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時により過ぐれば民の嘆きなり八大龍王雨止め給へ 源実朝いまも昔も水害は恐ろしい。床上浸水も体験した事のあるアンは、これからの天気が心配です。さて、本題。太宰治の「右大臣実朝」 中2の時、せのびをして読んだ。が、全くといっていいほど理解できなかったのをおぼえているおぼえていたのは、この和歌だけ…。いま、読み返してみると将軍家(実朝)と作者の姿が重なって見える。何かが少しづつ世間の思惑とずれていく時、自分はここにいるよと叫んでも届かないのかもしれない。
2008.06.23
久々に、カフカの「変身」を読み返した。確か高校1年生の時に読んだから、かれこれ10云年前。グレゴール・ザムザの名前は忘れてなったし、あらすじもだいたいおぼえていたけど、あの頃より、ぐっと身近に物語を感じられた。グレゴール・ザムザは、布地の外交販売員。ある朝、目覚めると巨大な虫になっていた。さあ、どうする?彼には養わなくてはならない家族がいる。会社の上司は遅刻も欠勤も許さない。でも、どうにかしようと思って、家族と迎えにきた嫌な上司にあうが、拒絶されてしまう。妹なんかもう、「あれ」呼ばわりだ。ひどいね、大切にしてもらってたくせに。さて、その「あれ」。私のイメージでは、ダンゴ虫に近いのだが、どうなのだろう?作中では、グレゴールは、「たくさんの足をもっていて、ひっくり返ると起き上がれない」のだ。じゃあ、ムカデのようなものかと思うが、「背中にリンゴを投げつけられたら、甲殻にはさまった」ともある。いったいなんなのだろう? 若いころは主人公に感情移入していたが、今回読み返すと、自分でも気味悪いくらい家族の方に気持ちが傾いている。群像劇のように眺めながらも、私も気付くとザムザを「あれ」扱いしてたのかも。うーん。それこそ。変身?
2008.06.20
旦那が買い物ついでに桜桃忌だから、吉祥寺に連れてってくれた。三鷹市じゃあないのか?でも井の頭公園、死体の発見場所経由で玉川上水を歩いて三鷹駅へ。ふーん、これが作品の舞台か(*^_^*)と思うとどきどき。来年はお墓参りもしたいな。
2008.06.19
物に頼ってます。。ってダメじゃん。
2008.06.17
こういう時間に、ひたすらページをめくる。今はリルケの「マルテの手記」
2008.06.10
さっきパソコンのニュースでみたのだが、氷室冴子さんがお亡くなりになった。すごいショック。中学時代にコバルト文庫で読んだ「なんて素敵にジャパネスク」シリーズや「雑居時代」、「クララ白書」。とうとう自分の娘にまで、キャラの名前付けたくらい好きだ。(上の子だけね)なかでも一番好きだったのは、「シンデレラ迷宮」。本当にページがぼろぼろになるまで読んだ。どんな素敵なラブストーリーよりも、心に刺さる名作だ。「白鳥の湖」のオディール、「ジェイン・エア」のジェイン、彼女たちと主人公とどれだけ深く付き合っただろう。泣きながら読んで、また泣いてっていう悪循環。中学、高校と学校に行きたくない日は、いつも読んでいた。また、行こうかなって思えるように。(結局、出席日数を計算して行くようにしていた)あの本を手放したのは、失敗だったな。氷室冴子先生、大切な時間をありがとうございます。心よりご冥福を祈ります。
2008.06.06
毎年、いろんな出版社が夏のキャンペーンを張る。いつ見ても同じような古典の並びよ。もう岩波文庫は絶版で手に入らないのだが、どうしてもハンス・カロッサの「幼年時代」が読みたいと心から思う。あのニジマスが語る、「虹の根元には金の詰まったつぼがあり、偶然みつけないといけない」という話が最高に好きだ。ぜひ子どもにも読ませたい。あの感動をもう一度! と本屋の前でついこぶしを握り締めてしまった今日。
2008.06.03
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リラに、「これ読み聞かせにいれてもいい?」と聞いたら、断られた。おきにいりこのシュールな絵がどうも受け付けないらしい。自分の好きな事は、貫けよっていつも教えているので、ママも強引に読みきかせりストに入れてしまおう。
2008.06.03
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