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一貫してセレッソが押していた。攻撃もセレッソの方が圧倒的に多彩だった。中村憲剛を欠いたフロンターレは攻めが凡庸で遅かった。セレッソの曜一朗と清武のホットラインは素晴らしかった。杉本も巧い選手だがあの二人と比べると霞む。ソウザと蛍のダブルボランチもよく機能していた。CBのヨニッチと山下も良かった。GKのキムも良かった。前半、何度もセレッソがチャンスを作っていたが生かせなかった。よくあるパターンだが、そうこうしてる内、PKを与えてしまった。だが、小林のキックはクロスバーに弾かれた。キムの背の高さが効いたかもしれない。後半、清武の見事なノールックパスからゴールが生まれた。その後も、清武のパスを曜一朗がシュートし、こぼれ球を、また清武が横っ飛びのボレーで決めた。彼は、現在、Jリーグ指折りのファンタジスタではあるまいか。セレッソはそのまま2点を守り切った。この調子なら上位3位以内に行けるのではないだろうか。
2017/04/30
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前半、アントラーズが押していた。しかし、後ろから来たボールが不運にも昌子の手に当たりPKを献上してしまった。それを豊田がど真ん中に決めた。クォン・スンテの読みが外れた。その後、アントラーズの土居が巧い動きでPKを得た。それを、金崎が権田にコースを読まれながらも右隅への鋭いシュートを決めた。その後もアントラーズがCKを昌子がヘディングで決めた。後半も一貫してアントラーズが押し気味のまま終えた。鳥栖は連携が悪く攻めが遅かった。良い選手と言えば豊田、権田、吉田くらいだろうか。終了間際に入ったイバルボも良い動きをしていたが活躍出来るほど時間はなかった。アントラーズは、全体にバランスが取れていたが、特に、レオ・シルバ、昌子、永木、土居、金崎等が良かった。ペドロ・ジュニオールは、やや、球離れが遅く感じた。
2017/04/30
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三木清の回を扱った「100分de名著」のテキストを読んでいると屈原が出て来た。なにやら王族出身の政治家でありながら讒言により追放されたらしい。その鬱屈の中、「楚辞」を書いたそうだ。鬱屈の中、名著をものしたと言えば、フィレンツェを追われたダンテもそうだ。本人がどうだったか知らないが中島敦の「山月記」もそんな話だったように思う。鬱屈といえば、ジャズの帝王マイルス・デイヴィスがあれほど登り詰めたのも、今より激しかった黒人差別が背後にあっただろう。おまけに、マイルスはアメリカ人にしては背が低い。だが、あの時代、黒人でありながら親が歯医者だったのでかなり裕福だった。実際、ジュリアードまで進学している。イケメンで裕福、かつ才能がある男の負けん気にコンプレックスが火を点けるのは想像に難くない。黒人ジャズ・テナーサックスの巨人、ジョン・コルトレーンの父親が牧師で早世したのもコルトレーンの超人的な努力に関係あるだろう。一方、狂気が偉大な人物を生み出すのもよく知られている。本来、ヘタクソだったゴッホが「ひまわり」を描けたのは狂気によるものだろう。言語哲学や独我論において大きな足跡を残したヴィトゲンシュタインも、なんらかの神経症を病んでいたようだ。写真を見るといかにも神経症者のそれだ。哲学することは心の治療という側面もあったようだ。ニーチェは晩年文字通り狂った。この人も哲学に大きな影響を残したようだが、人間の行動を全部「権力の意志」で説明するのはどうも怪しい。これは、ニーチェ自身が負けん気が強かったことの表れではないだろうか。実際、「ツァラトゥストラ」を自分で「ヨーロッパで書かれた最も偉大な書物である」とか、「私は、かつてブッダでありナポレオンであった」などという誇大妄想的発言もある。なるほど、この世は名誉をめぐる争いだ。しかし、中には、根っから負けん気を持たない人も居るのではないだろうか。「永遠回帰」に至っては、かなり眉唾のトホホなたわ言だと思う。それこそ、現実と全くフィットしなかったニーチェが生を肯定しようと無理やり捻り出した概念なのではないだろうか。ともあれ、屈辱や狂気が人間を偉大にすることもあるのは事実だろう。そういえば、「ナッシュ均衡」を発見したジョン・ナッシュも統合失調症だった。彼を描いた映画「ビューティフルマインド」で最も感動的なシーンは彼が座ったテーブルに同僚達が敬意を表する為、万年筆を置いていく所だった。やはり、人間は他者に認められたいのだ。その点、屈辱や孤独ほど辛いものはないだろう。問題はいかにして誰に認められるかだろう。
2017/04/30
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重いテーマだった。幼い息子と娘が居る4人家族が車で出掛けた帰り娘のトイレの為途中駐車する。その間、母親に出先で捕まえたホタルを逃がすように言われていた息子が茂みに向かった所を轢き逃げされる。轢き逃げした男は離婚した妻に息子の帰りが遅いと言われ急ぐ元夫だった。二人共レッドソックスの大ファンで試合が長引いていた。男は事故で息子と会えなくなるのを恐れていた。轢き逃げされた父親はやがて狂って行く。警察の捜査も全く進展しない。夫婦仲も崩壊しだす。業を煮やして雇った弁護士はなんと轢き逃げした男だった。この辺りは少し「息子のまなざし」を思い出した。やがて、父親は息子を轢き殺した男がその弁護士だったことに気付く。銃を手に入れ弁護士の家に押し掛け外へ連れ出す。野外で揉み合う内弁護士の手に銃が渡る。何を思ったか弁護士は銃を自分の頭に向け「あれから事故のことを思い出さない日はない。死ねと言ってくれ」と言う。激高していた父親は黙って去る。父親を演じていたホアキン・フェニックスも良かったが弁護士役のマーク・ラファロの演技の方がやや良かったように思う。
2017/04/29
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超絶面白かった。珍しく二日で読んだ。中には独善的に感じる所もあったが抱腹絶倒の所の方が圧倒的に多かった。でもまぁ、人間、自分の好みと、より普遍的な価値をしばしば混同するものである。文体は極めて軽いが周到な準備と確かなセンスに支えられているのは明らかだった。何とかを聴け!シリーズが、マイルス、ビートルズ、ビーチボーイズ、桑田等私の好みとイマイチずれる恨みはあるが日本は偉大な音楽評論家を失った。
2017/04/28
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昔から計算が苦手だったので暗算の本を読んでみた。代数を使ってたのでなるほどと思った。まず、二桁の数字を、10a+bと10c+dで表す。それを掛けると、(10a+b)(10c+d)=100ab+10(ad+bc)+bdだ。暗算する場合、10a+b x 10c+dと、縦に並べた方がやり易そうだ。まず、10aと10cを掛け、お次に、10aとd、そして、10cとbとたすき掛けに掛けたやつを足す。最後にbとdを掛けたやつを足せば出来上がりだ。仮に、23x45なら、23 x 45 でまず、100(2x4)=800、んでもって、10{(2x5)+(3x4)}=220を足して1020それに、3x5を足して、1035という寸法だ。大きな数字になると最初の数字を覚えていたり、繰り上がったりが大変そうだが、小さな数字ならなんとか暗算で行けそうだ。
2017/04/27
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友達夫婦と何十年かぶりでダブルデートをした。子育てを終えた者同士ならではの楽しさだった。友達は予感していたそうだが友達の嫁さんが泣いた。なにやら、次女が変わった子だったので手を焼いたそうだ。どうやら、気難しい友達の血を引いたようだ。内の子供も気難しかったが、こちらは夫婦共変わり者なので十分理解出来た。しかし、友達の嫁さんは至って普通の人なので、さぞや悩んだことだろう。ともあれ、それも過去の話だ。そして、どんな経験も無駄ではなかったという結論に収まった。
2017/04/26
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微分の公式は、(x^n)'=nx^(n-1)だ。例えば、x^2を微分すると、2xになる。それが、x^2の曲線に対する接戦の傾きを表すと聞いても「ふ~ん」と思ったくらいだった。だが、物体が自由落下する時の距離を表す式であるY=1/2gt^2(g:重力加速度、t:時間)を微分するとY'=gtという速度を表す式になり更に微分すると、Y''=gという重力加速度そのものになるということを知り、かなり驚いた。それは、振動数が倍の音を人間の耳がオクターヴ上の音として聴くと知った時に近い驚きだった。微分のごくごく初歩的な応用にも自然の不思議が潜んでいた。
2017/04/25
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振り子の等時性を示す式は、T=2π√L/gだ。(T:振り子の周期、L:振り子の長さ、g:重力加速度)式から分かるように、振れ幅や錘の質量は関係なく、振り子の長さの平方根にだけ比例する。そして、g=4π^2L/T^2が導かれる。一方、万有引力の法則によると、g=GM/R^2だ。(G:万有引力定数、M:地球の質量、R:地球の半径)この式に先のgを代入しMについて解くとM=4π^2LR^2/GT^2が得られる。なんと、重力加速度と万有引力定数とが分かっていれば振り子の周期で地球の質量が分かってしまうという寸法だ。初歩的な数学でもここまで分かるのが物理の魅力だ。
2017/04/24
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三浦雅士さんが大岡信さんの追悼文で「人間にとってはその人格こそが最大の作品である」と書いていた。100%共感する。常々、その人の哲学が最も重要だと考えている。国でいうと憲法のようなものだ。当然、言動の基盤になる。だが、その人の哲学を詳しく知る機会などほとんどない。精々、ある程度付き合った人の言動から推し量るしかない。だから、最も分かり易いのは、その人の普段の態度なのだ。それこそが人格というものだろう。
2017/04/23
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たまに一緒に玉を突く友人と久々ビリヤードをした。元々、巧い人だが1年以上ぶりだからなかなか調子が出なかった。私がラッキーもあって何度か勝ち、申し訳なかった。しかし、最後の方、友人の調子が出て2連勝した所で止めた。その後、本当なら、最近出来たジャズ・バーに連れて行きたかったが、生憎、休みだった。せっかく遠くから来てくれたので気が引けたがお好み屋に連れて行った。だが、随分気に入ってくれた。元々、味には自信があった。豚玉は勿論、せせりの鉄板焼きも美味しかった。最後にアイスクリームも取ったので十分満足感があった。会話も映画や本の話で盛り上がった。彼は、イタリア近代美術で博士号を取っているので知性は申し分ないし、人柄も良い。会話の相手としては最上級だ。特に感心したのはカズオイシグロが出た白熱教室の録画に話が及んだ時だった。私がこれから家に観に来ませんかと尋ねると「いや。今日は酔ってるのでまた今度にします」と言った。この繊細さは得難い。「鑑定士と顔のない依頼人」についての洞察も鋭かった。普段ならカメラを持って行きFacebookにアップする所だが今日は止めた。映画「スタンド・バイ・ミー」で主人公が鹿と偶然出会い、そのことを友達に言わなかったが、そんな気分だ。神聖とまでは言えないにしても重要な時間であることに変わりない。そして、世の中には人が大事にしているものを平然と踏みにじる人間も居る。大事にしていることは軽々しく話してはいけない。
2017/04/22
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ネットを見ていて、ふと目に留まった記事を読んでみた。本当にあったことかどうか分からないが、同窓会の話だった。盛り上がっていた同窓会も2次回、3次会になるとグダグダになるのはよくある。そこで、大学院を出て公務員になった男が高卒の男をバカにした。高卒の男に「税金で給料を貰うお前が人をバカにするようだと良い国にはならないぞ」みたいなことを言われグウの音も出なくなる。高卒の男は誠に立派だ。だが、公務員の男は、酔った上とはいえ、何故、そんなことを言ったのだろう。相手が気分を害するのは重々知っているはずだ。人間が優位に立つと残酷になるのはよく知られている。その男は根っからのサディストなのだろうか。いや。ひょっとすると、高卒の男に、顔、性格、身体能力等、なんらかの面で負けていたのかもしれない。そうだとしたら、高卒の男にすれば迷惑千万だが、勝手な復讐ということになる。
2017/04/21
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a^2+b^2=c^2を満たす整数a,b,cをピタゴラス数と呼ぶそうだ。それを、m>nである正の整数で表すとa=m^2-n^2, b=2mn, c=m^2+n^2になる。実際、a^2+b^2=(m^2-n^2)+(2mn)^2=m^4-2m^2n^2+n^4+4m^2n^2=m^4+2m^2n^2+n^4=(m^2+n^2)^2=c^2になる。そして、a^2+b^2=c^2の両辺をc^2で割り、(a/c)^2+(b/c)^2=1とし更に、a/c=x, b/c=yと置き換え、x^2+y^2=1にする。このx^2+y^2=1が示す円と点(-1,0)を通り有理点(x,y)を通る直線によって証明する方法は結構複雑だった。ともあれ、mとnは正の整数なのだから、ピタゴラス数が無限に存在するのはよく分かった。
2017/04/20
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デジイチに興味を持ったのでAmazonのレビューを読んでいると嫌味なのが見付かった。曰く、「みんな画質のことばかり書いている。技術的なレビューも読みたいはずだ」とあった。この一文は全く無駄だ。黙って技術的なことを書けば良いのだ。レビューを読む人間の身に成っているというより自分が人より優秀であることを遠回しに語っている。おそらく、普段、回りから認められていない人間なのだろう。
2017/04/19
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保守論客である佐伯啓思さんが道徳教育の教科化を受けて道徳的態度ついて論じていた。まず、目上の者に対する礼節。これは、それに値しない者も居るには居るがまぁ良いだろう。次に、権威あるものに対する敬意。これはどうだろうか。本当に優れた人物なら当然だが、所謂、一流大学出身者には有利に生き抜く為だけに自分を権威付けようとする者も多いのではないだろうか。そして、道徳教育の一環としてボランティアを挙げる。本来、自発的なのが理想だがこれもまぁ良いだろう。次に自衛隊の見学。これこそ、保守論客らしい提案だ。確かに、災害時の活躍には素晴らしいものがある。だが、自殺者が多いのも事実である。時折、リンチも漏れ聞く。既に、柔道の導入によって重い後遺症が残るけが人や死人も発生している。体育会系の部活で毎年のように死者が出ている。これらは軍隊式の規律による弊害だろう。それらに目をつぶって権威への敬意や自衛隊の見学を勧める佐伯さんは、ある意味、素直な人なのかもしれない。
2017/04/18
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千葉雅也の「動きすぎてはいけない」のレビューを読んでいるとボロクソに書いてあるのがあった。きっちり反論されていた。余程酷い反論だったのかいくつかは削除されていた。確かに高慢なレビュアーだったので分かる気もしたが、どうやらヴィトゲンシュタインの分析哲学について詳しいようだったので他のレビューも遡って読んでみた。すると、ほとんど酷評だったが一つだけ「哲学 原典資料集」という本だけは褒めていた。ものがものだけに他のレビュアーは一人だけだったが、その人も褒めていた。これを買わない手はない。幸い、安い古本があった。酷評ばかりする人というのは当然ながら一般より基準が高い。これまた当然ながらそういう人が褒めるものは良い可能性が高い。これでもし、手に入った本が良い本だったら、高慢ちきなレビューに耐えて読んだ甲斐もあったというものだ。
2017/04/17
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住んでいる場所で言えばガンバだが、曜一朗と蛍に加え清武がセレッソに居る現在、ヤットと今ちゃんのガンバは、やや魅力に欠ける。おまけに今日は今ちゃんもケガで居なかった。前半、少し膠着状態もあったが概ねセレッソが押していた。やはり、曜一朗のプレイは冴えていた。体の使い方が抜群に巧いしディフェンスも巧い。セレッソはボランチのソウザと蛍が効いていた。ガンバの井手口はあまり仕事が出来ていなかった。セレッソはCBのヨニッチと山下も良かった。後半、清武が入ると、ガンバは余程良い選手を入れないと勝機はないかもしれない。だが、後半、先取したのはガンバだった。スローインのボールを長沢が頭で競り勝ち、こぼれ球を、すばやくゴール前に走りこんだ藤春が決めた。しかし、清武が入ってからセレッソのFWが活性化した。左からのボールを受けた杉本が巧いターンでDFをかわしコースを突いたシュートを決めた。その後、左からのソウザのクロスをまた杉本が頭で決めた。曜一朗も詰めていた。そのまま、ゲームは2-1のまま終わるかに見えた。しかし、アディショナルタイム、井手口のCKからのこぼれ球を倉田が倒れながら渾身のボレーシュートを決めた。ずっとリズムに乗れなかったガンバが意地を見せた。見応えのある大阪ダービーだった。セレッソは今のメンバーならかなり上位へ行けそうだ。
2017/04/16
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哲学原典資料集の中世哲学篇で引用されていたパウロの「私は日々死んでいる」という言葉が印象的だった。パウロはイエス・キリストの復活を信じ、日々、危険の中で生きていることの文脈で語っていた。これは福岡伸一さんが唱える動的平衡を連想させる。あれは、生命体が化学的なレヴェルで、いわば、死につつ生きていることを表していたように思う。そこで、パウロの言葉を精神的なレヴェルで捉えるとしっくり来る。精神的に日々死につつ生きるとは精神が常に更新されていると言えないだろうか。なかなか出来ることではないが理想的な状態であるとは言えるだろう。
2017/04/16
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アポロニウスの円の一般式をなかなか導けなかったが漸く出来た。それは、2定点A(-m、0)、B(n、0)に対してAP:PB=m:nになるような点Pの軌跡だった。m=nならABの垂直二等分線になる。まず、AP:PB=m:nよりnAP=mPB両辺を2乗すると、n^2AP^2=m^2PB^2そこで、点Pの座標を(x,y)とすればn^2{(x+m)^2+y^2}=m^2{(x-n)^2+y^2},n^2(x^2+2mx+m^2+y^2)=m^2(x^2-2nx+n^2+y^2),n^2x^2+2mn^2x+m^2n^2+n^2y^2=m^2x^2-2m^2nx+m^2n^2+m^2y^2,=(m^2-n^2)x^2-2mn(m+n)x+(m^2-n^2)y^2=(m^2-n^2){x^2-(2mn/m-n)x+y^2}先のxの項を(m^2-n^2)で割るのがなかなか思い付かなかった。後は平方完成だ。(m^2-n^2){x^2-(2mn/m-n)x+(mn/m-n)^2-(mn/m-n)^2+y^2}、(m^2-n^2){(x-mn/m-n)^2+y^2}=(m^2-n^2)(mn/m-n)^2,両辺を(m^2-n^2)で割り(x-mn/m-n)^2+y^2=(mn/m-n)^2となる。これがアポロニウスの円についての一般式だ。
2017/04/15
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その日、益田ミリは疲れがたまっていた。で、とっておきのかわいい喫茶店に行く。そこは友達にも内緒にしている。分かる分かる。たまには一人でゆっくりしたいものだ。そして、いつものアップルパイと初めてのハイボールを頼む。メニューの最後の最後に酒が載っているのは前々から気づいていた。店員も、一瞬、「えっ」みたいな動きをした。頼んだものを待つ間、窓から春の夕日が差し込み、店全体が濃いオレンジに染まり、泣きたいくらいきれいだった。分かる分かる。ずっと忙しかった後、お気に入りの店でアップルパイとハイボールが今まさ運ばれようとする瞬間、店がオレンジに染まったのだ。人生、そうそう大きなことが起きる訳ではない。ある意味、人間はこの瞬間の為に生きていると言っても過言ではないかもしれない。その日、仕事はもう止めて春用の靴を買いに行く。デパートの靴売り場で足がつり、店員たちが「大丈夫ですか!!」と大騒ぎになる。益田ミリは「人生っていろいろあるなぁ」と思いながらうずくまった。
2017/04/14
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良い映画だったが作りは少し粗かった。主人公ダニエルは小学生の頃いじめられ転校する。ダニエルには音楽の才能があり長じて有名指揮者になった。だが、ハードスケジュールがたたり体を壊す。何故か、彼はいじめられた故郷に戻る。結果的にそれが彼の心を再生する。それは村人に頼まれた聖歌隊の指導を通じてだった。そこには奔放と言えば言葉が良いがふしだらとも言える女性が居た。だが、彼女には障害者に優しく接する面もあった。他に、ガチガチの堅物である牧師の夫に不満を持つ妻や夫のDV被害に遭っている女性も居た。ダニエルはこれらの女性に愛された。それが災いし性的関係を疑った教会から罷免される。おまけにDV夫からも暴行を受ける。その男こそ小学生の頃ダニエルをいじめていた男だった。物語の中盤、DV男の妻がソロで歌うシーンは感動的だった。ラスト、オーストリアのコンサート直前に心臓発作を起こしトイレで倒れたダニエルの耳に待ちかねた聖歌隊が歌ったコーラスに観客も自然発生的に和した声が届く。それは、彼が長年望んでいた音楽を通じて人々の心が開いた瞬間だった。
2017/04/13
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天声人語の書き出しが王貞治さんの引退話だったので浅田真央さんの話だとピンと来た。結びの「お疲れさま。本当に。いまはどれだけ言っても、言い足りない気がする」で、どれだけ好きだったかが伝わって来た。負けん気剥き出しの人はあまり好きではないしフィギュアスケートにも興味はなかった。しかし、元なでしこの澤さんとこの人は何故か好きだった。多分、負けん気以外に愛情や心の綺麗さもあるからなのだろう。
2017/04/12
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村上春樹はいつも出だしで読む気がなくなる。今回もそうだった。友人との会話が春樹に及んだ。彼のセンスは信頼しているのでお薦めを聞くと「遠い太鼓」だった。ネットで調べると「ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきた。その音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ」とあった。だ、だめだ。こんなキザな文章書くやつの本なんか読みたくない。まぁ、ふとしたことから何かをやりたくなるのはままあるものだ。それにしても、どうしてもやりたくなったからといってギリシャやイタリアへ長い旅に出掛けられる人間が今の日本で一体どれだけ居るというのだろう。なにやら、最新作ではナチスのホロコーストや南京虐殺も出てくるらしい。では、6人に1人の子供が貧困で、ブラック企業は勿論、一流企業でも過労死する世の中はほったらかしか。以前、中国で読まれていると聞いた時、まぁ、一人っ子政策で甘やかされた若者に読まれているのだろうと高を括っていたが、ことノーベル賞を取り沙汰されるようになり困惑していた。でもまぁ、川端や三島にしても自意識過剰で甘ったれた若者をモチーフにしていた。ノーベル賞といえどもテーマの峻厳さではなく文章の巧さで選ばれるということか。
2017/04/12
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今回、ベイシーが50年代、60年代のヒット曲をやっているやつを持って行った。案の定、店の雰囲気にぴったりだった。音の細部は勿論、遠近感も素晴らしかった。アレンジがカラフルだと思ったらクインシー・ジョーンズだった。マスターもいたく気に入っていた。そして、またもやマスターのPA話が絶好調だった。超絶面白話満載だったが、特に、人間の体は水を含んでいるので大勢集まっても大丈夫だが、乾いた楽器が集まり過ぎると音の定位がぼやけてしまうという話と、松田聖子は歌い出しがやや遅れ気味で意外と弱いという話が面白かった。なにやら、高音が出なくなったので、今の内にジャズに挑戦したいそうだ。まぁ、JUJUよりは巧いかもしれないが、ジャズテイストを出せるかどうか怪しいのではないだろうか。
2017/04/11
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前半、両チーム無得点の膠着したゲームだった。FC大阪の方がやや球離れが速くワンタッチ・プレーも多かった。後半、FC大阪のベンチワークが功を奏した。途中入場の須ノ又がゴールライン際で粘って出したクロスを川西が流し込んだ。その後、GKが前に出ているのを見た木匠が放ったロングシュートがクロスバーの内側に当たり決まった。だが、リズムが出始めた阪南大の田中が、難しいショートバウンドのCKのこぼれ球をよく抑えて蹴り込んだ。ゲームはDF陣を固めたFC大阪が1点差を守り切り終わった。FC大阪は大阪第3のJリーグチームを目指しているようだがその実力は十分あるだろう。ブラジル人のジュニーニョも巧かった。阪南大は脇坂、山口、重廣が良かったように思う。
2017/04/10
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ネットの超辛口レビュアーが唯一褒めていた本が届いた。はしがきに身の引き締まる思いがした。曰く、「哲学は、誰のものでもいつの時代のものでもない知られざる「名もなき真理」の呼び声に、招きに、促しに、こころ惹かれた者たちの秘めやかな認識努力である。(中略)そして哲学の旗の下には、死屍累々たる死骸が埋まっている」。そして、この本を哲学という山に登る者に与える地図に例える。私に遭難が待っているのは見えているが、この本と共に登ろう。
2017/04/10
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最初、少し固さもあったが結果3-0の快勝だった。1点目は、前半、高木からのパスを横山が巧くコントロールし、相手DFに囲まれながらも豪快なミドルで決めた。2点目は、後半、途中交代の上野から出た低めのクロスを田中が決めた。3点目は、長谷川から出た絶妙のクロスを籾木が決めた。新メンバーのDF市瀬は問題ないようだった。ボランチの中里もよく動いていた。中島も相変わらず良いプレーをしていたし阪口のパスも気が利いていた。田中美南は体の使い方は巧いがトラップが少し流れるようだ。途中交代では籾木の巧さが際立っていた。残り僅かの時間だったが猶本も悪くなかった。だが、なんといっても、全体に長谷川のプレーが良かった。ゴールこそなかったがディフェンス、パス共に光っていた。ひょっとして、グラウンダーのパスは宮間より良いかもしれない。コスタリカは10番シルレイ・クルスがさすがに巧かったが連携は日本の方が取れていた。期待出来る若手が育っている今の日本ならかなり上へ行けそうだ。
2017/04/09
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今回、正確なフレーズは覚えてないが「未完成の完成」という表現が心に残った。世界の謎が永遠に尽きないことはゲーデルの不完全性定理によって保障されているようだが、どうも、それに似た匂いがする。透徹した知性を持つ賢治がそれに近い境地に到達していたとしても不思議ではない。福岡伸一さんが唱える動的平衡にも通じる気がする。また、ヘラクレイトスが述べた「同じ河に二度入ることは出来ない」にも。要するに、世界は同じようで同じではない。そこにこそ、世界の汲めども尽きない泉が湧いているのだろう。
2017/04/09
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Mステのスペシャルは大概中身スカスカだが今回のは良かった。まず、エレカシが超弩級だった。宮本は相変わらず挙動不審だったが歌はやっぱり天才的だ。次はCoccoが良かった。さすが、デビューいきなりアメリカで通用しただけのことはある。ちょっと、ジャニス・ジョプリンを連想した。歌への気迫はそこらのチャラチャラした歌手をなぎ倒している。大トリのX japanは感動的だった。新曲はメロディ、歌詞、共に良い。Yoshikiのパフォーマンスはいつも通り魂のこもったものだったがToshiが巧くなっていた。メリハリが付きヴィブラートも巧くなっていた。声が割れる限界ギリギリのシャウトは胸に刺さった。返す返すもHideの不在が惜しまれる。それにしても、あゆの劣化には目を覆いたくなった。美しく花開いたその後はただ静かに散って行くから…と歌っていたではないか。
2017/04/08
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松坂和夫さんの「数学読本」でアポロニウスの円について解析幾何学の方法を使い、厳密な証明ではないが一例を挙げていた。それは、2定点A(-3、0)、B(1、0)に対してAP:PB=3:1となる点Pの軌跡でAP:PB=3:1だからAP=3PBになり両辺を2乗するとAP^2=9PB^2になる。そこで、点Pの座標を(x、y)とすれば(x+3)^2+y^2=9{(x-1)^2+y^2}になり整理すれば、x^2+y^2-3x=0なる。平方完成すれば、(x-3/2)^2+y^2=(3/2)^2だから点Pの軌跡は、中心(3/2、0)、半径3/2の円になる。一般にアポロニウスの円は、線分ABをm:nに内分する点とm:nに外分する点を直径の両端とする円になるそうだ。m=nの場合はABの垂直二等分線だ。小平邦彦さんの「幾何への誘い」ではフォイエルバッハの定理を随分苦労して理解した。しかし、いくら一例とはいえ、アポロニウスの円についていつのまにか、それもかなりあっさり、その成り立ちについて理解出来ていた。これが解析幾何学の威力の一端なのだろう。
2017/04/07
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当然だが大岡信さんの訃報を告げる記事が朝日の一面に載っていた。愛した西行の句の通り花のもとに去った。天声人語より折々のうたから読み始める読者も居たそうだ。記事によると、思った以上に文芸の世界において巨大な存在だったようだ。私も折々のうたを読むのが大好きだった。現在、連載されている鷲田清一さんの折々のことばより、人柄から滲み出るような温かさや端正さを感じた。短い間だったとはいえ、あの珠玉のようなコラムに、リアルタイムで触れられたことは至福の経験であった。
2017/04/06
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小さな鉄工所を経営しながら絵を描いていた父は、息子が言うのもなんだが、そこらの日曜画家のレヴェルを超えていた。亡くなった時、描き溜めた絵を置く為、団地の一室が別に必要だった。どうしても手放せない傑作や気に入ったものだけ手元に置き、親戚、友人達にあげた。大きなものは父が懇意にしていた医者にあげ病院に飾って貰うことにした。最後に残ったものを嫁さんが近所にある骨董品屋に売ってくれた。たまたま近くを通ったら店のショーウィンドウに飾ってくれていた。父の魂が小さな店のショーウィンドウで生きていた。
2017/04/06
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淀川の小さな干潟へ行って来た。渡りのシギが目当てだったが振られた。冬の居残りで、キンクロハジロ、カンムリカイツブリ、コガモ、等が居た。先客が居たが距離を置いていた。しばらくすると向こうから近付いて来た。話を聞くと3年前から野鳥の写真を始めたそうだ。既に、コミミズクやホシムクドリ等を撮っていた。枝で鳴くウグイスも珍しい。Yahooのブログにアップしているそうだ。しばらく話した後、良い笑顔で去った。帰りがけ、近くの草むらで、なんと、チョウゲンボウが現れた。既に双眼鏡をしまっていたので焦った。トカゲか何かを獲っていた。直ぐ、近くのビルの屋上へ行った。恐らく営巣しているのだろう。チョウゲンボウは、以前、五月山の展望台で渡る所を観た時以来だ。あの時は、向かい風に逆らい必死に飛ぶ姿に神々しさすら感じたが今回は、普段の日常を垣間見た感じだった。なんにせよ、これから現場を離れるまで双眼鏡をしまってはいけない。
2017/04/05
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能力が低い者が自己を過大評価する傾向にあることを「ダニング=クルーガー効果」と呼ぶらしい。なるほど。ネットに溢れる偉そうな罵詈雑言の理由が分かった気がする。そういえば、昔、どこからどうみても普通以下の知能しかなさそうなおばちゃんが「ずっと私が1番賢いと思っていた」と宣っていた。トランプなどもその口だろう。人間、思おうとすれば何とでも思えるのだ。いや。元々、自分に備わったバイアスから逃れるのは至難なのだろう。
2017/04/04
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ライプニッツは微積を生み出したのだから頭脳明晰だったはずだ。だが、途方もない世間知らず、あるいはお人好しだったようだ。なぜなら、神による勧善懲悪、宇宙の予定調和を素朴に信じていた。あの時代だから遠い国で起こったことを知らなくとも仕方ないが人間の愚かさ残酷さを知らなかったのだろうか。そして、現実の世界が最善だと言う。いやいや。最善などとんでもない。「極めて醜悪な面もあるが人間の力では取り敢えずどうしようもない」と言うべきだ。現在でも内戦で罪の無い女子供が殺され8億が飢えている。上位62人が約半分の富を牛耳っている。犯罪も3件に1件しか捕まらない。これは人間のエゴイズム、残酷さ、無力さを証明している。神はほったらかしだ。予定調和などというのんきなものをあてにせず個人個人がより賢明かつ強くなるしかないのだ。
2017/04/03
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鬼界彰夫はヴィトゲンシュタインの草稿から「世界の出来事を私の意志によって左右するのは不可能であり、私は完全に無力である」を引用する。これは多くの個人にとってほぼ正しいだろう。そして、「私は運命から独立しうる。二つの神的なもの、すなわち世界と私の独立した自我が存在する」「もっぱら、私の生は比類のないものであるという意識から、宗教、学問、そして芸術が生じる」「そしてこの意識が生そのものである」等の引用を続け、「倫理学と美学は一つである」と結ぶ。かなりの説得力を感じる。特に、「私の生は比類のないものである」が感動的だ。これは、シャカの「天上天下唯我独尊」に通ずるように思う。下世話に言ってしまえば「人は人」だろうか。いずれにせよ、人と比べても意味のないことを言い当てているように思う。
2017/04/02
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前半、ほぼ拮抗していたが決定的なチャンスはレッズが作っていた。レッズはカウンターが速くワンタッチプレーも多い。関根のパスの精度はやや低かった。ヴィッセルはニウトンが効いていた。GKと大森も良いプレーをしていた。後半、レッズのベンチワークが効いた。興梠が潰れながら出したパスをボランチから2列目に上がった柏木が4人に囲まれながらもトーキックで決めた。その直後、柏木のCKを遠藤がすらし気味のヘッディングで決めた。だが、ヴィッセルのベンチワークも功を奏した。レッズのパスミスのカットから出たフィードを途中交代の中坂が受け前に出た西川とカバーに入ったDFをかわし決めた。しかし、レッズは粘り強かった。アディショナルタイム、中盤で興梠がヒールで出したパスを宇賀神が持ち上がりファーへ出したクロスを柏木が決めた。攻撃力はやはりレッズが上回っていた。
2017/04/01
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今まで、仕事でも恥ずかしい失敗を何度もやらかして来たが、人生最大の失敗は子育てだった。だが、スピノザの言葉で少し救われた。それは、「人間は他の人間の原因ではあるがその本質の原因ではない」だ。確かに、私は子供がこの世に生まれ出る原因を作ったがその本質まで作った訳ではない。そもそも、私似の子供を自分の分身のように扱ったのが失敗の原因だった。実は、私と違う部分もかなりあったのだ。そして、当然ながらその本質は私が作ったものではない。責任回避するつもりはないが、私の本質を作ったのも私ではない。二人の反りが合わないことに私の責任はない。私の責任は距離の取り方にあったのだ。
2017/04/01
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