2005/02/16
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 必ず最初の2月7日「マメオトコプロローグ1」から読みなはれ!切に願う!


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「ドサッ」







その時、おれたちの後方から、

何かが床に倒れるような鈍い嫌な音がした。




ハッっとして振り返る。

廊下の途中で神戸が倒れている。

「神戸!!!」






その瞬間、ヌルッっとした嫌な感触がおれの手に伝わる。



「うわっ!!!」

驚いて神戸から手を離す。

「ゴンブッ!!」

神戸の後頭部が床に当たってさらに鈍い音をたてる。

今の感触・・・・・なんだ?・・・・

弱い非常灯の明かりに照らされたおれの手は・・・・・・・

真っ赤に染まっていた。




な・・・・何コレ?





一瞬のことで訳が分からない。

神戸を見ると、ちょうど胸の辺りから真っ赤な液体がしたたっていた。



遅れて駆け寄ったモコトが大声で叫ぶ。

目の前が真っ白になる・・・・・

「神戸!!神戸!!!」

みんなが神戸の顔をはたく。

モコトがここぞとばかり力一杯殴っている。






「ブウォッホ!」

という咳と共に神戸がこの世に甦った。

「ぼぉくは・・・・・」

血で真っ赤に染まった神戸がゆっくりと口を開く。

顔も所々腫れあがって、もはや人間のそれではない。

まさしくホラー映画さながらのゾンビ。

「うわぁぁぁわわあわわわあびゃびゃばやばあ!!!!!」

一番殴っていたモコトが絶叫しながら、一番に神戸の側から飛び退く。

「ぼぉくは・・・どうしたんだろ?」

ゾンビ神戸はキョトンとしている。

「神戸・・・何があった?」

バビシャがゾンビ神戸に問いかける。

「いやぁ・・・・途中で急に転んじゃって・・・てへへへ。」

ゾンビらしからぬ口調で神戸が答える。

「お前・・・胸から出ているその血はどうした?」

タックが神戸の胸を指さしながら聞く。

「ん?・・・・血?」

ゆっくりとゾンビ神戸は、自分の胸に目を向ける。

そして自分の胸の血を見た瞬間、白目を向きながら泡を吹きだして倒れた。

気づくともう一人泡を吹き出して倒れている男もいた。

言うまでもなく・・・・モコトだ。





どうやらゾンビ神戸は自分が死んだことに気づいていなかったようだ。

安らかに眠れ・・・・・

おれは、そう神に祈りを捧げてみた。




「おい。こいつ・・・・傷してねーぞ。」

ヒロが神戸の服を脱がして、チェックしている。

おお!ようやるわ。

「やっぱ、どこにも傷がねー。しかも生きてるぞ。」





「あれ?マジで?ほんまかいな。」

ゾンビでないと分かった瞬間、何事もなかったかのようにモコトがしゃしゃり出てきた。

どうやら神戸は自分の血を見て気絶しただけらしい。

全く人騒がせな男だ。

顔が人間らしからぬ顔に変形していたのは、モコトが殴り続けていたからだ。

ひでーやつだ。

「でも、この血は一体?」

ヒロが首を傾げる。

「おい、これ見ろよ!」

タックの言った場所に目をやると、そこには血のみずたまりがあった。

血だまりとでもいうのだろうか?

ちょうど神戸が倒れた辺りだ。

どうやら俺たちはこの暗さでここに血があることに気づかなかったようだ。

神戸はこの血で滑って気絶したのだろう。

その血は点々とこの先に続く廊下に続いていた。

「この血をたどるしかねーな。」

タックが凛々しい顔つきになる。

「いややーー!!いややーーー!!!!あびゃーびゃびゃびゃ!!!」

モコトがダダをこねるが、こうなったらもはやこの先に進むしかない。

おれも、もはや緊迫の連続に疲れすぎて、開き直ってきたぜ。

一体この先で何が待ち受けているのだろうか?





もはやみんなの顔には笑顔は無かった。




その血を追って進むと、そこに一つの部屋が見えてきた。

表札に書かれた文字は・・・・・・





「美術室」






「ここか・・・・・・ついに来たぜ。」

「マジで、変な奴がいたらボコってやるぜ。これでめった打ちよ。」

タックが途中の教室からパクったモップを強く握りしめながら言う。

「マジでやったんぜ!!完全にキレたぜおりゃぁぁぁあああああ!!」

珍しくモコトが完全にキレた宣言をした。

こいつが完全にキレたらどうなるか分からないぜ。



「よし、行くぜ・・・・」

バビシャが静かに言う。

皆が頷く。

そして、バビシャが勢いよくドアを開いた。

「オララララララララッ!!!!」

みんなが一斉に飛び込む。!!







と、思ったらバビシャだけしか飛び込んでいなかった。




残ったみんなと目が合う。

みんな気まずそうだ。

くそ。考えることはみな同じなのかっ。くっ。

危険だからちょっと遅れて入ろうとおもったんだがな・・・

恐る恐る中を見ると、バビシャが鬼の形相でこちらを睨みつけている。

気まずい空気を体にひしひしと感じおれ達はうつむき加減で中に入った。


良く見ると暗闇に2人の男が立っている。

「お前ら何者んだ!!!コラッ!!ボらっ!!ゴルラッ!」

ヒロが今までの分を取り返そうと、威勢良くふっかける。

しかし2人の男は何もしゃべず、全く微動だにしない。

「なんか言え!こらっ!!」



タックが持っていたモップを全力筋肉で相手に投げつける。



モップは見事に左の男に命中し、その男はそのまま倒れた。

まるでドミノ倒しのように、棒立ちのままで・・・・

男は起きあがらない。

「!!?」

おかしい。

なぜ全く動かない?

もう一人の男も已然として動く気配は無い。


「コラッ!!・・・・ボらっ!!・・・・ゴルラッ!コラッ!!・・・・ボらっ!!・・・・ゴルラッ!」

おれ達は、口調だけは強気で、恐る恐るその2人に近づいていった。






つづく。















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Last updated  2005/02/16 11:57:12 PM
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