しあわせのかたち

しあわせのかたち

2004/08/12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ここ「楽天広場」には「テーマ一覧」という項目がある。
こんな感じ。

ザッと目を通せばわかると思うが、この楽天広場というシステムのメインユーザー層は女性であろう、と見当がつく。以前私は楽天のシステム管理側に「この楽天広場にはどれくらいのサイトがあるのですか?」と質問を送った。
その際に「男女比率は?」、「ID(ニックネーム)やサイト名での検索方法は?」、「サイト登録者の年齢構成比は?」といくつかの疑問点を合わせてメールで送ったのだが、回答は短かった。

「すべてについて、お答えできません」
とのこと。冷てー。

なので、これは私の推測でしかないことをあらかじめ断っておく。

メインユーザー層が女性であろうという根拠は、しょっちゅう盛り上がっているジャンルが「恋愛」、「育児」、「ペット」関連だからである。なんの因果かこのサイトによくいらっしゃるのが女性ばかりだから、というわけではない。
(当サイトは男女分け隔てなく歓迎いたします。はい)


簡単に言えば、「女性週刊誌の特集記事の羅列」っぽくはあるが、「男性週刊誌の記事の羅列」ではないのだ。(偏見か?)

私は基本的に「男」と「女」の間にそれほどの違いはないと思っている。
呉智英という評論家は「男がやることは女もやる」と書いていて、私はそれを支持している(ロシアなどでは女看守による男子囚人への強姦例があるそうだ。どうやってヤったんだ???)。

「母性」、「父性」という概念は人間社会が近代に入って作り出された幻想だということは、わりとよく知られている。いわゆる「母性本能」というのは「幻想」でしかない、ということですな。この認識は私が勝手に言っているわけではなく、 女性側から提出された概念 なので、文句のある方はそちらへどうぞ(無責任)。

私は「フェミニズム」という学問を信奉していないし、むしろ嫌いな分野ではあるけれども、その学問としての功績には敬意を払うし尊重もする。

またそれとは別に、精神分析学の分野における「男と女の認識の違い」には一定の説得力を感じている。これは斎藤学という精神科医の先生が分析したそうなのだが、男女の認識学上の違いは「生きることの意味付け」に関して、より表面的になるそうだ。

いわく、女性は子供を生む事ができる。自分のお腹のなかで「自分の子孫・別の生命」を育むことによって、「自分はなんのためにこの世に生まれてきたのか」というのを実感しやすい。それに対して男性はどう頑張っても妊娠、出産ができない。
この「自分はなんのためにこの世に生まれてきたのかが、男は実感しにくい」という、「存在の根本的な不安」があるから、男は歴史的に戦争だの経済だの政治だの哲学だの、抽象的で不確実で時に破滅的なものに頑張っちゃうのだそうだ。

多くの男が「国」なんていうよくわからんモヤモヤしたものに命を懸けてしまうのも、この「不安」があるからだとのこと。

いっぽうで、「妊娠・出産・育児」があるから、女性は「目の前の具体的な事象」を大事にする傾向があり、ひいて、料理や炊事や身の回りの人間関係などに敏感になる。男性はそういったものがないので、政治とか経済とかいう「ずいぶん先の抽象的な事柄」に熱心になる、ということらしい。

ひめゆり部隊 や 樺太真岡の九名の電話交換手 を冒涜することになろう。
(『氷雪の門』での「内地の皆さん、さようなら、さようなら」は何度よんでも泣ける)


私は「だから女はダメなんだ」とかいう言い方が嫌いだ。
男女の友情は成立すると思っているし、つまらない女性の数とつまらない男性の数は近しい数で比例するだろうと思っている。


男は男らしく、女は女らしく。そういう考え方が古くさくて手垢がついていて、しかもこういった「幻想」によって傷つく人たちが多いということは容易に想像できる。
できるんだがしかし、それを押しても、「男と女って違う」という考えを持っていたほうが人生楽しいと思っている。

「神」は幻想だ。でも「いる」と思っているほうが楽しい。
「幽霊」は幻想だ。でも「いる」と思っているほうが楽しい。
煎じ詰めれば量子力学だって宇宙物理学だって幻想ではないか。自然科学は「再現性」を重視しているはずなのに、誰もミクロの単位で飛び交う光子やブラックホールを見たことがないし、実験室で再現することはできない。「存在を証明できる」というのなら、いますぐ私の目の前に持ってきてくれ。

誤解してほしくないのは、私は自然科学における偉大な功績の数々をバカにするつもりはまったくないということだ。科学が宗教を押しのけて発展したおかげで、私のような軟弱な男でもなんとか生きていける。「楽しいか/楽しくないか」についてだって、非ユークリッド幾何学の成立やフェルマーの最終定理の証明などはスリリングで非常に好きだ。最も自然科学的な学問と言われる数学や工学にロマンを感じた事は一度や二度ではない。

けれども、「そう思っていたほうが楽しいなら、それでいいぢゃん」とは思う。
男と女には、生物学的な違い以上の、もっと心の根っこのほうで違うものがある。ような気がする。あったらいいな。あるだろ、きっと。これについて私と別の信仰をお持ちであるならば、どうぞご自由に。代わりに私が楽しいと思うものに口出ししないでね、と申し上げるのみだ。

東大医学部で解剖学を突き詰めていったら現代社会思想の最先端に行き着いて、『唯脳論』で現代哲学界を震撼させちゃった養老孟司氏は語る。

==============(引用開始)==================
 私のところにパンフレットを送ってくださる人がある。それに手紙が付いており、論評してほしいとある。ちゃんと返信料つきの封筒が入っている。パンフレットの表題には『霊魂の自然科学的証明』とある。そのまま放置するのも悪いので、「自然科学的に証明された霊魂など、面白くもおかしくもない、霊魂はもっと高貴かつ不可解なものであってほしい」旨、返事を書いて送った。そうしたら今度は、元のパンフレットの三倍以上の厚さの、同じ表題のパンフレットが送られてきた。まだ納得していないと思われたに違いない。また返信用封筒が入っている。これに返事を出すと、次回にはどれだけの厚さのパンフレットが返ってくるのか。それが恐ろしくて二度と返事が出せない。(中略)

 先生は霊界があると思いますか。そう尋ねる人が多い。そういう時には「もちろんある」と胸を張って答える。そもそも「ない」ものについて語ることは不可能である。それなら、どこにありますか。頭の中にある。
=========(『カミとヒトの解剖学』より引用終了)==========

健全な科学とは、こういう思想をいう。
男と女の性格的な違い? ありますよ。頭の中に。

上記は良書ですので、探し物がある方は上記をお薦めします。
何か見つかるかもしれません。





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Last updated  2004/08/12 08:04:16 PM


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