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また久しぶりにヴォーカル物のCDを買った。経緯は簡単で、テレビでCMを見たんである。徳永英明「VOCALIST2」のCMで流れていた「雪の華」。大感動。一発でやられてしまった。で、ふらっと買っちまった、と言うわけである。前回は2月に買って、そのことも日記に書いたけれど、http://plaza.rakuten.co.jp/hamandeggs/diary/200602050000/そうすると8ヶ月ぶり、と言うことになる。「雪の華」と言う曲は、去年の紅白歌合戦で中島美嘉が歌っているのをたまたま見て感動したりして、前から気になっていて、CDショップに行ったときにアルバムを手に取ってみたり、iTunesMusicShopで視聴したりしていたのだが前回同様、「買ってもきっとあんまり聴かないだろうな」と言う予感があったのでなかなか買うところまで踏み切れなかった。それが、このCMを見て、「とにかく「VOCALIST2」だけは買おう」と決めて買ったわけである。で、やっぱり感動して、聴きこむうちに、「やっぱこれは中島美嘉の原曲を聴きたい」と、思うに至ったわけである。しかし買うって言ったって、どのアルバムを買おうか?今まで中島美嘉なんて「雪の華」以外気にしたことなどまったくなかったのだ。そんなときに初心者にオススメなのがベストアルバムっちゅうやつである。と言うわけで「BEST」に決定。ちなみに、「VOCALIST2」は、女性ヴォーカリストの曲ばかりを集めたカバーアルバム、「BEST」はその名のとおりシングルを集めたベストアルバムで、一部新録が入っている。どちらもヴォーカルのパワーたるやものすごい迫力で、久々に圧倒されながら聴いた。徳永英明の透明感あふれるユニセックスでマッタリとしてふわっとした声が過去に女性ヴォーカルによって表現されてきた名メロディーをより引き立たせている感じだ。アレンジも演奏もオトナの渋さをプンプン醸し出している。もう言うことないなこれは。中島美嘉は、やっぱりパワーがものすごい。はっきりと安定した音程のとり方が歯切れよく、その意志の強さを感じさせるパワーのある声をより増幅させる感じだ。ただ、中島美嘉はいろんなジャンルを歌いこなしていて、そのどれでもしっかり歌いこなしていてすごいけれど、曲によっては恵まれなかったものがあった感じもする。特にハウス系の曲はそのアレンジやヴォーカルに比べてメロディーが安っぽい印象があって、せっかくのヴォーカルを生かしきれていない気がした。まあ当然それは彼女のせいではないわけだけど。またそのライナーノーツには「彼女の真摯な姿勢を最も美しく結晶しているのがバラード。「中島美嘉=バラード」ではないけれど、バラードを歌う彼女は魅力的だ」とあり、まったくそのとおりだと思う。「雪の華」は紛う事なき名曲だと思うけれど、僕が今回たまげたのはデビュー曲の「STARS」である。このベストアルバムのために新たに歌いなおしたそうだがこれが素晴らしい。ヴォーカルも素晴らしいけど、メロディーもアレンジもすごいんだこれが。一言で言えば美しいポップバラードだけど、このイントロからこの歌い出しは想像できない凝ったものだし詳しい楽典とかは分からないけど、ジャズの匂いがするんだよな、すごく。メロディーは美しいんだけど、どこか不安定感のあるハーモニー、歯切れのいいフリューゲルホルンとフルートのホーンセクション。それに秋元康氏作による分かりやすくもシミジミ感じ入る詩をあのヴォーカルが歌い上げる。すごいよこの曲は!買って良かった!今回の買い物で一番の収穫。と言うわけでこの2枚、オススメ。
2006.09.27
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夜、「NHKアーカイブス」と言う番組を見る。この番組は、そのタイトルのとおり、かつて過去に放送された番組の中から要望の多いものを選んで放送する、と言うもの。 今日の特集はずばり「SL」である!!これは、去年7月にこの番組でSLが放送されて、僕それを見てそのことを日記に書いたのだが(http://plaza.rakuten.co.jp/hamandeggs/diary/200507310001/)、反響が大変に大きかったことを受けたのだそうだ。SLに関する番組が2本放映されたのだが、そのうちの1本が「よみがえれ貴婦人 C57-1 最後のSL解体修理」であった。新聞のテレビ欄を見たときに、「絶対撮る!!」とヒソカに叫んだ。・・・と言うのも、前回録画し忘れたということと、実は、この番組をリアルタイムで、当時小学生だった僕は食い入るように見た覚えがあるからなのだ。 内容は、1985(昭和60)年に、JR(当時国鉄)山口線でSL「やまぐち号」が走り始め、そのSL「C57-1」の大改装工事が行われた、そのドキュメントである。実はこれ、すでにDVDになって販売されている。だけど別に買うほどのものじゃないと思っていたのでずっと保留にしていた。 「NHKアーカイブス」を見るたびに「いつかやらないかな」と淡い期待を抱き、 去年「C62」が放送されたときは「あれもやればいいのに」と思っていたのだ。思っていただけだけど。でも思うだけじゃなくて行動してくれた人がいっぱいいたみたいで、まったくありがたいことである。そしてついにキタ!と言う感じである。 電波状態が良くなくて、苦心してアンテナを調整して録画した。なんかNHK全然映らないんだけどどーなってるの。復活したはいいものの長期静態保存でやっぱりかなりくたびれていたC57-1をいっぺん全部解体して検査しよう、と言うことになったらしくまず山口から神戸の鷹取工場(当時)に運ぶことになった。C57-1はシートにくるまれて貨物列車に連結されて神戸の工場に向かう。そしてその列車を牽引するのは!コレもナンとビックリのEF65の0番台(!!)である。 こんなインサートカットにも時代を感じさせるわけですな。修理するって言ったってSLが全面廃止になってから20年も経っていて、部品はもちろん、ノウハウを持っている人もすでに退職してしまっていた。若い作業員がミスをして予備のないガラスを割ってしまったり部品に傷が見つかって新製するしかないのに作り方がわからなかったりとどうにも途方にくれる日々が続いたが、国鉄OBや全国の工場からの貴重な部品や資料の提供など暖かい協力があってC57-1は徐々にきれいになっていく。動輪(車輪)なんか、フェリーに乗って北海道まで行っちまったのだ。どうせやるならとことん!という、ひたむきに愛情を注ぐ工場員の皆さんの情熱が伝わってくる。三枝成章氏の作曲によるサウンドトラックのメロディーも美しく、そのメロディーにのって、ドキュメントを追いながらC57-1の生い立ちの映像も挿入され、貴重な映像の数々も飛び出してきた。ディレクターは相当に好きなんだろうなぁ。熱い思いが伝わってくる。でも好きなだけじゃここまで作れないだろうな、と思う。作業の様子は、何をやっているのかとてもよく分かるアングルやカット割りで構成され、余計な音を一切廃し、ナレーションも、タイミングが絶妙で、文言を最小限に抑え、淡々と、しかし事実の緊張感がダイレクトに伝わってくる。問題・説明・過程・結果・歴史がとてもうまく構成されていて「歴史」と「今」をつぶさに知ることができる。とても自然に安心して見ることが出来た。一両のSLを動かすのに、これだけの人がこれだけの手間を掛けているのだ、ということを、今改めてじっくり噛み締めた。もちろん、時代が時代だから、前例もないし、これは初期の大変な時期のドキュメントであって、今でこそ全国でSLが走って、ノウハウが蓄積されているだろうけど、SLであることには変わりない。SLだけじゃない。世の中のものは、必ずしも100%じゃないだろうけど、人の思いがこめられているのではないか。イチローは、毎日、グラブ磨きを欠かさないと言う。調子が上がらないときも、グラブやバットを叩きつけるなどと言うことはしないそうだ。物を大事にしない人って、狭い世界でしか物を見れていない人なんじゃないか、そんな人生でいいんだろうか、などということも感じたりした。いろんなことを見て、感じて、やっぱり、SL、いいなぁと思った夜であった。
2006.09.24
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ちょっと遅くなったけど。TDLでハロウィーンが始まっていた。で、行って来たんである。今回はフォトロケーションも凝っている感じだ。シンデレラ城前の広場を「ハロウィーン・スクリーム・タウン」と名付けていて、その入り口の門をイメージしたものになっている。今回は昼のパレードはまた楽しい感じになっているみたいだが見れなかったので、夜のショー「クーキー・スプーキー・ハロウィーンナイト」を見ることにする。TDLでは、ハロウィーンで夜のショーをやるのは初めてだ。しかしハテ?ハロウィーンで夜のショーってどんなショーなんだろう?そしたらこれが。すごかった。フロートやキャラクターのコスチュームは昼と同じなのだが、やっぱりライトアップされると全然雰囲気が変わってきれいだし、なんてったって音楽がかなりロック!!なのですげー楽しーぞこれ。ハテ。ミッキーはどこかね?そう思いつつも完全ハードロックテイストなショーは進行し、久々に弾けたショーで、お主なかなかやりおるな、と言う感じである。今回はデジタル一眼に望遠レンズをつけて撮ったので、キャラクターのワンショットが中心の撮影になった。フルオートだとややアンダー気味。上の写真は少し補正してある。ヴィランズも登場し正しいTDLのショーの構成が着々と進行していく!!そして!!ミッキー登場!!キタコレ。こういう写真は露出が難しくて、フルオートで撮ってもいいのだが前述のようにアンダー気味になりがちなので、 今回はマニュアル露出で撮ってみた!! この写真はトリミング以外未補正で、ちょっとオーバー気味だがまあうまく決まったかなぁ。ピントはオート。 それでも超望遠(35mm用で300mm、つまりデジタルだと450mm相当)で、シャッタースピードがあまり速くないので、手振れ補正機能に助けられたと思う。 アングル調整とぶれ予防のため連写したのだがうまく決まったのは3~4コマであった。今度は標準レンズで全体や、ビデオを撮りたいな。
2006.09.23
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昨日16日土曜日に、高校時代の部活のOB会があったので行って来た。 僕は高校時代、ブラスバンド部でパーカッション(打楽器)をやっていた。 僕はしばしば「ドラム叩けんだぜぇ。バンドやりてぇよ」などとぬかすのだが、そこにルーツがある、というわけだ。 正直高校時代はあまりいい思い出がないので初めは気が進まなかったのだが、良い刺激がいっぱいありそうだったので参加することにした。 うちの部のOBはすごい人がいっぱいいて、 ブルースアレイなど超一流クラブに出演している方や 大学時代に国際コンクールで3位になって今度ウィーンに留学に行くという方や 地方オーケストラでトレーナーになっている方や アマチュアでも、セミプロでCDを4~5枚リリースしている方 などなど。 そしてなんと!職場のエンターテイナーに後輩がいた!! しっかり名刺渡して来たんである。 恐るべしOB会!である。 こんなOB会、良い刺激がないわけがないのである。元々は、交流が続いている先輩同士が「もっと現役の世話をしなければ」との思いから始まって、mixiのコミュニティーが立ち上がり、一気に拡大して行った。mixiをやっていない人にも口コミで広がり、当初見込みの50~60人を大きく上回る、60歳近い先輩から新卒まで約100人(!!)の参加者が集まり、 幹事の先輩の素晴らしすぎる仕切りとサプライズによって大成功のうちに幕を閉じた。 僕も、15年ぶりに会う面々と、ブランクを感じさせないその場その時を楽しんだ。 OB会というと、昔話に花を咲かせる年寄じみた会になってしまいがちだが、 そこは!そんなすごい先輩をたくさん輩出している部なのだ。ただで終わるわけがない。 それもこれも幹事の先輩の「この会をどういう会にしたいか」と言うビジョンがあってこそ、と言うことが 翌日の先輩の日記から知ることが出来た。 ・楽しかった思い出を求める人の期待に応える ・懐かしみながら酒を酌み交わすような懐古的な会にしたくない ということであった。 OB(先輩)って何だ? 先輩の日記には、つまりこんなことが書いてあった。OB(先輩)のために現役(後輩)がいるのではなく、現役のためにOBがいる。 「これまで」のつながりを生かし、「これから」の絆をどの世代にも感じてもらえる会にしたい。そんな絆が広く縦のつながりを持って、それが力になったら、それはかけがえのないものになる。「いいことを教えてもらえる機会」こそが最大の資産なのだ。 ということ。僕も職場ではトレーナーをやっているが、 気をつけていたのは 「先輩として、なりたかった人には喜びを、特に気にせず成り行きでなっちゃった人には楽しみを伝える」 ということだ。 そしてこれから現場に出る新人を、僕の仕事が提示するひとつの目標に向かわせるため、トレーニングは「仕事を知ることを楽しむ場」でなければいけない、と言うこと。 「どう?楽しそうでしょ?」と呼びかけ、 「なれて良かった」と思ってもらえるように。 そしてこれは、全てがトレーナーの力量で決まってくる。 なんか、 一生懸命話してるのに何言ってるか分からなかったり、 自分はちゃんと説明しているつもりでも説明そのものが退屈だったり トレーニーが自分の思うように動いてくれないだけでイライラしてトレーニーに八つ当たりしたり 仕事が身についていないのに無理なプレッシャーを与えて「こいつは出来ない」と決め付けたり 仕事自体をほったらかしてるトレーナーを見たこともある。 好みの問題かもしれないが、 たとえば、OJTで、面と向かって、 「で、こちらの機材なんですが、名称を、●×△※、と言います」 なんて、B級弁論大会みたいな説明されて、 「この仕事楽しそうだな!」と思う人って、どれだけいるんだろう? 「これはね、●×△※って言います。みんな略して●×って呼んでるけどね」 で済む話じゃないか。 ガチガチに緊張してるのに、ガチガチな説明されて、ガチガチに必死に覚えようとする… 説明じゃない。呼びかけであり対話なんだと思う。 会話として自然じゃなきゃ、自然に覚えられないでしょう。 ただでさえ覚えることいっぱいあるのにね。 楽しければ、難しいこともいつの間にか覚えられる、と言うのは経験的に分かってるんだもの。 よく言われることだが、 自分が今もっているノウハウは、財産であり、それを後輩に分け与え、成長してもらう、と言うことこそが 先輩としての役目のひとつである、と言う事なのだと思う。 そして僕のトレーニーがやがてトレーナーになって、脈々と受け継がれる。 それこそが、先輩が言う「「これから」の絆をどの世代にも感じてもらえる」ことなのだと思う。 詳しい教育論は分からないけど、 これは仕事のトレーニングだけではなく、教育の一般論として成り立つ気がしている。 この幹事の先輩は、 先輩として「今まで」何をしてきて、「これから」何をすべきか、を提示してくれた。 そしてそれは、縦の信頼関係や絆が幅広く広がり共に「今」を生きることがあってこそ。 このOB会は、そんないろんなことを再認識させてくれる、とても良い機会になった。 さて、あっという間に閉店時間。 なんと最後に校歌を歌う、と言うことになった。 僕の高校の校歌は、なんと、 混声4部合唱のアカペラで、 毎年行われる合唱コンクールでは必ず課題曲として歌う、というすごい歌で、 さらにすごいのは、 作曲:山田耕作/作詞:金田一京助(!!!!!!!!!!) ということなんであります。 現役時代、「これが甲子園で流れたら面白いよね」と話していたのを思い出した!! いまさらその価値に気付く僕。 もっとすごいのは、卒業して15年以上経っている人が多い中で、 いきなり「校歌歌いま~す」と言われて、 ほとんどの人が歌えてしまう!!しかも頼まれてもいないのに自然にパートに分かれてハモり… ナンなんだこの人たちは。 僕はメロディーしか覚えてなかった… いやはや、充実の夜、であった。
2006.09.17
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