しあわせのかたち

しあわせのかたち

2004/08/11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さすがに自分で買うのは気が引けていたのだが、同僚が「読む?」というので借りて読んでみた。2日で読める軽い感じの恋愛小説だった。映画とドラマは見ていない。たぶんこの先も見ないだろう。(『バトルロワイヤル』は映画も見に行った。小説、映画とも秀逸)

かなり充実しているファンサイトは こちら 。

まずはいまさらではあるが、ザッとストーリー紹介をば(ネタバレ注意)。
主人公サクとその初恋の人、アキが中心人物。交換日記で愛を育んだ2人だが、アキが白血病に罹患。入院のため行けなかった修学旅行先のオーストラリアに行きたい、とアキ。2人は病院を抜け出して空港まで行くも、ロビーでアキが倒れる(「助けてください~」のシーン。泣き所)。そのままアキは帰らぬ人となり、10年後、サクはアキの両親とともにオーストラリアへ行き、砂漠でアキのことを想う。
途中でサクの祖父(初恋の人を50年間忘れられなくて、遺骨を盗む)のエピソードなどが入る。

柴咲コウの「泣きながら一気に読みました」という帯の文句で大ブレイクし、300万部を突破した大ベストセラー小説ですな。ふむふむ。

どうも世間ではこれが「純愛小説」として捉えられているらしい。
「純愛ってなんだ?」とは確かに考えさせられた。10年間、死んだ初恋の人を想い続けるのは純愛だろうか?



人間のなかには、大なり小なりこういった「奇麗な印象を残したまま相手(異性)の前から消えたい」という願望があるのだろうか。少なくとも現代はそういう風潮にあるのか。最初は女性だけかと思っていたが、よく考えると伝統的なハードボイルド小説もこういった願望要素を含んでいる。フィリップ・マーロウは毎回印象的なセリフを残してヒロインの前から消え去るではないか。男も一緒なのだろう。

それについて特に意見はない。私にはそういう願望はあんまりない、ということぐらいか。
好きな人のことはいい部分も悪い部分もよく知りたいと思うし、自分のこともよく知ってもらいたいと思う。
だらしない部分はできれば見せたくないとは思うが、そういう部分を「見せないまま終わる」という小説を、「純愛」だと言われると、「愛ってなによ?」と思ってしまう。

まあこういう小説を素直に楽しめるほど若くはなくなった、ということなのだろうか。

岸田秀先生によれば、人間が年中発情している(発情できる)のは、本能が壊れているからだそうだ。野生動物は本能で発情するが、人間は本能が壊れているから「幻想」がないと性交ができなくなってしまったとのこと。

若者たちが恋愛に対して消極的になるのは、むろん私の望むことではない。
したがって、こうした「幻想」を助長するような小説が売れまくるというのは、歓迎すべき事態なのだろう。しっかり夢見てくださいまし。



【追記】
いま気がついたんですが(遅)、「掲示板新着」というのに登録すると、日記が更新されるたびに楽天からメールが送られるんですね。
うーむ。。。私は通常、アップしてから読み返して、手直しします。


アップする前に読み直せよとも思うのですが、実際にHTMLになった文章と、その前段階でテキストで書かれた文章って、やっぱどうしても違いがあるんですよね。段落開けの場所とか句読点とか。

なので、私の日記を「新着登録」されている方のところには、更新されるたびに2~3通「更新されました」メールが届く、と。たいして内容は変わってないのに。

う~むむ、申し訳ないこってす。
この場を借りて御詫びしまする。たぶんこれは直りませんが、なるべくテキスト時の推敲を慎重にします。

といいつつ、この日記もアップしてから2回書き直したので、探し物を探す間もなく伏して御詫び中。どひー。





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Last updated  2004/08/11 08:25:28 PM


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