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駒場アゴラ劇場の企画「キレなかった14才りたーんず」。やっぱこれは見とかないとなぁと思いたち、白神ももこさん演出の「すご、くない」を観にいく。良かった。 ゆるやかな動きからわきあがるイメージ。 脳が溶けるかと思った。 悪い癖で、最初は隠された意味などを探ろうとしてしまったのだが、開始10分くらいからは、そこにあるものをそのまま受け止め、楽しむことにする。そこからは俄然面白くなり、まるで遊泳でもするような心地よい観劇体験ができた。 終演後、見覚えのある顔を見つける。草食系男子の代表のような柔和でかわいらしい顔。 劇団こゆび侍の主宰・成島秀和くんだ。なんたる偶然。彼には近日中に「お茶しましょう」という誘いのメールを送ろうと思っていたのだ。そんなわけで「お茶しましょう」と誘い、劇場前のケーキ屋でセットを頼む。 木苺のムースを小さく切りながら食べる成島君を見ていると、自分はモンブランではなくこの少年を注文したのでは、という錯覚にかられ周りの目が気になった。 観劇後の感想を言い合ったり、こないだの彼の芝居「エスカルゴ」について質問をしたり、お互いの演劇観を話したり…ものすごく楽しかった。面白い芝居が観れて、素敵な演劇友達もできた。 今日はいい日だ。
2009.04.30
舞台版「ジョジョの奇妙な冒険」書いてみませんか?というオファーを3年くらい前から待っている。できれば、第四部。
2009.04.29
劇団コーヒー牛乳の「男の60分」を観てきました。以前から観たかった劇団と言うこともあり、某企画会議で劇団主宰の柿ノ木タケヲさんとご一緒する機会があり、劇団員の石黒君が僕の書いたラジオドラマに出演してくれたことがあり、「もう見るしかないべさっ」という気持で仕事の合間に強行観劇してきました。面白かったー!うーん面白かったー!潔い直球勝負なお芝居。熱さが客席にまで伝わってくる、まさに「演劇」。観に行って本当に良かった。 しかしながら、こないだのカスガイといい、今回といい「ラストのシーンは不要なのでは」と思えてしまった。僕も書き手なのでよく分かるのだが、そういうふうに感じるエピローグと言うのは、大抵作家さん(演出家さん?)が最初に描きたかったものの名残だったりする。 書いている中、作っている中で、芝居は少しずつ形を変えていくことがある。そんな時、最初から決めていたラスト、思い入れのあるシーンと言うものがそのまま残ってしまう場合がある。まるで演劇人の残留思念の如く。それは物語の観点から言うと不純物なのだけど、意外と作り手の一番「核」の部分を表していたりして興味深かったりする。 「男の60分」を観ている間中、これを書いた人は本当に優しい人なんだろうなと感じ、ラストにいたっては羨ましいとすら思った。本当に人間が好きな人じゃないとあの芝居はつくれない。そんなふうに、思った。
2009.04.26
月曜は狩野和馬さんのホームグラウンド、イノセントスフィアの「ゲニウスロキ」を観劇。「ファンタジーと現実世界の融合」のお手本のような丁寧な脚本だなあと。最初、セリフが聞き取り辛いところが多く(僕が難聴と言うのもあるのだが)正直、中盤までなかなか入り込めなかったのだけど、それでもラストのたたみかけは圧巻。完全に和馬兄やんに持っていかれた。 火曜は一日部屋にこもり、依頼されてたシナリオをあげる。ちゃぶ台で一日PCに向かうのが辛くなってきた。誰かPCデスクください。そしていい感じの椅子をください。ある日突然家の前に置かれていても全然びびりません。「ありがとう、僕のあしながおじさん」とか何とか言って空を見上げて細い眼を見開きますから。 木曜日は企画会議に呼ばれる。劇団の主宰さん達が揃い踏み。そんな人たちとあーでもないこーでもないみたいなトークを繰り広げるのは本当に面白い。あと、ゲームのお仕事が本格的に決まりました!近く報告できればいいなあと。とりあえずは知恵を絞ります。あと自分でもプレイできるようにPSP買います。 そして今日は王子小劇場に玉置くんのプロデュース劇団・カスガイの「リビング」を観にいった。脚本はキリンバズウカの登米さん。ドロドロな話だと聞いていたけど、思ったよりダークさは感じなかった。姉弟以外の登場人物達のエピソードがうまく噛み合っていない気がしてしまい、メタファー的な意味でもあるのか分析を試みてもどうにも分からなくて、「うーん」とうなりながら観てしまった。しかしながら、終盤「どおりゃああ」と力技で持っていかれるような面白さは確かにあって、なんとも不思議な観後感。玉置くんの演劇に対する真摯な姿勢を感じて「負けてられないなあ」とぼんやり思ったりした。
2009.04.24
本を読み終える。二日で四冊。結構なハイペース。本は行き帰りの電車の中だけで、一週間くらいかけてじっくり読むのが好きなのだが、資料本なのでそうも言ってられない。内容だけデータとして頭の中にたたきこみ、ざっくり分析。 落ち着いたらちゃんと読み返すから許してほしい。本当に面白い本は何度読んでも面白い。洒落たセリフがなくても、どんでん返しがなくても。 そして読む時の年齢・心境・立場などによってまったく別の面を見せてくれる。だから一度読んだだけで分かったような顔はしたくないのだ。 「チェリー」も「猫背の王子」も「重力ピエロ」も「でかい月だな」も「風に舞いあがるビニールシート」も「三月は深き紅の淵を」もまだまだ知らない側面がたくさんある。
2009.04.19
お昼にゲーム会社の方と打ち合わせ。 今年はいろんなところからお声をかけていただいて、初体験なお仕事や企画が多い。 ありがたいことです。 期待に応えてかないとね。レスポンス早くしてかないとね。 夜は下北沢。らくだ工務店「日曜日の使者」を観にいく。客席が豪華すぎてびびる。注目されてるんだなあ。そんな中がっぷり最前列。座高高くてすいません面白かったー。最近褒めてばっかだけど本当に面白かった。今まで観たらくだ工務店の芝居の中で一番面白かった。シンプルだけど笑えてビターで。役者さんがみんなうまい。みんなうまいってすごいことだ。
2009.04.16
大好きな小説「夜は短し歩けよ乙女」の舞台化。こいつは観ねばと千秋楽に滑り込み。面白かったー。ものすごくよくできた学芸会のようで。もちろん褒め言葉。実に演劇らしい演出で、原作の面白さがきちんと形になっていたと思う。まさかあの象の尻を拝めるとは。乙女役の田中美保さんには賛否両論あるようだが僕は好き。渡部豪太さんの一生懸命な演技と相まって「がんばれー」と応援したくなるような、親目線な観劇体験だった。 その後スタバのオープンカフェで読書。最近この「外読書」がマイブーム。ところが読み終えた本があまりにも面白く、あまりにも感動的だったので、道行く人の視線も気にせずぼろぼろ泣いてしまった。感無量。何を読んだかは秘密です。本当に素敵な物語は一人占めにしたい、と思ってしまうのです。心が狭いのです。
2009.04.15
ファンタジー作品を執筆するので、ファンタジー映画を見よう。という短絡的な考えにいたり「テラビシアにかける橋」を観る。面白かった。泣いた。最近の僕は登場人物の気持さえ通っていれば、たいてい泣いてしまう。気持ちが通る、ということがどういうことなのか、この歳になってようやく。本当にようやくうーっすらと分かってきた。少なくとも指摘ができるようになってきた。改善させるにはまだまだまだまだ力不足だが。そして演劇において「気持ちが通ってる」、ということは、演者の気持ちが実際に通っているという「事実」よりも、「そう見える」ということの方が大事だと思うようになってきた。実際に通っているかどうかはある意味で精神論であって、それを提示する肉体の動きがあってはじめて舞台上で「気持ちが通っている」ことになるのだ。精神と肉体を意識的に作り出し(それを誰かに見せるということも含めて)形作れる人間こそが本当に素晴らしい役者なのだと思う。 とまあついつい理屈っぽい話になってしまったが、僕程度の演劇人の論はとりあえずおいておいてテラビシアである。 少年少女の演技もその見せ方も巧みで、大絶賛ではないがとても好感の持てる映画だった。前知識がなかったのも良い方向に働いた。 しかしネット上だと最後の展開が納得できないと言う人が意外に多くて驚いた。確かに最後の方のセリフとか映像演出とかが微妙だったり、なければいけないはずのカットが無かったりと不満がないわけではない。だがまさか展開自体が受け入れられないとは思わなかった。 やっぱりファンタジーって分かりやすいハッピーエンドが求められてるのだろうか。だとしたらかなり複雑だ。 「パンズラビリンス」や「パコと魔法の絵本」もそうだが、現実の苦しみや理不尽さをきちんと描いた上でこそのファンタジーだと思うのだが。 今回の自分の作品はその辺のバランスがきちんと保てるだろうか。
2009.04.13
かっこいい人です。水野美紀さん。一緒に舞台やりたいなあ。 戯曲としても面白いです。次回は観るぞ「プロペラ犬」
2009.04.12
演劇誌「せりふの時代」今月号で、わかぎゑふさんが「この世界にはない音楽」の感想を書いて下さってます。武藤さんがベタ褒めされてます。 でもってでもって。その文章の中に 「本がよく書けていた」 というなんとも勿体ない一言が書かれていたのです! すげえ!わかぎさんに褒めてもらった! 相手が誰でも褒められるのは嬉しいのだけど、わかぎゑふさんのような大先輩の作家さんに言われると嬉しさを飛び越して舞い上がる。 20代後半。まだまだ書きたいものが分かりません。でも今はそれでいいのだと思っています。 分かったような顔した途端に、「演劇」も「ものがたり」も新しい面を見せてくれなくなる。それが本当に本当に怖いのです。 あがきます。たまにこうやってご褒美をもらえるおかげで折れずにやっていけますから。
2009.04.11
新作の執筆を開始しようと喫茶店へ。どこに入ろうか迷う。 すみかの川口駅周辺には「おしゃれ」な喫茶店がないのだ。スタバ、ベローチェ、シャノアール、サンマルク、ドトール、ターリーズ、イタリアントマトとチェーン店は一通り揃っている。しかし、雰囲気に酔えるようなおしゃれカフェがのないのである。おしゃれBARはあるのだが、店員に見とれて筆が進まない。「おしゃれ喫茶、おしゃれ喫茶」と呪文のようにつぶやきながら、商店街を2往復ほどし、途中で月間特選のインスタントココアを買う。そして歩き疲れたのでジョナサンに入った。 ドリンクバーに野菜ジュースをジョロジョロと注ぎながら思う。 まずい。僕の生き方がおしゃれじゃない。
2009.04.10
去年、空想組曲に出演してくれた陽ちゃんこと齋藤陽介くんとデート。会った瞬間にカスタードクリームみたいな金髪が目に入り開口一番「色気づきやがって」と毒づいてしまった。 絶対黒髪の方がよかったのに。少なくとも僕の好みだったのに。 一緒に板倉チヒロくんの出ているポかリン記憶舎のcafe公演『humming3』を観劇する。はじめて喫茶店公演が素敵だと思えた。窓から差し込む明かり。午後5時のチャイムの音。風。空。 嗚呼、この世はすべてひとつの舞台。チヒロくんの雰囲気はいいなあ。何と言うか、一つしかない感じ。僕は一つしかないものは好きです。 終演後、陽ちゃんと寿司を食べに行く。回転寿司は周り続ける皿が永遠を感じさせるので大好き。最近観た映画とか舞台とか結構いろいろ話したんだけど、どうにも別れがたくて食後のコーヒーにも付き合ってもらう。頭はいいくせに計算ができない陽ちゃんを見ていると、どうにも演出欲が出てきてしまう。「僕らの声の届かない場所」で陽ちゃんにやってもらった桜坂と言う画家の役は、彼の人生観や現在感じているであろう悩みなんかを僕なりに分析・解釈して抽出した、完全なるあて書きだったんだけど、今度はさらに踏み込んだ役をやってもらいたいと思う。これまでの人生で、陽ちゃんがまだ味わったことのない絶望を感じさせたい。ああ。想像しただけでわくわくする。 そんなわけで近いうちにまたよろしくです。その時は黒髪に戻しておいてくれることを希望。好みじゃないのです↓
2009.04.06
クロムモリブデン主催のお花見にお邪魔させてもらう。クロムの亮さん、薔薇さん、ワレタさん、久保さん、とかげさん、瀧川英次さん、佐藤みゆきさん、他にも初対面だけどあちこちで活躍してる役者さんがいっぱい。別場所で花見してた今奈良さんまで来てくれたり。 もう、芝居が3本くらい作れるんじゃないかという豪華な顔ぶれ。実は昨日別件の飲みがあり、一睡もしないままでの参加だったんですが、楽しすぎて夜まで参加。夜桜まで見ちゃいました。瀧川さん考案のカードゲーム「TAKIGAWA」で盛り上がり、佐藤みゆき嬢のお手製料理の数々に舌鼓をうち(チヂミが絶品)、薔薇さんにこれ以上ないってくらい「小さなお茶会」の脚本のことを熱っぽく褒められ、真っ赤になったりした。 ただ、薔薇さんはその後、同じくらい熱っぽく、近くの席で花見してた女性の巨乳具合を語っていたので、「薔薇さん、もしかして酔っ払ってるだけですか」と不安になったりした。演劇論からエロトークまで話題は尽きることもなく、とにかくめちゃくちゃ楽しいお花見でした。 写真は左から薔薇さん、瀧川さん、亮さん。妙に芝居がかった立ち姿のお3人さん。
2009.04.05
劇団「競泳水着」の主宰・上野くんと夕食。来週から稽古がはじまるとのこと。忙しい時期にごめんね。 上野くんとサシで話すのは初めて。 男二人で焼きプリンだの抹茶ティラミスだのを食べながらお互いの団体のことやら、今後の展望やらを徒然に。上野くんは物腰が柔らかく、会話も上手な好青年。 ただし血液型がB型なのが気にかかる。本当は君、そんないいやつじゃないだろ、と疑ってしまう。 B型の主宰にそんないいやつがいてたまるか。B型の主宰の僕が言うんだから間違いない。 競泳水着は5月に公演があるとのこと。 上野くんの脚本はまだ数えるほどしか観てないけれど、なんというかドルチェのような甘い感じがして好きなのです。なおかつカラメルソース的な苦味があるのも好きなのです。しかも今回は稽古前に台本が上がっているとのこと。そんなわけで次回公演の完成度に期待。 別れ際、「一緒に何かやるなら『空想水着』ですかね」と言われる。絶対にHなのを想像して観にくるお客さんがいるんではないだろうか。
2009.04.03
先ほど風琴工房の主宰、詩森ろばさんのブログを見て心が震えた。演劇というものに対し、表現と言うものに対し、なんて全力な人なんだろう。その潔さ。その気高さ。自分が恥ずかしくなる。 コラボ企画のユニット名『ほさかくんとろばちゃん』にしましょ、なんて言ってごめんなさい。しかも今度会った時に第二候補として『時にはロバのように』を提案しようとしてました。ほんとごめんなさい。
2009.04.02
「君のためなら千回でも」「太陽がいっぱい」「エリザベスタウン」「アナコンダ2」 脚本カタカタやる合間に雑食気味に映画を見ていたら、新作の空気が来た。 なんだか新作の種みたいなもんが「ぽわ」っと生まれた。なんだか今まで書いたことのない種類の本の気がする。なんだか面白そうじゃないか。 ぽわぽわ。ちなみにヘビは出てきません。多分。
2009.04.02
新宿で武藤さんとお茶。武藤さんはこのところずっと稽古と本番で多忙だったので、何気にむーとぴあ終わってからちゃんと話すの初。芝居観にいった時、挨拶とかはしてたけど。エクセルでケーキ食べながら「もう2か月も経っちゃったねー」みたいな話を。武藤さんとの何気ないおしゃべりはすごく楽しい。やっぱり好きだなあ。人妻だけど。あっという間に時間がたっちゃう。一緒に暮らしたら楽しいだろうなあ。だから人妻なんだって。 稽古前とのことなので、今後の話なんかをちょこっとしてお別れ。 その後、池袋のサンマルクでふーみんとお茶。ドリンクメニューに「ブラック190円」、「ブレンド200円」とあって、なんじゃそりゃみたいな話になる。だって「ブラック」ってブレンドの「ブラック」じゃないの? どう違うの?味?豆の種類?心意気?試しに一つずつ注文したら見分けすらつかない。降参して店員さんに聞いたら予想外の解答が。「ブラックには砂糖とミルクがつかないんです」ええー。言われてみりゃあなるほどだけど…それってどうなの?それで10円とるってなんかケチじゃない?しかしブラックしか飲まないふーみんから言わせると「ちょっと得した感じ」とのこと。なるほど。逆転な発想ね。甘党のほさかは砂糖とミルクしっかり入れます。ブラックなんてあんな地獄の汁みたいな苦いものは飲めません。 その後ふーみんと別れ、渋谷のダイニングキッチンで卓ちゃんと飯。久々にサシで会う気がする。週3くらいの勢いでデートしてた時期もあったなあ。なんだか昔の恋人に会うような不思議な気持ちだ。お互い変わってないねえ、みたいな話になるけどそれはそれでどうなんだ。若々しいと言うよりは老け損なってる気がするぞ。 そしてもう一度池袋に戻ってまさぴと少しだけ飲む。まさぴは演劇人以外では数少ないほさかの親友の一人。恋人とのノロケ話なんかを「はいはい良かったねー」みたいな感じで聞き流す。ここは居酒屋だぞ。持ち込み禁止だぞ。幸せは。 思い返してみると何だ今日のこの過密スケジュールは。めちゃくちゃ寂しい人みたいじゃないか。ちくしょう。あながち否定できない。 まるで好きな料理をちょこっとずつ食べたみたいだ。一品づつは喰い足りない気もするけど、これはこれで悪くない。月に一度はこんな日があってもいい。あってもいいぞ。 ああ。まさしく寂しい人の発言だ。ちくしょう。その通りだ。
2009.04.01
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