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LOHASでもエコも結構だが、つくろいものという最も身近な技に目を留めることも大切なことだろう。何よりも、侘び茶という我が国の伝統がつくろいの技、景色にまで、美観を発展させていったことを考えさせられる。モノを大切にする、そして繕い物の味を美として味わう、傷までをも景色と見立てた精神の文化。エコポイントという空語に狂騒する時勢には静かに顧られるべきだ。C
2010.12.17
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発掘品と伝世品にとの差異、贋作に共通する特徴などが人工風化や再焼成実験などを重ねて実証されている、その他、古陶磁にまつわる事柄の硬質なテキストととして利用価値がある。研究者の分際が弁えられている点がいい。実証は実証としてちょけていないところが信頼を寄せられる点だ。美として、生業として骨董の世界を云々するに最低限の「勉強」。C【送料無料】古陶磁
2010.12.16

福音館の基礎をつくった著者の絵本を巡るエッセイ集。本気で子どもによいものを、出来るだけ良いものをと考えてきた編集者である。ディズニー絵本がなぜ駄目なのか、絵本は大人が子どもに読み聞かせるもの、等々、大いに蒙を啓かれた。具体的に名作を挙げてあるのもありがたい。C
2010.12.15

立原正秋という小説家が執心したやきもの、正統的芸術的といえようが、その鋭敏な審美眼には何かが欠落している。何であろうか。どこか閉じている、やきものというもの、それを使い、或いは作って来た者、その歴史への懐かしい愛情といったものか。窯元探訪はよいが、「この地に旨いものはひとつもない」などと書けてしまう美食家である。我が国陶芸の草創の、数寄ものたちの勇躍やふかふかとした気分は見過ごされている。矢張りリアリズム。E
2010.12.14
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骨董の真贋をめぐる人間模様の描写と、それらの経験から著者が培ってきた人生訓や美意識は、そこらの美術評論家の言を遥かに凌いでいる。しかし、この著者、上品さの裏にかなり業の深い経験を経てきた人物と見える。眼鏡の奥の眼光は鋭い。ノンフィクションとしてもスリリングで、読み応え十分。B【送料無料】ニセモノ師たち
2010.12.13

廃材で作った粗末な、情けない、しかし潔くもある。見たい知りたいという「床しい」という気分の現代的具象は小屋という代物だった。そこには少年の冒険心もいじらしい郷愁も収まっているかもしれない。しかし、アングルはいまひとつ。C
2010.12.12
この感傷と鬱屈とリリシズムは、そのまま萩原朔太郎の詩と響きあう。B
2010.12.11
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記述はつまらないが、それでも古いものと気軽に付き合うという暮らしのイメージを与えてくれる。D【送料無料】そう、これも骨董なのです。
2010.12.10
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漆器、それも日常使いということに焦点を当てたという点、益するところ多し。一度本物を使うと、プラスティックのものの何ともいえない情けなさが嫌になる筈だ。こんな面倒なものを今も作っている職人の為に、こういう小洒落た啓蒙書も必要だろう。C【送料無料】毎日つかう漆のうつわ
2010.12.09
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日本人はまるで子どもを育てるように植物を育ててきたということが良く判る。D【送料無料】名人庭師剪定・整姿の知恵袋
2010.12.08
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楽しいのは本人だけ、本著には何の読みどころも無い。言語比較論も稚拙極まりない。之だけ世界の言語を知れば、もうちょっと何かを掴めるだろうに。ともかく、ただ、こういう人がいるということだけを知った。F【送料無料】世界中の言語を楽しく学ぶ
2010.12.07

不景気がつづく一方で、女性達の一部は本著のような地に足のついた、それも懐かしい新しい暮らしの在り様を見つけ出すだろうか。なによりも芳しく匂やかな歓びをもって小さなことごとが綴れられているのがよい。C
2010.12.06
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前半の考証はスリリングではない。最後の源氏と晶子訳との関係に至って、矢張り専門家ならではの筆が躍如している。晶子源氏の罪をはっきりと現代と古典の離別に帰する当り、堂々たる評論である。D文豪の古典力
2010.12.05

小林秀雄が長編評論の書き手としては?が付くという指摘はおそらく初めてのものだろうし、そういえばという点も多い。だが、保田與重郎の『本居宣長』の書評がオマージュであると考えるのは如何なものか。あれは、褒めながらけなすという関西弁の文脈で読まなければならない。その他は、回想記ならではの率直な語りが面白い。C
2010.12.04
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「病気」をキーワードにすると文学論として粗雑になる。漱石や芥川や太宰などで試みられたが、大抵レッテルに拘泥しすぎてつまらない論文が多い。本書は、光とイメージで行こうとするが病気云々ではどうしようもない。後半の反ユダヤ主義としてのドストエフスキーはよくまとまっているが。E永遠のドストエフスキー
2010.12.03

習作期のロレンスも矢張りロレンス。好きな人にはたまらない初期短篇集。C
2010.12.02

ありし日の大阪の文人の風姿がよく記録されている。大阪も少し前までは、捨てたものじゃなかった。今は、無茶苦茶。D
2010.12.01
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