時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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August 16, 2008
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 見つけたのがこれ、 「三つ首塔」 (横溝正史:角川書店 )である。なんと105円で売られていた。酒を飲まない私にとって、缶入り飲料より安く、旅先での徒然をなぐさめることができるのはありがたい。横溝正史と言えば、金田一耕助シリーズという訳で、この作品も金田一耕助シリーズのひとつである。

 この物語でヒロインを演じるのは、両親を亡くしながらも、伯母夫婦の手で両家の令嬢として育てられた宮本音禰。ところが、莫大な遺産相続の話が、音禰にもちあがる。しかし、遺産相続のためには、高頭俊作という男と結婚するという条件が付けられていた。

 そして、伯父の還暦パーティの夜、音禰の婚約者高頭俊作を始め、全部で3人もの人間が殺されたのだ。音禰も俊作のいとこの高頭五郎という男に凌辱され、ついには、殺人への関与を疑われ逃亡生活に。

 いかにも、横溝作品らしい淫靡な世界が広がっていき、良家の令嬢であった音禰が、怪奇な事件のなかで翻弄され、どんどん転落していくかに見える。音禰は、このままどこまで堕ちていくのだろうと思っていたら、びっくりするようなどんでん返しがあり、犯人も全く意外な人物であった。

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DVD「三つ首塔」


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Last updated  August 16, 2008 09:49:00 AM
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