつもりで、翌朝6時にホテルを出ることにしました。 ところが当日の朝、出かけにモタモタしてしまい、実際にホテルを出たのは6時少し過ぎ。重たいスーツケースをガラガラところがして駅まで走りますが、下調べをしておかなかったため、短距離の列車の切符の買い方とホームを探すのに手間取ります。 駅の案内所で聞くと「16分発は9番線。すぐ発車よ、急いで。」と、係の女性が。この荷物を持ってその時間にホームまで行かれる?と一瞬思いましたが、ヨーロッパの列車は遅延することもしばしばあると聞いていましたので、まぁそんなものかと思って一応急ぎ足で9番線へ向かいます。 エレベーターでホームに上がると、タッチの差で6時16分発の列車は発車してしまった後。あ~、やっぱり間にあわなかった。でも、まぁ大丈夫。時刻表で次の列車の時間(6時21分発)を見て、またエレベーターで下まで降り、掲示板でホームを確認すると、行き先は同じなのに今度は 6番線。 あまり時間がないな、と思いつつ再びエレベーターで6番線に上ると、今度は間にあいそう。でも、電車がきていない…?ハッ!と思った時には、長~いホームの端の方から、短い車両が音もなく動き始めていました。あ!あの列車だっ! …。 何をやっているんだか、と思いつつ再び下に降り、今度こそ、時間に余裕がある次のホーム 7番線へ。結局、2本列車を逃しましたので、ホテルのおじさんに教えてもらった6時35分発に乗りこむこととなりました。ふぅ。 エレベーターの動きは、あたりまえですがゆっくりです。スーツケースを持っている時には、時間に余裕を持って動かないとだめですね。鉄道で旅をする時には大きな荷物を持たないようにと、できるだけ荷物を少なく、軽くと頑張っていましたが、それでも2週間分の荷物と少しずつ買いためた各地方のお菓子がぎっしり詰まっています。 列車の中から朝日を眺めているうちに、10分後、あっという間にストラスブール空港駅に到着。 6月20日 ストラスブール空港駅 これでスムーズに帰国できると安心し、駅の目の前の空港に入り、ルフトハンザのカウンターを探します。エール・フランス、KLM、アリタリア、…、…、…、…あれっ?ルフトハンザがない。 小さな空港と聞いていましたが、ターミナルが違うのかも。通りがかりの職員さんに尋ねると、私が乗る便が書かれている電子チケットを見て「ここは違いますよ。ここは空港です。」(英語)と。 ???空港ですよね。ルフトハンザを探しているのですが、と再度お聞きすると、その女性は念のためと思われたのか別の人にも聞きに行かれ、そうそうという顔で戻ってきて口にした言葉は「あなたは間違った場所にいます。」 えっ?えっ?え~~~~っ!? 私はルフトハンザでストラスブールから(日本までの直行便がないので)フランクフルトに行き、そこで乗り継ぎ、フランクフルトから成田行きで帰りたいだけなのに。 くるくると空回りする頭の中で、どうやら私が乗る便はこの空港にはないようだということだけが理解できました。でもっ!その時はすでに出発時間の1時間20分前。まだチェックインもすませていない状態なのに、この空港ではないということは??? そして彼女が指差してくれた電子チケットには、確かによく見ると「ストラスブール」の綴りの後に別の文字が。 その場所は、どこっ?! 帰国便がない!@ストラスブール空港 に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次※ 帰国後に予定がつまっていて、今日も明日も自宅でお菓子教室です。たいした話ではないのですが、ぶつ切りにちょこちょこと書いてしまってごめんなさい~。最後まで読まれたら、な~んだ、という話ですので、どうぞご安心を。とりあえずこうして無事に帰国できていますので。。。。。 間にあうの?!どこから乗ったの?と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.29
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無事に帰国した今でこそ笑い話ですが、色々な珍事件がありました。その中でも最大のパニックは、旅の最終地、フランス・アルザス地方のストラスブール空港、出発1時間20分前。自分が乗るはずの飛行機がそこにないと知った時の私の慌てぶりを、想像してみて下さいね。嘘のような本当のお話です。2010年6月20日ストラスブール P?tisserie Kubler(キュブレー)のアントルメ 今回の旅の航空券はスターアライアンスグループを使い、ANAから予約。 日本 → オーストリア (スイスエアー) オーストリア → フランス (オーストリア航空) フランス → 日本 (ルフトハンザ) と、3つの航空会社を利用。 今回はパリには寄らず、広くて混雑するシャルル・ド・ゴール空港を避けました。地方都市でしたら空港も小さくチェックインも楽かと思い、ストラスブールから出国することに。フランクフルト経由で成田まで飛ぶはずが…。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ そんな事態に陥ってしまったのには、実は一つの小さな理由が。少しさかのぼって、そこから説明しますね。 オーストリア出国は、前記と同じ理由でザルツブルグ空港から。フランスのリヨンまでの直行便はないので、早朝6時発ウィーン経由の便で。 荷物検査に時間がかかったり、思いがけないトラブルがおこったりすることもありますので、外国の大きな空港から国際線に乗る時には、念のため2時間前には空港に着くようにしています。 地方空港から出国するのは初めての私。この時は、ホテルの人に空港までのタクシーの所要時間も含め何時に出発したらよいかを聞くと、「ああ、国際線!2時間前には着くのがいいですね」(英語)と即答。 …ふーん。地方空港でも、やっぱり国際線では2時間前に着くのが常識なのね、と深く考えずに、その時は了解。(後で大きく後悔!) 6月13日ザルツブルグ DEMEL(デーメル)のプチフール ということで、朝6時発の飛行機に乗るため、4時までに空港に行くことに。 ん?朝4時~! 幸い、ザルツブルグ旧市街のホテルから空港までは、タクシーで15分程とのこと。夜11時に眠り、3時15分起床。3時45分に予約したタクシーに乗り込むと、深夜のため当然渋滞もなく、びゅんびゅん飛ばして走る走る。道路に走る車はほとんどゼロ。僅か10分で空港着。(スーツケースの分のチップもあわせて、約16ユーロ) タクシーの窓から誰もいない町を眺めていた時に、ふと不安になった私。もしかして~早いんじゃない?…空港、真っ暗だったらどうしよう!こういう時、一人旅は。。。 3時55分 ザルツブルグ空港着。 明りはついていました。ほっ。入口も開き、空港の中へ。出発約2時間前………。 ザルツブルグ空港 朝 4時 9分 ほほほほほ。 遠くに職員の話し声や気配はするので恐怖は感じなかったものの、この時間ここで写真を撮っている私って、相当なマヌケでは。当然ながら誰もいません。あたりまえです。 あ~~~、なぜ出発前に、ネットでもっとよく調べてこなかったのか! とはいえ、本当にこの場所で良いのかどうか、念のためチェックインカウンターを探さねば。この日のザルツブルグは、ざぁざぁ降りの雨。今日ザルツブルグ滞在じゃなくてよかったわ、などと能天気なことを考えていた私の目の前に掲示板が。2010年6月14日ザルツブルグ空港 案内板 赤線と小さな悲鳴は、今私が書きこんだものですが、私が乗るウィーン行きは始発。一番右のチェックイン開始時間を見た時には思い切り脱力しました。…やっぱり、地方空港の場合、最も早くても出発1時間10分前でよかった。 ここに書かれている時間の頃には人が集まってきました。チェックインカウンターは目の前。するするっ、と通過し、定刻通りに出発 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ そんなことがオーストリアを出国する時にありまして、フランスを出国する時にもストラスブール空港着は出発1時間20分前で大丈夫かと。すると、あなたが乗るLH6911便の出発場所はこの空港ではない、と職員に言われ… ??? きゃ~っ! トランクに振り回されつつストラスブール空港へ に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 地方空港の場合、出発1時間少し前に着けば大丈夫?と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.26
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ミラベルのジャムが、空港で没収されてしまった話には、なんと続きがありました。実は昨日、帰国早々というのに自由が丘までお菓子教室にアシェットデセールを習いに出かけたのですが、そこで意外なことを耳にし、ええええええ~~~っ!と絶叫。2010年6月19日 ミラベル砂糖漬 @ナンシーのコンフィズリー 自分の試食用に ↑ 1個だけ購入 エコノミークラスで旅をすると、預けるトランクの重量は20kgまでは無料。 以前は多少オーバーしていても大らかに通してくれたような気がしますが、テロ防止のため手荷物検査が厳重になった頃からか、重量制限も厳しくなり、ほんの少しのオーバーでも何千円も追徴金がとられたという話も聞いていました。危ないと思い、トランクの中から手荷物へと本やら何やら少し移動。 空港の重量計でトランクが19.5kgでパスした時には「私って天才♪」と小躍りしましたが、その後の丁寧な荷物検査でミラベルのジャムが没収され、気分はぺしゃんこに。 これ、ジャムですよ~、しかもミラベルの!!!と訴えましたが、“Too big.”と、すまなさそうな顔の職員さん。 ここで涙をのんで廃棄処分となるミラベルのジャムに別れを告げましたが、なんとお教室でお会いした生徒さんの一人にお聞きした話によると、「これはお土産で絶対に持って帰らなければならないものだ」「箱をちょうだい」と言うと、その場で箱をくれて、割れないように詰めるものも要求すればもらえるとのこと。預け入れたトランクとは別に、そのジャム入りの箱を到着地まで預かってくれるというのです。 …えっ?!…えええええっ???… 知らなかった。。。。。そういえば、今まではジャムなどはトランクに入れていましたのでチェックされることもなく、こうしてひっかかったのは初めてでしたし。 そんなこと、空港では一言も教えてくれなかった~、と、帰宅後に夫に泣きつくと、なんと夫も「そうだよ。箱くれるよ。知らなかったの?それは言わなきゃ。」と、けろっと。ああああああああああ~っ そうです、旅行では、言ったもの勝ち、知識がないものは負け。対処法を知っていれば、涙をのむこともなかったのですよー。くやしい!(お教室でその話をした時に、まわりの皆さんが「えっ!ミラベルの…!!!」と、いっせいにミラベルに大きな反応を示して下さったことは、ちょこっと嬉しかったです。そう、日本では普通に売っていないんですよー、ミラベルのコンフィチュールは…) ミラベル シロップ漬(私が買ったものはこれではなく、普通のミラベルのコンフィチュールです) 更に、その方の説明によると、瓶詰は、液体ということもありますが、投げつけて割れば破片が凶器になるということで、持ちこむことが禁じられたといいます。言われてみれば、なるほど。空港職員は、きっちり仕事をされました。 ああ!預けられたのね。知らないと、損をしますよ~。 そのちょっと前に、友人が、先に帰国するご主人にジャムを持って帰ってもらったことがあり、その時にはトランクの中で瓶が割れて、ご主人がトランクを開けた時に悲惨なことになっていた…という話を聞いたばかりでもあり。ついつい重いので手荷物にしてしまおう、と思ったのは大間違いでした。 ストラスブールで行方不明の飛行機の話を書こうと思っていましたが、ジャム続報を先にしてしまいました。すみません。次のページに書きますね。 ◆4月に伊勢丹新宿店で行われたフランス展で、フレデリック・マドレーヌシェフがお作りになったミラベルのコンフィチュールとタルトがすごく気になっていたのに買いそびれ、後悔しました。ル・ポミエで、このコンフィチュールだけは売りだしてくれるかも??? 手に入らないとなると、ますます食べたくなってしまいます。困った困った。 深夜のザルツブルグ空港 に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 それは残念!と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.25
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2週間でオーストリアのウィーン、ザルツブルグ → フランスのリヨン、アヌシー、ディジョン、ナンシー、ストラスブールと7都市を駆け巡るお菓子の旅から昨日帰ってきました。山あり谷ありの(いつもながらの)珍・個人旅行でしたが、なんとか無事に成田に着いた時には本当にほっとしました~!2010年6月17日 リヨン ベルナションのプチフール 「行ってきます」の前回の記事に、たくさんのコメントを下さいまして、本当にありがとうございました☆今度こそ、旅行2日目でレポートが終わってしまうことのないように、ちょこちょこと更新していくつもりですので、応援して下さいね~~~。 2010年6月11日 ウィーン オーバーラー 帰国時に空港では、手荷物に入れたロレーヌ地方のミラベルのジャムが、テロ防止のための丁寧な荷物検査で「液体」とみなされて、なんと没収され、涙、涙まだまだ個人旅行には色々な落とし穴があると、痛い思いをしています。 これから旅行される方、化粧水やコンタクトレンズ保存液などのほか、ジャムも「液体」となりますので、サイズの大きい物は必ずスーツケースに入れ預けてしまうように、お気をつけ下さいね。ああ!ミラベル~~~。 そんなことよりも、帰国便に乗るためにストラスブール空港に着いた時、乗る飛行機がなかった!という恐怖のトラブルが……… ミラベルのジャム続報 に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 おかえりなさーい♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.24
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突然ですが、明日からオーストリアとフランスにお菓子の旅に行ってきます☆元々ウィーンに行こうと思っていたところ、友人にフランスに行かないかと誘われ、途中から合流することに。 前半は完全に一人旅です。今回は何も考えずにたくさんお菓子を食べてきます♪2004年7月 ホテルザッハー ザッハトルテ パソコンは荷物になるので残念ながら持っていかないことに。今回は、パリには寄らず、フランスは地方を列車で回ります。というわけで、2週間、ブログもツイッターもお休みです。帰国後に、またよろしくお願いしますね! ウィンナーシュニッツェル 今日一日、荷づくりとまだ情報収集中。いつもながら、ばたばた…準備が遅いのは、毎度のことです~~~~~。飛行機の中で予定をたてます では、行ってきます♪いってらっしゃーい♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.09
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妖精のお菓子屋さん La f?e claire(ラ フェ クレール)は、品川区の新馬場駅南口に6月2日、新規オープンしたばかり。 「何でも聞いたら教えてくれる」「なんでもスゴイ!」と語るのは、取材の時にたまたまお店にいらしていた増田裕樹シェフの元教え子のお二人。 服部栄養専門学校 在学中に増田シェフに教えていただいていた頃はもとより、卒業後も連絡をとり、今でも色々教わって、助けてもらっているそうです。水分をしっかりとばし、ガリガリガリッとした食感にナッツが香ばしい『ビスコッティ』 レストランで働いているという彼女は、お店にパティシエがいなかったため、わからない時に教わる人がいなくてとても困ったとのこと。 「卒業して就職して、実際にやってみないと、何がわからないかがわからない。すごい細かい事でどうしたらいいか、何故そうなるのか、現場でわからないことがいっぱい出てきた。」 そんな時、学生時代には「あんなに(先生たちに)聞ける環境があったのに。」と思ったそうです。 「なんでこうなっちゃうのか、(増田)先生に電話して聞いたら丁寧に教えてくれて、(その通りに)やってみたらこうだったと言うと、よかったね~って。」 左上の『クロタンココ』(ココナッツメレンゲ)は空気のように軽くサクッそれには、材料に秘密が。 右の写真は『コーヒーサブレ』 「勉強家で、わからないことを聞いてきたら、(教えた後で作って)うまくいったら写真を撮ってきて、失敗したのも撮ってくるんですよ」など、笑顔で教え子たちについて話す増田シェフ。開店準備中の忙しいお時間をいただいていましたが、ピリピリした感じは全くなく、自然体といった印象。オーナーパティシエというより、この時は“製菓学校の先生”のお顔になっていました☆ 生徒さんのお話では、「なんでこうなるのか」がわかるように説明する先生の教え方はとても丁寧で細やか。手順だけでなく理論がわかっていれば、どのお店にいっても通用すると教えられるそうです。実際にお店の厨房でも「温度が」「比重が」「室温が」「グラムが」などの言葉が飛び交い、レシピに書かれている以上のものが要求されます。 『妖精のステッキ』 『さくさくサブレ』 さくさくサブレはバターの風味とアーモンドの味わい豊か。軽やかでまさに「さくさく」。甘さ控えめで、ついついつまみすぎてしまいそう。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ クッキー系を何種類かいただくと、それぞれの食感の違いが楽しめました。卵白にアーモンドをゴロゴロと入れてしっかり焼き上げたクロッカンは、文字で表すとビスコッティと同じ「ガリガリッ」になってしまいますが、中にたっぷりと空洞がある分軽やかで、音もガリガリザリザリザリッと、ちょっと軽快。 ブラウンシュガーか甜菜糖か、色の濃いお砂糖を使っているため風味が深く、甘ったるくなりがちなメレンゲ系の焼き菓子が、何枚でも食べたくなるほどの美味しさです♪持ち歩きには気をつけないと、途中で割れてしまいそうなので注意が必要。大きさが不揃いな所が手作りという感じが出ていていいですね。『品川アマンド焼』 そのクロッカン、名前はなんと『品川アマンド焼』。この土地の名前がついています。品川といっても、JR品川駅のような大きな賑わいを見せる場所ではありません。ラ フェ クレールのお店の前の静かな細い道の名は、旧東海道。品川宿という文字もみかけました。 東海道五十三次の中で、第一番目の宿場として名高い品川宿は、この辺りだったのですねー。ネットで検索すると北品川~新馬場~青物横丁にかけて旧東海道がお散歩道として今も親しまれている様子で、HPやブログがぞろぞろとヒット。品川宿 お薦めコース地図 ラ フェ クレールはテイクアウトのみでティールームは併設されていないため、生菓子などその場ですぐにいただきたい時に、どこか公園など近くに食べられる場所はありますか?とお聞きしました。その時に、「旧東海道なので、すぐそばにお休み処がいくつもあるんですよ」とおっしゃっていた意味が、よくわかりました♪ 『品川アマンド焼』 中にはたっぷり空洞が。よく焼きこまれているので甘さよりも香ばしさを感じます この『品川アマンド焼』の命名についてには、まだ続きが。ずいぶん前から品川を拠点として活動していた増田シェフ。ラ フェ クレールの近くに、品川宿のお土産として色々な種類の瓦せんべいを売る船橋屋織江があります。 「おじさん、おばさんには、若い頃から息子のように可愛がってもらっている」そうで、差し入れをしてくれたり、商売をされているので色々なことを相談をしたりと、親みたいな存在とか。増田シェフは、お世話になった方へご挨拶に伺う時など、ほとんどこのお店の瓦せんべいを手土産にされるそうです。 船橋屋織江の手焼きせんべい そんなお付き合いのご主人から、将来お店をやめた後のことを考え、瓦せんべいの代わりになるような「品川」という地域の名を受け継いだ名物菓子を作ってほしい、と言われているとのこと。 そこで新店オープンと同時にシェフが世に送り出すのが、カリカリとした雰囲気が瓦せんべいに似た味わいを持つクロッカン、『品川アマンド焼』。そんなお話を聞いてしまったら、ラ フェ クレールで『品川アマンド焼』を買い、ついでに船橋屋織江に立ち寄って瓦せんべいも一緒に買いたくなってしまいますねラフェクレール外観 (オープン前) 今回は焼き菓子しかご紹介できませんでしたが、増田シェフがもう一つ力を入れるのは、宮古島が大好きなシェフが直接お取り寄せするマンゴーやパッションフルーツを使ったスイーツ。生地にこだわり、クリームにこだわり、そしてフルーツにこだわったお菓子、これからの季節に楽しみ。ブログ友達の家族で眼鏡さん、灰色ウサギ0646さんも、早速行かれて生菓子を購入されています☆ラ フェ クレールの記事 もくじ妖精のお菓子屋さん La f?e claire (ラ フェ クレール)増田裕樹シェフ東京都品川区南品川1-8-11 北浜ビル1F 03-5781-9170 営業時間 9:30~20:00(予定)不定休 京急 新馬場駅 南口より徒歩3分 道順 京急 青物横丁駅より徒歩8分JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 大井町駅と品川シーサイド駅より徒歩15分テイクアウトのみ ※近くに“お休み処”(無料休憩所)ありブログ「スイーツの妖精たちとともに~妖精のお菓子屋さん ラ フェ クレール通信」新しいアプローチ♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.07
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品川駅から京急で2つめ、新馬場駅に新しいお菓子屋さんが誕生しました。“光り輝く妖精”という意味の店名 ラフェクレール(La f?e claire)には、オーナーパティシエ 増田裕樹シェフの想いがぎっしり込められています。『しあわせの輪っか』は昔懐かしい洋菓子マドレーヌのリッチ版 数時間だけ営業のプレオープンを経て、2010年6月2日・3日とオープニングセールを開催。翌日はお休みし店内の商品を並べ替え、今日5日から本格始動です。 増田裕樹シェフは、エヴァンタイユ、ホテル日航東京等でパティシエとして勤務。 テレビ東京「TVチャンピオン菓子職人選手権」出場。母校の服部栄養専門学校の製菓教授として多くの生徒を育成し、後に独立。 「ふわっとした食感・日本人の好む柔らかいもの」を追求し、特に生地に力を入れています。今をときめくフランス菓子店が目指す「重厚で食感のあるお菓子」とは違ったベクトルを持ち、懐かしい日本の洋菓子を彷彿とさせるラフェクレールのスイーツですが、単に昔のお菓子の再現ではありません。 最近のフランスの流行である古典菓子の再解釈(サントノーレ、ガレット・デ・ロワ等伝統菓子を現代風にアレンジ)と通じる面も。記憶に残る洋菓子が、現代的な風味をプラスされて登場といった感じでしょうか。人の好みは色々ですので、ムース主流・インパクトのあるフランス菓子好きな人には物足りなく思われるかもしれませんが「こういうお菓子が食べたかった!」と大喜びされる方も多いと思います。 『しあわせの輪っか』 割ると中味はふんわり ホロッ マドレーヌの名の由来は、18世紀フランス、美食で名を馳せたロレーヌ地方の領主スタニスラス・レクチンスキーが自らの主催する晩餐会に出されたお菓子を気に入り、菓子職人の代わりに急遽そのお菓子を作った女中の名前をつけたというのが一説。他、ロレーヌ地方コメルシーの町の料理人マドレーヌが考案した等諸説あります。 ポコッとおへそが飛び出た貝型マドレーヌは、フランスのパティスリーでよく見かける定番の焼き菓子。泡立てるのではなく、空気をあまり含ませないように材料をすり混ぜ、バターの香り高く焼き上げます。参考:エシレ・メゾン デュ ブールのマドレーヌ(左はフィナンシェ) 日本独特のマドレーヌ型(菊型) マドレーヌ型(貝型) それに対し日本の洋菓子マドレーヌは菊型。空気をたっぷり含ませてスポンジ生地のようにふんわりさせる方式です。ラフェクレールのマドレーヌはこちらで、印象は「アーモンド風味のリッチなケーキの土台」。懐かしいながらも変化を加えた仕上がりに増田シェフは『しあわせの輪っか』と名付けました。 『しあわせの輪っか』 店内は手作り感があふれ、マジパンの動物、スタッフが作った籐のカゴやお人形たちが優しい雰囲気を添えています。 マジパンの動物 ギフトセット ラブリーなラッピング 値札をとめるクローバー型のワイヤー細工も手作り 籐のパティシエ 籐の妖精 全て手作り 店内あちこちに手作り作品が飾られていますので、お店を訪れたらチェックして下さいね☆ 想いの木 オープニング後は、ここにどんなお菓子が飾られるのか、楽しみですね。 右側の箱は、オープニング用の詰合せ。通常営業がスタートすると、この場所には焼き菓子が置かれます。 ラフェクレールの生菓子の写真はこちら(まだ全種類揃っているわけではありません。徐々に増やすようです) ラ フェ クレール 増田裕樹シェフ (写真掲載許可をいただいています) 増田シェフのお菓子がオープン前から注目を集めていた理由の一つには、ブログの存在があります。普通は、お店をオープンするか同時くらいにHPを作り、お店の宣伝を始めますが、増田シェフの場合は、もともと機械好きということもあり、オープン一年前からブログ「スイーツの妖精たちとともに~妖精のお菓子屋さん ラ フェ クレール通信~」をスタート。M-HIROさんという名で、作ったお菓子の紹介や、お菓子に対する想いなどをオープンが近づいて忙しくなるまでは毎日欠かさずアップ。コメントのやりとりもマメに行い、少しずつファンを集めてきました。 ブログに次いで、HP、メルマガ、携帯メルマガもスタート。妖精のイメージのデザインをおこしイラストレーターに依頼する等、オープンに向け、準備を着々と進めてきました。その結果、プレオープンには店頭の看板とメルマガだけで、多くの人を集めたといいます。 この一年、ブログを通じメールで何度もやりとりをさせていただいた増田シェフですが、実際にお目にかかった時には、耳にワイヤレス携帯電話ブルートゥースをつけ、無駄のない動きでテキパキと指示をとばす姿に、機械オンチの私としては大いに驚かされました。 現代的なツールを使いこなし、今までにないタイプのお菓子屋さんを作ろうとされている増田シェフ。それでいて、作るお菓子はレトロな雰囲気を漂わせながらも現代のテイストを持つ独特の路線を貫いています。面白いお店が誕生しました。2010年5月31日 ラ フェ クレール外観(オープン前)最寄駅 京急「新馬場」の読みは「しんばんば」 f?e=妖精 clair(e) =明るい、澄んだ、光妖精のお菓子屋さん La f?e claire (ラ フェ クレール)増田裕樹シェフ東京都品川区南品川1-8-11 北浜ビル1F 03-5781-9170 営業時間 9:30~20:00(予定)不定休 京急 新馬場駅 南口より徒歩3分 道順 京急 青物横丁駅より徒歩8分JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 大井町駅と品川シーサイド駅より徒歩15分テイクアウトのみ ※近くに“お休み処”(無料休憩所)ありブログ「スイーツの妖精たちとともに~妖精のお菓子屋さん ラ フェ クレール通信」続きます新しいアプローチ♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.05
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手土産に持っていきやすい焼き菓子を2品、という生徒さんからのリクエストで、『ガレットブルトンヌ』と『ウィークエンド』をお教えしました。ガレットブルトンヌの方にはゲランドのフルール・ド・セルを使い、ウィークエンドには愛媛産のレモンを。どちらもシンプルなお菓子なだけに、素材選びが大切です☆2010年 5月31日 5月のお菓子教室 焼き菓子2品『ウィークエンド』 愛媛産レモンを使って 『ガレットブルトンヌ』 『ウィークエンド』 ガレットブルトンヌは、クッキーのようにばりっと硬くはなく、厚みがありホロッとした口あたりでが気の一品。アクセントの塩がきいています。 5月のお菓子教室 庭の薔薇を少しだけ切って飾ります2010年 5月31日 ピエール・ド・ロンサール 満開♪ダージリン ファーストフラッシュ ジャンパナ茶園 あわせたお茶は、先日友人からいただいたダージリンの初摘み、ジャンパナ茶園のファーストフラッシュを。淡い色合い、香り高いけれど浅い感じの味わいは、今の季節のものです。薔薇がきれい♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home食べログへ
2010.06.03
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緑茶、黒茶、黄茶、白茶、青茶、後発酵茶など分類されているお店で、さらっと「レッドティー」と言われて何かと思えば、紅茶でした。 オープニングセレモニーの様子を書き続けてきたシンガポール発高級ティーサロン TWG Tea 自由が丘 ですが、実際にオープンしてからも行ってみました。 2010年 5月27日 お客さんが写りこまないように、トローリーの裏から お昼を少し過ぎた頃。座席はほどよく埋まっていて、女性二人連れ、女性一人、男性客を含む数人のテーブルなど、色々な需要がありそう。注文後に「これ、いいですか?手元に置いておいて」と言って、じっとお茶のメニューに見入るおひとりマダムも。その理由は、すぐにわかりました。 どのお茶にするか、決めるまでかなり迷いました!何故なら、メニューにはインド、セイロン、中国等々国別に、またオリジナルブレンドティーや「朝に最適」「日中に最適」などシチュエーションにあわせて茶葉が分類されてはいますが、個々のお茶がどんな味・香りなのかの説明は全くありません。 例えば「朝」。イングリッシュブレックファストティーは想像がつくとして、ブレックファストズールーティー、シンガポールブレックファスト、ロイヤルブレックファスト、パリ…、ニューヨーク…など、名前を見ただけではどれが何やら。 では、どうやってお茶を選んだらよいのでしょう? お茶のメニューは名前のみで説明なし 『ナポレオンティー』 スタッフは、会話の中からお客さんの好むお茶を探り出してすすめ、お茶選びをお手伝い。特にソムリエのようなお茶の専門家もいますので、詳しく聞きたい時はその人に。といっても、何が飲みたいのかを上手に伝えるのは意外と難しかったですよ~。 お店に入った時点では、食べてみたかった『シンガポールサプライズ』というタルトに合う紅茶で、何かお店のおすすめの、他ではいただけないオリジナルブレンドを、と思っていました。 ところがそれが難しい。「お店のおすすめ」はこれ、と提案型というよりは、どういうお茶が飲みたいのかを丁寧に探ってくる方式。だいたいの希望を伝えた後は、こんな香りのものはいかがですか、と大きな黒い茶筒(瓶?)を一つずつ持ってきて、香りを試させてもらいます。 いくつかの香りを同時に比べるのではありませんので、せっかく持ってきていただいた茶葉でも、イメージと違うとそのように伝え、また別の茶葉をということになります。 「蘭の花のような香りはいかがですか」「いえ、それはちょっと(好みと違います)」…のような会話が繰り返された後、どんな紅茶がお好みですかと聞かれるので、つい普段はミルクティーにするような強い紅茶が好きと伝えます。すると、アッサムやニルギリ、ディンブラなどはいかがでしょう、と、ミルクティーにあう茶葉をすすめられますが、そのあたりはよく飲んでいる茶葉ですのでパスを。『シンガポールサプライズ』 一切れは、かなりのボリューム あちらも困ったと思いますが、私もそろそろ決めなくては、と少し焦りが出てきます。そんな時に、『ナポレオンティー』はいかがでしょう、との声が。あ、それは面白そうと頭の片隅が反応。ネーミングって大切ですね。 どうしてナポレオンという名前がついたのか、今思い返してみると肝心な所を聞き逃してしまいましたが、これはキャラメルティーの一種だそうです。 単一のフレーバーであるソロティー(バニラティーやパッションフルーツティーなど一つだけの香り)の中にもキャラメルティーはありますが、それがキャラメルだけの香りなのに対し、ナポレオンティーは更に香りを少し足してブレンドしているそうです。「他に、グリーンティーをベースにしたポロクラブというキャラメルティーもあります」との説明も。それにも心惹かれましたが、この時は緑茶よりも紅茶が飲みたかったので、ナポレオンティーに決定♪ふぅ。ようやく決まりました~。 『シンガポールサプライズ』 550円 『ナポレオンティー』 800円 一人の接客にこんなに時間をかけてもらっていいのかな?と思いましたが、他のお客さんがお茶を選ぶ様子を見るともなく見ていると、やはり同じように茶葉が決まるまでにかなり時間がかかっていました。このお店は、これでいいのね。 「コーヒーにします?紅茶にします?」「じゃ、紅茶で。」という世界とは異なる空間。贅沢な時間の使い方です。 ナポレオンティーは、注いだ瞬間にキャラメルの香りがパ~ッと華やかに広がる着香茶。ミルクを入れて飲む場合でも、私は最初の一口だけはそのままいただきます。一口…。もう一口。おや、わかりやすい香りとさっぱりとした口当たり。もう一口。…と、しばらくストレートで飲み進んでしまいました。珍しいことです。『シンガポールサプライズ』 さて、オープニングセレモニーの時から気になっていたタルト『シンガポールサプライズ』。TWG Teaシンガポールで一番人気のスイーツです♪ 登場した一切れを見て、最初に思ったのは「でかい」。…上品さが出ない感想ですが、「大きい」というよりもこの方がぴったりくる雰囲気。アメリカンケーキのボリュームとはまた違った、存在感です。 ところがところが。あっさり完食。タルト生地はしっかり硬め。切り方を間違うと、カチ~ン!とお皿が音をたてて切った部分がふっとんでいってしまうような硬さです。ここはザクザクッとナイフを立てて切ります。 レッドティー(紅茶ですね)のバニラブルボンで香りをつけたカスタードクリームは、とろ~っととろけ、食べにくいものの、とても美味しい♪♪たくさん入ったフランボワーズ(ラズベリー)との相性も抜群。バニラビーンズで直接バニラの香りをつけるのではなく、バニラの香りのする紅茶を使って間接的にほんのりバニラの香りを漂わせる所が奥ゆかしい。 表面はブラウンシュガーでカリッとキャラメリゼしてあり、軽やかに音を添えます。とろ~りん、ザクザク。とろとろ~ん、ザックリ。最後に残るのはこのガリガリザリッ!とした食感。TWG Tea自由が丘 店内 黄色い缶の並ぶ奥の方はブティックで、茶葉などを販売。トローリーの中に、その日の生菓子が並びます フィリップ・ラングロワシェフのお菓子の飾りつけは、その日のインスピレーションで。 カットされたケーキを見ると、やはり大きいですね。『苺タルト』 一人でこの空間を楽しみました。お会計は、席で。頼むとレシートを持ってきてくれますので、座ったままお支払いを。 スコーンは、お土産に買うこともできます。今のところバラ売りはなく、3個で525円。日によっては売り切れてしまうこともありますのでご注意を。TWG Tea自由が丘 (ティー・ダブリュ-・ジー ティー自由が丘)東京都目黒区自由が丘1-9-803-3718-1588営業時間 11:00~21:00 オールデイダイニング(L.O.20:30)ティータイム 14:00~17:00ブランチ(週末のみ) 11:00~15:00定休日 なし(特別休業:1月1日)東急東横線 自由が丘駅 南出口徒歩0分駐車場 なしTWG Tea自由が丘 オープン 目次 へお茶選びは楽しくも時間がかかりそう★と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home食べログへ
2010.06.01
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