時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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May 2, 2010
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カテゴリ: TVドラマ


「長崎殺人事件」 。浅見光彦シリーズの第37弾にあたる。題名から分かるように、今回の舞台は九州・長崎である。

○原作「長崎殺人事件」(内田康夫:角川書店)



 今回、光彦宛に、長崎の老舗カステラ屋である「松翁軒」の娘、松波春香から手紙が届く。春香の父・公一郎が、大量機械生産によるカステラ屋である「山庄」の主人、山岡庄次を殺したとして逮捕され、凶器の短刀から、父の指紋が検出されたというのだ。山岡が残したダイイングメッセージは「蝶々夫人の・・・」だった。

 たまたま、兄の陽一郎を通して、大学時代の同期で長崎選出の稲垣代議士から、光彦に、行方不明になった後援会幹部の荒井省三を探して欲しいという依頼があり、光彦は長崎に飛ぶ。そこには、「神の島」開発計画を巡る、賛成派と反対派の対立が関係しているようだ。殺された山岡庄次は、賛成派の急先鋒だった。そして、グラバー邸でやはり反対派の病院長が殺害され、近くの蝶々夫人像の左手人さし指には、銀の十字架のペンダントが架かっていた。

 長崎は、中学校の修学旅行も入れれば、これまで2回訪れたことがある。平和公園やグラバー邸は、何とも懐かしい思いがした。また島原にはまだ行った事が無いので、機会があれば行ってみたいものである。

 さて、肝心のドラマの方だが、美しい長崎の風景に、昔ながらの職人気質のカステラ屋といった伝統的な「長崎」に、開発計画という変化を対比させ、そこに、過去の悲恋や悲劇をからめていくという、なかなか見ごたえのあるつくりになっていた。しかし、蝶々夫人は、それほど関係がなかったような感じだ。冒頭の山岡のダイイングメッセージも大して意味がなかったのではないか。

 このドラマを視て考えさせらたことは次の2つだ。まず、松浪公一郎が逮捕された時、「松翁軒」に嫌がらせの電話がかかってくるシーンがあった。実際に自分が直接見聞きしたことはないが、ブログの炎上などが往々にしてあることを考えれば、実際にもあるのではないかと思う。キリストは言われた、「罪なき者がまず石を投げよ」。このような「バカで暇人」になることだけは慎みたいものである。



○光彦の泊った「ホテル咲き都」


(原作)
・内田康夫:長崎殺人事件


(出演)
・中村俊介(浅見光彦)
・前田亜季(松波春香)
・長谷川哲夫(松波公一郎)
・音無美紀子(山崎柚紀子)
・榎木孝明(浅見陽一郎)



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Last updated  May 2, 2010 09:36:40 AM
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