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阪急かっぱ横丁の古書街に白川静さんの「常用字解」があったので買った。早速、「措」を調べた。なにやら、ことを処理する意味があるらしい。いつも「ソ」と読むのか「サク」と読むのか迷っていたがどうやら「錯」と混同していたらしい。字数は大したことないが、それぞれ詳しく解説してくれているので重宝しそうだ。せっかく、梅田に出て来たので知り合いがやっているジャズ・バーに寄って帰った。
2017/01/31
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吉田武さんが書いた「虚数の情緒」にカントールの対角線論法の説明が載っていた。以前読んだ時はイマイチ、ピンと来なかったが今回はなんとか理解出来たようだ。まず、0≦Akk≦1に存在する実数をすべて行に書き出す。これはすべての実数に自然数で番号札を付けることを意味する。そして、1行目の1桁目の値ならA11と10進法で添字を付ける。さらに、各行の添字が同じ数字の値を拾って行き、各々の値を、0≦Bk≦4なら5、5≦Bk≦9なら1と変換して行く。この数列Bkは、すべての実数を書いた表Akkの対角線に現れる。そして、この数列は、表Akkのどの数列とも一致しない。なぜなら、必ず、添字が同じ桁の値を変えてあるからだ。つまり、実数は自然数によって番号が付けられない、だから、実数の濃度は自然数より濃い。それを、ℵ0<ℵと書くようだ。更に、この作業をAk(k+1)やAk(k-1)等に行って行くと無限に同様の数列を作れるのではないだろうか。それなら、無理数が自然数に対して圧倒的な濃度を持っているのも頷ける。
2017/01/30
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中原中也の有名な詩「サーカス」に、これまた有名なフレーズ「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」が出て来る。歌人の穂村弘さんによると、これは中也が模索した名辞以前の言葉から生まれたのではないかとのことだ。なるほど。禅宗でいう「不立文字」に似ているかもしれない。あるいは、何か得たいの知れない怖い生き物にライオンと名付けた時、怖さが少しだけ減ったような。あるいは、幼児が「ママ」と発することによって母親の不在に耐えることを覚えた時、失った何かのような。あるいは、ヴィトゲンシュタインが追及した、誰にも理解されない私的言語のような。ともあれ、原初の感情そのものとしか言い様のない世界に詩人は生きたのだろう。中也は、生前、友人達に随分迷惑を掛けたそうだが、その短い生涯に、後年長く炸裂し続ける傑作を残した。
2017/01/29
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沢木耕太郎さんが「生き方よりまず在り方が重要ではないか」というようなことを書いていた。それはそうだと思う。生き方が金太郎飴全体だとするなら在り方は切った断面に現れる金太郎だろう。一方、在り方を生きる態度と言っても良いように思う。人間、1番大事なのは哲学だと思うが、それが端的に表れているのが態度だろう。いくら心の中で良いことを考えていても態度が悪ければなんにもならない。そもそも、心の中が高潔なら態度も高潔になるのが自然だろう。哲学は自分も含めた世界解釈を基礎にした行動原理だと思う。個人にとっての憲法のようなものだ。しかし、他者のそれを一々深く知ることは出来ない。せいぜい、長く付き合っても概ね感じるのが関の山だ。だから、自分も他人も、まず態度が最も重要なのだ。「第一印象は当たる」というのは概ね正しい。
2017/01/28
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三谷幸喜はモノマネ芸人が本物を絶対に越えることはないことを分かっていながら、ひたすら己の芸を磨くことに憧れるそうだ。そして、哲学者の鷲田清一さんもそうだ。あそこまで考えつめた人がいて、その地点まで何とか行ってみたいとの思いでこれまでやって来た。これで、二人共、嫌いではないがどこか食い足りない気がしていた原因が分かった。本物とマネでは決定的な違いがある。三谷幸喜が憧れるビリー・ワイルダーの作品は面白いが、「ラヂオの時間」や「THE 有頂天ホテル」は全く面白くない。マイケル・ブレッカーはともかくウィントン・マルサリスの演奏は全然良いと思わない。ほとんどがマネだからだ。最初、マネから始めるのは仕方ないが、世に出す時は、例えヘタでも独自でどこか決定的に優れた点が無ければならない。
2017/01/27
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「アメリカン・ビューティ」同様、アメリカ家庭の崩壊と狂気を描いていた。作家同士の夫婦だが旦那は難解な純文学作家で嫁さんは売れっ子の大衆作家だ。ある日、嫁さんの浮気がバレ離婚する。男兄弟二人は両親の家を交互に行き来する。高校生の長男はパパっ子で幼い次男はママっ子である。離婚のせいで情緒不安定になった弟は酒を飲み自慰後の体液を図書館の本棚やロッカーになすりつけるような異常行動に出る。一見、冷静に見えた長男も、ピンク・フロイドの曲を自作と称して発表会で演奏し賞金を得る。そのことがバレた長男がカウンセラーに聞かれ、語った楽しかった思い出はママと行った博物館のイカとクジラだった。その後、復縁を模索する旦那の言動で、実は、1番狂っていたのは旦那であったことが露になる。人は多かれ少なかれ狂っていることをリアルに描いていた。だが、日本で少し前にあった、母親がホスト狂いで幼い子供二人を餓死させた事件や、最近あった、泣く子供を嫌がる愛人の為に、実の娘を橋から投げ落とした母親よりは遥かにマシだ。旦那役の演技はぱっとしなかったが、母親役のローラ・リニーと兄弟役は光っていた。
2017/01/26
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今回、ブルーノ・マーズが出ていた。これまでも、スティーヴィー・ワンダー、マライア・キャリー、エアロ、U2、オアシス等、大物達が出ていたので驚かないがさすがのパフォーマンスだった。ジャスティン・ビーバーの完璧のパフォーマンスに比べると少し高音を外していた。しかし、随所で決める歌とダンスの質はとんでもなく高かった。思わずネットで調べたら、スーパーボウルのハーフタイム・ショーでやったパフォーマンスの質もえげつなく高かった。ヒネりまくった高度な振りを余裕でこなしていた。テイラー・スイフト、アリアナ・グランデ、ケイティ・ペリー等、今をときめくディーバ達からオファーが来るのも頷ける。昔でいうと、MCハマー、ボビー・ブラウンくらいの華と色気だろうか。ジャスティン・ビーバーが可愛い系なら、ブルーノ・マーズは威勢の良いアンちゃんというところか。一歩間違えるとマフィアになりそうだ。そういう意味ではマフィアと関係のあったシナトラという線もある。しばらくは、ジャスティン・ビーバーとブルーノ・マーズの時代が続きそうだ。
2017/01/25
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エピクロスの「快楽主義」程の曲解ではないにしても「懐疑主義」というレッテルはどうかと思った。強いて懐疑主義というなら至極真っ当な懐疑だろう。それはそうだろう、カントにわざわざアンチノミーを持ち出されるまでもなく、人間の知性には自ずから限界がある。というか、それはかなり貧弱と言えるかもしれない。心象の強度による印象や観念の分類は面白かった。特に、信念は観念の連合から生じ、原因と結果に関する推論は習慣に起因するという洞察も興味深かった。国家権力における原始契約についての考察も面白かった。王や政府の権力は、古来、人々との原始契約によって成り立っているという学説への批判だった。ヒュームは、国家権力は元々暴力によって勝ち取られたものであり、人々は血を血で洗う無政府状態を避ける為、渋々従っているだけだとする。おそらく正しいだろう。国家権力は恐怖によって支えられているのだ。これで、人類の多くが保守的である事実も説明が付く。
2017/01/23
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「チャーリー・パーカーの技法」によると、パーカーはセヴンス・コードの7th,9th,11thで作られるMajor triadがセヴンス・コードに使えることに気付いたようだ。それはやがて11thを使ったsus4に発展する。以前、ハンコックの「Maiden Voyage」がsus4だけで出来ていることに新鮮な驚きを感じたものだが、そのルーツはパーカーにあったようだ。当然ながら分数コードにも直結しているだろう。
2017/01/22
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嫁さんの誕生日祝いを兼ねてビリヤードと食事を奢った。ビリヤードはいきなり負けた。次は勝ったが、その後、なんと2回連続で負けた。彼女の調子が良かったとはいえ、かつてあんなにヘタクソだった人間に2回も勝ち越された。一瞬、ビリヤードを辞めようかとすら思った。その後、なんとか2回勝てたが屈辱のタイだった。私も決して調子悪くなかった。今までで最高に調子良かったのは6回連続で入れた時だったが、今回、5回連続で入ったので、むしろかなり良かったと言えるだろう。最後の9番を狙っている時、彼女にひつこく話掛けられていなければ入っていたかもしれない。遠目や薄目もよく入った。ともあれ、彼女は決して侮れない相手になった。その後、本当ならフレンチくらいご馳走したかったが今月は特に貧乏なのでお好み焼きで辛抱して貰った。だが、地元で昔からやっている美味しい店なので満足してくれた。大将が頑張ったお蔭で最近改装し、なにやらテレビでも取り上げられたらしい。そういえば、ケーキを用意してなかったのでセブンイレブンでスイーツを買って帰った。彼女はケーキにしたが私は仕事で泊まりの時よく買っていたジャージー・プリンにした。
2017/01/20
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ユーミンはなにやら画家になりたかったらしい。好きな画家はギュスターヴ・カイユボットだそうだ。好きな作品は「パリの通り、雨」だった。なるほどと思う。この作品に漂うパリのエレガンスと仄かな憂愁はユーミンにぴったりだ。ユーミンは今やJポップを桑田と二分する歌詞の大家だ。だが、どことなく感じる高慢さとブルジョア趣味が嫌いだった。奇しくも、ギュスターヴ・カイユボットも生涯裕福だったらしい。だが、彼は多くの印象派の画家達を経済的に支援したらしい。ユーミンも性格はともかく少なくとも悪人ではないだろう。以前、彼女がかぐや姫の音楽と侮蔑的に「四畳半フォーク」と評していたことを踏まえて評するなら、彼女の音楽は「温室のセンチメンタル」というところだろうか。
2017/01/19
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BLUE BACKSの「新しい高校物理の教科書」でロケット推進の原理を数式で説明していた。質量Mの機体に質量mの燃料を積んだロケットがV0の速度で進んでいる時、全燃料を機体に対する速さuで一気に後方へ噴射する。その結果、機体の速さがVになった。uは機体から見た後方への速さなので、実際の燃焼ガスの速度はV-uである。(ここの所が何故か直感的になかなか掴めなかった)そして、運動量保存の法則の式、M1V1+M2V2=MV1’+M2V2’(M1,M2:二つの物体の質量、V1,V2,V1',V2':衝突前後の二つの物体の速度)に当てはめると、(M+m)V0=MV+m(V-u)になる。更に、これをVについて解くと、V=V0+{m/(M+m)}uになる。つまり、機体の速度は燃料の質量が機体と燃料を足した質量に対して大きい程、そして、燃焼ガスを噴出する速度uが大きい程、大きくなるという直感通りの結果を示している。そんなことは絶対にないが、もし宇宙空間で移動したければ進みたい反対方向へ身に付けた物を投げれば良いのだ。
2017/01/18
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「人間の欲望は他者の欲望である」というラカンの重要なテーゼがある。言いたいことは分かるがどこかしっくり来ない。それなら人間の主体性は一体どうなるのだ?だが、「人間は他者の欲望に強く影響される」なら、かなり納得出来る。そして、その他者は共感出来る他者だろう。実際、ネットに溢れる文章を読んでいると同じ人が書いたのではないかと思うことがよくある。プルーストが言うように「思想が同じなら同じ人間である」はおそらく正しいだろう。ネットの文章も少なくともそのテーマについては同じ人間なのだ。人間のDNAはチンパンジーはおろか樹木とですらかなりの部分を共有しているらしい、ましてや同時代、同地域で育った人間が同じ考えを持ってもなんら不思議ではない。だから、人間は自分に似た人の欲望をコピーするのだ。私はコルトレーン、ヴィトゲンシュタイン、北斎に共感する。当然、彼らの欲望を共有しているのだろう。コルトレーンは夭折した。出来れば北斎のように長生きしたい。
2017/01/17
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小正月だったので近所の神社で注連縄のどんど焼きに行って来た。ついでに近くのジャズ喫茶へ行ったら生憎閉まっていたので普通の喫茶店にした。厚切りのトーストが美味しかった。サイフォンで淹れたコーヒーも美味しかった。夜明けから降った雪が少し積もっていたので転ばないように気を付けて帰った。
2017/01/16
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7日目のゲストはさだまさしさんだった。前評判通り詳しかった。3・11までは引退も考えていたが慰問に行った時喜ぶ人が居たので声が出る限り歌おうと決意したそうだ。力士にもさださんの歌を好きな人は沢山居た。前々から思っていたことだが日本人横綱についてあまり騒ぐのは好きではないと言ってくれたのも嬉しかった。刈谷アナウンサーがよくカブるのが少し気になったが春日野親方は声が渋くて分かり易かった。いつもなら録画を飛ばしながら観るが4時から全部観た。北の富士さんが居なくて淋しい場所だったが久々楽しい放送だった。
2017/01/15
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ゲーデルの不完全性定理入門の冒頭で、まずイメージを掴ませる為アナロジーを使っていた。それは、『真実しか言わない住民と嘘しかつかない住民しか居ない社会で「私は嘘つきである」という言明はあり得ない』というものだった。なるほど。それはそうだ。つまり、それが可能な社会では、人は真実を言ったり嘘をついたりするということか。これは、ごく当たり前の真実だが。
2017/01/14
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去年、春場所へ行った時横綱の手形とサインの入ったタオルを買った。買ったは良いものの使う訳にも行かず部屋に飾る訳にも行かないので本棚の上にポンと置いていた。どうやら嫁さんはそれがずっと欲しかったらしい。あげると言うと凄く喜んでいた。自分が買ったやつは柄が目立たないので銭湯へ持って行けるから貰ったやつは家で使うそうだ。丁度、「深夜食堂」で病気になった嫁さんが旦那に我儘を言う回だったがうちでも嫁さんのささやかな願いを叶えられた。
2017/01/13
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動物行動学者によるとアメリカ次期大統領トランプのツイッターによる執拗な暴言はサル山のボスが自分に逆らう者を徹底的な攻撃することに似てるそうだ。なるほど。今まで、ヒトラーを初めムッソリーニやフランコのような独裁者が何故大衆に選ばれるのか不思議だったが、サル山のボスに自ら従おうとするサル達によるものだったか。人々は知性ではなく強い者に従うのだろう。
2017/01/12
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中原中也は神童だったそうだ。親は医者だった。しかし、子供の頃、文学に目覚め成績は急落。中学を落第した為カッコ悪くて地元山口にいられなくなり京都へ転校。その後、ダダイズムに影響された詩を書く。なるほど、「トタンがせんべい食べた」とかはそんな感じだ。生前に出した一編の詩集と死後友人が編んだ詩集の二編を残し30才で夭折。難儀な性格だったのは聞いていたが太宰にも絡んだとは知らなかった。ダダイズムはアートロックにも影響を与えたらしい。Creamの「White Room」なんかもそうみたいだしディランの詩にもそんな感じを受ける。明治生まれの中原中也は彼らの先を行っていたわけだ。名前の残っている人は伊達に残っているわけではない。
2017/01/11
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なにやらビッグバン後の物質のムラは引力を持つダークマターが決めたらしい。それがなければ水素やヘリウムなどの軽い原子が集まることはなく、従って星も生命も誕生しなかったそうだ。一方、宇宙の膨張は現在さらに加速しているそうだ。それは斥力を持つダークエネルギーのせいだそうだ。さらに、気が遠くなるような話だが我々が住む宇宙の他にも膨大な宇宙が存在するそうだ。だが、それらはダークマターとダークエネルギーのどちらかに偏っていて短命に終わるそうだ。つまり、我々が住む宇宙はダークマターとダークエネルギーの均衡の上に成り立っている訳だ。物理の法則を人間の精神にそのまま敷衍してはいけないだろうが人間社会も愛と憎しみの均衡の上に成り立っているように思う。
2017/01/10
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前半、前橋は2度も決定機を逃した。一方、青森の10番がさすがの落ち着きでまず1点決め前半終了間際、8番嵯峨が一旦味方に当て、もう一度貰ったボールをDFとGKをかわし倒れながら決めた。青森はカウンターにスピードがある。青森のGK廣末のロングフィードは相変わらず素晴らしかったし動きも精悍だった。前橋の人見はポストプレーが巧いが動きが遅かった。このままの流れだと青森の圧勝に見えた。終わってみるとやはりの5-0の圧勝だった。後半、中盤、2分間程で2点入った。両方、廣末からのロングフィードからで2点共鳴海が決めた。1点は飛びながらの胸トラップで落とし決めた。テクニックのある選手だ。もう1点は終了間際、交代して入った9番佐々木が味方が奪ったボールを見事なミドルで決めた。全体として前橋がそれほど劣ったチームにも見えなかった。だが、判断がやや遅く感じた。チャンスも何度かあったので決定力にも欠けるだろう。途中で下がった10番飯島はボロ泣きしていた。本人は、今、それどころではないだろうが一生の財産になる涙になるだろう。プロの選手は勿論テクニックがあるしプロのプライドも感じるが彼らにはあまり感じられない高校生のひたむきさは貴重だ。
2017/01/09
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佐野日大は5バックの堅い守備だった。だが、前半30分頃、中盤からのロングフィードをDFの裏で受けた前橋の10番飯島が出したマイナスのアシストを9番高沢が落ち着いて決めた。後半、佐野日大も功勢に出た。しかし、今大会無失点のDFを崩せなかった。これまで選手を鼓舞してきた佐野日大マグナも功を奏さなかった。一度、10番長崎が巧いトラップからシュートしたシーンもあったがGKの好セーブに阻まれた。長崎はパスにもメリハリがあり気の利いた選手だった。前橋の人見は動きは遅いがポストプレーの巧いA代表の本田のような選手だった。後半になると、高校野球のようなしょぼいミスも所々見られたが応援団と一体になった熱のこもったプレーは感動的だった。9日の決勝が凄く楽しみだ。
2017/01/08
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ラジオで遂に念願の激しいジャズ・ライヴを掛けて貰えた。マイルスの「Four & More」に入っている「Walkin'」はともかくコルトレーンの「Live at Birdland」に入っている「Afro Blue」は激し過ぎてラジオで掛けて貰って良いものかどうか迷った。マイルスが掛かった時、既に興奮で体が震えた。全ジャズでもあれほど魂のこもった演奏はそうそうあるものではない。あれに較べればほとんどの音楽は単なる上辺に過ぎない。ましてや、コルトレーンによるソプラノサックスのインプロヴィゼーションは超弩級だ。未だにあの超絶空間を超えるパフォーマーは存在しないだろう。やはり、ジャズはコルトレーンと共に死んだのだ。
2017/01/08
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前半、先取したのは青森だった。中盤での競り合いのこぼれ球をを拾った5番がそのまま駆け上がり切り返してから右足で見事なシュートを右サイドネットに決めた。誰もがクロスを予測する中、意外なシュートだった。GKもポジショニングを誤ったかもしれない。だが、東海大仰星も3分後にセットプレーから返した。左からのクロスを10番松井がボレーで決めた。しかし、前半終了間際、またもや青森が勝ち越した。ロングスローからのシュートをGKが一旦弾いたがそのボールを10番高橋に決められた。東海大仰星は相変わらず良いディフェンスをしていたが青森の高橋と鳴海がそれを上回った。GKのロングフィードも驚異だった。ゲームは後半どちらが先制するかで決まるように思えた。後半、青森がやや押し気味で両者無得点のまま終了した。終了間際、東海大仰星のFWがロングフィードを巧くコントロールし最大の決定機を迎えたが決め切れなかった。あの場面でゲームの行方が決まっただろう。東海大仰星はキャプテン10番松井がチームをよく引っ張っていたが青森に惜しくも及ばなかった。
2017/01/07
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NHKがボブ・ディランのドキュメンタリーをやっていた。おそらくノーベル賞を取ったからだろう。無謀にもインタビューを申し込んでいたが当然ながら断られていた。だが、特別に見せて貰った手書きの資料は興味深かった。手帳やホテルの便箋、レシート、ありとあらゆるものに歌詞を書いていた。中には45番まであるのもあった。一旦、出来上がった歌詞を後でごたまぜにしてるのもあった。多分、その方がしっくり来たのだろう。難解な歌詞の意味を詮索しても無駄だろう。これは本人もそう言っている。ただ、膨大な言葉遊びで浮かんだ中から気に入った表現を使っているのだろう。一方、歌のテーマは単純のように思える。それは、反戦だったり資本家による搾取だったり女性の冷たさだったりする。そこから浮かび上がって来る人間像は理想に燃えた青臭い若者だ。ディランが深く影響されたという「オン・ザ・ロード」を書いたケルアックもそんな若者だった。あの時代にコロンビア大学へ行けてるのだから勿論頭は良いし決して貧困ではなかっただろう。彼らにはどこか甘ったれたものを感じる。才能と環境に恵まれ自由と理想を追い求める若者だ。だが、フランス革命や明治維新でもそういう若者が活躍したようだ。ゲバラなんかもそうだろう。ディランは左翼に対して一線を画したようだが革命家の気質を持っているのだろう。
2017/01/07
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正月に観るものがなくて慌てて頼んだDVDが来た。「我谷は緑なりき」「2001年宇宙の旅」「鉄道員」「野いちご」「ミツバチのささやき」「木靴の樹」「旅芸人の記録」「東京物語」「雨月物語」等、映画史上に燦然と輝く傑作は数多い。これもその一つだ。とりわけ、冒頭の30分弱で描かれるコニーの結婚式は一際輝いている。華やかな結婚式の陰でゴッドファーザーのマフィア稼業と兄弟達のキャラが巧みに描写される。次のピークは堅気だったマイケルが父親であるゴッドファーザーを銃撃された後、ソロッツオと悪徳警官の殺害を決心する所だろう。次はなんといっても引退したゴッドファーザーを演じるマーロン・ブランドーとマイケルのアル・パチーノが庭で話す所だ。ゴッドファーザーであるドン・コルレオーネはマイケルに稼業を継がせたくなかった。だが、短気な長男のソニーはまんまと敵の策略に乗り殺されてしまった。そして、この映画の最も美しいシーンが描写される。それはドン・コルレオーネが庭で孫と遊ぶシーンだ。孫をふざけて怖がらせた後、追い掛ける途中、心臓発作かなにかでこと切れる。生涯をファミリーを守ることに心を砕いて来た男へ遂に安息が訪れた。正に、公開当時のキャッチコピー「凄惨な戦いが終わった後、人生はかくも美しい」の通りだ。ラスト、マイケルを亡き者にしようするニューヨーク5大ファミリーのドン達を次々に殺すシーンはそれなりのカタルシスはあるもののほとんどおまけのようなものだろう。マイケルがコニーが生んだ子供の名付け親になり教会の洗礼式に参加しているシーンと殺害シーンが交互に映される。殺害を指示したマイケルが神に誓うシーンは皮肉だ。勿論、マフィアを極限にまで美化しているだろう。そして、現実にはこんな巧く復讐出来はしない。しかし、裏切りと悪意が少なくない薄汚れた人間社会で一本筋目をつけたい気持ちが存在するのも真実ではあるだろう。
2017/01/06
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技術は明らか東福岡が上だった。しかし東海大仰星は前半よく粘った。後半、追い風も手伝ってか東海大仰星の動きが良くなりセットプレーから1点先取しそのまま守り切った。前回王者の東福岡は惜しくも準々決勝で敗れ去った。1人1人の技術もあり連携も東海大仰星よりも取れていたが攻撃の決め手に欠けた。しかし、11番の選手は光っていた。
2017/01/05
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以前から「1001 PHRASES」というアドリヴ・フレーズが載った本を持っていた。吹いてみるとなるほどよく出来ている。しかし、どうやってこのフレーズを作ったのか分からなかった。改めて見ると、最近、手に入れた「チャーリー・パーカーの技法」に出て来る、コード・トーンを拍頭に置くことや、刺繍音、前打音、等のディレイド・リゾルヴを使っているのが分かった。分かってしまうとなんてことないが、ようやく謎が解けた。
2017/01/05
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まだDISCASからDVDが送られてこないしテレビの正月番組は例年通りほぼ壊滅状態なので手持ちのビデオを見返すことにした。子供の頃シネラマで観た時感じた超弩級の衝撃は望むべくもなかったが未だ大傑作であることに変わりなかった。シークエンス内のテンポはゆっくりしているが繋ぎが巧いので全体のテンポはむしろ良かった。細かいことを言えば類人猿の下半身の動きにやや違和感があったしモニター画面がブラウン管であることやCG画面がしょぼいことあるいは人々のヘアスタイルやファッションが古臭いなどが挙げられるが全体を貫くコンセプトは超一級だった。特に、類人猿が大型動物の骨を武器に使うことに気付き敵のグループを倒した後、歓喜を持って骨を投げ上げ、その骨が落ちる瞬間、宇宙ステーションが地球上空に浮かび「美しく青きドナウ」が流れるシーンは何度観ても圧巻だ。モノリスが登場するシーンに流れる不安を掻き立てるような現代風の音楽も効果的だ。テーマは進化を視覚的に表現することに尽きるだろう。類人猿の進化、ボーマン船長の新人類への進化の節目に地球外知的生命が作ったモノリスが絡む。木星探査機を制御するコンピュータHALの反乱もAIの進化と言えるだろう。だが、実際の進化は勿論地球外知的生命によってもたらされたものではない。そして、常に一定のスピードで徐々に進んだのでもないだろう。それは、ある個体が動物の骨が武器に使えることに気付いた時や科学や芸術の優れたアイディアを発見した時に爆発的に進んだのだろう。
2017/01/04
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吉本新喜劇が恒例の新春特別興行をやっていた。嫌いな小藪が出ていたが仕方なく見た。きっちり川畑をいじめていた。すっちーもいじめキャラだがあまりに荒唐無稽なので笑えるが小藪のは妙にリアルで感じ悪い。そういえば吉本の座長はお人好しキャラの川畑を除いて多かれ少なかれいじめキャラだ。それだけ世の中の人はいじめが好きなのだろう。笑点などもそうだが概ね他人の欠点をあげつらって笑いものするワンパターンだ。だが、小藪も幽霊のような顔してるのにいじめられない。それは体が大きく頭が良いからだろう。ジャイアンがのび太をいじめるのは体が大きいからだ。あいつもサラリーマンになったら頭の良い上司にいじめられるかもしれない。古今東西、男が横暴なのも腕力が強いからだろう。もし、女の腕力の方が強かったら女が横暴になっていただろう。とかく人間は横暴な生き物なのだ。
2017/01/04
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近所の銭湯が無くなったので電車で二駅の所にある銭湯へ朝風呂に行ってきた。色んな種類の風呂をごちゃごちゃと仕切ってあったのでゆったり感は無かったが天窓から朝日が差すのは良かった。着替えてる時、地元のおっちゃん達が自販機の同じ飲み物が場所によって何故値段が違うのか議論していた。出てから前のベンチで嫁さんが飲んでいたヤクルトのようなものを少し貰って帰った。心配していたが家に帰るまで湯冷めは全然しなかった。やっぱり銭湯は温まる。帰ってから冷凍していた御座候をチンしてトースターで温めてから食べた。無くなってしまったので今度千里へ行った時買わないといけない。
2017/01/02
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冒頭、自然の中で愛し合う男女。だが、男は出征し戦死する。女は男の子供を身ごもっていた。その子供がトミーだった。出産した後、女は子供のおじさんととっととくっつく。ある晩、女とおじさんがセックスしている時死んだはずの男が帰って来る。驚いたおじさんはとっさに男を殺してしまう。一部始終を見ていたトミーは心を閉ざす。再婚した女とおじさんはトミーを親戚に預け遊び回る。だが、彼らはトミーをいじめ抜くとんでもないやつらだった。その後、トミーの体は成長したがセックスや麻薬によっても心は癒されない。そして、ひょんなことからトミーにピンボールの才能があることが分かった。大会で優勝し大金持ちになる。それでも心は癒されない。母親である女の心はますます荒んでゆく。この後、トミーの心が突然覚醒する。そして自由を標榜するカリスマになる。その姿は現代のキリストを思わせる。広大な屋敷に人々が集まり支部が世界に広がる。集まった人々にトミーのTシャツやサングラス等のグッズを売る。結局、商売目的なのではないかと人々が疑いだす。だが、トミーは彼らにひたすらピンボールをすること勧める。この辺りは現代のスマホゲームを思わせる。やがて人々はトミーを信じなくなり反乱を起こす。その煽りを受け母親とおじさんは殺される。ここは父親を殺した報いだろう。一人残されたトミーは山に登り冒頭の父親のように山頂で太陽に向かい救いを求める。つまり醜い人間社会ついての救いを描いた映画だろうか。いずれにせよ、たった一人による単純な思想によって社会が救われる訳もない。人類史上、何度も救世主的な人物が現れたが現代の惨状を見れば明らかだ。例え僅かでも一人一人が賢明になるしか救いはない。数学を簡単に学べる方法を王に問われたユークリッドは「数学に王道なし」と答えたそうだが、天国にも王道なしだ。
2017/01/02
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フロンターレは前回のアルディージャ戦よりは連携が取れていた。特に今季で移籍が決まっている大久保の気合は凄かった。だが、先取したのはフロンターレだった。前半終了間際、右から遠藤が放った弾道の低いCKをフリーになった山本がコースを突くヘディングシュートで決めた。最初我慢し後で決めるアントラーズのパターンだった。後半、フロンターレは三好の投入が効いた。ゴール前での三好からのスルーパスを小林が冷静に決めた。その後、フロンターレは勢いに乗りゲームは膠着状態のまま延長に突入した。田坂の好守が目に付いたが大久保はさすがに疲れたようだった。延長前半すぐセットプレーのこぼれ球を永木がヘディングで前へ送りそれを鈴木もヘディングでゴール前へ送った。そのボールを西がファブリシオへ渡しキーパーの逆を突き決めた。アントラーズは本当にセットプレーが強い。延長後半アントラーズがそのまま逃げ切った。鈴木の体を張ったプレーも光った。さすがアントラーズのねばり腰が天皇杯を制した。元旦に相応しい見応えのあるゲームだった。
2017/01/01
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お友達がやってるカフェが頑張って深夜営業してたので寄って来た。先客が一人居たが一見して分かる変な人だった。よくよく聞いてみるとメンタル・クリニックに通っているそうだ。最初はよく居る、聞いてもない自分の話ばかりするおばちゃんだと思ったがもう少し重症のようだった。道上洋三の番組が難し過ぎると言い旦那は競馬好きと言っていたのであまり知的だとも思えなかったが、最近よく聞く携帯の転売詐欺には引っかからなかったそうだからバカでもないようだった。来てすぐ帰るのも友達に悪いと思いしばらく話していると思いの外弾んだ。その人がコーヒー好きでスペシャルティ・コーヒーの店も色々回ったが友達の真摯な姿勢と親切さが気に入ったのは同感だった。ついでにスペシャルティ・コーヒーは昔のコーヒー専門店に比べて中間にソムリエのような存在が居たり無名の畑でも適正な値段で買い上げる謂わばフェア・トレード的な要素もあるという話は興味深かった。
2017/01/01
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